JPH02304052A - 新規なジビニル化合物 - Google Patents

新規なジビニル化合物

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JPH02304052A
JPH02304052A JP12052789A JP12052789A JPH02304052A JP H02304052 A JPH02304052 A JP H02304052A JP 12052789 A JP12052789 A JP 12052789A JP 12052789 A JP12052789 A JP 12052789A JP H02304052 A JPH02304052 A JP H02304052A
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明元 永本
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規なジビニル化合物に関するものである。更
に詳しく言えば、水溶性架橋剤として、ポリマーの改質
に好適な新規なジビニル化合物である。
(従来の技術) 水溶性高分子の合成において、特に高分子凝集剤の様に
超高分子量を要求されるような場合に、架橋剤としてN
、N−メチレンビスアクリルアミドが多用されている。
(発明が解決しようとする課題) しカルながら、 N、N−メチレンビスアクリルアミド
は結晶性の固体である為、水への溶解において゛時間を
要していた。
本発明はこのような事情のもとで、 N、N−メチレン
ビスアクリルアミドに代る、水溶性に極めて優れ、水溶
液中でも安定な新規な架橋剤を提供するものである。
(課題を解決するための平均) 本発明者らは水溶性が良好で、且つ、水溶液中で安定な
架橋剤を開発するために鋭意検討を重ねた結果、式(I
)で表わされるジビニル化合物H3 が水溶性及び水中での安定に優れた架橋剤であることを
見い出し本発明に至ったりのである。
本発明のジビニル化合物はN−メチル−N−ビニルアク
リルアミドであり、文献未載の新規化合物である。この
新規化合物は例えば以下のようにして合成することがで
きる。
(A)  モノメチルエタノールアミンとビシクロ[:
2,2.1)へブテン−5−カルボン酸メチル−2とを
アルコラード系触媒存在下、好ましくは70〜100℃
の温度で反応させ、得られた反応物をクラ・ソキングす
ることにより脱水させる方法。
(B)  モノメチルエタノールアミンとアクリル酸ク
ロライドを溶媒中において、好ましくは一50〜0℃の
温度で反応させ、反応物を脱水することにより合成させ
る方法。
(C)  N−メチルアクリルアミドに水素化すトリウ
ムを反応さぜたものに臭化ビニルを溶媒存在下で反応さ
せる方法。
上記の(A)法の場合は、アシル化反応とエステル交換
反応の競合反応となるが、大半の生成物はアシル化反応
物となる。反応触媒は金属アルコラードが好適に用いら
れる。反応は副生ずるメタノールを系外に除去しながら
行なう方が反応平衡上望ましい為、減圧下で反応を行な
う方がより好ましい。この場合原料のモノメチルエタノ
ールアミンが系外に留去してしまわないようにコンデン
サーを反応容器に付設するか、もしくは反応温度をモノ
メチルエタノールアミンの蒸気圧以下に設定することが
望ましい。
得られた中間体生成物は電気炉で加熱した鋼管を通すこ
とによりクラッキングされ、N−メチル−N−ヒニルア
クリルアミド混合物が得られる。通常クラッキング温度
は400℃前後が好適である。
また、脱水触媒として、含水塩を鉄量で強熱脱水し粒状
にした硫酸アルミニウムを鋼管内につめてクラッキング
を行なうと、より脱水率を向−してきる。クラッキング
の際には減圧をかけ生成物をガス状として、出てくる方
スを凝集さぜる方が効率が良く望ましい。このようにし
て得られた反応混合物から目的物を単離するには減圧蒸
留して精製する方法が好適に用いられる。
また、 (B)法の場合、用いる溶媒については、アク
リル酸クロライドに対して不活性であれは1、〜に制限
はなく、一般にはヘンゼン、アセトン、トルエン、クロ
ロホルム等が用いられる。この反応はアクリル酸クロラ
イドとモノメチルエタノールアミンを混合すると、塩酸
煙を発生し、激しく反応する為に、反応温度は0°C以
下が望ましい。また、反応中、重合の危険性がある為、
重合禁止剤として、例えば、フェノチアジン、p−メト
キシフェノール、ヒドロキノン、p−ペンツキノン、t
−ブチルカテコール、ニトロソベンゼン、イオウ等をモ
ノマーに対して1000〜5000 ppm添加し、遮
光下反応を行なう事が望ましい。発生する塩酸煙により
系内の確認が困難な場合はアスピレータ−等により若干
減圧をかけることにより塩酸煙を除去することもできる
。モノメチルエタノールアミンは一15℃位以下で凝固
する為、アクリル酸クロライドを最初反応容器に入れた
中に、モノメチルエタノールアミンを滴下する方法の方
が望ましい。
このようにして得られたN−メチルエタノールアクリル
