JPH02300797A - 楽音生成装置 - Google Patents

楽音生成装置

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JPH02300797A
JPH02300797A JP1120750A JP12075089A JPH02300797A JP H02300797 A JPH02300797 A JP H02300797A JP 1120750 A JP1120750 A JP 1120750A JP 12075089 A JP12075089 A JP 12075089A JP H02300797 A JPH02300797 A JP H02300797A
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waveform
output
waveform data
pitch
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JP1120750A
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Inventor
Akio Iba
章雄 伊庭
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、電子楽器の楽音生成装置に関するもので、特
に音高変化等に合わせて滑らかに出力楽音波形を切換え
ることのできる電子楽器の楽音生成装置に関する。
[従来の技術] 従来よりパルス符号変調(PCM)方式により波形を記
録再生する技術を利用した電子楽器が開発されており、
この種電子楽器に於いては、例えば電子ピアノの場合は
鍵盤、管楽器の場合はキースイッチのように、指定され
た音高を入力する手段と、スイッチ、ベンダー等のセン
サのように発生中の楽音の音高を変更可能な入力手段と
を備えている。そして、これらの入力手段によって指定
された音高に対応して、予め記憶回路に記憶されていた
波形情報が読出される。これによって、所定の音色を有
した楽音が生成される。
[発明が解決しようとする課題] ところで、このようなPCM方式により波形を記録する
ようにした電子楽器に於いて、1つの記録波形を広い範
囲の音高に対応付けて読出すことにより楽音を生成する
ようにすると、音高変化に伴い音色がかなり変化すると
いう問題を有している。そこで、音高変化に対する音色
の変化を防止、 するために、マルチサンプリングと称
される方法が用いられてきた。これは予め記憶回路に所
定の音域(例えば1オクターブ)ごとに1つの音色に対
応する波形をそれぞれサンプリングして記憶しておき、
この記憶した波形を再生時に指定音高に応じて選択的に
読出して生成しようとする方法である。
しかしながら、このような楽音生成装置であっても、楽
音生成中に音高をベンダー等の操作により大きく変化さ
せると、前述したように音色が変化してくる。そこで、
当該音域を越えて音高変更かなされた場合、指定音高に
対応するように現在生成中の波形の音域と隣接した、高
いあるいは低い音域の波形を読出して、音高が変化する
前の波形から、この隣接した音域の波形へと切換える方
法が考えられる。
しかし、音域ごとの波形を記憶するメモリ空間は、それ
ぞれの音域の波形で独立したものであり、波形の切換を
このような関連性のないメモリ間のアドレス変更によっ
て行なうと、不連続なものとなってしまうという欠点が
あり、実際には、隣接した音域の波形を繋ぎ合わせて楽
音を生成することはできないものであった。
そこで、クロスフェード制御する方法によって2つの波
形を切換えることが考えられた(本件特許出願人による
昭和63年12月28日付特許出願の「電子楽器の楽音
生成装置」)。これは、音域変更の際に2つの隣接した
音域の波形の振幅レベルを経時的に変化させるもので、
一方の波形(すなわちこれまで出力していた波形)の振
幅レベルを減少させると同時に他方の波形(すなわちこ
れから出力すべき波形)の振幅レベルを相補的に増加さ
せて滑らかに波形変更を行なうものである。しかしなが
ら、このようなりロスフェード制御による波形の切換を
行なうためには、2つの波形を交差させるため、楽音の
