JPH0232186B2 - - Google Patents

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JPH0232186B2
JPH0232186B2 JP57040083A JP4008382A JPH0232186B2 JP H0232186 B2 JPH0232186 B2 JP H0232186B2 JP 57040083 A JP57040083 A JP 57040083A JP 4008382 A JP4008382 A JP 4008382A JP H0232186 B2 JPH0232186 B2 JP H0232186B2
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JP
Japan
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valve
flow
pilot
priority
spool
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JP57040083A
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English (en)
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JPS57167873A (en
Inventor
Rii Roo Jimu
Rii Rahyuu Ronarudo
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Northrop Grumman Space and Mission Systems Corp
Original Assignee
TRW Inc
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Publication date
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Application filed by TRW Inc filed Critical TRW Inc
Publication of JPS57167873A publication Critical patent/JPS57167873A/ja
Publication of JPH0232186B2 publication Critical patent/JPH0232186B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/07Supply of pressurised fluid for steering also supplying other consumers ; control thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/09Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by means for actuating valves
    • B62D5/093Telemotor driven by steering wheel movement
    • B62D5/097Telemotor driven by steering wheel movement gerotor type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、流体源からステアリング回路及び補
助回路への流れを制御するプライオリテイ(優
先)弁を備えた流量制御装置に関する。ここでプ
ライオリテイ弁は、ステアリングに必要な流れを
ステアリング回路に利用できるようにし、かつス
テアリングに必要な分を超えた過剰流も補助回路
に利用できるのを確実にする。
ステアリング回路において、ステアリングモー
タに出入する流れは、静水圧ステアリング制御器
によつて制御される。この制御器は、両方とも回
転ステアリング輪によつて作動される方向制御弁
と容積形調整ユニツトとを備える。ステアリング
がなんら行なわれないときは、ステアリング制御
器は、中立位置にある。ステアリング制御器が中
立位置にあるときは、プライオリテイ弁は、該制
御器の最小待機流体圧を維持し、かつ源からの流
体の残りを補助回路に利用する。ステアリング制
御器が回転ステアリング輪によつて作動すると、
方向制御弁は、中立位置から所定量移動した後、
主な流量制御オリフイスを開いて流れを調整ユニ
