JPH02308243A - 写真印画紙用支持体 - Google Patents

写真印画紙用支持体

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JPH02308243A
JPH02308243A JP13116089A JP13116089A JPH02308243A JP H02308243 A JPH02308243 A JP H02308243A JP 13116089 A JP13116089 A JP 13116089A JP 13116089 A JP13116089 A JP 13116089A JP H02308243 A JPH02308243 A JP H02308243A
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JP
Japan
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paper
smoothness
basis weight
base paper
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP13116089A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Komazawa
宏幸 駒澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は写真印画紙用支持体に関し、特に表面の平滑性
の良い写真印画紙用支持体に関する。
(従来の技術) 現在、表面が平滑で光沢を有する写真が一般的に好まれ
ている。
この場合、写真乳剤層の厚さは10μm前後と掻めて薄
く、写真印画紙表面の平滑性とその下の支持体表面の平
滑性とが殆ど同じであるため、表面が平滑な写真印画紙
用支持体が必要とされている。
即ち、表面が平滑な写真印画紙用支持体を得るためには
、それを構成する原紙が平滑であることが望ましい。特
にフェロタイプ掛けをせずにプリント仕上げを行う写真
印画紙の場合には、原紙表面にポリオレフィン等を被覆
してその上に写真乳剤層を設けるようにしても、コスト
的に見合った被覆層の厚み範囲内では支持体表面から原
紙の凹凸を隠蔽することは難しく、支持体表面の平滑性
は原紙の平滑性に左右され゛るため、原紙自身が平滑で
あることが必須であるとされている。
そこで従来より、写真印画紙用支持体に使用する原紙表
面の平滑性の改良に関し各種の提案がなされている。例
えば、偏光透過式繊維長分析器で測定した重量平均繊維
長が0. 4層m+〜0. 9n+n+の範囲にあって
顕微鏡で測定された数平均繊維幅が13.5μm以上で
あり、繊維断面で測定した数平均繊維厚みが4μm以下
であるバルブ繊維によって形成した原紙を使用した写真
印画紙用支持体(特開昭60−69649号)が提案さ
れている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、単にバルブ繊維の範囲を上記の特定の範
囲に限定するだけでは必ずしも平滑な原紙を得ることが
できない上、この様な細かい繊維を使用することは紙力
が低くなるのみならずコスト的にも不利であるという欠
点があった。
又、上記特開昭60−69649号公報に記載されてい
る数平均繊維幅や数平均繊維厚みを特定することは、測
定及びその後の統計的計算処理に多くの労力や時間を費
やさなければならず煩雑であるという欠点がある。又、
上記因子は、パルプ繊維がパルプスラリーの調合時から
経時と共に膨潤して変化するため、バルブ繊維の範囲を
限定する値として信転性に乏しく、原紙製造の際の管理
因子として不適当であるという欠点がある。
係る欠点は、抄き合わせ法によって製造した原紙を用い
る方法(特開昭63−204250号)によって改善さ
れた。
しかしながら、この方法による改善にも限度があり、尚
満足のできるものではなかった。
本発明者等は、係る観点から鋭意検討した結果、抄き合
わせ紙の上層の坪量によって得られる原紙の平滑性が大
きく左右されることを見い出し本発明に到達した。
従って、本発明の第1の目的は、写真印画紙用支持体に
好適に使用し得る、表面平滑性に優れた原紙を効率良く
提供することにある。
本発明の第2の目的は、フェロタイプ掛けをしな(でも
表面が平滑な、写真印画紙用支持体を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明の上記の目的は、抄き合わせ法によって2Nを積
層して製造した原紙の表面をポリオレフィンにより被覆
した写真印画紙用支持体であって、前記原紙の上層の坪
量が60 g/rrf以上であることを特徴とする写真
印画紙用支持体によって達成された。
本発明に於いて、原紙として使用する抄き合わせ紙は2
Nのみを抄き合わせたものであり、特に上層の坪量が6