ポリフォニック数(発音チャンネル数)も出力楽音の数
の2倍必要となる。そして、クロスフェード制御されて
切替わるべく異なる2つの波形の合成比を経時的に変化
させる等の複雑な回路構成を必要とする。このため、前
述したクロスフェード制御による波形の混合切換えは、
安価な装置には不向きなものであった。
 5一 本発明は前記実情に鑑みてなされたもので、例えば音高
が変化しても音高の変化に合わせて滑らかに波形変化を
もたらすことができ、安価な装置にも適用可能な電子楽
器の楽音生成装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段及び作用]すなわち本発明
は、記憶手段に予め異なる複数の波形データが記憶され
ており、演奏のために音高を指定入力する入力手段によ
って指定された音高に従って、制御手段から楽音発生指
示信号がアドレス信号生成手段に供給され、このアドレ
ス信号生成手段から順次生成されるアドレス信号により
、前記記憶手段に記憶された前記波形データが読出され
る。そして、前記波形データの波高値に基づいた楽音が
、出力手段から出力される。前記アドレス信号生成手段
からのアドレス信号により前記記憶手段から読出される
波形データは、検出手段でその波形データの波高値が所
定の範囲内であるか否かが検出される。この検出手段で
検出された前記波形データの波高値が前記所定の範囲内
のときは、前記記憶手段に記憶されている異なる波形デ
ータの切換えを指定する波形切換手段の指定に応じて、
前記制御手段が前記記憶手段から読出されている第1の
波形データとは異なる第2の波形データを読出すべく前
記アドレス信号生成手段に楽音発生指示信号を供給する
。これらの楽音発生指示信号に従って、前記アドレス信
号生成手段が前記記憶手段から前記第1の波形データか
ら前記第2の波形データに切換えて読出すようアドレス
信号を供給する。
[実施例] 以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明に従った一実施例の電子楽器の楽音生
成装置のブロック構成図を示したもので、入力回路]は
音高指定入力部2aと可変音高入力部2bから成ってい
る。前記音高指定入力部2aは、例えばこの実施例の電
子楽器がキーボード楽器であれば鍵盤であり、管楽器、
ギター等であればそれぞれ対応するスイッチやフレット
等の音高を入力するための入力部であり、可変音高入力
部2bはスイッチ、ベンダー、各種センサのような発生
中の楽音の音高を変化させて入力すると共に、発生中の
楽音の音高の波形を切換える指定を行なう入力部である
。前記音高指定入力部2a及び可変音高入力部2bから
の出力は、制御回路としてのCPU3に入力される。C
PU3の出力は、アドレスコントローラ4及びエンベロ
ープジェネレータ5に供給される。そして、アドレスコ
ントローラ4の出力は、波形記憶回路(波形ROM)6
に供給される。
前記エンベロープジェネレータ5は、出力する楽音の振
幅を時間と共に変化させるエンベロープデータを発生す
る。また、前記波形ROM6は、所定の音域ごと(例え
ば1オクターブごと)に波形を記憶しているもので、例
えば、後述するように波形A1波形B1・・・が記憶さ
れる。前記波形ROM6の出力は、エンベロープジェネ
レータ5の出力と共に乗算器8に入力される。検出回路
7は、波形ROM6の出力が、波形切換え可能な所定の
範囲内であるか否かをCPU3の出力に従って検出する
。この検出回路7の検出結果は、アドレスコントローラ
4に与えられ、アドレスコントローラ4による波形デー
タのアドレス変更を実行する。前記乗算器8での乗算結
果がラッチ9に出力され、更にデジタル−アナログ変換
器10に供給される。次いで、このデジタル−アナログ
変換器10でアナログ表現に変換された信号は、増幅器
11で増幅されて図示されないスピーカ等から出力され
る。
第2図は、アドレスコントローラ4、波形ROM6及び
検出回路7の構成を示したもので、CPU3からの出力
は、ループスタートアドレスレジスタ 12a、  1
2b、スタートアドレスレジスタ13a、  13b、
ピッチレジスタ14、ループエンドアドレスレジスタ 
+5a、  15b、エンドアドレスレジスタ lea
、  16b、セレクタ17及びチェンジレジスタ18
