JPH0232272A - 過電流弁別方法 - Google Patents

過電流弁別方法

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JPH0232272A
JPH0232272A JP63182596A JP18259688A JPH0232272A JP H0232272 A JPH0232272 A JP H0232272A JP 63182596 A JP63182596 A JP 63182596A JP 18259688 A JP18259688 A JP 18259688A JP H0232272 A JPH0232272 A JP H0232272A
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JP
Japan
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circuit
current
loop
ground voltage
line
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Application number
JP63182596A
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English (en)
Inventor
Toshisada Fujiki
藤木 利定
Taikichi Kondo
近藤 泰吉
Yoshihiro Funakoshi
船越 吉博
Hiroshi Watanabe
弘 渡辺
Susumu Kawashima
進 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Electric Power Co Inc
Energy Support Corp
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Energy Support Corp
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Publication date
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は、過電流をループ検流及び短絡電流のいずれか
に弁別する方法に関するものである。 (従来の技術) 停電を伴う比較的広範囲の区間の工事ではループ点切換
工法が用いられるが、前記常開型ループ点開閉器の投入
時に互いに異電源の配電線系統間に位相差がある場合に
はループ横流が流れ、このループ横流の大きさによって
は電源となる両変電所の配電線遮断器をトリップさせる
おそれがある。 配電線を瞬時停電させてループ点切換を行なう場合にも
、瞬時停電といえども需要家に対する影響は大きく、ル
ープ点切換遂行を深夜に行なうという時間的制限があっ
た。そこで、本願出願人はループ検流発生時には変電所
の配電線遮断器よりも先に区間開閉器を開放するループ
点切換装置を提案している。これによりループ点開閉器
の投入時にループ横流が発生した場合には区間開閉器が
変電所の配電線遮断器よりも先に開放し、工事区間以外
での瞬時の停電をも伴うことなく工事を遂行することが
できる。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、ループ点開閉器の投入時に発生する電流
としては短絡電流の場合もあり、ループ検流及び短絡電
流の区別なく区間開閉器を遮断すれば短絡電流遮断によ
る区間開閉器の寿命短縮化が避けられず、区間開閉器の
交換頻度が増大する。 発明の構成 (問題点を解決するための手段) そこで本発明では、大地電圧検出手段により大地電圧を
検出し、線電流検出手段により線電流を検出すると共に
、検出された線電流と検出された大地電圧との位相差を
検出し、この検出位相差及び検出線電流値が予め設定さ
れた範囲内にあれば前記線電流を短絡電流と判定するよ
うにした。 (作用) 即ち、検出された線電流の値が電流値の設定範囲内にあ
るか否かが判定されると共に、この!li*電流と検出
された大地電圧との位相差が位相差の設定範囲内にある
か否かが判定される。電流値及び位相差共に設定範囲内
にあれば短絡電流判定が行われ、電源となる変電所の電
源遮断が行われる。 線電流値が前記設定範囲内に有り、かつ線電流と大地電
圧との位相差が前記設定範囲内に無い場合にはループ横
流判定が行われ、電源遮断を伴うことなくループ点予定
位置での電流遮断が行われる。 (実施例) 以下、本発明をループ点切換装置に具体化した一実施例
を図面に基づいて説明する。 第1図は異電源となる変電所1,2間のループ配電線系
統を示し、変電所1側の配電線系統3には複数の区間開
閉器ASI、AS2.AS3.AS4.AS5が配設さ
れていると共に、配電線系統4には複数の区間開閉器A
S6.AS?、AS8、AS9.ASIOが配設されて
