JPH0230740Y2 - - Google Patents

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JPH0230740Y2
JPH0230740Y2 JP1983182794U JP18279483U JPH0230740Y2 JP H0230740 Y2 JPH0230740 Y2 JP H0230740Y2 JP 1983182794 U JP1983182794 U JP 1983182794U JP 18279483 U JP18279483 U JP 18279483U JP H0230740 Y2 JPH0230740 Y2 JP H0230740Y2
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infrared
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は被検出体の温度などを赤外線にて検知
するための赤外線センサに関する。
(ロ) 従来技術 第1図は従来の赤外線センサを内蔵した電子レ
ンジを示す。
1は被検出体としての食品2を収納する加熱
室、3は該加熱室に食品2を加熱するためのマイ
クロ波を供給するマグネトロン、4は上記加熱室
1の上壁に形成された上壁口、5は該上壁口部に
固定されたマイクロ波遮断リングで、該リングは
加熱室1からのマイクロ波の通過を遮断する半
面、食品2からの赤外線を通過せしめるものであ
る。6は上記リング5を通過した食品2からの赤
外線を受光して食品温度を検知するための赤外線
センサである。
第2図は斯るセンサ6の詳細を示す。
7は入射赤外線変化量に基づいて電荷を発生す
る焦電型赤外線検出体8を含む赤外線検出部、9
は上記赤外線検出体8に入射する赤外線を変化せ
しめるべく斯る入射赤外線を断続する断続手段、
10は上記赤外線検出部7及び断続手段9を共に
収納する金属収納体、11は食品2からの赤外線
を上記赤外線検出体8へ入射せしめるべく上記収
納体10に穿設された開口、12は該開口を閉塞
する赤外線透過フイルタである。
而して、食品2からの赤外線はリング5を通過
し、そして断続手段9にて断続されて赤外線検出
体8に入射し、これにより赤外線検出体8からは
食品温度に応じた信号が出力される。斯る信号は
マグネトロン3のマイクロ波発振を食品温度制御
するために用いられる。
さて、上記赤外線センサ6では、赤外線検出部
7の赤外線検出体8は赤外線入射範囲が角度θと
広く、赤外線検出体8には食品2、リング5周辺
部及び収納体10の開口11周辺部からの赤外線
が断続手段9にて断続されて入射し、従つて赤外
線センサ6としては食品2、リング5周辺部及び
収納体10の開口11周辺部の温度が混合した状
態の温度に応じた信号を出力し、これによりセン
サ6は食品2の温度を大きな誤差を有して検知し
てしまうと云う欠点がある。この場合食品2の形
状が破線の如く小さいと、赤外線検出体8には更
に皿13からの赤外線も断続されて入射し、従つ
てセンサ6は食品2の温度をより大きな誤差を有
して検知してしまうと云う欠点がある。
そこで、上記センサ6を更に考察するに、上記
収納体10と断続手段9とは同一センサ6の構成
物にして互いに近接配置されており両者の温度は
ほぼ同一であり、収納体10と断続手段9とから
の赤外線量はほぼ同一である。すると、上述の如
く収納体10からの赤外線を断続手段9にて断続
する状態においては、赤外線検出体8には収納体
10と断続手段9からの赤外線が交互に入射する
のであるが、この場合両者の赤外線量は上述の如
くほぼ同一であるから赤外線検出体8の入射赤外
線量は何ら変化せず、よつて上記センサ6は収納
体10に基づいた信号出力はなく、収納体10の
影響がないことが判明した。
そして、斯る考察に基づき、収納体10の開口
11を11′の如く小さくし、而して収納体10
の開口11′周辺部にて赤外線検出体8のセンサ
6外の視野をθ1の如く食品2にのみ対応するよう
に限定し、赤外線検出体8の視野にリング5周辺
部或いは皿13が入らないようにすることが考え
られる。
しかるに、斯る構成であると、経年使用時にお
いて開口11′とフイルタ12とによる段部に塵
芥14が溜まつた場合、検出体8のセンサ6外の
食品2に対する視野角がθ1からθ2へとかなり小さ
くなつてしまい、検出体8は食品2からの赤外線
の入射量が減少し、赤外線センサ6はこの点で温
度検知精度が著しく劣つてましまう。
(ハ) 考案の目的 本考案は赤外線検出体の赤外線センサ外の視野
を食品などの被検出体に限定し且つ塵芥により斯
る視野が減少しないようにして、赤外線センサに
よる温度検知が正確に行なえる様にすることを目
的とする。
(ニ) 考案の構成 本考案の構成としては、上記目的を達成すべ