ツトを介してステアリングモータに向ける。主な
流量制御オリフイスが開くと、取扱者の要求とス
テアリング負荷に従つてそのサイズを変えること
ができる。ステアリング制御器は、プライオリテ
イ弁と連動して、プライオリテイ流ができてステ
アリングの要求を満たし、ステアリングに必要な
分を超えた過剰流は、これが補助回路を作動する
のに利用されるのを確実にする。
プライオリテイ弁スプールは、プライオリテイ
弁を介するすべての流れがステアリング制御器に
利用される優先位置に向けてばねで偏寄される。
プライオリテイ弁内にある特別のパイロツト流機
構は、流体のプライオリテイ流をオリフイス手段
を横切つてパイロツト口に向ける。プライオリテ
イ弁のパイロツト口は、ステアリング制御器の負
荷検知口に連結される。オリフイス手段の上流に
あるパイロツト流機構内の圧力は、ばねに対向し
てプライオリテイ弁スプールに作用し、かつステ
アリングへの流れを制限して補助回路への流れを
増大させる方向に該スプールを押圧する。パイロ
ツト流オリフイス手段の下流の圧力は、パイロツ
ト流体圧力室またはパイロツト流体圧力室に連通
し、かつばねの力に加えてプライオリテイ弁に作
用する。
ステアリング制御器には、負荷検知口に連通す
る負荷検知室がある。ステアリング制御器はまた
中立位置にあるときは、負荷検知室を溜めに連結
する中立通気オリフイスを設けている。従つて、
ステアリング制御器が中立位置にあるときは、流
体のパイロツト流は、プライオリテイ弁とステア
リング制御器を介して溜めに向かう。
中立位置からステアリング制御器が作動した後
で、しかも制御器の主な流量制御オリフイスが開
く前に、中立通気オリフイスは、大巾に(すなわ
ち、少なくとも75%)閉じている。
中立通気オリフイスの閉じは、流体のパイロツ
ト流を制限してパイロツト流路中を通じて圧力を
増大させる。力強い圧力増加は、プライオリテイ
弁のパイロツト圧力室内で行なわれる。
かかる圧力増加は、偏倚されたばねを助けてプ
ライオリテイ弁スプールをその優先位置に向けて
急速に押圧する。
公知のものは、源(例えば固定容積形ポンプと
可変容積形ポンプとを備えたプライオリテイ弁)
からの流れを制御するための負荷検知ステアリン
グ装置からなつている。かかる負荷検知装置は、
米国特許第3431711号、第4079805号、第4167893
号および第4043419号明細書のそれぞれに開示か
つ図示される。さらに方向制御弁が中立位置にあ
るときは、該方向制御弁バンクと連動するパイロ
ツト導管つきの流量制御弁を内蔵して待機圧を最
小限に維持し、また方向制御弁が作動するとき
は、圧力を増大し、かつ過剰流を溜めに出す機構
もある。かかる機構の例は、米国特許第3815477
号明細書に開示される。
本発明の流量制御装置は、前述した装置、機構
を改良したものである。例えば、本発明の流量制
御装置は、ステアリング制御器の主な流量制御オ
リフイスが開く前に、プライオリテイ弁のパイロ
ツト流体圧室に生ずる急激な圧力増加によりステ
アリング要求に非常に早く応答する。また本発明
のプライオリテイ弁には、特別のパイロツト流機
構があるので、有効なパイロツト流量の調整一致
の応答特性がもたらされる。
本発明に基づく流量制御装置には、固定容積形
ポンプまたは可変容積形ポンプいずれかが設けら
れる。これらのポンプは、いずれも要求に応じて
ポンプの出力を制御するためパイロツト流機構を
内蔵すべく改変した流量補償弁を備える。
本発明のその他の目的につき図面を参照して以
下に詳述する。
第1図は、本発明の好適な実施例に基づく流量
制御装置を概略的に示す図である。この装置は、
ステアリング回路12と、1つまたはそれ以上の
補助回路とを作動させるために流れを供給する固
定容積形ポンプ10を備える。第1図では、補助
回路は、ブレーキ回路14と機器回路16からな
つている。
ポンプ10からの流れは、プライオリテイ弁組
立体20によつて制御される。第1図から明らか
なように、好適な実施例では、プライオリテイ弁
組立体は、主プライオリテイ弁22とブレーキプ
ライオリテイ弁24からなつている。主プライオ
リテイ弁22は、ステアリング回路12と補助回
路、すなわちブレーキ回路14、機器回路16と
の間の流れを制御する。ブレーキプライオリテイ
弁24は、ブレーキ回路14と機器回路16との
間の流れの優先度を決める。
ステアリング回路12は、ステアリングモータ
25と静水圧の制御器26とからなつている。方
向制御弁28と容積形の調整機構30とは、制御
器26に設けられる。制御器の方向制御弁は、ば
ねで中立位置に偏倚される。
制御器は、ステアリング輪31の回転により作