おり、配電線系統3側の区間開閉器AS5と配電線系統
4側の区間開閉器ASIOとの間には常開型ループ点開
閉器AS (L)が常には開放状態に介在されている。 第2図は本実施例のループ点切換用開閉器GS (L)
及びその制御装置Cからなるループ点切換装置のブロッ
ク回路図を示し、ループ点切換用開閉器GS (L)に
接続されたバイパス線5,6が第1図に示すように新た
なループ点となる区間開閉器AS3の電源側及び負荷側
に接続されるようになっている。 ループ点切換用開閉器GS (L)は常開型開閉器であ
り、このループ点切換用開閉器GS (L)の電源側バ
イパス線5にはコンデンサ型計器用変圧器ZPDからな
る大地電圧検出器7が電気的に接続されていると共に、
零相循環電流を検出するための変流器ZCTからなる循
環零相電流検出器8がit磁的に接続されている。一方
、負荷側バイパス線6には大地電圧検出器7と同様の大
地電圧検出器9が電気的に接続されていると共に、線電
流を検出するための変流器CTからなる線電流検出器1
0がtfa的に接続されている。 これら各検出器7〜10からの検出信号は制御装置Cを
構成する過入力保護回路及びフィルタ回路を経てレベル
判定回路に取り込まれ、各検出信号のレベル判定が行わ
れる。上段の過入力保護回路11、フィルタ回路12及
びレベル判定回路13には大地電圧検出器7,9からの
検出信号が取り込まれ、レベル判定回路13を経由した
大地電圧位相情報が位相差検出判定回路14に出力され
ると共に、レベル判定回路13にて判定された大地電圧
の有無情報がタイマ機能付き電源断検出回路15に出力
される。 中段の過入力保護回路16、フィルタ回路17及びレベ
ル判定回路18には線電流検出器10からの検出信号が
取り込まれ、レベル判定回路18を経由したwAt流位
相情報が位相差検出判定回路14に出力されると共に、
レベル判定回路18にて判定された線電流値レベル情報
が過電流記憶回路19、トリップ回路20、動作禁止回
路21及びOR回路22に出力される。線電流値が設定
値11以下の場°合にはレベル判定回路18からの線電
流値レベル情報に基づいてトリップ回路20がループ点
切換用開閉器GS (L)遮断用のトリップコイル23
を作動し、トリップ表示回路24におけるトリップ表示
が行われる。線電流値が設定範囲(11,123内にあ
る場合には位相差検出判定回路14が前記大地電圧位相
と線電流位相とを比較し、この位相差が予め設定された
角度範囲〔θ1.θ2〕内にない場合にはループ横流と
判定すると共に、トリップ回路20及びOR回路22に
トリップ指令用のHighレベル信号を出力し、トリッ
プ表示回路25におけるトリップ表示が行われる。前記
位相差が設定範囲〔θ1.θ2〕内にある場合には位相
差検出判定回路14は短絡電流と判定すると共に、過電
流記憶回路19に短絡電流判定信号を出力し、過電流記
憶回路19はこの短絡電流判定を記憶する。又、位相差
検出判定回路14は各線型線毎の線電流値のばらつきに
基づく弁別判定を行ない、三相のうちの一相が他の二相
と異なる場合には二相短絡の判定が行われる。 線tvL値が設定値12以上の場合には過電流記憶回路
19がこの線電流値レベル情報に基づいて短絡電流判定
として記憶する。短絡電流判定を記憶する過電流記憶回
路19は短絡電流判定記憶に応じたHighレベル信号
を第1のAND回路26に出力し、ロック表示回路27
における口・7り表示及び変電所1.2の配電線遮断器
の遮断が行われる。この電源遮断に伴う大地電圧無状態
が電源断検出回路15にて検出され、電源断検出回路1
5が変電所1,2の電源遮断に要する時間よりも大きく
なるように設定された遅延時間T後にHighレベル信
号をAND回路26に出力する。 これによりAND回路26からトリップ指令としてのH
ighレベル信号がトリップ回路20及びOR回路22
に出力される。即ち、電源断検出回路15、過電流記憶
回路19及びAND回路26により短絡判定回路が構成
されている。 下段の過入力保護回路28、フィルタ回路29及びレベ
ル判定回路30には循環零相電流検出器8からの検出信
号が取り込まれ、レベル判定回路30を経由した循環零
相電流情報が動作禁止回路21に出力される。動作禁止
回路21は′iIA電流値が設定値1.以下かつ循環零
相電流値が設定値10以下の場合に作動され、トリップ
回路20の作動が禁止される。線電流値が設定値1.以
下かつ循環零相電流値が設定値10以上の場合には動作
禁止回路21からトリップ指令としてのHighレベル
信号がトリップ回路20及びOR回路22に出力される
と共に、トリップ表示回路31においてトリップ表示が
行われる。 大地電圧検出器7.9からの大地電圧有無情報は第2の
AND回路32に入力され、変電所1側投入状態及びル
ープ点切換用開閉器GS (L)の遮断状態において電
源側バイパス線5及び負荷側バイパス腺6のいずれにも
大地電圧が存在する場合にのみAND回路32からHi
ghレベル信号が出力される。を源側バイパス線5及び
負荷側バイパス線6のいずれにも大地電圧が存在する状
