JPH0230994A - 横置形スクロール圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は冷凍装置あるいは空気調和機に使用される横置
形スクロール圧縮機に関するものである。

〔従来の技術〕

第４図は例えば特開昭５９−１２０７９６号公報に示さ
れた従来の横置形スクロール圧縮機の断面図、第５図は
第４図中ｖ−ｖ線断面図、第６図は作動原理を説明する
ための固定スクロールと揺動スクロールを示す平面図で
ある。これらの図において、１は固定スクロールで、こ
の固定スクロール１はその中心部に吐出口１ａが設けら
れ、外周部に吸入口１ｂが設けられている。また、この
固定スクロール１は後述するクランク軸を軸支する軸受
支え２にボルト締めなどＫよシ固定され、かつ略円筒状
に形成されたシェル３内に軸受支え２と共に圧入されて
いる。なお、この固定スクロール１と軸受支え２とは同
心をなすように組込まれている。

４は揺動スクロール、５はクランク軸で、このクランク
軸５の一端部には揺動スクロール４の軸４ａが偏心して
嵌合される軸受孔５ａを有する大径部５ｂが形成されて
おシ、この大径部５ｂが前記軸受支え２に回転自在に軸
支されている。また、前記揺動スクロール４は、との揺
動スクロール４と前記軸受支え２との間釦介装されたオ
ルダム継手６によって軸受支え４に支持され、自転しな
いようにかつ半径方向く対しては移動されるようにして
クランク軸５が回転するにつれ旋回運動されるよう構成
されている。７は揺動スクロール４と軸受支え２との軸
受摺動部、８は前記固定スクロール１と揺動スクロール
４間に形成される圧縮室で、クランク軸５を回転させ、
揺動スクロール４を固定スクロール１に対して旋回運動
させることＫよシ圧縮室８に取り込まれた気体が圧縮さ
れ吐出口１凰から吐出されることになる。これを第６図
によって詳述する。

第６図（、）は揺動スクロール４の旋回位置が００の場
合を示し、同図（ｂ）は同じ＜９０°の場合を示し、同
図（ｃ）は同じく１８０°の場合を示し、同図（ｄ）は
同じ＜２７０°の場合を示す。第６図（、）〜（ｄ）に
おいて１は固定スクロール、４は揺動スクロールで、互
いに同一の渦巻き形状をなし、インボリュートあるいは
円弧等を組合わせた形状に形成されている。８は圧縮室
、Ａは固定スクロール１の定点（中心点）、Ｂは揺動ス
クロール４の定点である。

固定スクロール１は同図（、）に示す姿勢に固定され、
これに対し揺動スクロール４は図示のごとく対向して組
合わされている。また、揺動スクロール４はＡ−Ｈの間
隔を半径として定点Ａを中心に同図中矢印ＣＫ示すよう
に左回シに旋回運動され、この旋回運動に伴って固定ス
クロール１と揺動スクロール４との間に形成される三日
月状の圧縮室８は吐出口１ａに向は次第にその容積が減
少される。

これによう圧縮室ａ内に取シ込まれた気体が圧縮され吐
出口１凰から吐出されることになる。この際、第６図に
示すＡ−８間の距離は一定に保持され、渦巻きの間隔（
渦巻きのピッチに相当）を８１厚みをｔとすると、 ９は前記軸受支え２の一端側においてシェル３内に軸受
支え２と同心に圧入あるいはボルト締め等によって取付
けられたモータステータで、このモータステータ９内に
は前記クランク軸５に一体的に取付けられたモータロー
タ１０がエアギャップ１１を介して同心に配置されてい
る。１２および１３はバランサで、前記モータロータ１
０にかしめ等によって一体的に取付けられている。１４
は吐出口１ａに連通ずる吐出配管、１５はシェル３内の
第一の吸入空間１６と冷凍サイクルの熱交換器（図示せ
ず）側とを連通ずる吸入配管で、これら各配管１４．１
５はろう付は等によってシェル３に気密に取付けられて
いる。１７はモータとシェル３とで形成される吸入空間
のうち圧縮部（スクロール側）の第一の吸入空間１６と
は反対側に位置する第二の吸入空間１８と吸入口１ｂと
を連通するための連通管で、この連通管１７の一端はシ
ェル３を貫通して吸入口１ｂＫ接続され、他端は第二の
吸入空間１８にシェル３を貫通して接続されている。

１９はシェル３の油溜め、２０はこの油溜め１９側にお
いてモータステータ９とシェル３との嵌合部に形成され
た油通路、２１はスプラッシャで、このスプラッシャ２
１はクランク軸５における軸受支え２とモータロータ１
０間に位置する部分にボス２１ｍを圧入等によシ固定す
るととくよってクランク軸５に一体的に取付けられ、縁
部２１ｂを含む下方周縁部分は前記油溜め１９の油中に
浸漬されている。２２は油溜めポケットで、前記油溜め
１９と反対の軸受支え２の上部外周に前記スプラッシャ
２１の縁部２１ｂと対向して配設されている。

２３はとの油溜めポケット２２とクランク軸５における
軸受支え２との軸受摺動部２４間とを連通ずる油孔で、
軸受支え２に穿設されている。また、との油孔２３は、
揺動スクロール４の軸４ａが嵌合する軸受摺動部２５に
クランク軸５に穿設された給油孔２６を介して連通され
ると共に１クランク軸５の軸線方向ＫＧって穿設され前
記軸受摺動部２５に連通される油孔２７およびクランク
軸に穿設された給油孔２８を介してクランク軸５の軸受
摺動部２９に連通されている。

