JPH02307188A - 硬貨の検出方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、硬貨を検出して不適当な硬貨から適当な硬貨
を分離する方法及びこの方法を実施する硬貨検出装置に
関する。

〔従来の技術〕

硬貨挿入溝穴を備えた自動販売器では、不正な硬貨又は
刻印されない金属板が、適当な硬貨の代りに溝穴へ容易
に挿入される可能性がある。

挿入溝穴の大きさの選択によって大ざっばな硬貨検出が
既に行なわれている。しかし渣々の大きさの硬貨が使用
され、従って溝穴が最大の硬貨用に形成されねばならな
い時には、このような検出は有効でない。許容されない
硬貨が挿入される時自動販売器の反応を阻止するため、
種々の検出装置が開発され、硬貨の特有な性質又は大き
さが判定基準として用いられた。更に前述した形式の従
来の装置は誤った検出を確実に防止できないので、装置
は良好又は適当な硬貨も不正な硬貨も受入れた。これま
で誘導形検出装置は最も有効なことがわかったが、この
ような装置は必ずしも充分でない。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明の課題は、硬貨を検出して適当な硬貨を不適当な
硬貨から分離する方法及び装置を提供し、しかも正しい
硬貨から不適当９簡単力Ｖつ確実に分離する方法を提供
することである。

〔課題を解決するための手段〕

硬貨挿入用溝穴を持つ装置用に適当な硬貨から不適当な
硬貨を分離するため硬貨を電子的に検出する方法におい
て、この課題を解決するため本発明によれば、溝穴へ挿
入される硬貨に振動を与え、装置内を自白に落下する間
に振動の周波数を電子的に測定し、測定される振動の周
波数が所定の正しい値から許容公差限界を越えて外れて
いるとその硬貨を分離する。

硬貨へ当たるか又は硬貨を装置の一部へ当てることによ
って、振動を与えることができる。

て、本発明によれば、溝穴へ挿入されて装置中を自由に
落下する硬貨へ振動を与える手段と、自由に落下する間
に振動の周波数を電子的に測定する手段と、測定される
振動の周波数が所定の正しい値から許容公差限界を越え
て外れているとその硬貨を分離する手段とを含んでいる
。

測定手段がマイクロホンとこのマイクロホンからの周波
数応答信号を受ける電子装置とを含み、分層手段が不適
当な硬貨を受入れる装置にある分離通路とこの不適当な
硬貨を分離通路へ案内する手段とを含み、この案内手段
が電子装置により操作される。

本発明の新規な思想は、振動する硬貨の音又は周波数の
測定が硬貨の確実な制御又は検出を可能にすることであ
る。当たるか又は当てることにより硬貨へ与えられる振
動は、硬貨の重量、厚さ、力茫、材料、刻印等に関係し
ているので、許される正しい値とこの値の狭い公差範囲
とを実験的に求め、このような範囲を越えると硬貨を不
適当なものとして分離することが可能である。その結果
硬貨検出の非常に高度の信頼性が得られる。ＷａＳ品の
どれかが故障すると、すべての硬貨が分離通路へ落下し
、それにより例えば自動販売器は容易に動作停止せしめ
られ、こうして物品の不法な取出しが防止される。

振動を与える手段が装置に設けられる金敷片を含み、こ
の金敷片へ硬貨を当てることにより振動が硬貨へ与えら
れる。

装置が傾斜面を含み、溝穴へ挿入される硬貨がこの傾斜
面上を転動し、こうして硬貨へ当たるハンマにより硬貨
へ振動が与えられる。

本発明により振動を与え手段を備えた多数の同じ又は類
似な硬貨検出装置を同時に使用することができる。

〔実施例〕

図示した実施例について本発明を以下に説明する。

第１図及び第２図かられかるように、硬貨検出装置は硬
貨４用挿入溝穴１を持ち、硬貨は平行な側壁２及び３の
間を案内されて、傾斜面５上を転動する。側壁２及び３
は板６に取付けられている。側壁２及び３の間で硬貨４
は揺動片７上を転動し、この揺動片は硬貨４の重みで揺
動し、それにより枢着部１０に揺動可能に支持されてい
るレバー８を介してハンマ９へ作用する。

