JPH0230453Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0230453Y2 JPH0230453Y2 JP422187U JP422187U JPH0230453Y2 JP H0230453 Y2 JPH0230453 Y2 JP H0230453Y2 JP 422187 U JP422187 U JP 422187U JP 422187 U JP422187 U JP 422187U JP H0230453 Y2 JPH0230453 Y2 JP H0230453Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plated
- anode
- plating
- flexible sheet
- winding mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007747 plating Methods 0.000 claims description 29
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 14
- 238000009713 electroplating Methods 0.000 claims description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 1
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の目的]
(産業上の利用分野)
本考案はメツキ槽内のメツキ液中に設けた陽極
と被メツキ物との間に電圧を印加してメツキを行
う電気メツキ装置に関する。
と被メツキ物との間に電圧を印加してメツキを行
う電気メツキ装置に関する。
(従来の技術)
この種のメツキ装置では、被メツキ物の形状に
よつては被メツキ物に形成されるメツキ膜の厚さ
が不均一になり易いことが良く知られている。こ
れは、メツキ液内の電界分布が被メツキ物の形状
に応じて異なり、例えば単純な平板状の被メツキ
物では角部寄りに電界が集中するためと考えられ
ている。従来、斯かる現象に対処するには、例え
ば平板状の被メツキ物ではそれより小形の開口部
を形成した邪魔板を被メツキ物と陽極との間に位
置するようにメツキ槽内に挿入し、もつて角部へ
のメツキ膜の集中的付着を極力抑えるようにして
いた。
よつては被メツキ物に形成されるメツキ膜の厚さ
が不均一になり易いことが良く知られている。こ
れは、メツキ液内の電界分布が被メツキ物の形状
に応じて異なり、例えば単純な平板状の被メツキ
物では角部寄りに電界が集中するためと考えられ
ている。従来、斯かる現象に対処するには、例え
ば平板状の被メツキ物ではそれより小形の開口部
を形成した邪魔板を被メツキ物と陽極との間に位
置するようにメツキ槽内に挿入し、もつて角部へ
のメツキ膜の集中的付着を極力抑えるようにして
いた。
(考案が解決しようとする問題点)
ところが、上記従来構成では、異なる形状の被
メツキ物をメツキする度に、邪魔板をメツキ槽内
から取出して交換せねばならないから、作業に手
間取り、生産性を大きく低下させる原因となり、
しかも近年の自動化の要望には全く応えることが
できないという欠点があつた。
メツキ物をメツキする度に、邪魔板をメツキ槽内
から取出して交換せねばならないから、作業に手
間取り、生産性を大きく低下させる原因となり、
しかも近年の自動化の要望には全く応えることが
できないという欠点があつた。
そこで、本考案の目的は、被メツキ物の形状に
応じたメツキ膜の厚さ分布の調節を能率的に行う
ことができ、その自動化も容易に達成することが
できる電気メツキ装置を提供するにある。
応じたメツキ膜の厚さ分布の調節を能率的に行う
ことができ、その自動化も容易に達成することが
できる電気メツキ装置を提供するにある。
[考案の構成]
(問題点を解決するための手段)
本考案の電気メツキ装置は、形状が異なる各種
の被メツキ物に夫々対応して異なる開口パターン
を形成した可撓性シートと、この可撓性シートを
陽極と被メツキ物との間に位置させた状態で巻取
り移動させる巻取機構とを設け、この巻取機構を
作動させることにより可撓性シートの各開口パタ
ーンを陽極及び被メツキ物との間に選択的に位置
させ得るようにしたところに特徴を有するもので
ある。
の被メツキ物に夫々対応して異なる開口パターン
を形成した可撓性シートと、この可撓性シートを
陽極と被メツキ物との間に位置させた状態で巻取
り移動させる巻取機構とを設け、この巻取機構を
作動させることにより可撓性シートの各開口パタ
ーンを陽極及び被メツキ物との間に選択的に位置
させ得るようにしたところに特徴を有するもので
ある。
(作用)
異なる形状の被メツキ物をメツキする場合に
は、巻取機構を作動させて可撓性シートを巻取り
移動させる。これにより、陽極と被メツキ物との
間に被メツキ物の形状に合致した開口パターンが
位置してメツキ膜の厚さ分布の調節が可能にな
る。
は、巻取機構を作動させて可撓性シートを巻取り
移動させる。これにより、陽極と被メツキ物との
間に被メツキ物の形状に合致した開口パターンが
位置してメツキ膜の厚さ分布の調節が可能にな
る。
(実施例)
以下、本考案の第1実施例につき第1図ないし
第3図を参照して説明する。
第3図を参照して説明する。
メツキ槽1は複数の隔壁2により区画されて一
連に形成されており、内部の隔壁2寄り部位には
一対の陽極3が対向状態で設けられている。被メ
ツキ物4は、メツキ槽1内の略中央に吊下げ状態
