JPH0231124Y2 - - Google Patents

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JPH0231124Y2
JPH0231124Y2 JP1985011055U JP1105585U JPH0231124Y2 JP H0231124 Y2 JPH0231124 Y2 JP H0231124Y2 JP 1985011055 U JP1985011055 U JP 1985011055U JP 1105585 U JP1105585 U JP 1105585U JP H0231124 Y2 JPH0231124 Y2 JP H0231124Y2
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JP
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filter cloth
clamping
intermediate body
cylinder
divided
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、例えば生コンクリート製造工場で発
生するスラツジ水をスラツジと清澄水に分離する
脱水機に関し、特に実開昭58−78114号公報記載
の脱水筒の改良に関するものである。
(ロ) 従来技術 実開昭58−78114号公報記載の脱水筒は、外周
壁に濾布を張設した内筒と、該内筒を包囲し、内
周壁に濾布を張設した開閉自在の二分割の外筒と
により構成され、閉口時に内部に円筒状の脱水室
が構成されるようにしたものである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前記脱水筒において、脱水後のケーキの取り出
しは外筒を開口させて自重によりケーキを落下さ
せているが、脱水室を形成する外筒の横断面が円
弧状であるためケーキを包み持ち、ケーキが剥離
しにくい欠点を有するとともに、脱水筒が円筒形
状であるため製作が難しい欠点を有するのであ
る。
本考案は、上記の点に鑑み、製作が容易で、か
つ脱水後のケーキの剥離が良好な脱水機を提案す
るものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、枠体により周囲を包囲した枠形状の
接合面を平面とした3個の分割体2a,2b,2
cの両側に位置する分割体2a,2cの側面に送
液口5を、中央に位置する分割体2bの底面に排
液口7を穿設し、かつ夫々の分割体2a,2b,
2cの接合面の間に濾布4を張設して一体化した
中間体2を固定台12に固着した支持体13を介
して吊設すると共に、前記中間体2を両側よりシ
リンダー21によつて挾持する開口部を平面とな
す蓋状の挾持部3cを有した挾持体3a,3bを
配設し、該挾持部3cの開口部に濾布9を張設
し、かつ底面には排液口10を穿設し、中間体2
を挾持体3a,3bによつて両側より挾持した時
に、中間体2に張設した濾布4と挾持体3a,3
bに張設した濾布9間に脱水室11が構成される
ようにしたものである。
(ホ) 作用 本考案において、シリンダー21のピストンロ
ツド22を伸張すれば挾持体3a,3bが中間体
2を両側より挾持し、中間体2に張設した濾布4
と挾持体3a,3bに張設した濾布9間に脱水室
11を構成する。この脱水室11に送液口5から
原液を圧入する。圧入された原液は濾布4及び9
によつて濾過され、水分のみが排液口7及び10
から外部に排出される。脱水完了後、シリンダー
21のピストンロツド22の縮小によつて中間体
2を挾持する挾持体3a,3bが後退し、脱水室
11に蓄積されたケーキが挾持体3a,3bの後
退時にケーキに作用する剥離力や自重により落下
する。
(ヘ) 実施例 1はスラツジ水等の原液を濃縮脱水する脱水機
の脱水部本体であつて、中間体2と、該中間体2
を両側より挾持する挾持体3a,3bによつて構
成されている。
中間体2は枠体により周囲を包囲した枠形状の
接合面を平面とした3個の分割体2a,2b,2
cにより構成されており、濾布4を隣設する分割
体の間に挾み込んで張設し、適宜の締結具によつ
て分割体2a,2b,2cを一体化している。5
は3個の分割体2a,2b,2cの両側に位置す
る分割体2a,2cに穿設された原液供給用の送
液口であり、送液管6を介して原液圧入用のポン
プ(図示せず)に接続されている。7は中央に位
置する分割体2bに穿設した排液口であり、送液
口5より圧入された原液が濾布4を通過した後、
この排液口7より外部に排出される。8はガイド
材であつて、内側をテーパ状にしてあり、挾持体
3a,3bを挾持方向に付勢した時に挾持体3
a,3bをガイド材8のテーパ部に当接させ、中
間体2を前後方向に揺動させて挾持体3a,3b
と中間体2とをうまく合致させて密閉するように
設けたものである。中間体2を両側より挾持する
挾持体3a,3bは、枠型状の中間体2に合致す
る蓋状の挾持部3cを有しており、該挾持部3c
の開口部には濾布9が適宜固着具によつて張設さ