態はループ検流発生を意味し、ループ検流発生を意味す
る第2のAND回路32からの出力Highレヘル信号
は第3のAND回路33に入力されると共に、反転回路
34を介して第4のAND回路35に入力される。第3
,4のAND回路33゜35にはOR回路22からの出
力信号がそれぞれ入力され、vA電流値が設定値12以
下の場合のトリップ指令に伴うOR回路22からのHi
ghレベル信号出力及び第2のAND回路32からのH
ighレベル信号出力により第3のAND回路33がH
ighレベル信号をカウンタ回路36に出力する。これ
によりカウンタ回路36がループ横流発生回数をカウン
トする。 一方、電源側バイパス線5又は負荷側バイパスvA6の
いずれか一方に大地電圧が存在しない状態は短絡発生を
意味し、この短絡発生を意味する第2のAND回路32
からの出方Lowレベル信号が反転回路34を経由して
第4のAND回路35にHighレベル信号として入力
される。線電流値が設定値11以上の短絡発生時のロッ
ク指令後の設定遅延時間T後に第1のAND回路26か
ら出力されるトリップ指令信号に伴うOR回路22から
のHighレベル信号と、反転回路34からのHigh
レベル信号とにより第4のAND回路35がHighレ
ベル信号をカウンタ回路36に出力する。これによりカ
ウンタ回路36が短絡発生回数をカウントする。 カウンタ回路36はループ検流発生回数及び短絡発生回
数を個別にカウントし、ループ検流発生回数が予め規定
された回数mに達した場合、あるいは短絡発生回数が予
め規定された回数nに達した場合にはカウンタ回路36
からトリップ禁止指令信号がトリップ禁止回路37に出
力され、トリップ禁止回路37が作動する。これにより
トリッブ回路20が不作動状態におかれると共に、各ト
リップ表示回路24,25.31においてトリップ表示
が行われる。 制御装置Cにはさらに検電検相回路38、その電源回路
39及び蓄電池40が組み込まれており、検電検相回路
38は大地電圧検出器7.9により検出された電源側の
大地電圧及びその位相と、負荷側の大地電圧及びその位
相との比較に基づいて区間開閉器AS3に対するループ
点切換用開閉器GS (L)のバイパス接続適否を判定
し、この適否判定に基づいてループ点切換用開閉器GS
(L)投入禁止用コイル41の作動が制御される。 次に、前記した設定電流値11.I2及び設定位相差θ
1.θ2の設定の仕方について説明する。
【1】 変電所1側の各相の大地電圧をVa、Vb、VC及び変
電所2側の各相の大地電圧をUa、UbUcとし、第4
図に示すように変電所1例の大aが基準大地電圧Vaに
対して角度θだけ遅れているとする。Va、Vb、Vc
及びUa 、  Ub 。 Ucは複素ベクトルであり、第4図の座標は複素座標で
ある。この場合のループ電圧V (L)は次のように表
される。 V(L)  = 21 Va  I・5in(θ/2)
exp(j ψ)・ ・ ・ (1) 但し、 ψ=jan  −’  (cot(θ/2)〕ループ電
流1 (L)は次のように表される。 T (L)  = V (L)  exp(ψ−ψ ’
)/IZ・ ・ ・ (2) 但し、rを母線インピーダンス、RO,XOを線路定数
として Z l = (R2+X2)  ’に = (Ro 2j!2+(2r+ XO1)2) ’−
vψ’ =tan −’(X/R) =tan −’ ((2r + XOl)/R(16)
ループ電流1 (L)と負荷電流1aとの合成電流(ル
ープ横流)Ia(L)はI (L)を基準として次のよ
うに表される。 Ia (L)= (11(L)12+Ia12+211
aill(L)lcos α) ’xexp(jβ) 但し α=1θ゛−(ψ−ψ“) β=tan−1(Ia−sin  (r/ (II(L
)l申al・cosα)θ’ =cos−1(力率) 従って、ループ横流Ia(L)はVaを基準として次の
ようになる。 X6xp(−j ’P) 但し 甲=β+(ψ−ψ′) この場合、実使用状態におけるループ中での大地aとの
位相差φは次のように表される。 φ;平−θ 一β+(ψ−ψ1)−θ 従って、ループ横流1a(L)は大地電圧Va(L)を
基準として次のように表される。 ’I a(L) =  [1I(L)12+1Ial 
2+211aill(L)lcos  cr)  ’x
exp(jφ) 変電所2側が変電所1側よりも進んでいる場合の位相差
φは次のように表される。 φ=甲十〇 一一β+(ψ+ψ“)+θ
【2】 大地電圧Va  (本実施例では3810Ajr:想定
している)と大地電圧Uaとが等しく、かつ両者の相対
位相差θが−π/6 ≦θ≦π/6の場合、式(1)で
表されるループ電圧V (L)は大地電圧Vaと大地電
圧Uaとのベクトル合成で求められ、大の軌跡は第5図
に破線で示すように曲線Cv(1)で表される。大地電
圧Vaの値1Valと大地電圧Uaの値IUalとのレ
ベル値間には10%の相違があり、かつ両者の相対位相
差θが−π/6 ≦θ≦π/6の場合、ループ電圧V 
(L)のベクトル軌跡は第6図に破線で示すように曲!