動して中立位置から離れる。制御器26がステア
リング輪31により作動すると、吸気口34から
の流れを、調整機構30と、1対の作動口36,
38の1つとを介してステアリングモータ25の
他方の片側からの流れは、溜め42に連結された
復帰口40に向けられる。
静水圧の制御器すなわちステアリング制御器が
作動すると、方向制御弁28は中立位置から所定
範囲で動いた後、流れを吸気口34から調整機構
30に指示させる主な流量制御オリフイスO5(以
下単に主オリフイスと云う)を開く。方向制御弁
が中立位置から動いて離れれば離れるほど、主オ
リフイスO5はサイズをより大きくする。さらに
主オリフイスO5は、米国特許第4079805号、第
3931711号明細書に述べた原理に従つて取扱者の
要求(ステアリング輪の運動率)と、ステアリン
グ負荷の変動でサイズ(すなわち増加または減
少)を可変する。
第1図を参照すると、主プライオリテイ弁22
は、ハウジング44内に設けられているのが分か
る。
ハウジング44には、固定容積形のポンプ10
に連結された吸気口46と、ステアリング制御器
吸気口に連結されたステアリング・プライオリテ
イ流出口48と、補助回路に連結された補助通路
50がある。ハウジング44は、さらにステアリ
ング制御器の負荷検知口56に導管54によつて
連結されたパイロツト口52をもつている。
プライオリテイ弁22のスプールは、すべての
流れをポンプ10からステアリング制御器の吸気
口34に送出す優先位置に向けてばね58により
偏倚される。プライオリテイ流出口48に向けて
優先して加圧された流体はまたプライオリテイ弁
のスプールの片側の室60に連通し、かつばねの
力に対向して該スプールに作用する。この圧力は
補助回路(ブレーキ回路14と機器回路16)へ
の流れを増加し、かつステアリング回路12への
流れを減少する方向に、弁スプールを優先位置か
ら離れるように押圧する。さらに、パイロツト導
管62は、プライオリテイ出口流から分岐し、か
つ固定面積をもつオリフイスO3を介して流体の
少ないパイロツト流を指向させる。パイロツト導
管62は、プライオリテイ弁内にまたある別の固
定面積のパイロツトリリーフオリフイスO4を介
してパイロツト口52と連通する。第1図から明
らかなように、オリフイスO3,O4間にあるパイ
ロツト管路は、パイロツト流体室64と連通し、
かつ偏倚ばねに加えて、プライオリテイ弁22の
スプールに作用する。
ステアリング制御器26内の負荷検知空所68
は、負荷検知口56と連通する。ステアリング制
御器が中立位置にあるときは、中立通気オリフイ
スO1は、負荷検知室68を復帰口40を介して
溜め42に連通させる。従つてステアリング制御
器が中立位置にあるときは、パイロツト流は、プ
ライオリテイ弁22から、パイロツト導管62
と、プライオリテイ弁のオリフイスO3,O4と、
導管54と、ステアリング制御器の中立通気オリ
フイスO1とを介して溜めに指向させる。パイロ
ツト流量は、オリフイスO3の面積と、オリフイ
ス上の差圧によつて決められる。室60,64内
の圧力が作用するプライオリテイ弁の表面積が等
しいので、オリフイスO3上の差圧は、偏倚ばね
58によつて効果的に設定される。例えば、ばね
58の予荷重の調節は、従つてオリフイスO3
の差圧を調節する。
ステアリング制御器が、ステアリング輪31に
よつて作動されると、方向制御弁30のスプール
は、中立位置から動いて離れ、所定量の走行の後
主オリフイスO5を開く。重要なことは、方向制
御弁が中立位置から離れて走行している間、また
主オリフイスO5が開く前は、中立通気オリフイ
スO1は、ほぼ閉じている。「ほゞ閉じている」と
は、中立通気オリフイスO1は、流量面積の少な
くとも約75%を閉じることを意味する。中立通気
オリフイスO1は、主オリフイスO5が開く前に完
全に閉じる。
従つて、主オリフイスO5が開く前に、パイロ
ツト流は、ほゞ減少して、負荷検知室68とプラ
イオリテイ弁のパイロツト流体室64含めてのパ
イロツト流路の圧力は、ほぼ増加している。圧力
上昇は、パイロツト流体室64が、プライオリテ
イ弁スプールの他方側の室60の圧力に少なくと
もほぼ等しくなるように行なわれる。従つて、主
オリフイスO5が開く前の方向制御弁28の走行
範囲内で、プライオリテイ弁22の流体圧を事実
上少なくとも均等化し、かつばね58にプライオ
リテイ弁のスプールを優先位置に押させるパイロ
ツト流路の圧力に急激な増加がある。主オリフイ
スO5が開くと、ステアリング制御器の負荷検知
室68は、主オリフイスO5の下流側と連通する。
従つて取扱者の要求とステアリング負荷または