で配置され、図示しない搬送装置により吊り上げ
て各メツキ槽1に順次供給される。さて、5は各
陽極3の上方に位置してメツキ槽1の両側部間に
掛渡すように設けた対をなす巻取ローラーであ
り、これは第3図に示す駆動モータ6によつて回
転駆動されるようになつていて巻取機構7を構成
している。8は可撓性シートで、これは陽極3よ
りも十分に大きな幅寸法の帯状をなしており、例
えば厚さ0.3mm程度の軟質塩化ビニル或はシリコ
ンゴム製のシートにより構成されている。この可
撓性シート8は、両端部が前記巻取ローラー5,
5に巻付けられると共に、メツキ槽1内に各陽極
3の下方に設けたガイドローラー9に掛けられて
いて、陽極3の両面側を覆うようにして陽極と被
メツキ物4との間に位置されている。そして、こ
の可撓性シート8には、被メツキ物4の形状に対
応して各種の開口パターン10が形成されてお
り、巻取機構6を作動させて可撓性シート8を巻
取移動させることにより各開口パターン10を陽
極3と被メツキ物4との間に選択的に位置させ得
るようになつている。この開口パターン10の一
例は第1図及び第3図に示されている。ここに示
した開口パターン10は、径寸法が異なる多数の
円形開口部10aから構成され、円形開口部10
aの径寸法を中央ほど径大となるようにして周囲
領域の開口率が少なくなるようにしており、周囲
部分ほど電界が集中してメツキ膜が厚くなる傾向
の被メツキ物4に適するものである。
連に形成されており、内部の隔壁2寄り部位には
一対の陽極3が対向状態で設けられている。被メ
ツキ物4は、メツキ槽1内の略中央に吊下げ状態
で配置され、図示しない搬送装置により吊り上げ
て各メツキ槽1に順次供給される。さて、5は各
陽極3の上方に位置してメツキ槽1の両側部間に
掛渡すように設けた対をなす巻取ローラーであ
り、これは第3図に示す駆動モータ6によつて回
転駆動されるようになつていて巻取機構7を構成
している。8は可撓性シートで、これは陽極3よ
りも十分に大きな幅寸法の帯状をなしており、例
えば厚さ0.3mm程度の軟質塩化ビニル或はシリコ
ンゴム製のシートにより構成されている。この可
撓性シート8は、両端部が前記巻取ローラー5,
5に巻付けられると共に、メツキ槽1内に各陽極
3の下方に設けたガイドローラー9に掛けられて
いて、陽極3の両面側を覆うようにして陽極と被
メツキ物4との間に位置されている。そして、こ
の可撓性シート8には、被メツキ物4の形状に対
応して各種の開口パターン10が形成されてお
り、巻取機構6を作動させて可撓性シート8を巻
取移動させることにより各開口パターン10を陽
極3と被メツキ物4との間に選択的に位置させ得
るようになつている。この開口パターン10の一
例は第1図及び第3図に示されている。ここに示
した開口パターン10は、径寸法が異なる多数の
円形開口部10aから構成され、円形開口部10
aの径寸法を中央ほど径大となるようにして周囲
領域の開口率が少なくなるようにしており、周囲
部分ほど電界が集中してメツキ膜が厚くなる傾向
の被メツキ物4に適するものである。
上記構成によれば、形状が異なる被メツキ物4
を混在させて一連にメツキ処理を行う場合、異な
る形状の被メツキ物4がメツキ槽1内に供給され
るときに巻取機構7を作動させて可撓性シート8
を巻取り、もつてその形状に適合する開口パター
ン10を陽極3と被メツキ物4との間に位置させ
ればよい。従つて、従来のように邪魔板をメツキ
槽内から引上げて逐一交換せずとも済み、作業が
極めて簡単化され、例えばシーケンスコントロー
ラーによる自動化も容易になる。
を混在させて一連にメツキ処理を行う場合、異な
る形状の被メツキ物4がメツキ槽1内に供給され
るときに巻取機構7を作動させて可撓性シート8
を巻取り、もつてその形状に適合する開口パター
ン10を陽極3と被メツキ物4との間に位置させ
ればよい。従つて、従来のように邪魔板をメツキ
槽内から引上げて逐一交換せずとも済み、作業が
極めて簡単化され、例えばシーケンスコントロー
ラーによる自動化も容易になる。
第4図は本考案の第2実施例を示す。前記第1
実施例と相違するところは、可撓性シート8が被
メツキ物4の両面側に位置するように配置した点
にあり、その他の点は第1実施例と同一である。
このような構成であつても、第1実施例と同様な
効果を奏することは勿論である。
実施例と相違するところは、可撓性シート8が被
メツキ物4の両面側に位置するように配置した点
にあり、その他の点は第1実施例と同一である。
このような構成であつても、第1実施例と同様な
効果を奏することは勿論である。
尚、上記各実施例では巻取機構7は駆動モータ
6により作動させる例を示したが、本考案はこれ
に限られず、例えば巻取ローラーをクランクハン
ドルにより作業者が回転させるようにしても良
く、また開口パターンは図面に示したものに限定
されず被メツキ物の形状に応じて種々採用できる
ことは勿論である。
6により作動させる例を示したが、本考案はこれ
に限られず、例えば巻取ローラーをクランクハン
ドルにより作業者が回転させるようにしても良
く、また開口パターンは図面に示したものに限定
されず被メツキ物の形状に応じて種々採用できる
ことは勿論である。
[考案の効果]
本考案は以上述べたように、可撓性シートの巻
取により所望の開口パターンを陽極と被メツキ物
との間に位置させることができるので、被メツキ
物の形状に応じたメツキ膜分布の調整を極めて能
率的に行うことができ、自動化も容易に達成する
ことができるという産業上優れた効果を奏するも
のである。
取により所望の開口パターンを陽極と被メツキ物
