JPH0231159Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0231159Y2
JPH0231159Y2 JP820085U JP820085U JPH0231159Y2 JP H0231159 Y2 JPH0231159 Y2 JP H0231159Y2 JP 820085 U JP820085 U JP 820085U JP 820085 U JP820085 U JP 820085U JP H0231159 Y2 JPH0231159 Y2 JP H0231159Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
insulator
flow rate
chamber
dust collection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP820085U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61125345U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP820085U priority Critical patent/JPH0231159Y2/ja
Publication of JPS61125345U publication Critical patent/JPS61125345U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0231159Y2 publication Critical patent/JPH0231159Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Separation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、熱源からの排ガス等の可燃性ガスを
燃料ガスとするために除塵を行う電気集塵機に関
する。
〔従来の技術〕
従来、一般の電気集塵機においては、集塵極と
放電極への導線を支持するための碍子を清浄に保
つことが絶縁上の問題として不可欠である。
このために、従来の碍子汚染防止方法としては
碍子室へ空気を吹込み機内のダスト・ミストの侵
入を防ぐ空気吹き込み方法、電気集塵機出口のガ
スをブロワで循環して碍子室へ吹込み機内のダス
ト・ミストの侵入を防ぐ出口ガス循環方法、さら
に碍子の加熱により碍子表面を乾燥状態に保ち碍
子表面での結露による絶縁不良を防ぐ碍子加熱方
法等が通常行われ、これらの方法を達成するため
の装置及びシステムを集塵機に付帯する構成とな
つている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
近来、例えば高炉の排ガスを回収してこれを燃
料ガスとして利用するシステムが排熱回収の効率
化を図るために応用されるようになつた。
しかし、上記の碍子保護方法を可燃性(燃料)
ガス用電気集塵機に用いた場合、以下のような問
題が生じる。
(1) 空気吹込み法 電気集塵機内では、高電圧荷電によるスパーク
が常時発生しているので、空気と可燃性ガスが混
入すると爆発の危険が極めて高く、安全操業の面
から空気吹込み法は適用できない。
(2) 出口ガス循環法 可燃性ガスのため、循環ブロワ等の軸シールを
厳重に行う必要があり、碍子の汚染防止のために
フイルタ等による除塵、除湿を行う必要があるの
で、設備費が高くなる。
その他、比較的安価に入手できるN2ガスの吹
込は、N2ガスの特性として電子親和性がないた
め碍子室内での異常放電電流が流れ荷電不安定と
なり、シールガスとして適用することはできな
い。
また、集塵機内で可燃性ガスがN2ガスにより
希釈されるためカロリーの低下を招き燃料ガスと
して利用する場合には不利である。
以上のように、従来の設備では可燃性のガスの
集塵を行う場合、碍子の保護を確実に行うことが
困難であるとか、また保有熱量が減衰して効率的
な熱回収に支障をきたすという問題があつた。
本考案の目的は、可燃性ガスの除塵を行う電気
集塵機において、爆発事故や除塵後の燃料ガスの
熱量低下を防ぐとともに循環設備や除湿装置を要
することなく安価な設備で碍子の汚染を防止する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は、集塵極及び放電極への導線を支持す
る碍子と、これを内蔵して集塵室に連通する碍子
室と、同室に連通して清浄高熱量ガスを集塵室内
に供給するガスホルダとを備え、さらにガスホル
ダからのガス供給路に、流下する清浄高熱量ガス
流量に対し集塵室に流入する被除塵可燃性ガスま
たは集塵室に流入する被除塵可燃性ガスと清浄高
熱量ガスとの混合流量を比較して流量を設定する
制御装置と、同制御装置の信号により弁開度を調
節する流量調整弁とを配置する構成として、可燃
性ガスを安全に除塵するとともに高い熱量を保有
した燃料ガスとして排出可能としたものである。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を説
