JPH0232567Y2 - - Google Patents

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JPH0232567Y2
JPH0232567Y2 JP19343386U JP19343386U JPH0232567Y2 JP H0232567 Y2 JPH0232567 Y2 JP H0232567Y2 JP 19343386 U JP19343386 U JP 19343386U JP 19343386 U JP19343386 U JP 19343386U JP H0232567 Y2 JPH0232567 Y2 JP H0232567Y2
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container
cylindrical body
opening
sealing material
folded piece
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、開口部を封緘材で密封した容器に関
するもので、本考案の容器は、確実に密封するこ
とができ、例えば粉末洗剤容器として好適であ
る。
〔従来の技術〕
開口部を封緘材で密封した容器に関する従来の
技術としては、特開昭56−151672号公報及び実開
昭55−44729号公報に記載のもの等が知られてい
る。
即ち、特開昭56−151672号公報には、胴壁上部
に口縁カール部を形成した紙製コツプに、天板裏
面の所要位置に接着剤を塗布した蓋体を被蓋した
容器が記載されている。
また、実開昭55−44729号公報には、開口部に
フランジを形成した紙製等からなるコツプ状容器
本体に接着剤を塗布し、アルミ箔単体等からなる
蓋を溶融接着した容器が記載されている。
また、開口部を補強した容器に関する従来の技
術としては、実開昭55−98708号公報に記載のも
の等が知られており、該公報には、側壁に連設さ
れた折曲部を内方に折曲げて接着し、開口部を形
成した容器が記載されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の従来技術は、以下のよう
な問題点を有していた。
即ち、特開昭56−151672号公報に記載の容器に
おいては、口縁カール部を形成してあり、蓋体を
口縁カール部に被蓋して接着のため押圧するよう
になしてあるので、口縁カール部が若干変形する
等の理由で、線状ではなく帯状に蓋体が接着さ
れ、開口部を蓋体で確実に密封することはできる
が、多角柱状の容器に口縁カール部を形成した場
合には、角部に裂目ができ密封できない。
また、実開昭55−44729号公報に記載の容器に
おいては、開口部にフランジを形成し、該フラン
ジの幅を接着剤を塗布するのに充分な寸法とする
ことにより、開口部を蓋で確実に密封することは
できるが、フランジに蓋を押圧するとフランジが
蓋の反対方向に逃げてしまうので、確実に密封す
るためには、フランジ押え装置等が要求される。
又、側壁の厚みを厚くしてフランジを省略した場
合には、コツプ状容器本体の強度が必要以上に大
きくなり、資材のロスが大きい。
尚、これらの公報に記載された容器は、口縁カ
ール部又はフランジが開口部の側方に突出してい
るため、複数個の容器を段ボール箱等に収納する
ときには、乱れ防止のための仕切壁等を設け、各
容器をそれぞれの区画に収納する必要があつたの
で、これらの突出部を必要としない容器が望まれ
ている。
また、実開昭55−98708号公報に記載の容器に
おいては、開口部を補強することはできるが、封
緘材で開口部を密封することについては何等の記
載も示唆もない。仮に、開口部を封緘材で密封し
ようとしても、折曲部が内方に折曲げられ、開口
部の周縁先端部が側壁の厚みを半径とする半円状
に形成されているため、封緘材を線状に接着し得
ても帯状には接着し得ず、確実に開口部を密封す
ることはできない。
従つて、本考案の目的は、簡易にして確実に封
緘材で開口部を密封ができ、しかも開口部側方に
突出部を要しない多角柱状の容器、例えば粉末洗
剤等の容器として好適な容器を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、多角柱状容器の筒状胴部の少なくと
も一端に設けられた開口部を封緘材で密封した容
器において、上記筒状胴部における上記開口部側
の縁部に、外方から設けた半切り線を介して折返
し片を連設し、該折返し片を上記筒状胴部の内側
に折返したことを特徴とする容器を提供すること
によつて上記の目的を達成したものである。
〔実施例〕
以下、本考案の容器を図面に示す実施例につい