’JCv(2)、  Cv(3)テ表される。曲線Cv
(2)は1Val>lUaの場合を表し、曲vACv(
3)は1Val<1Ualの場合を表す。
【3】 1Ualとが等しく、かつ両者の相対位相差θが一π/
6 ≦θ≦π/6の場合、式(2)で表されるループ電
流1 (L)は、第5図の曲線Cv(1)として求めら
れたループ電圧V (L)のベクトル軌跡と、配電線の
太さに応じた線路定数R(1,xOと、母線インピーダ
ンスrと、変電所1からの距離βとに基づいて算出され
る。を線径が5mの場合の(Ro、 r、 xo)を(
0,88Ω/ km、0.36Ω、0゜44Ω/ km
) 、0.5 k++≦l≦60kmとすると、第5図
のループ電圧ベクトルVl(L)に対応するループ電流
ベクトルI (L)の軌跡は第7図に示す曲線C×(1
)で表され、ループ電圧ベクトルV2 (L)、V3(
い、;t4(L)、vsa、)、V6(L)には曲線C
x (2) 。 Cx(3)、 Cx(4)、 Cx(5)、  Cx(
6)が対応する。l−0,5kmの場合のループ電圧ベ
クトルVl(L)に対応するループ電流ベクトルI (
L)の先端は曲線Cx(1)の先端に位置し、ループ電
圧ベクトル■2(L)  ・・・V6 (L)には曲線
Cx(2)・・・Cx(6)の先端が対応する。 曲線Cy(1)、  Cy(2)・・・CV (6)は
電線の断面積が60x2  (RO、r、XO)が(0
,29Ω/km、Q、36Ω、 0.40Ω/ km)
の場合、曲線Cz(1)。 C2(2)・・・C2(6)は電線の断面積が125n
+2(Ro、 r、 xo)が(0,14Ω/ km、
0,36Ω、0゜37Ω/ km)の場合であり、曲線
Cx(1)〜Cx(3)。 Cy(1)〜Cy(3)、  Cz(1) 〜Cz(3
)は曲線Cx(1)Cz(6)、DIにより包囲される
領域S1内に含まれ、曲線Cx(4)〜Cx(6)、 
Cy(4)〜Cy(6)、  Cz(4) 〜Cz (
6)は曲1cx(6)、D2 、D3により包囲されろ
う置載S2内に含まれる。従って、電線の断面積π(5
/2) 2鶴〜125 m2.0.51ua≦!≦60
相よりも遅れる場合のループ電流I (L)のベクトル
軌跡は第7図に示すように領域Sl内に含まれ、大地電
圧Uaの位相が大地電圧Vaの位相よりも進んでいる場
合のループ電流1 (L)のベクトル軌跡は領域S2内
に含まれる。 1Valよりも10%小さく、かつ両者の相対位相差θ
が一π/6 ≦θ≦π/6の場合、式(2)で表される
ループ電流1 (L)は、第6図の曲vACv(2)と
して求められたループ電圧V (L)のベクトル軌跡に
基づいて算出され、前記と同様に電線径が5Hの場合の
(R6,r、xo)を((1,88Ω/Im、0.36
Ω、 0.44Ω/ km) 、Q、5 km≦l≦6
0kmとすると、第6図のループ電圧ベクトルV 7 
(L)に対応するループ電流ベクトルI (L)の軌跡
は第8図に示すように曲線Cx(7)で表され、ループ
電圧べ線Cx(8)、Cx(9)、  Cx(10)、
Cx(11)、Cx(12)、Cx(13)の先端が対
応する。 曲線Cy(7)、  Cy(8)・・・Cy (13)
は電線の断面積が60in2の場合、曲線Cz(7)、
 Cz(8) ・・・Cz(13)は電線の断面積が1
25mm2の場合であり、曲線Cx(7)〜Cx(10
)、 Cy(7)〜Cy(10)、 Cz (7) 〜
Cz (10)は曲線Cx(7)、D4 、D5により
包囲される領域S3内に含まれ、曲線Cx(11)〜C
x(13) 、 Cy(11) 〜Cy(13) 、 
Cz(11) 〜Cz(13)は曲線Cx(13)、D
6 、  D7により包囲される領域S4内に含まれる
。従って、大地電圧Ua%、電線の断面積TC(5/2
) 2m〜125 w2.0.5knisg≦59km
、及び大地電圧tJaの位相が大地電Cx(11)、 
Cx(12)、 Cx(13)が対応する。1 =0.