取扱者の要求或るいはまたステアリング負荷によ
り主オリフイスO5のサイズが変るので、プライ
オリテイ弁の圧力は、主オリフイスO5のサイズ
の変動でもつて可変する。
前述した構成の重要性は、中立位置から遠ざか
り、また主オリフイスが開き始める位置に向かつ
ての方向制御弁のスプールの小さい範囲での移動
におけるプライオリテイ弁に急峻な圧力増加すな
わち圧力スパイクがあるということである。圧力
スパイクは、ステアリング制御器による流体要求
を見越し、かつプライオリテイ弁を迅速にシフト
流れをステアリング制御器に指向させる。
ステアリング制御器の主オリフイスO5が開く
と主オリフイスO5の下流側は、負荷検知室68
と、調整機構30の吸気口と連通するが、負荷検
知室は、プライオリテイ弁のパイロツト流体室6
4からパイロツト流の供給を受ける。
従つて、プライオリテイ弁上の圧力は、ステア
リング吸気口からの流れを調整機構に指向させる
主オリフイスO5′の面積の変動で可変する。主オ
リフイスO5の面積は、流れに対する要求(取扱
者の要求またはステアリング負荷)次第で可変す
るので、プライオリテイ弁上の圧力は、ステアリ
ング要求で変動する。従つて、ステアリング制御
器の主オリフイスO5が開かれると、該オリフイ
スは、要求に従つてプライオリテイ弁上の圧力は
可変する。ポンプからの流れが、プライオリテイ
弁による流体要求を超えると、過剰流は、補助回
路に送出される。
ステアリング制御器の横断面図は、第2図に示
される。ステアリング制御器は、車のステアリン
グ輪31によつて作動される回転可能な入力軸7
0を含む。入力軸70は、制御器のハウジング6
6内にのびている。制御器のハウジング66は、
プライオリテイ弁と連結する吸気口34と、流体
の溜め42と連結する復帰口40とステアリング
モータ25の両室に連結された1対の作動口3
6,38と、負荷検知パイロツト口56とを備え
る。
調整機構30は、制御器のハウジング66内に
設けられる。調整機構は、内歯をもつた外側ジエ
ロータ歯車80と、該歯車と噛合する外歯をもつ
た内側ジエロータ歯車82とによつて形成された
伸縮ポケツト形式のものである。内側ジエロータ
歯車82は、外側ジエロータ歯車80に対し偏心
的に設けられ、かつ外側ジエロータ歯車より小さ
い歯車をもつている。外側ジエロータ歯車80
は、入力軸70の中心軸と共軸になつている中心
軸83を中心として回転する。内側ジエロータ歯
車82は、その中心軸を中心として回転し、かつ
米国特許第3895888号明細書に示された要領で外
側ジエロータ歯車の中心軸まわりで軌道を画く。
内外側のジエロータ歯車82,80が回転し、か
つ軌道を画くと、これらの歯車の噛合歯は、伸縮
流体ポケツトを画定する。
ステアリング制御器26の方向制御弁28は、
ハウジングの内側にある一連の環状みぞと、ハウ
ジングに固定された弁スリーブ90と、弁スリー
ブ90内で回転する弁スプール92とを備える。
ハウジング内には、さらに整流弁94があり、
この整流弁は、1対の相対的に回転する弁部材9
6,98からなつている。これらの弁部材は、調
整機構30のジエロータ歯車80,82の相対回
転と公転に対し調時運動を行なう該調整機構の伸
縮ポケツトに出入する流体を制御する。整流弁の
外の弁部材96は、外側ジエロータ歯車80と、
かつ米国特許第3895888号明細書に示されたよう
に、内外側のジエロータ歯車82,80の外側に
おかれた駆動板100とにボルト締めされる。弁
部材96内にある弁部材98は、方向制御弁28
の弁スプール92と結合回転できるよう連結され
る。
駆動リンク102は、入力軸の中心軸83に対
し角度をなして配置される。駆動リンク102
は、内側ジエロータ歯車82と、また整流弁の弁
部材98とに連結される。整流弁の弁部材98
は、キー・スロツト構成体110によつてスプー
ル弁92に連結される。従つて角度をもつた駆動
板102は、弁部材98、スプール弁92および
内側ジエロータ歯車を結合して結合回転を行なわ
せ、かつ内側ジエロータ歯車82が米国特許第
3895888号明細書に示したように、外側ジエロー
タ歯車の中心軸83に対し公転できるようにして
いる。
ねじりばね112は、回転可能な弁部材を中立
位置に押していく。ねじりばねは望ましくは、ス
プール弁92とハウジング内に固着された開口内
にある1対の羽根114,116によつて作るの
がよい。これらの羽根114,116の構造は、
基本的には米国特許第3918856号明細書に開示さ
れた原理に基づくものである。ねじりばねの羽根
114,116は、弁スプール92を中立位置に
押していく。弁スプール92を中立位置から遠ざ