次に、このように構成された従来の横置形スクロール圧
縮機の動作について説明する。

モータ起動により圧縮機が運転されると、作動流体であ
るガスは第４図中実線矢印で示すように吸入配管１５よ
シ第一の吸入空間１６内に吸入され、モータのエアギャ
ップ１１を通して第二の吸入空間１８内に流入し、さら
に連通管１７を経て吸入口１ｂから圧縮室８内に取シ込
まれる。そして、揺動スクロール４の旋回運動に伴ない
圧縮された高圧ガスは吐出口１ａを通シ吐出配管１４か
ら圧縮機外へ吐出される。この際、モータステータ９と
モータロータ１０は吸入ガスによって冷却されることに
々る。

油は同図中破線矢印で示すように流れる。すなわち、ク
ランク軸５が回転されることによシこれと一体のスプラ
ッシャ２１も回転され、油溜め１９の油はスプラッシャ
２１に付着して引上げられると共に遠心力により飛散さ
れ、この飛散油は軸受支え２の油溜めポケット２２内に
溜まる。油溜めポケット２２内に貯溜された油は重力に
よシ油孔２３内を流下し、軸受摺動部２４に供給される
と共に１さらにクランク軸５の給油孔２６．油孔２７お
よび給油孔２８を通り軸受摺動部２５．２９および揺動
スクロール４と軸受支え２との軸受摺動部７に供給され
る。各軸受摺動部を潤滑した油は吸入口１ｂあるいはシ
ェル３内の第一の吸入空間１６へ放出され、吸入ガスと
共に移送される。吸入ガスと共に圧縮室８へ取シ込まれ
た油は圧縮室８の間隙をシールするために利用されると
共に、吐出配管１４から圧縮機外に放出され油分離器あ
るいは各冷凍空調サイクルを巡って吸入配管１５より圧
縮機内に回収される。また、吸入ガスと共に圧縮機内に
取）込まれた油は第一および第二の吸入空間１６．１８
内で吸入ガスと分離され、その大半は油溜め１９に戻さ
れることになる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかるに１このように構成された横置形スクロール圧縮
機は、シェル３内の油溜め１９に溜められた油の油面が
上昇すると、圧縮機運転時においてモータロータ１０に
取付けられたパランサ１２゜１３によシ油が攪拌され、
圧縮機の負荷となシ性能が低下するという問題があった
。また、このような不具合を解消するために油量を減ら
し油面を下げると、圧縮機運転時に液バツク現象が生じ
た場合や圧縮機停止時にシェル３内に冷媒寝込現象が生
じた場合には、油溜め１９内の油が冷媒によって希釈さ
れ粘度が低下し、各軸受摺動部が焼き付くことがあった
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る横置形スクロール圧縮機は、シェルの下半
部を半角筒状く形成したものである。

〔作用〕

シェル内の油溜ｔｂの容量が増大され、圧縮機運転中に
油溜まシ内の油が増加されても油面が上昇しにくい。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図および第２図を用いて
詳細に説明する。

第１図は本発明の横置形スクロール圧縮機を示す断面図
、第２図はシェルの断面図、第３図は第１図中■−■線
断面図で、これらの図において前記第４図および第５図
で説明したものと同一もしくは同等部材については同一
符号を付し、ここにおいて詳細な説明は省略する。これ
らの図において、３１はシェルで、このシェル３１は第
２図に示すように上半部３１ａが半円筒状に形成される
と共に下半部３１ｂが半角筒状に形成されておシ、この
下半部３１ｂによって油溜め３２が形成されている。す
なわち、このシェル３１の油溜め３２は第３図に示すよ
うに断面略略矩形状に形成されることＫなシ、第５図に
示す従来のシェル３に較べて貯油量が５（１以上増大さ
れる。

したがって、シェル３１内における圧縮機構部およびモ
ーターステータ９の下方に形成される油溜め３２の貯油
量が増大されることになシ、圧縮機運転中に油溜め３２
内の油が増加されても油面が上昇しＫ＜＜々る。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明の横置形スクロール圧縮機は
、シェルの下半部を半角筒状に形成したため、シェル内
の油溜まシの容量が増大されるから、圧縮機運転中に油
溜ｇ内の油が増加されても油面が上昇しにくくなる。し
たがって、油面が上昇するととＫよって生じる圧縮機の
性能低下を抑えることができ、しかもシェル内に多量の
油を溜めることができるため、油が冷媒によって希釈さ
れても粘度が低下しＫ＜＜、軸受摺動部の焼き付きが防
止され信頼性が向上される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の横置形スクロール圧縮機を示す断面図
、第２図はシェルの断面図、第３図は第１図中■ｉ■線
断面図、第４図は従来の横置形スクロール圧縮機の断面
図、第５図は第４図中Ｖ−Ｖ線断面図、第６図は作動原
理を説明するだめの固定スクロールと揺動スクロールを
示す平面図である。 １・・・・固定スクロール、４・・・・揺動スクロール
、５・Φ・拳クランク軸、９・Φ・・モータステータ、
１０・會・・モータロータ、３１・・・・シェル、３１
ｂ・・ｅ畳下半部、３２・・・・油溜め。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　シェル内に固定スクロール、揺動スクロールおよびモ
   ータが内蔵されかつ潤滑油が溜められる横置形スクロー
   ル圧縮機において、前記シェルの下半部を半角筒状に形
   成したことを特徴とする横置形スクロール圧縮機。