5kmの場合のループ電圧ベクトルV 7 (L)に対
応するループ電流ベクトルI (L)の先端は曲線Cx
 (8)の先端に位置し、ループ電圧ベクトルVB(L
)、 V9L)のベクトル軌跡は第8図に示すように領
域Saの位相よりも進んでいる場合のループ電流I(L
)のベクトル軌跡は領域S4内に含まれる。 逆に、大地電圧Vaの値IValが大地電圧Uaの値I
Ualよりも10%小さい場合、式(2)で表されるル
ープ電流1 (L)は第6図の曲線Cv(3)として求
められたループ電圧V (L)のベクトル軌跡に基づい
て算出され、第6図のループ電のベクトル軌跡は曲線C
x (14)で表され、ループv t9 (L) 、 
V 20 (L)には曲線Cx(15)、 Cx(16
)、 Cx(17) 、  Cx(18)、 Cx(1
9)、 Cx(20)が対応する。 5 =0.5 mの場合のループ電圧ベクトル■14(
いに対応するループ電流ベクトルI (L)の先端は曲
′facx(14)の先端に位置し、ループ電圧ベクト
ルV15(L)  ・・・V2O(L)には曲線Cx(
15)  ・”Cx (20)の先端が対応する。 曲線Cy (14) 、 Cy (15)  ・・・C
y (20)はt線の断面積が60Wm2の場合、曲線
Cz (14) 、 Cz (15)・・・C2(20
)はi!線の断面積が125n+2の場合であり、曲線
Cx(14) 〜Cx(17) 、  Cy(14) 
〜Cy(17) 、  Cz(14) 〜Cz(17)
は曲線Cx(14)、Cz(13)、 D8.09によ
り包囲される領域S5内に含まれ、曲線Cx(18) 
〜Cx(20) 、  Cy(1B) 〜Cy(20)
 、  Cz(18) 〜Cz(20)は曲1cx(2
0)、 DIO。 Dllにより包囲される領域S6内に含まれる。従の値
1白a 1の90%、電線の断面積π(5/2) 2鶴
〜125 vm” 、0.5 ’us≦E≦60i1及
び大地電圧台のループ電流I (L)のベクトル軌跡は
第8図に示すように領域S5内に含まれ、大地電圧Ua
の位相が大地電圧Vaの位相よりも進んでいる場合のル
ープ電流i (L)のベクトル軌跡は領域S6内に含ま
れる。
【4】 第9図は第4図の負荷電流1aの複素座標系におけるベ
クトル表示を表し、l Ia  l =30OAとして
ベクトル11aは力率cos θ’=0.6の場合、ベ
クトルI2aはcosθ’−0,7の場合、ベクトル1
3aは力率cos θ“=0.8の場合、ベクトル14
aはCO3θ”−0,9の場合である。1Tal<30
0Aの場合はベクトルIla、12a、13a、I4a
の絶対値が小さくなるのみであり、各ベクトルの向きは
変わらない。
【5】 第9図の負荷電流ベクトルIla、12a、13a、I
4aと、第7図に示す領域SL、S2とのベクトル合成
が第10図に示されており、第11図には0.6≦co
s θ1≦0.9に応じた負荷電流Iaと領域SL、S
2とを合成して得られるループ横流1a(L)の領域S
7.S8が示されている。 ループ点切換用開閉器GS (L)の設置位置が一方の
変電所lの間近から他方の変電所2の間近の範囲に至る
ため、基準となる大地電圧Vaが大地電圧Ua遅れの場
合には0〜π/6遅れ、大地電圧Ua進みの場合には0
〜π/6進む可能性がある。 そのため、第11図の大地電圧Ua遅れに対応する領域
S7が0〜π/6進み、大地電圧Ua進みに対応する領
域S8が0〜π/6遅れる可能性があり、基準となる大
地電圧Vaの進みを考慮したループ検流1a(L)のベ
クトル軌跡領域S9及び大地電圧Vaの遅れを考慮した
ループ横流1a(L)のベクトル軌跡領域SIOが第1
1図に示されている。領域S9は座標原点を中心に領域
S7を正方向へπ76回転移動した領域であり、領域S
IOは座標原点を中心に領域S8を負方向へπ76回転
移動した領域である。従って、大地電圧Vaの0〜π/
6の進みあるいは遅れを考慮したループ横流1a(L)
のベクトル軌跡は領域S7と領域S9との間の掃過領域
及び領域S8と領域S10との間の掃過領域に含まれる
。 第12図には0.6≦cos θ9≦0.9に応じた負
荷1ii1aと第8図の33 、S4.S5 、S6と
を合成して得られるループ横流1a(L)の領域S11
゜512、 513.  S14が示されていると共に
、大地電圧Vaの進み及び遅れに応じて領域Sll、 
 Si3を正方向へπ/6回動配置した領域S15. 