けようとする該弁スプールへのトルクの印加によ
つて、羽根114,116がねじれる。トルクの
印加が中断すると、羽根114,116は、弁ス
プールを中立位置に押しやる。
中立位置からのジエロータ歯車82と弁スプー
ル92の回転の範囲を制限するために、耳120
が整流弁の弁部材98に連結される。ハウジング
に固着された連動のストリツパ(図示しない)
は、中立位置から両方向への弁スプール92の限
られた量の回転があつて後、耳と係合する。
これは、ジエロータ歯車82とスプール92の
回転を制限するものである。
ステアリング輪31が回転すると、トルクは、
内外側ジエロータ歯車を介して回転可能な弁スプ
ール92に伝えられ、これを押して中立位置から
離す。外側ジエロータ歯車80は、入力軸70と
共に回転し、また内側ジエロータ歯車82は、限
られた範囲で回転して弁スプール92を回転させ
る。弁スプール92の回転は、調整機構30に流
れを連通させ、調整された流れをステアリングモ
ータ25の片側に指向させる。弁スプールが中立
位置からの運動範囲の限界点まで動くか、または
定常状態(流れが要求に見合うとき)に達するか
いずれかであるときは、入力軸70の継続回転は
内側ジエロータ歯車82を公転させるのみであ
る。
弁スプール92は、中立位置から動いて離れる
と基本的には、米国特許第3895888号明細書の原
理に基づいて、ステアリングモータ25へ出入す
る流れを制御する。第13図示のように、弁スプ
ール92は、調整機構30とステアリングモータ
25を出入する流体の流れを両方向に接続する直
径方向に対向する2つの対をなす通路132,1
32′をその外表面にもつている。通路132は、
整流弁の弁部材96,98を介して調整機構30
の片側に連通する孔164により中央の中空通路
130に連結される。第12図、第13図および
第14図に示すように、弁スプール92は、孔1
64′を介して調整機構30の他方の側に連結さ
れる通路132′を備える。
第2図および第3図に示すように、ステアリン
グ制御器のハウジングは、5つの環状みぞをもつ
ている。環状みぞ140は、吸気口94と連通
し、環状みぞ142は、復帰口40と連通する。
1対の環状みぞ144,146は、作動口36,
38と連通する。環状みぞ68は、負荷検知室を
なし、負荷検知口56と連通する。
第3図と第10図に明らかなように、固定スリ
ーブ90は、環状みぞ、すなわち負荷検知室68
と連通する6つの半径方向通路LSをもつている。
半径方向通路LSの4つは、固定スリーブ90の
内部の長手方向みぞLS′と連通する。
残りの2つの半径方向通路LSは、固定スリー
ブ90の内部にのびている狭められた通路LS″と
連通している。
第3図および第7図に示す如く、固定スリーブ
90の内部の直径方向に対向する第1対のシリン
ダみぞC1は、半径方向通路150を介してハウ
ジング内の1つのシリンダみぞ146と流体連通
する。第3図および第8図に示すように、直径方
向に対向する第2対のシリンダみぞC2は、半径
方向通路152を介してハウジング内の他方のシ
リンダみぞ144と流体連通する。
さらに、第3図と第11図を参照すると、固定
スリーブ90の一連の6つの半径方向通路154
は、ハウジング内の環状みぞ142と流体連通し
ているのが示される。また第3図と第6図を参照
すると固定スリーブ90の内部の1対の入口みぞ
Pは、半径方向通路156を介して環状みぞ14
0と連通しているのが分かる。
第2図、第3図、第4図および第5図から明ら
かなように、整流弁に隣接する固定スリーブの一
端には、小径部をもつた環状外側面がある。
この外側面は、整流弁に隣接しておかれた規制
空間162の一部を構成する。固定スリーブ90
の直径方向に対向する1対の半径方向通路16
4′はこの規制空間162を弁スプール92の通
路に連通する。
第14図示の狭められた通路LS″は、固定スリ
ーブ90の内部にのび、かつ弁スプール92が最
が最高回転を行なうまで作動するとシリンダみぞ
C1,C2の間にある圧力ダムを形成する。固定ス
リブの圧力ダムすなわち通路LS″は、ハウジング
の負荷検知室68と連通し、従つて負荷検知室で
圧力と連通する。第14図は、中立位置にある固
定スリーブと弁スプールを概略的に示す。吸気口
34の圧力は固定スリーブ90の直径方向に対向
する長手方向の入口みぞPと連通する。負荷検知
室68は、固定スリーブのまわりに設けた6つの
通路LSと連通する。中立位置で、みぞLS′は、通
路LSと連通し、かつ弁スプールの長手方向みぞ
R1と対面関係をなしている。長手方向みぞR1は、
固定スリーブ90の半径方向にのびる狭められた
