JPH0231466B2 - Sashikomisoshibunpaiki - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は接触（差込）素子デイスペンサー、特
に支持台上に固定されていて連携して働らく個々
のピースに素子を取り付けるためのデイスペンサ
ーに関する。

発明の背景 素子は、たとえば絶縁支持台上に保持された一
対のピンの上に挿入して短絡させるための短絡ジ
ヤンパーを含んでいる。これらのジヤンパーは普
通非常にサイズが小さく数ミリメーターのオーダ
ーのため扱いが困難である。それらの素子を多数
指でつまんで取り付けるのは疲労と時間の浪費に
結びつく。

発明の要約 本発明の１つの目的は支持台に固定した連携動
作ピースにこれらの素子を容易且つ迅速にたくさ
ん取り付けることを可能にするデイスペンサー
（分配器）を提供することである。

本発明によれば前記の形式のデイスペンサーは
少なくとも１つの解放端を通して一連の接触素子
をすべり動作的に受け入れるための両側壁を有す
るスライド（案内部材）を含んでおり、一連の接
触素子はその一端に外側素子があり反対側に内側
素子がある。スライダー（移動部材）がスライド
の内部に保持されてその内部をすべり動作して内
側素子に推力を及ぼし、その結果スライド内の全
素子に推力を及ぼす。スライダーはこの目的のた
め、スライドの側壁の上方に作業者が指で作動す
る突起部分がある。弾性的停止手段がスライドの
端部に設けられており、一連の素子をスライド内
に保持するため外側素子と連携して働らく。

このような器具を使えば、必要に応じてたとえ
ばスライダーに親指で力を加えることで接触素子
はスライドから抜け出し、該素子を指でつかまな
くても速やかに連携動作のピンに差し込まれるこ
とが容易に理解される。

各素子を２本の指でつかむという以前のデリケ
ートな作業はより簡便な方法に置き換えられる。
即ちスライドを手に取り、その端を（たとえば短
絡用の２ピンのような）連携ピースに向け外側素
子の外側をピンの上にのせて親指で押すとスライ
ダー上に推力が加わり、この推力は前記弾性停止
手段のロツク効果を克服する。

好適にはスライドは２つの解放端を有し、その
両端から夫々一連の接触素子を受け入れ、夫々一
連の素子は前記スライダーの両側に位置し、弾性
的停止（保持）手段はスライドの両端部に設けら
れ一連の素子の最外側の素子と夫々連携動作す
る。

スライダーの片側の一連の接触素子がすべて押
し出されてしまうと反対側の一連の素子を使用す
ることができ、このときスライダーは反対方向に
動く。

弾性的停止手段はたとえば簡単にスライドの端
の内側壁に２つの向かい合う突起で構成し、これ
らの突起は接触素子の２つの対向する面上に作ら
れた夫々のミゾにパチンとはめ合うようにする。

停止手段の弾性はスライドの２つの側壁を相対
的にやゝ離して配置すると得られ、このスライド
は、たとえば金属又はプラスチツクで作るとよ
い。

更に前記差込素子とスライダーを保持するため
スライドの両側壁の自由縁は互いの方向にやゝ近
よるように傾いており、この構造で突起部よりも
横に広がつたベース（基部）を保持している。

このようにスライダーはスライド内に納まつて
おり、各素子は１つ又は２つの解放端部からのみ
放出される。

本発明は更に、前記に規定した形式のデイスペ
ンサーに関し、互いに平行に配置したいくつかの
デイスペンサーを含み、各々には一連の接触素子
が供給され、そして各一連の素子の外側素子は帯
とその離れ易い線で接続されて一体化しているこ
とを特長とする。特に、好むように、この形式の
帯による結合が両端で設けられているなら外側素
子によつてこの帯はいくつかのデイスペンサーを
互いに結合することが容易に理解される。

帯は、小さい樹脂材料片を扱うときにとる方法
として周知のような、いくつかの接地素子を合成
樹脂材料で一体構造として鋳込むことができそう
すればそれらは１つのかたまりとして結合してい
る。

これらの帯は更に接触素子を１つの操作でいく
つかのデイスペンサーに導入するために使用さ
れ、継続して使用される帯は順次切り離され、そ
の結果切り離された素子は夫々のスライドに導入
され、最後に導入される素子の帯、即ち外側の素
子だけが切りはなされることなく、いくつかのデ
イスペンサーを前記の様に互いに結合させておく
働らきをする。

本発明の実施例を添付図面の番号と照らして非
限定的な例として以下に記述する。

実施例の詳細な説明 第１から３図において、接触素子を参照数字１
で示す。それらは絶縁材製のジヤンパー、特に合
成樹脂製のジヤンパーであつて、（図示なき）導
電材から成るクリツプを含んでいる。このクリツ
プは、たとえば、素子１が２つの接触ピン２上に
挿入された第３図に示すようなときそして（たと
えばプリント基盤カードのような）支持台３に固
定されたとき２つのピンを短絡する働らきをす
る。

これらのピン２は連携ピースを構成している。

接触素子１は夫々反対側のミゾ５を含む反対側
の２つの面４を持つている。

デイスペンサーは側壁７と底８を持つ一般にＵ
断面をしたスライド６を含んでおり、該スライド
はその両端が解放されている。このスライド６は
金属又は合成樹脂で作られる。