に結合され、対応するデータが入力される。
そして、スタートアドレスレジスタ 13a、  13
bの出力は、セレクタ17の出力で制御されるゲート1
9a、  19bを介し、更にオア回路回路28からの
出力で開成制御されるゲート2oを経てカレントアドレ
スレジスタ21に入力される。そして、このカレントア
ドレスレジスタ21の出力とピッチレジスタ14の出力
が、加算器22に入力され、その加算結果をラッチ23
に出力する。このラッチ23の出力であるカレントアド
レスCAは、比較器24に入力される。また、ループエ
ンドアドレスレジスタ 15a。
15bの出力は、セレクタ17の出力で制御されるゲ−
425a、  25bを介し、ラッチ26を経て前記比
較器24に入力される。その結果、この比較器24は、
カレントアドレスCAがループエンドアドレスより小の
とき「1」出力となり、逆のときrOJ出力となる。そ
して、ラッチ23の出方であるカレントアドレスCAは
、比較器24の出力で制御されるゲート27を介し、C
PU3からのノートオン信号(−発信号)のオフ(ロー
レベル)時に、後述するオア回路28、インバータ29
を介して開成制御されるゲート30を経て、カレントア
ドレスレジスタ21に入力されるようになっている。
また、比較器24の出力は、インバータ31を介してア
ンド回路32の一方の入力端子に入力されると共に、ア
ンド回路33の一方の入力端子に入力される。前記アン
ド回路32の他方の入力端子には、比較器34の出力が
結合され、またアンド回路33の他方の入力端子には、
前記比較器34の出力がインバータ35を介して結合さ
れる。前記比較器34には、エンドアドレスレジスタ 
16a、  16bからセレクタ17の出力で制御され
るゲート36a、  36bを介してラッチ37を経た
出力が入力されている。比較器34は、ラッチ23の出
力と、ラッチ37の出力を比較するもので、カレントア
ドレスCAがエンドアドレスより小のとき「1」出力と
なり、逆のとき「0」出力となる。
前記アンド回路32及び33は、それぞれループスター
トアドレスレジスタ 12aS12bの出力及びカレン
トアドレスレジスタ21の出力をカレントアドレスレジ
スタ21に選択的に入力供給制御するべくゲート38及
び39に結合される。したがって、ループアドレス制御
時には、ループスタートアドレスレジスタ 12a、 
 12bの出力は、ゲート 40a、  40bを介し
、ラッチ41を経て前記ゲート38及び30を介してカ
レントアドレスレジスタ21に入力される。
尚、ゲート 19a、  25a、  3Ba、  4
0aと、ゲート19b、  25b、  3Bb、  
40bは、それぞれセレクタ17の出力と、セレクタ1
7からインバータ42を介した出力によって開成制御さ
れる。
また、カレントアドレスレジスタ21の出力は、波形R
OM6に出力されるようになっており、この波形ROM
6からの出力が、検出回路7の比較器43a及び43b
に供給される。これらの比較器43a及び43bでは、
CPU3からの出力によって、波形ROM6から読出さ
れた波形の波高値を、それぞれ最小値MIN及び最大値
MAXの閾値と比較する。そして、これらの比較器43
a及び43bの比較結果が、アンド回路44に入力され
、更にこのアンド回路44の出力がアンド回路45の一
方の入力端子に供給される。
このアンド回路45の他方の入力端子には、チェンジレ
ジスタ18の出力が入力されている。そして、このアン
ド回路45の出力は、データラッチ信号として、オア回
路46を介してラッチ26.37及び41に供給される
。また、前記データラッチ信号は、ノートオン信号と共
にオア回路28に入力され、更にチェンジレジスタ18
にリセット信号として供給される。前記オア回路46に
はノートオン信号も与えられ、ノートオン時には、セレ
クタ17の出力で指定される側のレジスタの内容がラッ
チ41.26.37にセットされる。
次に、第4図のフローチャートを参照して、このように
構成された電子楽器の楽音生成装置の動作について説明
する。
先ず、音高指定入力部2aにより、所望の音高を指定し
て入力されたとする。その結果、この指定入力された音
高に対応する波形データを読出すためのデータ(パラメ