開口R′1を介して溜めと連通している。狭められ
たみぞLS″は、他の2つの通路LSと連通し、か
つ弁スプール92の長手方向みぞR2と対面関係
をなしている。長手方向みぞR2は、それぞれの
半径方向通路154を介して溜めと連通してい
る。
中立位置で、負荷検知室68でのプライオリテ
イ弁20からパイロツト流は、回転可能な弁スプ
ールの長手方向みぞR1を介して4つの負荷検知
のみぞLS′へと向けられ、かつ開口R′1を介して復
帰口に指向していく。実際には、開口R′1を介し
て連通する固定スリーブの4つのみぞLS′は、第
1図の概略図に示された中立通気オリフイスO1
を画定している。
第15図および第16図から明らかなように中
立位置からの方向制御弁スプールの反時計方向移
動は、圧力みぞすなわち入口みぞPと弁スプール
の長手方向に対向する1対のみぞ170の1つと
の間での連通が行なわれる前に、長手方向みぞ
R1と狭められた開口R′1との間の連通を殆んど阻
止している。弁スプールの直径方向に対向するみ
ぞ170が動いて入口みぞと連通すると、互いに
協動して主オリフイス(すなわち第1図の主オリ
フイスO5)を画定する。望ましくは弁は、主オ
リフイスの入口みぞの連通が、中立位置から約
3.3度の弁移動でもつて行なわれ、かつ4つの負
荷検知のみぞLS′と長手方向みぞR1との連通が中
立位置からの約3.4度の弁移動でもつて完全に閉
じるよう構成されるのがよい。第16図におい
て、流れの変調は、主オリフイスO5で生じ、か
つパイロツト流の源でもあるみぞLS′で検知され
る。流れは両方とも前述したように通路132を
介して調整機構30の入口に向けられる。
弁が中立位置から作動位置まで回転はしてい
く、が、その完全動程位置に達するまでは、通路
LS″は、溜めに接続する弁スプールの対向する長
手方向みぞR2と対面関係をなしてとどまつてい
る。弁スプールが完全動程路(すなわち耳120
がそれぞれのストツプと係合するとき)まで動く
と、圧力ダムをなす通路LS″は、第15図示と同
じ要領で弁スプールの面によつて閉じられる。こ
れによつて負荷検知室68から供給された通路
LS″の圧力は、調整された流れをステアリングモ
ータに連通させるどのシリンダみぞからも洩れが
戻るのを阻止する。圧力ダムは従つて、中立位置
から弁部材の完全動程において通路LS″のみに生
じ、かつプライオリテイ弁から供給されたすべて
の流れがステアリングモータ25に向くようにさ
れる。
第17図から第22図までは、本発明の装置に
おけるプライオリテイ弁の特定の構造を示すもの
である。主プライオリテイ弁22は、ハウジング
194に形成された開孔192内を動く弁スプー
ル190で構成される。ハウジング194は、吸
気口46と連通する入口みぞ196と、補助通路
50を介して流れを補助回路に向ける補助みぞ1
98と、逆止弁202を介してプライオリテイ弁
の出口48と接続するステアリングみぞ200と
を備える。プライオリテイ弁のパイロツト口は、
前述したようにステアリング制御器の負荷検知口
56に接続される。
弁スプール190は、ばね58により、第19
図示の左手の位置に偏倚する。この位置で入口み
ぞ196の流れは、弁スプールのステアリングみ
ぞ200を介して連通し、かつ一次ステアリング
口すなわちプライオリテイ流出口48に向けられ
る。そのステアリング流の圧力は、弁スプール1
90の左手端の領域を表わす面210に作用し、
かつ弁スプールをばねとは反対におしやる。面に
対する圧力が、ばねの作用に抗してプライオリテ
イ弁を右方に充分に移動するだけ高ければ、補助
みぞ198は開いて流れを補助回路に入れる。
ばね58は、パイロツト流体室64内に設けら
れる。第20図を参照すると、ステアリングみぞ
200と連通する導管214はまた、第1図の概
略図におけるオリフイスO3たるリストリクタ2
16を介してパイロツト流体室と連通しているの
が分かる。
さらに、パイロツト流体室は、第1図のオリフ
イスO4たる別のリストリクタ218を介してパ
イロツト口と連通する。
従つて、弁スプール190の左側に作用する流
体圧は、ステアリングに指向する流体圧である。
弁スプールの右側にあるパイロツト流体室の流体
圧は、オリフイスO3とオリフイスO4間のパイロ
ツト導管の流体圧である。前述したように、パイ
ロツトオイル流量は、オリフイスO3の面積と、
ばね58の偏倚力によつて効果を出す弁スプール
190上の圧力差によつて決定される。第1図の
符号220によつて示されるリリーフ弁は、弁ス
プール190内に設けられるが、第19図では見
えないようになつている。従つて、プライオリテ
イ弁は、優先位置(左手位置)と第1図の概略図