スライド６の中には（第３図の）作業者の指で
両方向に動作可能な突起部１０を有するスライダ
ー９が載置されている。この突起部について、ス
ライダー９のベース１１が横方向に広がつており
スライダーはスライド６の中に保持される。２つ
の側壁はその自由縁の方向に互いに近ずくように
傾いている。

各スライド６の側壁７上には２つの向い合う突
起１２から成る弾性的な停止手段がその両端部に
ついている。これら２つの突起は接触素子の前記
のミゾ５と連携して弾性スナツプ接合を成し、ス
ナツプ接合の弾性は主として壁７の柔軟性によつ
て提供されている。

このように外側の接触素子１はスライド６の中
に保持され、この外側素子とスライダー９の間に
一連の素子が含まれている。デイスペンサーのス
ライドに接触素子がいつぱい満たされると、第３
図に示すように矢印の方向にスライダーの突起部
１０に親指で力を及ぼすと一連の素子１が前進す
るようにスライダーのベース１１が内側の素子１
を押す。外側の素子１は側の弾性突起が引つ込ん
だ後スライドから押し出されピン２上に取り付け
られ短絡回路を作る。この操作は一連の素子がな
くなるまで繰り返されその後スライドを反転しス
ライダー９を反対向きに使えば素子１は反対側か
ら送り出される。

第１図と２図はいくつかの接触素子１を互いに
つないだ帯１３を使用して両側から接触素子をス
ライドの中へ導入する様子を示し、同数のスライ
ドが好適には同時に充填される。接触素子１は帯
１３に離れ易い線１４で結合されている。

帯１３が切り離された後接触素子の新らしい列
が又スライドの中へ導入され、これはスライド６
がいつぱいになるまで続けられる。

外側の接触素子１にくつついている帯１３だけ
が切り離されないで、前記の様にスライドの運
搬、貯蔵に便利なように（第２図）１組のスライ
ドを互いに結合させている。

使用者は前記の様にすべてのデイスペンサーを
使うことができるようにこの帯を切り離すだけで
よい。

以上の説明で明らかな様に、本発明は例示的
で、詳述の実施例に限定するものではない。従つ
て本発明は派生するすべての変化をも包合する。
その範囲は特許請求の範囲に記載の通りである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるデイスペンサーの透視
図、第２図は本発明によるデイスペンサーアセン
ブリの透視図、第３図は第１図のデイスペンサー
を使う方法の透視図、第４図は第１図の−線
におけるデイスペンサーの断面図である。 〔符号の簡単な説明〕、１……接触素子、２…
…接触ピン、３……支持台、４……接触素子の側
面、５……接触素子の側面のミゾ、６……スライ
ド、７……スライドの側壁、８……スライドの
底、９……スライダー、１０……スライダーの突
起部、１１……スライダーのベース、１２……ス
ライド側壁の突起、１３……帯。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 対向する二つの側面を有する差込素子を、支
   持部に固定され差込素子と協同するピンに個別に
   差し込むための差込素子分配器であつて、 一対の側壁を有する案内部材であつて、その一
   端において該案内部材の端部寄りの外側素子を含
   む一連の差込素子を受け入れ、他端において前記
   一連の差込素子のうち前記案内部材の中間部寄り
   の内方素子を受け入れるようになつている側壁を
   有する案内部材と、 前記両側壁内に摺動可能に配置され、操作力が
   加わえられる突部を有し、前記内方素子を介して
   前記案内部材内の前記外側素子を含む一連の差込
   素子に推力を及ぼすようになつている移動部材
   と、 前記案内部材の端部に設けられ、前記一連の差
   込素子のうち前記外方素子と弾性的に共同して、
   該外側素子を前記案内部材内に保持する保持手段
   とを含み、 前記案内部材の各側壁は自由端を有し、前記各
   側壁は他方の側壁に向かつて傾斜しており、該自
   由端が引き寄せられることにより前記一連の差込
   素子及び移動部材が前記案内部材内に保持されて
   おり、 前記案内部材は、前記突部よりも横方向に幅が
   広い基部を有していることを特徴とする差込素子
   分配器。 ２ 前記案内部材は２つの解放端を有し、該各端
   部から前記一連の差込素子を摺動的に受け入れ、
   前記一連の差込素子は前記移動部材の両側に位置
   し、前記保持手段は前記案内部材の各端部に設け
   られ、前記一連の差込素子の内の外側素子と夫々
   連携して作用するようになつている特許請求の範
   囲第１項に記載の差込素子分配器。 ３ 前記保持手段は、前記案内部材の端部近くの
   側壁に２つの対向する突起として形成され、該突
   起は前記一連の差込素子のそれぞれの対向する側
   面に形成された溝に夫々弾性的に嵌入するように
   なつている特許請求の範囲第１項又は第２項に記
   載の差込素子分配器。 ４ 互いに平行に配置され、前記一連の差込素子
   が供給される複数の差込素子デイスペンサーから
   成り、前記各一連の差込素子の外側素子を離れ易
   い線で帯部材に接続することにより互いに連結さ
   れて成る特許請求の範囲第１項に記載の差込素子
   分配器。