明する。
第1図は本考案に係る電気集塵機の概略を示す
システム図、第2図は碍子室の拡大断面図で、1
は両端にガスの流入口2及び流出口3を設けた集
塵室で、内部には集塵極4及び放電極5を配置し
ている。
6は集塵室1の外部に設けた高電圧発生装置、
7,8は同高電圧発生装置6からの導線9を支持
する碍子、10,11はこの碍子7,8を収納す
るための碍子室、12,13はそれぞれの碍子室
10,11から集塵室1内に伸延するシールド管
である。
さらに、20はLNG,LPG等の清浄高カロリ
ーガスを貯蔵したガスホルダで、ガス供給管21
により両碍子室10,11に流量調整弁22,2
3を配置して連通している。
24はガス供給管21の中途に配置したメイン
流量調整弁、25はメイン流量調整弁24の下流
に配置した清浄化ガス流量計測用オリフイス、さ
らに26は集塵室1の流出口3下流に設けた可燃
性ガス流量計測用オリフイスである。
これらの両オリフイス25,26により測定し
た清浄化ガス及び可燃性ガスの流量に基づく信号
が制御系に配置した演算器27(制御装置)に入
力され、メイン流量調整弁24の弁開度を設定可
能である。
上記構成において、流入口2から流入する高炉
からの排ガス等の可燃性ガスは集塵極4によつて
除塵され、清浄となつた状態で流出口3から燃料
ガスとして必要とする加熱装置に供給される。
この除塵工程の間、ガスホルダ20からLNG,
LPG等の清浄ガスを碍子室10,11のそれぞ
れに供給して同室10,11内を集塵室1に対し
てガスシールし、碍子室10,11内へのミスト
及びダストの侵入を防止する。尚、LNG,LPG
等の清浄ガスは電子親和性があり、荷電不安定を
起こさないので碍子保護シールガスとして有効に
利用できる。
このようにLNG,LPG等の清浄ガスを碍子室
10,11へ吹込むことにより、碍子7,8の汚
染を防止できるので、碍子7,8汚染による荷電
不良及び掃除等のメンテナンスが不要になる。
また、従来の出口ガス循環方式に比べ、循環ブ
ロワ、除塵、除湿装置等が不要なので、設備費を
安価にでき、さらにLNG,LPGは完全ドライで
あるため、結露防止用のための碍子加熱装置も不
要である。
次に、碍子室10,11内の碍子7,8の保護
を行う清浄ガスはシールド管12,13から集塵
室1内に流入し、可燃性ガスと混合して流出口3
からは高い熱量の高付加燃料を排出し、後続の加
熱設備への燃料ガスとして供給できる。
ここで、このLNG,LPG等の清浄ガスはメイ
ン流量調整弁24により碍子室10,11へ供給
する流量を調整してシールド管12,13内を一
定速度で降下するように制御するとともに、この
清浄ガスと混合して除塵後に流出口3から流下す
る可燃性ガスの熱量が低下することなく、高熱量
の燃料ガスとして供給できるように流量を調整す
る。
即ち、流出口3から排出する可燃性ガスの熱量
を一定の高い値に保つため、可燃性ガス流量計測
用オリフイス26と清浄化ガス流量計測用オリフ
イス25からの流量検出信号をもとに演算器27
によつてメイン流量調整弁24の弁開度を調整
し、清浄ガスの供給量を制御するのである。
この清浄ガスの流量は、可燃性ガスとの混合ガ
スがこれを利用する熱源に対して適切な熱量とな
るように調整することが重要である。
尚、両碍子室10,11への清浄ガス供給流路
に配置した流量調整弁22,23は、可燃性ガス
の上流側の碍子室10内に対してはダスト・ミス
トの侵入を防止するに必要な流量(シールド管1
2内降下流速で0.1m/s以上)とし、下流側の
碍子室11に対しては流出する可燃性ガスの熱量
調整に必要な流量となるように調整するものであ
る。
これは、集塵極4の下流側に可燃性ガスの熱量
調整を目的とした清浄ガスを供給し、上流側の碍
子室10内には同室10内をガスシールするに足
る流量として集塵極4を通過するガス流量を低下
させるためである。
以上のように、清浄で高熱量の清浄ガスを供給
することにより、碍子7,8の保安が可能で、し
かも除塵後の可燃性ガスと混合し高い熱量の燃料
ガスとして系外に供給できる。
〔考案の効果〕
本考案の可燃性ガス用電気集塵機はその構成に
より下記の効果を奏する。
(1) 碍子の汚染防止と同時に、可燃性ガスを希釈
することなく高い保有熱量の燃料ガスとして供
給できる。
(2) 清浄ガスの供給流量制御により系外に供給す
る燃料ガスの熱量調整を行うことができるの
で、従来集塵機の後段に配置していた熱量調整
装置が不要となり、設備費の低減が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電気集塵機と清浄ガスの
供給系を概略的に示す図、第2図は碍子室の拡大
断面図である。 1……集塵室、2……流入口、3……流出口、
4……集塵極、5……放電極、6……高電圧発生
装置、7,8……碍子、9……導線、10,11
……碍子室、12,13……シールド管、20…
…ガスホルダ、22,23……流量調整弁、24
……メイン流量調整弁、27……演算器(制御装