ータ)及び波形を切換える切換位置の波高の閾値(MA
X、MI N)が、アドレスコントローラ4に設定され
る(ステップ5TI)。すなわち、音高指定入力部2a
より指定入力された音高に対応して読出すべきなのはど
の波形データであるかをCPU3が判断する。その結果
、対応する波形データを読出すべく、アドレスコントロ
ーラ4に、指定入力された音高に対応するパラメータが
設定される。
例えば指定入力された音高が波形Aのカバーする音域内
にあるとすると、アドレスコントローラ4のループスタ
ートアドレスレジスタ 12aにLSAを、スタートア
ドレスレジスタ 13aにSTAを、ループエンドアド
レスレジスタ 15aにLEAを、エンドアドレスレジ
スタ 16aにEDAを設定すると共に、セレクタ17
に選択信号「1」を、そしてチェンジレジスタ18に「
0」を設定する。また、可変音高入力部2bの指定入力
によって波形を切換える際に、波形の波高値の何れの値
で行なうかを決定するために、波形切換位置の波形切換
可能範囲を表わす波高値の閾値として、波高値の最小値
(M I N)及び最大値(MAX)を指定して、それ
ぞれ比較器43a及び43bに出力できるようにしてお
く。そして、いまの場合、ピッチレジスタ14には、波
形Aの入力指定された特定音高ピツチが設定される。尚
、指定音高に対応する音域が波形Bあるいはその他であ
る場合も、波形Aの場合と同様に設定される。次いで、
CPU3が楽音発生指示信号(ノートオン信号)を、ア
ドレスコントローラ4、エンベロープジェネレータ5に
出力する(ステップ5T2)。
CPU3からノートオン信号が出力されると、アドレス
コントローラ4内ではオア回路28を介してノートオン
信号によって制御されるゲート20が開くことによって
、セレクタ17からの選択信号により開成していたゲー
ト 19aを介し、スタートアドレスレジスタ 13a
から出力STAがカレントアドレスレジスタ21に入力
される。そして、このカレントアドレスレジスタ21の
出力は、ピッチレジスタ14からの出力と共に加算器2
2に入力され、その加算結果(CA)をラッチ23に出
力する。また、前記ノートオン信号によって、オア回路
46から1”信号を出力してラッチ41.26.37に
夫々レジスタ 12as  L5a、16aの内容がゲ
ート 40a125a、  3[iaを介してセットさ
れる。
その結果、前記ラッチ23に歩進されながら記憶される
値は、カレントアドレスレジスタ21の出力に加算器2
2でピッチレジスタ14から出力されるピッチの値を所
定タイミング(サンプリング周期)ごとに加算したもの
となる。そして、このピッチの値ずつ加算されるラッチ
23の出力は比較器24に供給されると共に、この比較
器24の出力で制御されるゲート27を介し、更にゲー
ト30を経てカレントアドレスレジスタ21に戻る。こ
れは、ラッチ23の出力CAと、ラッチ26の出力LE
Aとを比較した結果、カレントアドレスCAがループエ
ンドアドレスLEAに到達していなければ、比較器24
の出力によりゲート27を開くことによる。また、ゲー
ト30は、ノートオン信号が入力されてゲート20が開
いてスタートアドレスレジスタ 13aの出力がカレン
トアドレスレジスタ21に入力された後、すぐにオン状
態となる。これによって、ラッチ23に記憶されるカレ
ントアドレスCAがループエンドアドレスLEAに到達
するまで、ラッチ23、ゲート27、ゲート30、カレ
ントアドレス21、加算器22間でループを形成して歩
進を続ける。そして、このカレントアドレスCAが波形
ROM6に読出しアドレスとして与えられる。このカレ
ントアドレスCAの歩進レートが、ピッチレジスタ14
の出力によって定まるので、音高の制御が可能となる。
そして、ラッチ23からの出力が、ループエンドアドレ
スレジスタ 15aの値LEAに到達したならば、比較
器24の出力はゲート27をオフすると共に、インバー
タ31を介してアンド回路32及び33の一方の入力端
子にそれぞれ入力される。これらアンド回路32及び3
3の出力は、比較器34の出力によって決定される。す
なわち、ラッ升23に保有されたカレントアドレスCA
が、ラッチ37からの出力値EDAに到達したか否かを
比較器34で比較する。
