JPH0229738B2 - - Google Patents
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- JPH0229738B2 JPH0229738B2 JP59012779A JP1277984A JPH0229738B2 JP H0229738 B2 JPH0229738 B2 JP H0229738B2 JP 59012779 A JP59012779 A JP 59012779A JP 1277984 A JP1277984 A JP 1277984A JP H0229738 B2 JPH0229738 B2 JP H0229738B2
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C2/00—Hot-dipping or immersion processes for applying the coating material in the molten state without affecting the shape; Apparatus therefor
- C23C2/14—Removing excess of molten coatings; Controlling or regulating the coating thickness
- C23C2/16—Removing excess of molten coatings; Controlling or regulating the coating thickness using fluids under pressure, e.g. air knives
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は金属管を溶融はんだ中に浸漬してはん
だめつきする方法に関する。
だめつきする方法に関する。
例えば金属管どうしを嵌合しはんだによつて接
合する場合、その前工程で両金属管の接合端部の
内面及び外面にはんだを付着させることが行われ
る。このはんだの付着は一般に金属管の端部を溶
融はんだ中に略垂直状態に浸漬してはんだめつき
することによつて行われる。
合する場合、その前工程で両金属管の接合端部の
内面及び外面にはんだを付着させることが行われ
る。このはんだの付着は一般に金属管の端部を溶
融はんだ中に略垂直状態に浸漬してはんだめつき
することによつて行われる。
しかしながら、上記のはんだめつき方法では、
金属管を溶融はんだから引上げると、はんだが金
属管の下端から垂下がり且つ急速に冷却されるた
め、金属管下端にはんだがバリとなつて残り、こ
れが接合の支障になるという問題がある。また、
溶融はんだは金属管の内部にも浸入すため、金属
管の内外両周面共にはんだめつきされるが、内側
に嵌合される金属管の内周面側のはんだは接合に
とつて本来不要で且つ接合に良い影響を与えず、
ない方が好ましい。
金属管を溶融はんだから引上げると、はんだが金
属管の下端から垂下がり且つ急速に冷却されるた
め、金属管下端にはんだがバリとなつて残り、こ
れが接合の支障になるという問題がある。また、
溶融はんだは金属管の内部にも浸入すため、金属
管の内外両周面共にはんだめつきされるが、内側
に嵌合される金属管の内周面側のはんだは接合に
とつて本来不要で且つ接合に良い影響を与えず、
ない方が好ましい。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、
その目的は、金属管の末端にはんだがバリとなつ
て残ることがなく、しかも金属管の内周面へのは
んだ付着を防止できる金属管のはんだめつき方法
を提供するにある。
その目的は、金属管の末端にはんだがバリとなつ
て残ることがなく、しかも金属管の内周面へのは
んだ付着を防止できる金属管のはんだめつき方法
を提供するにある。
本発明は、金属管内に低圧空気を供給した状態
で該金属管の端部を溶融はんだ中に略垂直状態に
浸漬し、これにより金属管内の空気圧力を高めて
金属管内への溶融はんだの浸入を防止すると共
に、金属管を溶融はんだから引上げた後、空気を
金属管内に通してその末端から吹出させるように
し、金属管の末端から垂下がるはんだを空気によ
り吹飛ばそうとしたものである。
で該金属管の端部を溶融はんだ中に略垂直状態に
浸漬し、これにより金属管内の空気圧力を高めて
金属管内への溶融はんだの浸入を防止すると共
に、金属管を溶融はんだから引上げた後、空気を
金属管内に通してその末端から吹出させるように
し、金属管の末端から垂下がるはんだを空気によ
り吹飛ばそうとしたものである。
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
本実施例は冷凍サイクルの配管において、銅管
とアルミニウム製冷却器の冷媒管とを嵌合しては
んだにより接合する場合に、その両管の端部には
んだめつきを施す超音波はんだめつき装置に適用
したものである。
とアルミニウム製冷却器の冷媒管とを嵌合しては
んだにより接合する場合に、その両管の端部には
んだめつきを施す超音波はんだめつき装置に適用
したものである。
まず第1図および第2図は互に接続される銅管
1とアルミニウム管2(冷却器の冷媒管)とを示
す。この銅管1の先端部は漸次径小となるように
テーパ状に絞込まれている。他方アルミニウム管
2の端部は拡径され且つその拡径部2aの先端部
が漸次径大となるようにテーパ状に拡げられてい
る。この場合、拡径部2aの内径寸法Aは銅管1
の外径寸法Bと同等もしくはこれよりも僅かに小