く、入射赤外線変化量に基づいた信号を発生する
赤外線検出体、該検出体へ入射する赤外線を断続
する断続手段、上記検出体及び断続手段を共に収
納する収納体、被検出体からの赤外線を上記検出
体へ入射せしめるべく上記収納体に穿設された開
口、該開口を閉塞する赤外線透過フイルタ、該フ
イルタを透過する赤外線の透過範囲を上記開口よ
り小さく限定すべく上記フイルタの内面に形成さ
れた赤外線非透過膜が備えられる。
(ホ) 実施例 以下、例えば電子レンジに搭載される本考案実
施例の赤外線センサを説明する。
第3図及び第4図において、15は赤外線検出
部で、該検出部において、16はタンタル酸リチ
ウム(LiTaO3)単結晶から成り入射赤外線変化
量に応じて温度信号としての電荷を発生する焦電
型の赤外線検出体、17及び18は夫々該赤外線
検出体の表、裏面にニクロム蒸着膜にて形成され
た表、裏面電極、19は銅、燐青銅などからなる
金属性支持台で、該支持台上には、上記裏面電極
18を支持台19上面に対向するようにして、上
記赤外線検出体16が銀ペーストなどの導電性接
着剤20にて固着されている。
21は上記赤外線検出体16などをノイズに対
してシールドするシールド体で、その前面には検
出体16に対向して開口22が穿設されている。
23は金属性のキヤツプ24及びヘツダ25か
らなる収納体で、該収納体内の上記ヘツダ25上
には上記支持台19が固定されている。26は上
記ヘツダ25に直接的に植設されたアース端子
で、該端子は上記支持台19及び接着剤20を介
して上記裏面電極18に電気的に接続されてい
る。27は上記ヘツダ25に絶縁材を介して植設
された信号端子で、該信号端子は上記表面電極1
7に接続され上記検出体16に発生した電荷を外
部へ取出すためのものである。28は上記検出体
16に表面電極17側から赤外線を入射せしめる
べく上記キヤツプ24の前面に穿設された開口、
29は該開口を閉塞する赤外線透過フイルタで、
該フイルタは波長2〜15μmの赤外線に対する透
過率が高い厚さ数100μmのシリコン又はゲルマ
ニウム板からなつている。
30は上記赤外線検出体16と共に収納体23
内に配置され、上記開口28を通過する収納体2
3外の被検出体即ち食品31からの赤外線を断続
するための断続手段である。該断続手段におい
て、32,33は上記検出体16と開口28との
間に互いに平行にして配置された平面状の第1、
第2対向体である。斯る第1、第2対向体32,
33は夫々第5図a及びbに示す如く、アルミニ
ウム、金、銀などの赤外線非透過材料からなり紙
面に平行な方向(第3図)にて扇形線状に延設さ
れた複数の第1赤外線非透過部34及び第2赤外
線非透過部35が形成され、そして斯る第1赤外
線非透過部34の各々の間及び第2赤外線非透過
部35の各々の間にて夫々第1赤外線透過部36
及び第2赤外線透過部37が形成されている。上
記非透過部34及び35と上記透過部36及び3
7は共に同一寸法形状であり、幅W1,W2は夫々
100μm、120μmである。
38は上記第1対向体32を振動せしめるため
の第1振動子で、該振動子の後方(第3図)には
第4図に示す如く上記第2対向体33を振動せし
めるための第2振動子39が配置されている。斯
る第1、第2振動子38,39は共に、次に示す
如き構成がなされている。即ち、燐青銅、ステン
レスなどからなる導電体が中央電極40となり、
斯る電極40の両側には、チタン酸バリウム、ジ
ルコン酸チタン酸鉛などからなり分極された圧電
体41が、その分極方向(矢印P)が同一となる
ように(しかも第1、第2振動子38,39どう
しにおいては逆になるように)配置され、そして
上記圧電体41の片側表面には銀などからなる表
面電極42が形成されている。
43,44は夫々上記ヘツダ25上に配置され
上記第1、第2振動子38,39を固定支持する
ための第1、第2絶縁台、45,46は夫々上記
ヘツダ25に絶縁材を介して植設された第1、第
2振動端子で、第1振動端子45には上記第1、
第2振動子38,39の各表面電極42が接続さ
れ、第2振動端子46には上記第1、第2振動子
38,39の中央電極40が接続されている。
而して、上記第1振動端子45には−20Vの一
定電圧が印加され、上記第2振動端子46には±
10Vの電圧が交互に周期的に印加される。
斯る+10Vの電圧の印加時には、上記第1振動
子38においては外側の圧電体41が縮むと共に
内側の圧電体41が伸び、従つて第1振動子38
は、矢印A方向に撓む。又、上記第2振動子39
においては内側の圧電体41が伸びると共に外側
の圧電体41が縮み、従つて第2振動子39は矢
印B方向に撓む。
一方、第2振動端子46に−10Vの電圧が印加
されると、第1、第2振動子38,39は夫々上
述とは逆にB,A方口に撓む。
これにより、上記第1、第2振動子38,39
は互いに逆方向に周期的に振動し、斯る振動に基