 SL?及び領域312. 314を負方向へπ76回
動配置した領域816、 318が示されている。従っ
て、大地電圧VaのO〜π/6の進みあるいは遅れを考
慮したループ横流1a(L)のベクトル軌跡は領域Sl
l、  313間、領域S15. 317間及び領域S
12. 314間、領域S16、 318間の各掃過領
域に含まれる。
【6】 第13図は三相短絡の回路モデルを示し、第14図に示
す短絡電流Isは三相対称として大地電圧Vaを基準に
すると次のように表される。 l5=Va/Z =lVal・exp(j ψ)/I  21・ ・ ・
 (3) 但し、変電所lから短絡位置までの距離をβSとすると IZl= ((R(16s)2+ (XOj2s+r)
 2) ’tψ =jan −’ (X/R) =tan ’ ((XO6s+r) /Ro is )
ここでis−〇とするとψ−π/2、l 3−4ooと
するとψ−jan ’ (xg /Ro )となる。従
って、短絡電流Isは基準の大地電圧Vaに対して次の
範囲で遅れる。 jan ’ (xo / Ro )≦ψ≦π/2
【7】 0.5 km≦As≦30kmとした場合の式(3)か
ら得られる短絡電流Isのベクトル軌跡が第15図に示
されており、曲線Cs (1)は電線径5龍、曲線Cs
 (2)は電線断面積60t12、曲IC5(3)は電
線断面積1251m2の各場合に対応し、各面′faC
s(1)。 Cs (2) 、  Cs (3)の先端はis −0
,51uaに対応する。 従って、電線断面積π(5/2) 2籠2〜125鶴2
0.51≦ls≦3Qkmの場合の短絡電流Isのベク
トル軌跡は曲線C5(1)、  C5(3)、  Dl
lで包囲される領域S19に含まれ、第9図に示す負荷
電流1aと領域S19との合成領域S20は曲線Cs 
(3)と鎖線曲線とにより包囲される領域である。
【8】 第16図は第11図の領域S7.S8.S9゜5iO1
第12図の領域311. 312.  S13. 31
4゜S15. 316. 317. 318及び第15
図の領域S20を重ね合わせた領域図であり、この領域
図によりループ横流Ia(L)のベクトル軌跡と重なり
合わない短絡電流Isのベクトル軌跡の領域が電流値1
400A以上かつ位相角が一83″〜−31″と判断さ
れる。この場合、ループ横流1a(いは250OA以下
のため、線電流が2500 A以上の場合には位相角に
関係なく短絡電流判定を下すことができる。従って、前
記した設定電流値(It、12)として(1400A、
 2500A) 、設定位相差(θ1.θ2)として(
−83°、−31@)を設定することがループ横流であ
る。 以上
【1】〜
【8】に従って設定された電流値(■旨 
12)及び位相差(θ旨 θ2)に基づを備えた制御装
置C及びループ点切換用開閉器GS (L)を区間開閉
器AS3にてバイパス接続した場合の作用を第3図(a
)、  (b)のフローチャー°トに従って説明する。 なお、第3図(a)の記号■、■、■は第3図(b)の
記号■、■、■にそれぞれ接続している。 ループ点切換用開閉器O3(L)投入と同時に区間開閉
器AS3が開放され、この状態で負荷電流1aが線電流
検出器10により検出されると共に、残留零相電流Ir
が循環零相電流検出器8により検出され、図示しない表
示回路にて表示される。検出負荷電流1aの表示に基づ
いてレベル判定回路18における整定値1.が設定され
ると共に、検出残留零相電流Irの表示に基づいてレベ
ル判定回路30における整定値i0が設定される。 この設定後、図示しないスタートスイッチのON操作に
より制御装置Cが作動し、ループ点開閉器As (L)
の投入が行われる。 ループ点開閉器AS (L)の投入により線電流検出器
10が2500 A以上の過電流を検出した場合、過電
流記憶回路19がこの過電流を短絡電流として記憶し、
Highレベル信号をAND回路26に出力する。これ
によりロック表示回路27におけるロック表示及び変電
所1の配電線遮断器の遮断が行われる。この電源遮断に
伴う大地電圧無状態が電源断検出回路15にて検出され
、電源断検出回路15が遅延時間T後にHighレベル
信号を第1のAND回路26に出力する。これによりA