て説明する。
第1図は蓋体を省略して示す本考案の一実施例
の分解斜視図、第3図は本考案の一実施例の組立
完了後の斜視図を示すもので、これらの図面にお
いて、1は筒状胴部2の一端(上端)に開口部3
を有する四角柱状の容器本体、4は容器本体1の
開口部3を密封する封緘材、5は封緘材4の密封
後筒状胴部2の上端に被蓋する蓋体である。
而して、本考案の容器においては、筒状胴部2
における開口部3側の縁部に、外方から設けた半
切り線6を介して折返し片7を連設し、折返し片
7を筒状胴部2の内側に折返してある。
実施例について更に詳述すると、折返し片7
は、容器本体の展開図を示す第4図の如く、胴貼
片20と共に筒状胴部2を構成する4枚の胴板2
1それぞれに、半切り線6を介して連設してあ
る。そして、折返し片7は、第2図bの状態から
第2図aに示す如く半切り線6部分が開くように
筒状胴部2の内面に折返してあり、且つ筒状胴部
2の内面に接着剤8により接着してある。そし
て、更に、折返し片7は、提げ手9を止めるリベ
ツト10により、筒状胴部2と共にリベツト止め
してある。尚、半切り線6の深さは、半切り線6
を開くように折返し片7を折返した場合に、半切
り線6が開くことによつて形成された部分がなる
べく平担となるように、筒状胴部2又は折返し片
7の厚さの2/3〜1/2とするのが好ましい。
又、折返し片7は必ずしも筒状胴部2に接着しな
くても良いが、接着した方が筒状胴部2の開口部
3の縁部を補強できるので好ましい。
また、容器本体1の底部は、第4図に示す底板
フラツプ22により、従来品と同様に封緘してあ
る。又、封緘材4としては従来品と同様なものを
使用してあり、蓋体5は、筒状胴部2を被蓋する
形状となしてあり、被蓋後、第3図に示す如く、
タツクシール11により容器本体1にシールして
ある。
また、各部の材質等について説明すると、容器
本体1は、例えば、坪量580若しくは680g/m2
度のN−PE、又は坪量580g/m2程度のNSK(防
湿薬剤を混抄した板紙)であつて、透湿度30g/
m2・24hr程度のもので形成できる。この場合、坪
量580g/m2程度のN−PEとしては、坪量320g/
m2のコートボール、厚さ20μのLDPE及び坪量
240g/m2のジユートライナーからなるものが挙
げられ、坪量680g/m2程度のN−PEとしては、
坪量380g/m2のコートボール、厚さ20μのLDPE
及び坪量280g/m2のジユートライナーからなる
ものが挙げられる。又、封緘材4は、例えばプラ
スチツク(PE)/紙、又はプラスチツク
(PE)/アルミニウム箔/紙等からなるもので形
成できる。更に詳しくは、厚さ25μのOPP/坪量
10〜15g/m2のワツクス/坪量26.5g/m2のグラシ
ン紙、又は防湿セロフアン/厚さ20μのLDPE/
坪量26.5g/m2のグラシン紙からなるもので形成
でき、何れも好ましくはグラシン紙側を筒状胴部
2の上縁に接着して使用する。又、蓋体5は、例
えば、プラスチツク(PVC)シートによる成形
品で形成できる。又、提げ手9は、例えば、PE
で形成でき、リベツト10は、例えば、ステンレ
ススチール、アルミニウム、真鍮等で形成でき
る。
また、第5図aは、本考案の別の実施例の第2
図aに相当する拡大部分断面図で、この実施例に
おいては、折返し片7を半切り線6を介して筒状
胴部2に連設しただけでなく、第5図bに示す如
く折返し片7にも半切り線6′を設け、第5図a
に示す如く後者の半切り線6′でも折返すことに
より、筒状胴部2の上縁が三重構造となるように
してある。
第6図は封緘材シール兼被蓋装置への本考案の
一実施例の装備態様の概略を示す斜視図で、組立
てられた容器本体1は、同図に示す如くその両側
をガイド30により又その前後を前後押え板31
により規制された状態でガイド30に沿つて進行
しており、第7図以下に示す工程を経て被蓋され
るようになつている。第6図において、容器本体
1は、折返し片7が前述の如く折返してあるた
め、第2図aに示す如く、筒状胴部2及び折返し
片7の上端が平坦となつており、この部分への封
緘材4の接着面が広くなるようになつている。
又、折返し片7の折返しにより、容器本体1の開
口部3が補強されこの部分が変形し難くなつてい
ると共に、リベツト止めの補強も図られている。
上記封緘材シール兼被蓋装置においては、先ず
第7図に示す如く、容器本体1の筒状胴部2及び
折返し片7の上端に接着剤32が塗布される。接
着剤としては、コールグルー(酢酸ビニル系エマ
ルジヨンタイプの接着剤)を使用できる(以下、
同じ)。
一方、封緘材4は、ロール状態から所定寸法に
カツトされ、容器本体1への上記接着剤32の塗