0 g/rri以上のものである。上層の坪量が60g
/rTfより少ないと下層のしわ状凹凸の影響を受は表
面の平滑性が悪くなる。又、あまり厚くしても抄き合わ
せの効果が薄れるので、本発明においては、上層の坪量
を60〜130g/ボとすることが好ましい。
上層及び下層を合せた全坪量は150〜300g/ボ好
ましくは170〜250 g/ポである。
抄き合せ紙の製造は円網抄紙又は長網抄紙によって行わ
れ、パルプとしては、針葉樹、広葉樹等から得られる各
種天然パルプ及び合成パルプが使用される。
パルプの炉水度は150〜400dであり、好ましくは
200〜350dである。
これらのパルプの内掛なくとも上層に°は特に偏光透過
式繊維長分析器で測定した重量平均繊維長が0.4mm
〜0.9mm、好ましくは0,45!I1m〜0.6a
nの範囲にあるパルプを使用した場合には、特に平滑性
に優れた原紙を得ることができる。
上記繊維長の測定方法及び重量平均繊維長の算出方法は
、特開昭60−69649号明細書に記載された方法に
準じて行われる。この測定に際して′は、バルブ繊維を
約o、ooi重量%程度含有する液量50M1〜100
dの試料液が使用される。
尚、上記重量平均繊維長が0.4mm未満の場合には原
紙強度が著しく低下するので抄紙後の工程において原紙
が破れ易くなり、又、0.9mを越える場合には良好な
地合が得られず、原紙乾燥時に著しい収縮が起こりカレ
ンダー処理を施しても凸部がつぶれ難いので平滑性に優
れた原紙が得られず、本発明の目的を達成することがで
きない。
更に、本発明の上層においては保水度が120%〜19
0%、好ましくは140%〜170%の範囲にあるバル
ブ繊維を使用することが好ましい。
この保水度は、叩解したバルブ縣濁液を適当な遠心カッ
プと呼ばれる濾過容器で吸引濾過した後、容器ごと遠心
分離機の沈澱管中に入れ、一定条件で一定時間遠心分離
した後脱水したパルプを取り出して秤量し、次に105
°Cで乾燥して絶乾重量を求めた場合の遠心分離後の試
料重量をA、絶乾後の重量をBとすれば、 b によって表される。
尚、上記保水度が120%未満の場合には、紙層強度が
弱く製造工程で断紙やシワが発生するという問題が生じ
、又、保水度が190%を越える場合には抄紙工程の乾
燥ゾーンで原紙が収縮し、しわ状凹凸が発生するという
問題が生じ、いずれの場合でも外観不良を生じることな
く平滑性に優れた原紙を得るということができない。
又、このパルプにはクレー、タルク、炭酸カルシウム、
酸化チタン、尿素樹脂微粒子等の填料、ロジン、アルキ
ルケテンダイマー、高級脂肪酸塩、パラフィンワックス
、アルケニルコハク酸等のサイズ剤、ポリアクリルアミ
ド、メラミン樹脂、ポリアミドポリアミンエピクロルヒ
ドリン樹脂等の紙力増強剤、硫酸バンド、カチオン性ポ
リマー等の定着剤を必要に応じて添加することができる
更には、このパルプ表面にゼラチン、スターチ、カルボ
キシメチルセルロース、ポリアクリルアミド、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルアルコール変性物等の皮膜形
成ポリマーにより表面サイズ処理することもできる。こ
の場合のポリビニルアルコール変性物としては、カルボ
キシル変性物、シラノール変性物やアクリルアミドとの
共重合物等が挙げられる。又皮膜形成ポリマーにより表
面サイズ処理する場合の皮膜形成ポリマーの塗布量は0
. 1〜5. Og/rrl、好ましくは0.5〜3゜
0g/rrfに調整される。更にこの際の皮膜形成性ポ
リマーには、必要に応じて帯電防止剤、蛍光増白剤、顔
料、消泡剤等を添加することができる。
本発明の写真用支持体に使用する原紙は、通常、上述し
たパルプ、添加剤、表面処理剤等により構成され、坪量
170g/ボ〜250 g/ボ、厚さ155μm〜28
0μmに調整される。
この原紙の両面に積層するポリオレフィン樹脂被覆層に
は、例えば15μ〜40μのポリエチレン層等を使用す
ることができる。写真乳化層を形成せしめる面のポリオ
レフィン樹脂皮膜層には、5重量%〜20重量%の酸化
チタンを含有させる。
上記のポリオレフィンとしては、例えば、ポリエチレン
、ポリプロピレン等のα−オレフィンの単独重合体及び
これら各種の重合体の混合物を挙げることができる。特
に好ましいポリオレフィンは、高密度ポリエチレン、低
密度ポリエチレン及びそれらの混合物である。これらの
ポリオレフィンは、通常押出しコーティング法によって
原紙の両面に被覆される。従って、押出しコーティング
することが可能である限りその分子量に特別の制限はな
いが、通常は分子量が10’〜lObの範囲にあるポリ
オレフィンが用いられる。
ポリオレフィン被覆層の厚さについては特に制限はなく
、従来の印画紙用支持体のポリオレフィン被覆層の厚さ
に準じて決めることができるが、通常10〜50μmが
好適である。