アミドな、 (A)法と同様にしてクラッキング、精留
することによりN−メチル−N−ビニルアクリルアミド
を得ることができる。この場合は、N−メチルエタノー
ルアクリルアミドからの脱水により、N−メチル−N−
ビニルアクリルアミドが得られる為、例えは硫酸、芳香
族スルポン酸、五酸化リン、リン酸、メタリン酸、シュ
ウ酸、ギ酸、有機酸無水物、無機及び有機酸塩化物、オ
キシ塩化リン、無水無機塩類などの脱水触媒を用いて脱
水を行なうこともてきる。
(C)法の場合、用いる臭化ビニルは共鳴構造により著
しく反応性が低い為、モノメチルアクリルアミドの水素
を、前もって、水素化すl・リウムにより置換を行なわ
せた後に反応させる事が望ましい。モノメチルアクリル
アミドと水素化す)・リウムを反応させると激しく水素
を発生し、発熱する為、重合の危険性があるので、重合
禁止剤として、例えば、フェノチアジン、p−メトキシ
フェノール、ヒドロキノン、p−ベンゾキノン、1.−
ブチルカテコール、ニトロソベンセン、イオウ等をモノ
マーに対して1000〜5000 ppm添加し、遮光
、水冷下、少しずつ水素化ナトリウムを添加することが
望ましい。又、多量の水素ガスが発生ずる為、爆発防止
という意味でドラフト内での反応が望ましい。
臭化ビニルとナトリウム置換モノメチルアクリルアミド
とを反応させる際に用いる溶媒は、両原料を溶解し、比
較的沸点が低く、生成する臭化ナトリウムを溶解させる
溶媒が好ましい。このようにして得られた反応混合物か
ら目的物を単離するには減圧蒸留して精製する方法が好
適に用いられる。
本発明のジビニル化合物、N−メチル−N−ビニルアク
リルアミド(沸点45℃/2.5 mm1g)は極微黄
透明液体であり、水、メチルアルコール、エチルアルコ
ール、アセトン、テトラヒドロフラン、クロロホルム、
n−ヘキサン等と幅広い極性範囲の溶媒に可溶である特
性を有している。水には水に対して数重量パーセントの
溶解が可能であり、若干の攪拌によりスムーズに溶解す
ることができる。
本発明のジビニル化合物、N−メチル−N−ビニルアク
リ、ルアミドを架橋剤として、ポリマーを製造する具体
的方法としては、例えば溶液重合法及び懸濁重合法等が
採用できる。
重合を開始!−る方法としては、(1)重合開始剤を使
用する方法、(2)紫外線、可視光線等の光照射、(3
)熱竪よる方法、(4)放勢−2電子線、プラズマ等9
電離エネルギー線を照射する方法等など通常知られてい
る任意のラジカル重合法を用いることができる。重合−
始剤としてはラジカル重合を開始する能力を有するもの
であれば良く、例えば、レドックス系、有機過酸化物、
アゾ化合物、アミン化合物等が1%る。具体的には乃硫
酸アンモニウム、亜硫酸水素ナトリウム、過酸化ベンソ
イル、過酸化アセタルアゾビスイソブチロニトリル、2
゜2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、
2.2′−アゾビス(2−(、!−イミダシリンー2−
イル)プロパン〕二塩酸塩、4,4′−アゾヒス(4−
シアノ吉草酸)、2.2’−アゾビス(2−(5−メチ
ル−2−イミダ゛イリン二2−イル)プロパン〕二塩酸
塩、2,2′−アゾビス(イソブチルアミド)、トリエ
タノールアミン等を使用することができる。又、上記の
重合開始剤の2種以上を併用することも可能である。こ
の場合の重合開始剤Q添加量は、目的とするポリマーの
分子量によって決定されるが、通常ビニル化合物当り0
.001〜2重量%の範囲が好ましい。一般的に水溶性
モノマーを水に溶解した中に、本発明のN−メチル−N
−ビニルアクリルアミドを架橋剤として添加し、通常知
られているラジカル重合法を用いる。
ここで用いられる水溶性モノマーとしては、一般に(メ
タ)アクリル基、ビニル基、無水マレイン酸を基本主鎖
とし、水溶性置換基を側鎖にもつものであり、具体的に
は例えば(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、ビニルスルホン酸ソーダ、ビ
ニルベンゼンスルホン酸ソーダ、ポリオキシエチレンア
クリルスルホン酸ソーダ、 (メタ)アクリル酸、イタ
コン酸、無水マレイン酸、ポリオキシエチレン(メタ)
アクリレート、β−ヒドロキシエチレンビニルエーテル
、β−ヒドロキシエチレン(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパンモノ(メタアクリレート、ペンタエ
リスリトールモノ(メタ)アクリレート、モノメチロー
ル(メタ)アクリルアー(L ミド、β−ユリアーN−エチレンアクリレート、β4−
エリア−N−エチルビニルエーテル、メタクロイルジシ
アンジ、アミド、ジアセトンア、クリルアミド、及びこ
れらの3級塩、4級塩等があげられる。これらは単独で
も2種以上の絹み合わせを用いて、もよい。     
   、 水溶性モノマーに対し、本発明の架橋剤であるところの
N−メチル−N−ビニルアクリルアミドの添加量は1.