揺動片７の運動により、ハンマ９が側壁３の開口１１を
通して硬貨４へ当たるので、ハンマにより振動が硬貨４
へ与えられる。ハンマ９はばね１２により不動作位置へ
戻される。

それから硬貨４は平行な側壁２及び３の間に形成される
シュート１３を通って自由に落下する。

硬貨４は落下する間にマイクロホン１４を通過し、この
マイクロホンが硬貨の振動の周波数を検出して、周波数
に対応する信号を公知の適当な形式の電子装置１５へ与
える。検出される周波数の値が、電子装置１ｌｌ１５に
記憶されている所定の正しい値の許容公差限界内にある
と、電子装置１５が電磁石コイル１６を操作し、磁心１
７が側壁３から押離され、それにより磁心１７に結合さ
れている選別又は分離そらせ板１８が、中間金庫又は出
納箪へ至るシュート１９を開く。

マイクロホン１４による音に関係した測定によって、？
！！１足値が許容公差眼界外にあると、シュート１９は
閉じたままで、硬貨は傾斜面２０上を転動して分離通路
２１へ達する。

硬貨検出装置が異なる種類特に異なる大きさの硬貨を検
査できねばならない場合、それらの振動周波数は互いに
著しく異なることになる。

従って誘導検出器２２が転動する硬貨の大きさを検出し
て、電子装置１５へそれぞれの信号を供給して、硬貨の
大きさに関係して変化する音の正しい値に電子装ｊｌｉ
１５を調節する。

マイクロホン１４又は電子装ｊｌｌ１５が？Ｒ障すると
、信号又はパルスが電磁石コイル１６へ与えられず、シ
ュート１９は閉じたままで、挿入されるすべての硬貨は
分離通路２１へ落下し、それにより不法な物品取出しが
防止される。

第３図は硬貨への衝撃を電磁的に生ずる実施例を示して
いる。転動する硬貨の作用を受けて、電子装置１５が信
号を電磁石コイル２３へ送り、この電磁石コイルにより
吸引される磁心２４がハンマとして硬貨４へ当たって、
硬貨へ振動を与える。それに続く過程は第１図及び第２
図の実施例について述べたのと同じである。

更に第３図かられかるように、磁心２４を当てられる硬
貨を支持するために、対向保持体２５が設けられている
。不動作位置へ戻ることができる対向保持体２５が設け
られている。不動作位置へ戻ることができる対向保持体
２５の３つのピン２６は、装置の側壁２を貫通している
。磁心２４の運動と同時に、腕ブラケットとして形成さ
れている対向保持体２５は反対方向へ動かされ、ビン２
６が側壁から硬貨の方へ進出して、磁心を当てられる硬
貨を支持する。硬貨のこのような支持は第２図の実施例
にも適用できる。第２図のハンマ９は、第３図の磁心２
４のように磁心としても形成できる。

第４図は硬貨検出装置の別の実施例を示している。この
実施例では、転勤行程の終りに、硬貨が矢印２７で示す
ように側方へ傾斜する。これは、検出装置の傾斜取付け
により一層簡単化される簡単な構造手段によって得られ
る。側壁２の上部２８は上方へ広がる傾斜壁として形成
され、金敷片又は坂２９を支持するのに役立つ。第４図
に示すように最初は側壁３の幅広い部分の底に支持され
ている硬貨４が矢印２７の方向へ傾斜すると、硬貨は金
敷片２９へ当たって、振動し始める。硬貨検出のそれ以
後の過程は、第２図及び第３図について述べたのと同じ
である。