との間に位置させることができるので、被メツキ
物の形状に応じたメツキ膜分布の調整を極めて能
率的に行うことができ、自動化も容易に達成する
ことができるという産業上優れた効果を奏するも
のである。
第1図ないし第3図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は縦断正面図、第2図は縦断側面図、
第3図は可撓性シートの斜視図、第4図は第2実
施例を示す第2図相当図である。 図面中、1はメツキ槽、3は陽極、4は被メツ
キ物、5は巻取ローラー、7は巻取機構、8は可
撓性シート、10は開口パターンである。
し、第1図は縦断正面図、第2図は縦断側面図、
第3図は可撓性シートの斜視図、第4図は第2実
施例を示す第2図相当図である。 図面中、1はメツキ槽、3は陽極、4は被メツ
キ物、5は巻取ローラー、7は巻取機構、8は可
撓性シート、10は開口パターンである。
Claims (1)
- メツキ槽内のメツキ液中に設けた陽極とメツキ
液中の被メツキ物との間に電圧を印加してメツキ
を行うようにしたものにおいて、形状が異なる各
種の被メツキ物に夫々対応して異なる開口パター
ンを形成した可撓性シートと、この可撓性シート
を前記陽極と被メツキ物との間に位置させた状態
で巻取り移動させる巻取機構とを設け、この巻取
機構を作動させることにより前記可撓性シートの
各開口パターンを前記陽極及び被メツキ物との間
に選択的に位置させ得るようにしたことを特徴と
する電気メツキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP422187U JPH0230453Y2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP422187U JPH0230453Y2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63115069U JPS63115069U (ja) | 1988-07-25 |
JPH0230453Y2 true JPH0230453Y2 (ja) | 1990-08-16 |
Family
ID=30784695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP422187U Expired JPH0230453Y2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0230453Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-01-14 JP JP422187U patent/JPH0230453Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63115069U (ja) | 1988-07-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0230453Y2 (ja) | ||
CN114717621A (zh) | 一种导电薄膜的生产加工系统 | |
US4014773A (en) | Apparatus for electrolytic treatment | |
US2276472A (en) | Method of conveying metallic sheets | |
US3455809A (en) | Adjustable electrode transporter for lateral electrode spacing during electroplating | |
TWI841335B (zh) | 正電極板以及製造銅箔的設備 | |
JPS6126371Y2 (ja) | ||
CN214644547U (zh) | 一种在线复合幕墙岩棉板装置 | |
JP7553631B2 (ja) | 銅箔製造装置 | |
CN210394554U (zh) | 一种带材单面电镀装置 | |
CN210594532U (zh) | 一种印刷品用导向机构 | |
JP3754262B2 (ja) | 表面処理装置 | |
CN220999920U (zh) | 金属料带电镀调整机构 | |
JP2969105B1 (ja) | 連続メッキ装置における移送装置 | |
CN220468212U (zh) | 一种带有进料机构的电镀装置 | |
CN213708147U (zh) | 一种具有烘干功能的玻璃加工用镀膜装置 | |
CN213113584U (zh) | 一种电镀生产线自适应连续不间断送料机构 | |
JP2002013000A (ja) | 電気メッキ処理装置の製品ガイド機構 | |
CN1266317C (zh) | 金属表面处理设备 | |
US4027378A (en) | Removing deposited material from the edge portions of a plate | |
CN116852288A (zh) | 电极片生产用装夹装置及方法 | |
JPH0569170U (ja) | メッキ装置における被処理物回転装置 | |
SU1065282A1 (ru) | Устройство дл установки балок набора на полотнище обшивки корпуса судна | |
KR20210000541U (ko) | 제박기용 연마장치 | |
TW201303085A (zh) | 陽極氧化處理設備 |