吸水性ポリマーや高分子凝集剤にする場合によって異な
ってくるが、通常、水溶性ポリマーに対し、0.000
1〜0.1モル%の範囲が好ましい。添加量を調整する
ことにより、吸水性ポリ゛マー或は高分子凝集剤とする
ことができる。添加量を少なめにすると、高分子量且つ
水溶性が良好なポリマーが得られ、高分子凝集剤とする
ことができる。−5方、添加量を多めにすると、水不溶
性のポリマーが得られ、吸水性ポリマーとすることがで
きる。また、有機溶媒を用いた逆相懸濁重合にも適用で
きる。
(発明の効果) 本発明のジビニル化合物は文献未載の新規ジビニル化合
物であって、水溶性モノマーの架橋剤として利用でき、
添加量を調整することにより、得られた高分子化合物は
高吸収性ポリマー或は高分子凝集剤等に利用することが
できる。
本発明のジビニル化合物と水溶性モノマーのラジカル重
合によって得られる高分子化合物は、高吸水性ポリマー
として数千倍の保水能力を有するもの、また、凝集剤と
しては超高分子で且つ水溶性も良好な特性を示すものを
得ることができる。
(実施例) 次に、実施例および参考例によって本発明を更に詳細に
説明するか、本発明はこれらの例によって何ら限定され
るものではない。
実施例1 精留塔、分配器、真空計、温度計を取り付けた500m
13つ目フラスコにモノメチルエタノールアミン206
gとビシクロ(2,2,1)へブテン−5−カルボン酸
メチル−2201g、触媒としてソジウムメチラート2
8%メタノール溶fa3.8gを加え、攪拌下95℃。
211−2O0、還流比l刻lの条件下で3時間反応を
行なった。この時、アシル化反応によって副生ずるメタ
ノールは常時系外に留去される。反応終了後、系内の減
圧度をI Torrとし、残原利及び低沸物を除去する
ことにより、粘稠なビシクロ(2,2,1)ヘフ゛テン
ー5−モノメチルアミノエチルカルボン酸   ′25
8gを得た。この化合物のカスクロマトグラフによる純
度は99.2%であった。
次に、長さ1mのサス製の管を電気炉で450°Cに加
熱し、管の出口には、下向きにコンデンサーと受器及び
真空ポンプを設置し、系内を40mml(gとした。
この中に、ビシクロ(2,2,1)ヘプテン−5−モノ
メチルアミノエチルカルボン酸を、毎分3mlの速度で
供給し、クラッキングを行ない、かっ色の液体130g
を得た。
次に、精留塔、分配器、温度計を1jけた200m l
容の3つロフラスコにて精留を行なった。
精留時の釜温は110〜124°Cて塔頂温度45°C
,減圧度2.5mm11g、還流比6/1にて行ない、
カスクロマトグラフ純度99.8%の極微黄透明の留分
な得た。
−12= 実施例2 攪拌機と温度計、滴下漏斗を取り付けた1リツ)+1容
の3つ目フラスコにアクリル酸クロライド180gと溶
媒としてクロロホルム500g及び重合禁止剤としてフ
ェノチアジン0.9gを添加し、ドライアイス−メタノ
ール系にて一30℃位に冷却し、内溶液を攪拌しながら
、滴下漏斗よりモノメチルエタノールアミン150gを
逐次添加し、反応させた。モノメチルエタノールアミン
滴下と同時に、激しく塩酸煙が容器内に立ち込める為、
アスピレータ−により系内の塩酸煙を系外に除去した。
モノメチルエタノールアミン滴下終了後、更に1時間攪
拌し、溶媒であるクロロホルムをエバボレートアップに
より除去した。次に、塩酸を水和する為めに、炭酸ナト
リウム105gを反応液に添加し、攪拌後、塩を濾別し
、N−メチルエタノールアクリルアミド240gを得た
含水塩を鉄器て強熱脱水し、粒状にした硫酸アルミニウ
ムを長さ1mのサス製の管につめ、電気炉で400℃に
加熱し、管の出口には下向きにコンデンサーと受器及び
真空ポンプを設置し、系を40mmHgとした。この中
に、N−メチルコニタノールアクリルアミドを毎分3m
lの速度で供給し、脱水を行ない、かっ色の液体2QO
gを得た。実施例)と同様な精留を行ない。カスクロマ
トグラフ純度99,9%の極微黄透明の留分150gを
得た。
実施例3 モノメチルアクリルアミド170gにフェッチアシン0