別のやり方で硬貨へ振動を与えることもできる。多くの
場合硬貨を振動させるために、例えば側壁２及び３の間
の転勤行程の終りに装置の壁へ検出すべき硬貨が当たる
ことで充分である。

硬貨検出装置はなるべく自動販売器に使用されるが、他
の目的例えば銀行における硬貨選別にも使用できる。順
次に設置されて異なる振動周波数に調節されかつ単一の
単位にまとめられる多数の硬貨検出装置も使用できる。

上述した素子の各々又は２つ又はそれ以上を、上述した
形式とは異なる形式の硬貨検出装置に応用することもで
きる。

本発明を硬貨検出装置の実施例について説明したが、本
発明の精神を照れることなく種々の変更及び構造的変化
が可能なので、本発明は上述したものに限定されない。

【図面の簡単な説明】

第１図は硬貨へ当たることにより作用する硬貨検出装置
の側壁を除去した側面図、第２図は第１図のＩＩ−ＩＩ
線による断面図、第３図は他の実施例の第２図に類似な
断面図、第４図は硬貨を金敷片へ当てることにより作用
する硬貨検出装置の更に別の実施例の第２図に類似な断
面図である。 １・・・硬貨挿入用溝穴、４・・・硬貨、９・・・ハン
マ、１４・・・マイクロホン、１５・・・電子装置、１
８・・・そらせ板、２４・・・磁心。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　硬貨挿入用溝穴を持つ装置用に適当な硬貨から不適
   当な硬貨を分離するための方法において、溝穴へ挿入さ
   れる硬貨に振動を与え、装置内を自由に落下する間に振
   動の周波数を電子的に測定し、測定される振動の周波数
   が所定の正しい値から許容公差限界を越えて外れている
   とその硬貨を分離することを特徴とする、硬貨の電子検
   出方法。 ２　硬貨へ当たることにより振動を与えることを特徴と
   する、請求項１に記載の方法。 ３　硬貨を装置の一部へ当てることにより振動を与える
   ことを特徴とする、請求項１に記載の方法。 ４　硬貨挿入用溝穴を持つ装置用に適当な硬貨から不適
   当な硬貨を分離するものにおいて、溝穴へ挿入されて装
   置中を自由に落下する硬貨へ振動を与える手段と、自由
   に落下する間に振動の周波数を電子的に測定する手段と
   、測定される振動の周波数が所定の正しい値から許容公
   差限界を越えて外れているとその硬貨を分離する手段と
   を有することを特徴とする、電子硬貨検出装置。 ５　測定手段がマイクロホンとこのマイクロホンからの
   周波数応答信号を受ける電子装置とを含み、分離手段が
   不適当な硬貨を受入れる装置にある分離通路とこの不適
   当な硬貨を分離通路へ案内する手段とを含み、この案内
   手段が電子装置により操作されることを特徴とする、請
   求項４に記載の装置。 ６　振動を与える手段が硬貨へ当たることにより振動を
   与える機械的手段を含んでいることを特徴とする、請求
   項５に記載の装置。 ７　振動を与える手段が硬貨へ当たることにより振動を
   与える電磁手段であることを特徴とする、請求項５に記
   載の装置。 ８　振動を与える手段が装置に設けられる金敷片を含み
   、この金敷片へ硬貨を当てることにより振動が硬貨へ与
   えられることを特徴とする、請求項５に記載の装置。 ９　溝穴へ挿入される硬貨が転動する傾斜面を含む装置
   と組合わせて、硬貨が装置の壁へ当たる時、振動が硬貨
   へ与えられることを特徴とする、請求項５に記載の装置
   。 １０　マイクロホン又は電子装置が故障した場合、分離
   通路へ入るすべての硬貨が検出されることを特徴とする
   、請求項５に記載の装置。 １１　少なくとも１つの付加的な検出装置が設けられて
   いることを特徴とする、請求項５に記載の装置。