置)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 集塵極及び放電極への導線を支持する碍子と、
    同碍子を内蔵して集塵室にシールド管により連通
    する碍子室と、同碍子室に連通して清浄高熱量ガ
    スを集塵室内に供給するガスホルダとを備え、さ
    らに上記ガスホルダからのガス供給路に、同ガス
    供給路を流下する清浄高熱量ガス流量に対し集塵
    室に流入する被除塵可燃性ガスまたは集塵室に流
    入する被除塵可燃性ガスと清浄高熱量ガスとの混
    合流量を比較して流量を設定する制御装置と、同
    制御装置の信号により弁開度を調節する流量調整
    弁とを配置したことを特徴とする可燃性ガス用電
    気集塵機。
JP820085U 1985-01-23 1985-01-23 Expired JPH0231159Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP820085U JPH0231159Y2 (ja) 1985-01-23 1985-01-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP820085U JPH0231159Y2 (ja) 1985-01-23 1985-01-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61125345U JPS61125345U (ja) 1986-08-06
JPH0231159Y2 true JPH0231159Y2 (ja) 1990-08-22

Family

ID=30487267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP820085U Expired JPH0231159Y2 (ja) 1985-01-23 1985-01-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0231159Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105381883A (zh) * 2015-07-01 2016-03-09 临涣焦化股份有限公司 一种电捕焦油器保护装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61125345U (ja) 1986-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3280173B2 (ja) 排ガス処理装置
GB1152886A (en) A device for Regulating the Exhaust of Flue Gases from Arc Melting Furnaces
JPH0231159Y2 (ja)
US3760446A (en) Gas curtain ventilation control for open hooded ferroalloy furnace
JPH0370907A (ja) ボイラ排ガスの処理方法および装置
US4400184A (en) System for recovering pressure and sensible heat from blast furnace gas with use of dry-type dust collector
US3986848A (en) Gas reheating system using hot precipitator
US3997711A (en) Reduction furnace control
CA1083497A (en) Vaned anode or high-intensity ionizer stage of electrostatic precipitator
KR102114819B1 (ko) 금속 제련장치
CN210373485U (zh) 一种同时吸附和脱附的催化燃烧装置
GB2082086A (en) Treatment of waste gases
JP4133231B2 (ja) 排煙処理装置
JP2001058115A (ja) 換気装置
JPH024414A (ja) 排ガス処理装置に於けるルーバー型集塵器のブローダウンガス流量制御方法及びその装置
KR950004356B1 (ko) 보일러 배기가스의 처리방법 및 장치
JP2534705Y2 (ja) 焼却炉用電気集じん装置
JPH04290511A (ja) 排ガス処理装置
JP2700182B2 (ja) トンネル排ガス処理方式
KR100409200B1 (ko) 집진기에 집진되는 배출가스의 온도 및 습도 제어장치 및 그제어방법
JP2737193B2 (ja) アーク炉から発生する排ガスの処理装置
JPS6021203B2 (ja) 高炉の空炉吹卸し時の炉内発生ガスの処理方法
JPS6344806B2 (ja)
JPH10238948A (ja) 鉱石乾燥炉用熱風発生装置及びその操業方法
JPH02145720A (ja) 燃焼ガス排出量の制御方法