布箇所に対応する箇所に、上記接着剤32の幅よ
りも5〜6mmより広い幅で第8図に示す如く接着
剤33が塗布された後、第9図に示す如く、位置
決めされながら、容器本体1上に載置され、押え
ベルト(図示せず)により押えられる。
次いで、上記押えベルトにより押えられなが
ら、容器本体1の上面の周囲に突出した封緘材4
の周縁が第10図に示す如く折り込まれ、封緘材
4の周縁に折り癖が付けられた後、第11図に示
す如く、蓋5が被蓋され、圧着工程を径て上記封
緘材シール兼被蓋装置から排出される。
しかる後、第3図に示す如く、タツクシール1
1が容器の前後になされて蓋体5が容器本体1に
固定され、本考案の容器が形成される。
尚、粉末洗剤等の内容物の充填は、図示しては
ないが、少なくとも容器本体1への封緘材4の載
置工程前になされる。
以上、本考案の容器を実施例について説明した
が、本考案の容器は実施例に制限されるものでは
ない。例えば、容器本体1は四角柱状以外の多角
柱状であつても良く、又、底部にも開口部を設
け、筒状胴部における底部の縁部に折返し片を半
切り線を介して連設しても良い。又、折返し片
は、実施例の如く、筒状胴部の開口部の縁部全体
に亘つて設けるのが好ましい。
〔考案の効果〕
本考案の多角柱状の容器は、上述の如く、筒状
胴部における開口部側の縁部に、外方から設けた
半切り線を介して折返し片を連設し、折返し片を
筒状胴部の内側に折返してあるため、簡易にして
確実な密封ができ、しかも開口部側方に突出部を
要しない等の実用的効果を奏するもので、例えば
粉末洗剤等の容器として好適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は蓋体を省略して示す本考案の一実施例
の分解斜視図、第2図aは第1図のA−A線拡大
部分断面図、第2図bは第2図aの折返し片折返
し前の拡大部分断面図、第3図は本考案の一実施
例の組立完了後の斜視図、第4図は本考案の一実
施例の容器本体の展開図、第5図a及び第5図b
はそれぞれ第2図a及び第2図bに相当する本考
案の別の実施例の要部の拡大部分断面図、第6図
は封緘材シール兼被蓋装置への本考案の一実施例
の装備態様の概略を示す斜視図、第7図は筒状胴
部の先端部への接着剤の塗布態様を示す断面図、
第8図は封緘材への接着剤の塗布態様を示す平面
図、第9図は容器本体への封緘材の載置態様を示
す断面図、第10図は封緘材の折曲げ態様を示す
断面図、第11図は蓋体の被蓋態様を示す断面図
である。 2……筒状胴部、3……開口部、4……封緘
材、6……半切り線、7……折返し片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 多角柱状容器の筒状胴部の少なくとも一端に
    設けられた開口部を封緘材で密封した容器にお
    いて、上記筒状胴部における上記開口部側の縁
    部に、外方から設けた半切り線を介して折返し
    片を連設し、該折返し片を上記筒状胴部の内側
    に折返したことを特徴とする容器。 (2) 折返し片が、筒状胴部の内面に接着されてい
    る、実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の容
    器。
JP19343386U 1986-12-16 1986-12-16 Expired JPH0232567Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19343386U JPH0232567Y2 (ja) 1986-12-16 1986-12-16

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JP19343386U JPH0232567Y2 (ja) 1986-12-16 1986-12-16

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JPS6397618U JPS6397618U (ja) 1988-06-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008012928A (ja) * 2007-10-02 2008-01-24 Kao Corp 粉体洗剤用紙箱の製造方法
WO2008084522A1 (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Yupo Corporation 封緘紙、封緘方法及び封緘物

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