に従つて流れを補助回路に指向する位置との間で
作動する。
第19図に明らかなように、プライオリテイ弁
24はまたハウジング内にあり、流れを補助回路
間に向ける。プライオリテイ弁24は、補助通路
50と連通する入口みぞ230と、ブレーキ回路
と通過するみぞ232と、機器回路と連通する補
助みぞ234とを備える。また復帰みぞ238は
溜め42と連通する。プライオリテイ弁は、主プ
ライオリテイ弁22と同じ要領のもとに作用を行
ないプライオリテイ流をブレーキ回路に、そして
過剰流を機器回路に向ける。プライオリテイ弁の
機構は、図面から明らかであるので、これ以上の
説明を省略する。
第23図は、第4図のステアリング装置と同様
のステアリング装置を示すものであるが、これに
は、可変容積形ポンプ240が収容されている。
第1図示のものに相当する第23図示の構成部材
は、同じ符号で示される。第23図示のステアリ
ング装置は、流量補償弁242と、圧力補償弁2
44とを備えていてポンプの排気量を制御する。
ばね246は、流量補償弁242をポンプ排気量
を増大させる方向に押しやる。
ポンプからの圧力は、ばね246に対向して流
量補償弁に作用する。パイロツト流は、固定サイ
ズの1対のオリフイスO7,O8を介する流量補償
弁242を抜けるように指向して、ステアリング
制御器に向けられるプライオリテイ弁下流のプラ
イオリテイ流と合流する。オリフイスO7,O8
の圧力は、流量補償弁のパイロツト流体室250
と連通し、ばね246に付加する作用を行なう。
従つてステアリング制御器の中立位置にあるとき
は、プライオリテイ弁を通るパイロツト流と、流
量補償弁242とを通るパイロツト流とが存在す
る。
明細書全体の記載を通じて、オリフイスO3
O4は、例えば、固定面積のオリフイスとして示
した。オリフイスは、面積可変可能であることは
云うまでもない。また第23図は、1つ以上のモ
ータとパイロツト流を伴うプライオリテイ弁と、
流量補償弁両方とを収容するステアリング装置を
示しているが、単一のモータ、制御器、可変容積
形ポンプおよび貫通するパイロツト流を伴う流量
補償弁とを備えた本発明に基づくステアリング装
置とすることも可能である。1つのモータと、1
つの油圧回路であるような場合には、プライオリ
テイ弁は不要で、かつ流量補償弁は、単に前述し
たようにポンプ排気量を制御するだけでよい。
本発明の特徴によれば、上述の如く、方向制御
弁28が中立位置から作動されるときこの方向制
御弁は、流体がこの方向制御弁を通して調整機構
及びパワーステアリングモータに送られる前に制
御器を通るパイロツト流を制限する。方向制御弁
の起動開始時にパイロツト流を制限すると、導管
54内に圧力の急上昇が生じる。この圧力急上昇
は、主流量制御弁が調整機構及びパワーステアリ
ングモータへの流体を流す前に第1図に示す如く
パイロツト弁22を優先位置に起動するように用
いられる。
このような作動によつて、本発明では、方向制
御弁を所望のパワーステアリングに必要な流体要
求に迅速に応答せしめることができるという利点
を有する。又、上記導管内の圧力急上昇はプライ
オリテイ弁を優先位置に迅速に移動させ有効な流
体をステアリング制御器に指向させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の原理に基づく負荷検知ステ
アリング装置の概略図、第2図は、第1図のステ
アリング装置における静水圧ステアリング制御器
の縦断面図、第3図は、第2図の静水圧ステアリ
ング制御器の一部の断片的断面図で、該制御器の
スリーブ弁部材の側面を示すもの、第4図は、第
3図の4−4方向からみた第3図のスリーブ弁部
材の端面図、第5図は、第4図の5−5線に沿つ
た第4図のスリーブ弁部材の断面図、第6図より
第11図までは、第3図の6−6,7−7,8−
8,9−9,10−10線および11−11線に
それぞれ沿つた第3図のスリーブ弁部材の断面
図、第12図は、第2図の静水圧ステアリング制
御器に用いられる回転可能なスプール弁部材の側
面図、第13図は、第12図の13−13線に沿
つた第12図のスプール弁部材の拡大断面図、第
14図は、第2図から第13図までの静水圧ステ
アリング制御器のスリーブ弁部材とスプール弁部
材の概略図で中立位置にある両弁部材の相対位置
を示すもの、第15図は、中立位置から所定量移
動した後の第14図の両弁部材の拡大概略断片
図、第16図は、中立位置からさらに移動した第
14図の両弁部材の拡大概略断片図、第17図
は、第1図のステアリング装置におけるプライオ
リテイ弁のハウジングの頂面図、第18図は、方
向17−17からみた第17図のプライオリテイ