.2gを添加し、攪拌、水冷下、水素化すトリウム48
gを少しずつ添加し、モノメチルアクリルアミドをナト
リウム置換体とした。この際、激しく水素ガスが発生す
る為、l・ラフト内にて反応を行なった。
2リツ)11容3つロフラスコに、臭化ビニル214g
、エタノールlクツit及びフェノチアジン帆2gを添
加し、攪拌下、滴下漏斗よりモノメチルアクリルアミド
ナトリウ装置・換体を滴下し40°Cにて反応を行なっ
た。反応終了後、実施例1と同様に精留を行ない、カス
クロマトグラフ純度97.0%の極微黄透明留分な得た
実施例1で得られた化合物の赤外吸収スペクトル(FT
−I Rスペクトル)を第1図に、質量スペクトルを第
2図に、紫外・可視吸収スペクトルを第3図に、NMR
スペクトル(FT−NMRスペクトル)を第4図に示す
。これらのスペクトル分析の結果は次の通りである。
赤外線吸収スペクトル ビーりNO波数(cm−’ )   帰属00   2
954     −CH3011697>C=0 02   1628      CH2=CH−031
419−CH3 04132?      C−N O3128I      C−N O61119NR3 07976CH2”CH− 08841−CH2 質量スペクトル分析 CI H+l  M=111 El  同位体存在比 obs、7.10  calc、7.09m/1 (H3’=15 CH2=CH−=  27 −CO=N<                 、=
   42CH2=CH−CO−=  55 M  −−CH2″  =96 紫外可視吸収スペクトル 200 n1CH2=CH−ε”r 3.4XlO’2
48止 >C=0   ε勾6.8X 10103Nス
ペクトル 。
フ0ロトン    cafe:(ppm)   obs
、(ppm)Ha     4.47     4.4
7Hb     4.55     4.551(c 
    7.58     7.05Hd     6
.65     6.65He     6.21  
   6.30Hf     5.63     5.
75注;  −Ct13 3.15ppm、クロロ幻&
71(溶媒)7.25ppm以上の分析結果から、この
極微黄透明の物質はN−メチル−N−ビニルアクリルア
ミドであることが確認された。尚、実施例2及び3の化
合物も同様であった。゛ このN−メチル−N−ビニルアクリルアミドの水溶液中
での保存安定性を以下の通り評価した。
保存安定性 重合禁止剤としてp−メトキシフェノール500ppm
添加したN−メチル−N−ビニルアクリルアミド 1%
水溶液100m1をかっ色ビンに入れ室温に放置し、水
溶液中での保存安定性を検討した。保存安定性は、高速
液体クロマトグラフィー分析法及びヨートメトリー法に
よる二重結合測定法を用いた。高速液体クロマトグラフ
ィー分析法として、カラムには逆相X ODS :C1
8カラムミ 250X4nmのステンレスカラム、検出
器には紫外線検出器を用い、254nmにて測定を行な
った。移動相は水/メタノール=8/2 v/v%で流
速1.0μI/minとし、保存サンプルを1/100
に溶離液で希釈し、この内の20μmを分析した。得ら
れたN−メチル−N−ビニルアクリルアミドの面積を用
いて変化率を検討した。同時に、既知手□法で□あるヨ
ードメト□り一法を用いて保存溶液の二重結合を測定し
た結果、室温で2週間の間、はとんど重合及び分解が認
められなかった。
参考例1 N−メチル−N−ビニルアクリルアミドの架橋剤として
の効果を水溶性モノマーを使ったラジカル重合により検
討したみ ガラス、・製二重槽の減圧式セパラブルフラスコに窒素
等入管、温度センサー、排気管を取り付け、容器を減圧
下トリメチルアミノエチルアクリレート塩化物瘍08に
純水2258とN−メチル−N−ビニルアク=18− リルアミド0.005gを添加し、スターラーで攪拌し
ながら反応液中の溶存酸素を0.5ppm以下になるよ
うに窒素置換を行なった。
重合開始剤として、過硫酸アンモニウム及び亜硫酸水素