ND回路26からトリップ指令としてのHighレベル
信号がトリップ回路20及びOR回路22に出力され、
ループ点切換用開閉器GS (L)が変電所1.2の電
源遮断以後に自動開放される。 vAtm検出110 カ1400A〜2500A ノ過
’tl流ヲ検出した場合、位相差検出判定回路14は各
線型線毎の線電流値のばらつきに基づく弁別判定を行な
い、三相のうちの一相が他の二相と異なる場合には二相
短絡の判定を行なう。この短絡判定を行なった位相差検
出判定回路14は過電流記憶回路19に短絡電流判定信
号を出力し、過電流記憶回路19はこの短絡電流判定を
記憶する。以後、前記と同様に変電所1,2の電源遮断
及びループ点切換用開閉器GS (L)の自動開放が行
われる。 三相いずれの′4IAt流も同一値の場合には位相差検
出判定回路14は大地電圧位相と線電流位相とを比較し
、この位相差が設定範囲〔θl、θ2〕内にない場合に
はループ検流と判定すると共に、トリップ回路20及び
OR回路22にトリップ指令用のHighレベル信号を
出力し、トリップ表示回路25におけるトリップ表示及
びループ点切換用開閉器GS (L)の自動開放が行わ
れる。前記位相差が設定範囲〔θ1.θ2〕内にある場
合には位相差検出判定回路14は三相短絡電流と判定す
ると共に、過電流記憶回路19、に短絡電流判定信号を
出力し、過電流記憶回路19はこの短絡電流判定を記憶
する。以後、前記と同様に変電所1.2の電源遮断及び
ループ点切換用開閉器GS(L)の自動開放が行われる
。 線電流検出器10が整定値1.〜1400 Aの電流を
検出した場合、この線電流レベル値情報に基づいてトリ
ップ表示回路24におけるトリップ表示及びループ点切
換用開閉器GS (L)の自動開放が行われる。 このように整定値10以上の線電流値検出の場合には、
線電流の位相と大地電圧の位相との比較及び線電流値レ
ベルに基づいてループ点開閉器AS (L)投入状態で
の発生電流が短絡電流及びループ横流のいずれかに弁別
される。この弁別に基づいてループ点切換用開閉器GS
 (L)の開放時期が変電所1,2の1tB遮断前及び
遮断後のいずれかに特定され、ループ横流の場合にはル
ープ点切換用開閉器GS (L)の開放は変電所1,2
の電源遮断前に、短絡電流の場合には変電所1. 2の
電源遮断後に行われる。従って、電流遮断による比較的
容量の小さい開閉器の早期劣化が回避され、ループ点切
換用開閉器GS (L)の寿命延長を図ることができる
。しかもループ横流による変電所1,2の不要な電源遮
断も確実に回避される。 Io〜2500Aのループ横流及びI o 〜1400
Aの短絡電流発生では、変電所1,2の電源遮断に至る
ことなくループ点切換用開閉器GS (L)が遮断され
るが、この遮断後の電源側の大地電圧が大地電圧検出器
7により検出されると共に、負荷側の大地電圧が大地電
圧検出器9により検出され、t′rA側にのみ大地電圧
が存在する場合にはカウンタ回路36が短絡電流発生と
してカウントし、双方に大地電圧が存在する場合にはカ
ウンタ回路36がループ横流発生としてカウントする。 短絡電流発生のカウント回数が設定値nに達した場合、
あるいはループ検流発生のカウント回数が設定値mに達
した場合には全てのトリップ表示回路24゜25.31
におけるトリップ表示が行われる。これにより規定回数
mあるいはnのカウントアツプが判断され、短絡電流あ
るいはループ横流の遮断に伴うループ点切換用開閉器G
S (L)(Q%化尺度として規定回数m及びnを設定
することによりループ点切換用開閉器GS (L)の寿
命を知ることができる。 線電流値が整定値10以下かつ循環零相電流値が整定値
i0以下の場合、動作禁止回路21の作動によりトリッ
プ回路20の作動が禁止される。 この場合、ループ点開閉器As (L)の投入によるル
ープ横流発生も検出されないため、制御装置Cによりル
ープ点開閉器AS (L)投入を把握することができな
い。そこで、作業者がループ点開閉器AS (L)投入
を確認した後、ループ点切換用開閉器O3(L)の手動
開放が行われる。 線電流値が整定値1.以下かつ循環零相電流値が整定価
10以上の場合にはループ点開閉器AS(L)投入によ