れるとともに、下部に濾過液排出用の排液口10
が穿設されており、挾持体3a,3bの濾布9と
中間体2の濾布4によつて閉塞された脱水室11
を形成する。12は脱水部1を支持する固定台で
あり、該固定台12に固着された支持体13,1
3′の下端に取付けた支持杆14を介して中間体
2を吊設している。支持杆14の上端は並設した
支持体13,13′を貫通したピン15の両端に
固着した水平杆16に回動自在に枢着されてお
り、支持杆14の下端は中間体2の上部に対設し
た突片17,17′を貫通したピン18に枢着さ
れており、中間体2は支持杆14の上端枢着部を
支点に左右方向に揺動自在に、また支持杆14の
下端枢着部を支点に前後方向に揺動自在となつて
いる。
挾持体3a,3bは支持体13にピン15を介
して回動自在に枢支された一対の支持フレーム1
9,19′にピン20,20′を介し、支持フレー
ム19,19′に対し揺動自在に枢支されている。
21は固定台12に固定されたシリンダーであつ
て、該シリンダー21のピストンロツド22の先
端に枢支した一対の駆動リンク23,23′は従
動リンク24,25及び24′,25′の間接点に
枢着するとともに従動リンク24,24′の一端
部は支持体13にピン26,26′を介して枢着
され、他端部は支持フレーム19,19′にピン
27,27′を介して枢着してあり、シリンダー
21のピストンロツド22の伸張によつて中間体
2を挾持体3a,3bで挾持し、ピストンロツド
22の縮小によつて挾持を解除するようになつて
いる。
(ト) 効果 本考案は、枠形状の3個の分割体2a,2b,
2cの夫々の間に濾布4を張設して一体化した中
間体2と該中間体2を両側よりシリンダー21に
よつて挾持する蓋状の挾持部3cを有した挾持体
3a,3bを配設し、挾持部3cの開口部に張設
した濾布9と中間体2に張設した濾布4の間に長
方体の脱水室を構成するようにしたので、従来の
円筒状の脱水室を構成するようにした脱水筒と比
較して挾持体3a,3bの後退時の剥離力がケー
キに対してすべて直交する方向に作用してケーキ
の剥離が良好となり、また製作も簡単である実益
を有するのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
脱水状態を示す一部縦断正面図、第2図は泥汚ケ
ーキ排出状態を示す正面図、第3図は第1図の側
面図である。 1……脱水部、2……中間体、2a,2b,2
c……分割体、3a,3b……挾持体、3c……
挾持部、4,9……濾布、5……送液口、7,1
0……排液口、11……脱水室、12……固定
台、13……支持体、14……支持杆、19,1
9′……支持フレーム、21……シリンダー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 枠体により周囲を包囲した枠形状の接合面を平
    面とした3個の分割体の両側に位置する分割体の
    側面に送液口を、中央に位置する分割体の底面に
    排液口を穿設し、かつ夫々の分割体の接合面の間
    に濾布を張設して一体化した中間体を固定台に固
    着した支持体を介して吊設すると共に、前記中間
    体を両側よりシリンダーによつて挾持する開口部
    を平面となす蓋状の挾持部を有した挾持体を配設
    し、該挾持部の開口部に濾布を張設し、かつ底面
    には排液口を穿設したことを特徴とする脱水機。
JP1985011055U 1985-01-28 1985-01-28 Expired JPH0231124Y2 (ja)

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JP1985011055U JPH0231124Y2 (ja) 1985-01-28 1985-01-28

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JPS61130307U JPS61130307U (ja) 1986-08-15
JPH0231124Y2 true JPH0231124Y2 (ja) 1990-08-22

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ID=30492812

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JP (1) JPH0231124Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601779Y2 (ja) * 1981-11-19 1985-01-18 日工株式会社 脱水筒

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Publication number Publication date
JPS61130307U (ja) 1986-08-15

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