ナトリウム5X 10−”wt%水溶液を各々1.0m
l及び2,2′−アソヒス(2−アミジノプロパン)二
塩酸塩5X]0”wt%水溶液2.0mlを添加し、攪
拌、窒素ハブリンク下で重合を行ない、温度モニターに
より重合終点をチェックした。約1時間で重合が終了し
た。次に60℃の水浴に2時間浸漬した後、得られた物
を80℃のギヤオーブン内で乾燥し、ポリマーを得た。
ポリマーの吸収性試験として、乾燥ポリマー0.18を
500m lの純水中に投じ、約10分攪拌した後、残
渣を100メツシユの金網で選別し、重量を測定すると
約300gの残渣が得られた。これは該ポリマーが自重
の約3千倍の水を吸収した事になる。
吸水後のゲルの形状は角はった弾性を有するケルであっ
た。
参考例2 参考例1と同様な重合容器にアクリルアミド150g及
び純水350g並ひにN−メチル−N−ビニルアクリル
アミド7.5X 10−’gを加え、同様な操作により
重合を行なった。得られた重合体を乾燥後、IN硝酸ソ
ーダ溶液に希釈溶解し、つl\ロープ粘度計を用いて3
0℃にて粘度を測定した。重合体の極限粘度は〔η〕=
17.46で水への溶解性も良好であった。
参考例3 500m lの3つ目フラスコに、窒素導入管、JJI
気管及び攪拌装置を取り付け、シクロヘキサン300m
 l、N、N−ジメチルアミノブロビルアクリルアミト
硫酸塩60g、分散剤としてエチルセルロース18、及
びN−メチル−N−ビニルアクリルアミド 3.OX 
10−’gを添加し、窒素置換により溶液の溶存酸素を
0.5ppm以下とした。攪拌下、温度を55°Cとし
、2,2“−アソビス(2−(5−メチル−2−イミダ
シリン−2−イル)プロパン〕二塩酸塩6X 10−3
8を加え、窒素雰囲気1ミ“6時間の逆相懸濁重合を行
なった。重合終了後得られた重合体を濾過乾燥して粒径
約0.5闘のビーズ状ポリマーを得た。得られたポリマ
ーをウベローデ粘度計を用いて粘度を測定したところ〔
η〕=12て水=20= 溶性も良好であった。
参考例4 N−メチル−N−ビニルアクリルアミドを添加しな力)
った以外、参考例1と同様にして重合を行なった。
得られたポリマーの極限粘度は〔η〕=10で、溶解性
は良好であった。
参考例5 N−メチル−N−ビニルアクリルアミドを添加しなめ)
った以外、参考例2と同様にして重合を行なった。
得られたポリマー〇水溶性は良好であったが、極限粘度
で〔η) =7.3と分子量が伸ひていなかった。
参考例6 N−メチル−N−ビニルアクリルアミドを添加しな力)
った以外、参考例3と同様にして重合を行なった。
得られたポリマーの水溶性は良好であるが、極限粘度で
〔η〕=4と分子量が伸びず、ポリマーの吸湿性も高く
なり、凝集剤としての使用が困難であった。
以上、参考例で示したように、N−メチル−N−ビニル
アクリルアミドを水溶性モノマーの架橋剤に用いるとポ
リマーの性質を大きく改良できることか明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1にて得られた化合物の赤外線吸収スペ
クトル、第2図は同じく質量スペクトフし、第3図は同
じく紫外可視吸収スペクトル、第4図は同じ<NMRス
ペクトルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式( I )で表わされるジビニル化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼式( I )
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9671367B2 (en) 2003-05-15 2017-06-06 Applied Biosystems, Llc Poly and copoly(N-vinylamide)s and their use in capillary electrophoresis
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