そしてその出力をアンド回路32の他方の入力端子に、
またインバータ35を介してアンド回路33の他方の入
力端子に入力する。故に、アンド回路32は、カレント
アドレスCAがループエンドアドレスLEAを越えたと
き、すなわちループエンドアドレスLEAからエンドア
ドレスEDAO間にあるとき、ループエンド信号を出力
してゲート38を開いてループスタートアドレスレジス
タ 12aからゲート 40aを介してラッチ41にす
でにラッチされている出力しSAを通すようになってい
る。このとき、アンド回路33からはエンド信号が出力
されないので、ゲート89は開かれない。すなわち、ラ
ッチ41の出力LSAは、ゲート38、ゲート30を介
してカレントアドレスレジスタ21に出力される。した
がって、カレントアドレスCAは、ループエンドアドレ
スLEAに到達するとループスタートアドレスLSAに
戻りループ区間(L S A −L E A)を形成す
る。こうして、この区間のアドレス指定を繰返すことに
よって、楽音の出力が継続される。
したがって、例えば前記波形AのスタートアドレスST
AからエンドアドレスEDAの波形のうち、スタートア
ドレスSTAからループエンドアドレスLEAまでが読
出され、継続する間はその継続時間に従ってループスタ
ートアドレスLEAまでのループ区間を繰返し読出す。
そして、消音する場合はエンドアドレスEDAまでを読
出して楽音の生成を終了する。例えば、いまの場合は、
ラッチ26から出力するアドレスデータをエンドアドレ
スEDAを示す値に書替えればよい。尚、エンドアドレ
スEDAにまでカレントアドレスが到達すると、比較器
34より「0」出力が与えられ、ゲート39が開成し、
カレントアドレスレジスタ21の出力はゲート39.3
0を介してループするのみでアドレス歩進はなされなく
なる。このとき、ゲート27は比較器24の出力が「0
」となるので閉じられている。
ところで、楽音生成中には、波形ROM6から読出され
た波形は乗算器8に供給される。そして、CPU3から
のノートオン信号を受けたエンベロープジェネレータ5
により発生された所定のエンベロープが、乗算器8に供
給される。これにより、波形ROM6から読出された波
形は、前記エンベロープジェネレータ5から発生された
所定のエンベロープが、乗算器8で乗算された後ラッチ
9等を介して出力される。
ところで、前述のステップST2に於いてノートオン信
号が出力された後、可変音高入力部2bの操作によって
現在発音中の音高のピッチ、すなわち周波数の変更を指
示されることによって波形(波形A)を切換えるか否か
を判定する(ステップ5T3)。この音高の変化は、C
PU3が可変音高入力部2bを監視して検出するもので
、このステップST3では、ピッチが大きく変化するま
で、つまり現在発音中の楽音の波形が切換えられるまで
同じ判定が繰返される。尚、このステップST2とステ
ップST3との間には、図示していないが、必要に応じ
てその他の処理が行なわれる。
例えば、1つの波形に対応する音域内における周波数変
更処理もこの図示していない処理の中で行われる。その
場合は、ピッチレジスタ14に対応するピッチデータを
逐次入力するようにすればよい。
また、前述のステップST3で、ピッチか大きく変化し
て波形の切換えを要した場合は、ステップST4に進ん
でアドレスコントローラ4に、切換えるべき波形データ
(いまの場合波形B)の波形アドレスを設定する。すな
わち、波形Bの波形データとして、ループスタートアド
レスレジスタ12bにLSI3を、スタートアドレスレ
ジスタ 13bにSTBを、ループエンドアドレスレジ
スタ 15bにLEBを、エンドアドレスレジスタ 1
13bにEDBを設定すると共に、セレクタ17に前記
楽音発生時とは異なる選択信号「0」を、すなわちイン
バータ42を介してゲート40b、  19b、  2
5b。
36bを開成制御する選択信号を設定する。また、チェ
ンジレジスタ18をセットする。
その結果、検出回路7の出力に従って波形の切換えがな
される。詳細を述べると、現在発音中の波形(・波形A
)の波形データの波高値が、所定の範囲内にあるか否か
を検出回路7は判定する。すなわち、波形ROM6から
逐次読出される現在発音中の波形データの波高値が、前
述のステップSTIで指定した波形切換位置の波高の閾