づいて、第1対向体32の第1赤外線透過部36
及び第1赤外線非透過部34と第2対向体33の
第2赤外線非透過部35及び第2赤外線透過部3
7が夫々重畳する状態と、赤外線透過部36,3
7どうし及び赤外線非透過部34,35どうしが
重畳する状態とが、交互に繰返され、即ち開口2
8を通過した外部の食品31からの赤外線が検出
体16に断続的に入射し、従つて検出体16は入
射赤外線量が変化し、食品31の温度に応じた電
荷を発生する。
さて、上記赤外線センサにおいて、収納体23
を構成しているキヤツプ24の開口28はかなり
大きく、斯る開口28を基準にすると赤外線検出
体16のセンサ外の視野は角度θ′の如く食品31
以外の部分を含んでいる。
而して、更に上記フイルタ29の内面には第6
図にも示す如く、上記開口28と同心円にして斯
る開口より小さな小孔47を有すべく、赤外線非
透過性のアルミニウム蒸着膜48が形成されてい
る。斯る蒸着膜48にて上記フイルタ29を透過
する赤外線の透過範囲は上季開口28内にてこの
開口28より小さく限定されている。これによ
り、上記赤外線検出体16のセンサ外の視野は角
度θ′1となり食品31のみに対応するようになつ
ている。
斯る構成において、上記蒸着膜48はセンサ内
にあり上記断続手段である第1、第2対向体3
2,33とほぼ同じ温度であり、上記赤外線検出
体16のセンサ外の視野を限定している上記蒸着
膜48からの赤外線が赤外線検出体16に断続さ
れて入射したところで、センサ出力がこれによる
悪影響を受けることはない。更に、経年使用時に
上記開口28とフイルタ29とによる段部に塵芥
49が溜まつても、これは蒸着膜48にて限定さ
れた視野角θ′1外にあり、視野角θ′1が減少するこ
とはない。
(ヘ) 考案の効果 以上の説明から明らかな如く、本考案によれ
ば、赤外線検出体の赤外線センサ外の視野を食品
などの被検出体に限定し、且つ塵芥により斯る視
野が減少しないようにしたから、正確に温度検知
が行なえ精度の高い赤外線センサを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の赤外線センサを搭載した電子レ
ンジの断面図、第2図は同赤外線センサの断面
図、第3図は本考案実施例赤外線センサの断面
図、第4図は第3図を矢印方向から見た平面
図、第5図a,bは夫々同赤外線センサの要部平
面図、第6図は同赤外線センサの要部斜視図であ
る。 16……赤外線検出体、23……収納体、32
……第1対向体、33……第2対向体、28……
開口、29……赤外線透過フイルタ、48……ア
ルミニウム蒸着膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入射赤外線変化量に基づいた信号を発生する赤
    外線検出体、該検出体へ入射する赤外線を断続す
    る断続手段、上記検出体及び断続手段を共に収納
    する収納体、被検出体からの赤外線を上記検出体
    へ入射せしめるべく上記収納体に穿設された開
    口、該開口を閉塞する赤外線透過フイルタ、該フ
    イルタを透過する赤外線の透過範囲を上記開口よ
    り小さく限定すべく上記フイルタの内面に形成さ
    れた赤外線非透過膜を備えたことを特徴とする赤
    外線センサ。
JP1983182794U 1983-11-25 1983-11-25 赤外線センサ Granted JPS6090637U (ja)

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JP1983182794U JPS6090637U (ja) 1983-11-25 1983-11-25 赤外線センサ

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JP1983182794U JPS6090637U (ja) 1983-11-25 1983-11-25 赤外線センサ

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JPS6090637U JPS6090637U (ja) 1985-06-21
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JP2011158212A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Panasonic Corp 高周波加熱装置

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JPS6090637U (ja) 1985-06-21

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