弁の左側端面図、第19図は、第18図の19−
19線に沿つたプライオリテイ弁の断面図、第2
0図は、第19図の線20−20に沿つたプライ
オリテイ弁の一部を示す断片的断面図、第21図
は21−21線に沿つた第19図のプライオリテ
イ弁の断片的断面図、第22図は、第17図の2
2−22線に沿つたプライオリテイ弁の一部を示
す断片図、第23図は、可変容積形ポンプを収容
した本発明に基づくまた別のステアリング装置の
概略図である。 10……固定容積形ポンプ、12……ステアリ
ング回路、14……ブレーキ回路、16……機器
回路、22,24……プライオリテイ弁、25…
…ステアリングモータ、26……静水圧制御器、
28……方向制御弁、30……調整機構、34…
…吸気口、40……復帰口、44……ハウジン
グ、46……吸気口、48……出口、50……補
助回路、52……パイロツト口、56……負荷検
知口、58……ばね、60……パイロツト導管、
68……負荷検知室、190……弁スプール、
O1,O2,O3,O4,O5……オリフイス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 源からステアリングモータへ流れる流量を制
    御する流量制御装置であつて、ハウジングを有す
    る制御器と、弁スプールを有するプライオリテイ
    弁と、パイロツト導管とを備えて成り、前記ハウ
    ジングは入口と、ステアリングモータに接続され
    た1対の作動口と、溜めに接続された復帰口と、
    負荷検知口とを有し、前記制御器は方向制御弁と
    該方向制御弁に接続された容積形の調整機構とを
    有し、前記方向制御弁は中立位置に付勢され且つ
    入力軸の作動によつて前記中立位置から離れて移
    動可能であり、前記方向制御弁は主流量制御オリ
    フイスを形成し、該主流量制御オリフイスは前記
    方向制御弁が前記中立位置から離れて所定量移動
    した後に前記調整機構と共に前記入口に連通し、
    前記主流量制御オリフイスの大きさは前記入力軸
    の作動量及びステアリングモータに作用する負荷
    に応じて変化し、前記プライオリテイ弁の弁スプ
    ールは前記源から制御器の前記入口へ全ての流体
    を向ける流路を形成する優先位置に付勢され且つ
    該スプールは、この弁スプールに作用する所定の
    正味の流体圧力に応じてその優先位置から離れて
    移動して前記流路を徐々に制限すると共に源から
    補助回路に流体を指向する流路を除々に増大し、
    前記パイロツト導管は前記制御器の負荷検知口へ
    パイロツト流を指向させ、前記パイロツト導管内
    の圧力は前記弁スプールの一側に作用して該スプ
    ールをその優先位置に向かつて駆動し、前記制御
    器は、前記方向制御弁が中立位置にあるときにパ
    イロツト流を前記負荷検知口から制御器を通して
    溜めに向けるパイロツト流オリフイスを有するパ
    イロツト流制御手段を備え、前記方向制御弁は、
    該方向制御弁が前記中立位置から離れて移動する
    際で且つ主流量制御オリフイスが前記入口から調
    整機構へ流体を流す前に前記制御器を通るパイロ
    ツト流を制限して前記パイロツト導管内の圧力を
    制御器が中立位置から離れて移動する際に増大さ
    せ且つプライオリテイ弁がその優先位置に向かつ
    て移動するようにプライオリテイ弁に圧力を作用
    させることを特徴とする流量制御装置。 2 プライオリテイ弁が弁スプールの一側に設け
    られた流体圧力室と該流体圧力室に配置され且つ
    前記弁スプールを優先位置に向かつて付勢するば
    ねとを備え、パイロツト導管がパイロツト流を前
    記流体圧力室を通して制御器の負荷検知口に指向
    する特許請求の範囲第1項記載の装置。 3 方向制御弁は、主流量制御オリフイスが入口
    から調整機構へ流体を向けるときに前記主流量制
    御オリフイスの一側を負荷検知口に連通し、前記
    主流量制御オリフイスが流体を調整機構に向ける
    とき前記主流量制御オリフイスを通る流体の変化
    のため前記パイロツト導管内の圧力が変化する特
    許請求の範囲第2項記載の装置。
JP57040083A 1981-03-13 1982-03-13 Load detecting steering gear Granted JPS57167873A (en)

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