値内にあるか否かを、比較器48a及び43bで比較す
る。そして比較器43a及び41bに於いて、MIN≦
波形データの波高値≦MAX、の関係が検出されると切
換可能信号がアンド回路44に出力される。尚、比較器
43a及び43bで比較される閾値は、任意にあるいは
固定的に設定可能なものであるか、「0」に近い値をと
るほど切換時の不自然さくノイズの発生など)がなくな
る。
アンド回路44の出力は、チェンジレジスタからの出力
と共にアンド回路45に入力される。そして、いまの場
合、チェンジレジスタ18の出力がオンになっているの
で、アンド回路45からデータラッチ□信号が出力され
る。これによって、アンド回路45から、オア回路46
を介して、オア回路28、ラッチ26.37.41にデ
ータラッチ信号が出力され、切換えるべき波形Bの波形
データのアドレスか、それぞれのラッチに出力される。
すなわち、スタートアドレスレジスタ 13bからゲー
ト 19b、 20を介してカレントアドレスレジスタ
21にSTBが、ループエンドアドレスレジスタ 15
bからゲート 25bを介してラッチ26にLEDが、
エンドアドレスレジスタ ll3bからゲート 38b
を介してラッチ37にED、が、そしてループスタート
アドレスレジスタ 12bからゲー1− 40bを介し
てラッチ41にLSr3が、それぞれ移されて波形Bの
データが出力されるようになる。このとき、アンド回路
45からデータラッチ信号が出力されると共に、チェン
ジレジスタI8の値をリセットするように指示がなされ
る。
例えば、第3図に示すように、楽音発生時の現在の波形
Aと、切換えるべき波形Bは、共に波高値「0」あるい
はその近傍から始まるように、それぞれの波形が波形R
OM6に記憶されているものとする。なお、図では1周
期の波形を示しているが複数周期から夫々の波形A、B
が構成されていてもよい。そして、波形Aが終了する前
(時間tc)で、CPU3から音高切換指示がなされて
チェンジレジスタ18が「0」から「1」に切換わる。
そして、同時に、上述したとおり切換えるべき波形Bを
示す各アドレスデータが、それぞれのラッチに出力され
る。次いで、時間t3で波形Aの波高値が「0」近傍の
前記閾値の範囲内になったとき、データラッチ信号がア
ンド回路45から出力されて読出すべき波形が波形Bに
切換えられる。
したがって、以降は、波形Bの音域内で指定される音高
をもって出力されることになる。
このように、波形ROMに記憶された異なる波形を切換
える際に、現在発音中の波形データの波高値が所定の閾
値の範囲内になったときに波形を切換えるようにしたの
で、ポルタメント、ピッチベント等の音高変化時にも、
その変化に合わせて滑らかに最適な波形への読出しの変
更を行なうことができる。
また、前述の実施例に於いては、先に波形ROMから読
出された波形データを波形Aとし、切替わる波形データ
を波形Bとしたが、これに限られるものではなく、任意
の波形データが読出し可能なことは勿論である。
尚、本発明は、PCM技術を使用して波形を表現するも
の以外にも適用できる。例えば、差分PCM方式、適応
差分PCM方式等が採用される。
また、波形の読出しの切換えは、音高変更にともなう場
合に限らず、種々の場合にも可能であって、本発明は上
述した実施例以外にも広く適用し得る。
[発明の効果] 本発明は、以上説明したように、記憶手段から読出され
た波形データの波高値が所定の範囲内であるか否かを検
出手段にて検出し、波形データの波高値が前記所定の範
囲内であれば波形切換手段の指定に応じて前記記憶手段
から読出されていた第1の波形データから第2の波形デ
ータに切換えて読出すべくアドレス信号生成手段に楽音
発生指示信号を供給し、前記アドレス信号生成手段が、
前記制御手段からの前記楽音発生指示信号に従って前記
第1の波形データから切換えられた前記第2の波形デー
タを前記記憶手段から読出すようにしたので、音高変化
等によって、波形を変更させながら読出す場合も、自然
に波形が繋ぎ合わされた状態で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のブロック構成図、第2図は第
1図に於けるアドレスコントローラのブロック構成図、