るループ横流発生として把握され、動作禁止回路21か
らトリ・71指令としてのHighレヘル信号がトリッ
プ回路20及びOR回路22に出力されると共に、トリ
ップ表示回路31においてトリップ表示及びループ点切
換用開閉器O3(L)の自動開放が行われる。 本発明は勿論前記実施例にのみ限定されるものではなく
、例えば変電所内にて本発明の過電流弁別方法を適用し
、短絡判定に基づいて変電所の配電線遮断器の遮断制御
を行なうようにてもよい。 発明の効果 以上詳述したように本発明は、検出された線電流と検出
された大地電圧との位相差及び検出線電流値が予め設定
された範囲内にあれば前記vAt流を短絡電流と判定す
るようにしたので、比較的容量の小さい開閉器による短
絡電流遮断を回避し得るループ点切換工法あるいはルー
プ横流と区別して変電所での電源遮断に用いることがで
き、開閉器の早期劣化防止あるいはループ横流による電
源遮断回避を図り得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を具体化した一実施例を示し、第1図はル
ープ配電線系統を示す路体回路図、第2図はループ点切
換用開閉器GS (L)及び制御装置C内のブロック回
路図、第3図はフローチャート、第4図はループ横流を
算出するための説明グラフ、第5図は変電所1側の大地
電圧と変電所2側の大地電圧とが等しい場合のループ電
圧を算出するための説明グラフ、第6図は変電所1例の
大地電圧と変電所1側の大地電圧とが等しくない場合の
ループ電圧を算出するための説明グラフ、第7図は第5
図を基に算出して得られるループ電流のベクトル軌跡を
示すグラフ、第8図は第6図を基に算出して得られるル
ープ電流のベクトル軌跡を示すグラフ、第9図は負荷電
流のベクトルを示すグラフ、第10図は第7図のループ
電流と第9図の負荷電流とを合成して得られるループ横
流のベクトル軌跡を示すグラフ、第11図は基準となる
大地電圧の進み及び遅れを考慮して第8図のループ横流
のベクトル軌跡を拡張設定したグラフ、第12図は基準
となる大地電圧の進み及び遅れを考慮して第10図のル
ープ横流のベクトル軌跡を拡張設定したグラフ、第13
図は三相短絡状態のモデルを示す回路図、第14図は大
地電圧と短絡電流との関係を示すグラフ、第15図は短
絡電流のベクトル軌跡を示すグラフ、第16図は第12
図のループ検流のベクトル軌跡と第15図の短絡電流の
ベクトル軌跡とを重ね合わせたグラフで成る。 大地電圧検出手段としての大地電圧検出器7゜9、線電
流検出手段としての線電流検出器10、過電流弁別手段
としての位相差検出判定回路14゜特許出願人  中部
電力     株式会社エナジーサポート 株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 大地電圧検出手段により大地電圧を検出し、線電流
    検出手段により線電流を検出すると共に、検出された線
    電流と検出された大地電圧との位相差を検出し、この検
    出位相差及び検出線電流値が予め設定された範囲内にあ
    れば前記線電流を短絡電流と判定する過電流弁別方法。
JP63182596A 1988-07-21 1988-07-21 過電流弁別方法 Pending JPH0232272A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19754119C2 (de) * 1996-12-06 2000-02-17 Toshiba Kawasaki Kk Dampfabscheider, Kernreaktor und Kesseleinrichtung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19754119C2 (de) * 1996-12-06 2000-02-17 Toshiba Kawasaki Kk Dampfabscheider, Kernreaktor und Kesseleinrichtung

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