おもて面、即ち、写真乳剤を塗布する側のポリオレフィ
ン被覆層には白色顔料を含有したものが好適であるが、
この白色顔料の種類、配合量等については公知のものの
中から適宜選択することができる。更に、蛍光増白剤、
酸化防止側等の公知の添加剤を添加することも可能であ
る。
又、裏面のポリオレフィン被覆層は、前記ポリオレフィ
ン樹脂のみによって構成することもできるが着色顔料、
白色顔料等を添加しても良く、更に前記おもて面のポリ
オレフィン被覆層と同様の添加剤を添加した構成とする
こともできる。
尚、ポリオレフィンを押出しコーティングする際の押出
しコーティングの設備としては、通常のポリオレフィン
用押出器とラミネーターが使用される。
(発明の効果) 本発明によれば、写真印画紙用支持体の原紙を2層抄き
合わせ法により製造するに際し、単に上層の坪量を調整
するのみで坪量の割に平滑性の高い原紙を得ることがで
きるので、製造方法が容易である上コストメリットも大
きい。
更に抄き合わせにより製造した原紙の下層には安価なパ
ルプを使用することが可能であり、この点からもコスト
的に有利である。従って、これを使用することによりお
もて面の平滑性の良い写真印画紙用支持体を安価に得る
ことができる。
(実施例) 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれらの実施例によって限定されるものではない
〔実施例1〜4及び比較例1〜4〕 クラフト法広葉樹パルプ(LBKP)を、ダブルディス
クリファイナ−によりカナディアンフリーネス250C
3Fに叩解した。
得られた叩解試料を用いて2N抄き合わせた原紙を用い
て作製した印画紙の両面の平滑性評価の結果を、原紙の
上層及び下層の坪量並びに全坪量と共に第1表に示した
第1表 尚、印画紙の作製は次のようにして行った。
絶乾で、バルブに対しステアリン酸ナトリウムを1.5
重量%、ポリアクリルアミドを1.5重量%、ポリアミ
ドポリアミンエビクロヒドリンを0.3重量%、硫酸バ
ンドを1.5重量%加え試料を作製し、長網抄紙機によ
り紙を抄造した。
サイズプレスにおける表面サイズは、ポリビニルアルコ
ールを付着量として1゜Og/rrf塗布することによ
り行った。
次いで、ラミネーターを用いておもて面に酸化チタンを
10重量%含むポリエチレンを、裏面にはポリエチレン
のみを、それぞれ28μmラミネラミネータ一体の酸化
チタンを含むポリエチレン表面にコロナ放電処理を施し
た後、下より順にイエロー発色カラー写真用ハロゲン化
恨ゼラチン乳剤、ゼラチン中間層、マゼンタ発色乳剤、
ゼラチン中間層、シアン発色乳剤、ゼラチン保護層を重
層塗布、乾燥し、カラー写真印画紙を作製した。
これらを金色露光し、自動現像機によって現像処理して
検査用サンプルを得た。
印画紙の両面の平滑性は視覚的に行い、次の基準に従っ
て比較判定した。
平滑性クラスAll、わ状凹凸が見られず極めて平滑。
平滑性クラスB:しわ状凹凸が殆ど見られず、平滑性が
良い。
平滑性クラスCALb状凹凸がやや見られるが平滑であ
る。
平滑性クラスDSLね状凹凸が多く見られ平滑性が悪い
第1表の結果から明らかな如く、本発明の印画紙は2層
抄き合せ原紙を用いているので、原紙上層の坪量を調整
するのみで橿めて良好な結果が得られることが実証され
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 抄き合わせ法によって2層を積層して製造した原紙の表
    面をポリオレフィンにより被覆した写真印画紙用支持体
    であって、前記原紙の上層の坪量が60g/m^2以上
    であることを特徴とする写真印画紙用支持体。
JP13116089A 1989-05-24 1989-05-24 写真印画紙用支持体 Pending JPH02308243A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62150247A (ja) * 1985-12-24 1987-07-04 Mitsubishi Paper Mills Ltd ハロゲン化銀写真印画紙
JPS63204250A (ja) * 1987-02-17 1988-08-23 ジェイムス リバー グラフィックス リミテッド 写真印画紙用の厚紙及びその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62150247A (ja) * 1985-12-24 1987-07-04 Mitsubishi Paper Mills Ltd ハロゲン化銀写真印画紙
JPS63204250A (ja) * 1987-02-17 1988-08-23 ジェイムス リバー グラフィックス リミテッド 写真印画紙用の厚紙及びその製造方法

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