第3図は本発明の実施例の波形切換えを示す波形図、第
4図は本実施例の動作を示すフローチャートである。 1・・・入力回路、3・・・CPU、4・・・アドレス
コントローラ、6・・・波形記憶回路(波形ROM)、
7・・・検出回路、8・・・乗算器、9.23.26.
37.41・・・ラッチ、 12a、  12b・・・
ループスタートアドレスレジスタ、13a、  13b
・・・スタートアドレスレジスタ、15a、  15b
・・・ループエンドアドレスレジスタ、lea、  1
6b・・・エンドアドレスレジスタ、17・・・セレク
タ、18・・・チェンジレジスタ、24.34.43a
143b・・・比較器、32.33.44.45・・・
アンド回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 演奏のために音高を指定入力する入力手段と、異なる複
    数の波形データを記憶している記憶手段と、 この記憶手段に記憶された前記波形データを読出すため
    のアドレス信号を順次生成するアドレス信号生成手段と
    、 このアドレス信号生成手段に前記入力手段にて指定され
    た音高に従った楽音発生指示信号を供給する制御手段と
    、 前記記憶手段から前記アドレス信号生成手段から発生さ
    れるアドレス信号にて前記波形データを読出して対応す
    る楽音を出力する出力手段と、前記記憶手段から読出す
    べき波形データの切換えを指定する波形切換手段と、 前記記憶手段から読出された前記波形データの波高値が
    所定の範囲内であるか否かを検出する検出手段とを具備
    し、 前記制御手段は前記検出手段で検出された前記波形デー
    タの波高値が前記所定の範囲となったとき前記波形切換
    手段の指定に応じて前記記憶手段から読出されていた第
    1の波形データとは異なる第2の波形データを読出すべ
    く前記アドレス信号生成手段に楽音発生指示信号を供給
    し、 前記アドレス信号生成手段は前記制御手段からの前記楽
    音発生指示信号に従って前記第1の波形データから前記
    第2の波形データに切換えて前記記憶手段から読出すこ
    とを特徴とする電子楽器の楽音生成装置。
JP1120750A 1989-02-03 1989-05-15 楽音生成装置 Pending JPH02300797A (ja)

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JP1120750A JPH02300797A (ja) 1989-05-15 1989-05-15 楽音生成装置
US07/471,835 US5069105A (en) 1989-02-03 1990-01-29 Musical tone signal generating apparatus with smooth tone color change in response to pitch change command
EP90101837A EP0381159B1 (en) 1989-02-03 1990-01-30 Musical tone signal generating apparatus
DE69018844T DE69018844T2 (de) 1989-02-03 1990-01-30 Vorrichtung zur Musiktonerzeugung.

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014006416A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Yamaha Corp 自動演奏装置及びプログラム

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JPS59197096A (ja) * 1983-04-25 1984-11-08 ヤマハ株式会社 電子楽器
JPS62139588A (ja) * 1985-12-13 1987-06-23 カシオ計算機株式会社 サンプリング電子楽器

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