さく設定しており、本実施例ではA寸法はB寸法
より約0.05〜0.1mm小さく設定している。これは
アルミニウム管2の内周面に後述する所謂超音波
はんだめつきを行なう際にアルミニウム管2がそ
の超音波により浸食されるため、その浸食厚さ分
(約0.05〜0.1mm)を見込んで、その分小さく設定
したものである。又、拡径部2aの長さ寸法C
は、銅管1とアルミニウム管2とを後述のように
して嵌合したときのその嵌合長さ寸法D(第9図
参照)よりもやや短く設定している。次に第3図
及び第4図は夫々銅管1及びアルミニウム管2に
はんだを付着させるための超音波はんだめつき装
置を示すもので、ヒータ3を備えたはんだの浴槽
4内には超音波振動子5に連結された振動板6が
設けられている。又、浴槽4内の溶融はんだ7に
浸漬される銅管1、アルミニウム管2は夫々ソレ
ノイドバルブ8,9及び減圧弁10,10を介し
てエアコンプレツサ11に連結された継手12,
13に接続するようになつている。そして、銅管
1側についてはソレノイドバルブ8と並列に減圧
装置たる減圧弁14、流量制御弁15及びソレノ
イドバルブ16を直列に接続して構成したバイパ
ス路17が設けられている。又、アルミニウム管
2側の管路のうち継手13とソレノイドバルブ9
との間の管18はソレノイドバルブ9が断電状態
にあるとき、そのポート9aを介して大気中に開
放されている。ちなみに、はんだ7としては
Zn95%、Al5%のアルミニウム用はんだを使用
し、はんだ7の加熱温度は銅管1側で約415℃、
アルミニウム管2側で約440℃を維持するように
調節される。而して、第5図は管接続装置を示す
もので、アルミニウム管2を保持するホルダー1
9の上方に銅管1を保持する加圧治具20が上下
動可能に設けられ、更にこの加圧治具20の上部
に超音波振動子21が設けられている。又、これ
らホルダー19と加圧治具20との間には銅管1
及びアルミニウム管2の端部を加熱するためのガ
スバーナ22,23が上下二段に夫々複数本ずつ
設けられている。
1とアルミニウム管2(冷却器の冷媒管)とを示
す。この銅管1の先端部は漸次径小となるように
テーパ状に絞込まれている。他方アルミニウム管
2の端部は拡径され且つその拡径部2aの先端部
が漸次径大となるようにテーパ状に拡げられてい
る。この場合、拡径部2aの内径寸法Aは銅管1
の外径寸法Bと同等もしくはこれよりも僅かに小
さく設定しており、本実施例ではA寸法はB寸法
より約0.05〜0.1mm小さく設定している。これは
アルミニウム管2の内周面に後述する所謂超音波
はんだめつきを行なう際にアルミニウム管2がそ
の超音波により浸食されるため、その浸食厚さ分
(約0.05〜0.1mm)を見込んで、その分小さく設定
したものである。又、拡径部2aの長さ寸法C
は、銅管1とアルミニウム管2とを後述のように
して嵌合したときのその嵌合長さ寸法D(第9図
参照)よりもやや短く設定している。次に第3図
及び第4図は夫々銅管1及びアルミニウム管2に
はんだを付着させるための超音波はんだめつき装
置を示すもので、ヒータ3を備えたはんだの浴槽
4内には超音波振動子5に連結された振動板6が
設けられている。又、浴槽4内の溶融はんだ7に
浸漬される銅管1、アルミニウム管2は夫々ソレ
ノイドバルブ8,9及び減圧弁10,10を介し
てエアコンプレツサ11に連結された継手12,
13に接続するようになつている。そして、銅管
1側についてはソレノイドバルブ8と並列に減圧
装置たる減圧弁14、流量制御弁15及びソレノ
イドバルブ16を直列に接続して構成したバイパ
ス路17が設けられている。又、アルミニウム管
2側の管路のうち継手13とソレノイドバルブ9
との間の管18はソレノイドバルブ9が断電状態
にあるとき、そのポート9aを介して大気中に開
放されている。ちなみに、はんだ7としては
Zn95%、Al5%のアルミニウム用はんだを使用
し、はんだ7の加熱温度は銅管1側で約415℃、
アルミニウム管2側で約440℃を維持するように
調節される。而して、第5図は管接続装置を示す
もので、アルミニウム管2を保持するホルダー1
9の上方に銅管1を保持する加圧治具20が上下
動可能に設けられ、更にこの加圧治具20の上部
に超音波振動子21が設けられている。又、これ
らホルダー19と加圧治具20との間には銅管1
及びアルミニウム管2の端部を加熱するためのガ
スバーナ22,23が上下二段に夫々複数本ずつ
設けられている。
次に銅管1とアルミニウム管2とを接続する手
順につき説明する。それには、まず両管1,2の
端部にはんだを付着させるわけであるが、これは
銅管1及びアルミニウム管2を夫々継手12及び
13に接続し、そしてソレノイドバルブ16に通
電し他のソレノイドバルブ8,9を断電した状態
で且つ超音波振動子5を駆動した状態で第3図及
び第4図に示す如く両管1及び2の端部を溶融は
んだ7中に略垂直状態に浸漬することによつて行
う。すると、銅管1内にはバイパス路17を通じ
て減圧弁14により減圧された低圧の圧縮空気が
供給されていて、銅管1内の空気圧力が高められ
るため、その内部に溶融はんだ7が浸入すること
はなく、他方アルミニウム管2内の空気は管18
を通じてソレノイドバルブ9のポート9aから大
気中に逃出るため、溶融はんだ7がアルミニウム
管2の内部に浸入することとなり、結局、銅管1
は端部の外周面だけに溶融はんだ7が付着し、ア
ルミニウム管2については端部の内外両周面共に
溶融はんだ7が付着することとなる。このとき溶
融はんだ7には振動板6により超音波(18KHz程
度)が印加されているため、所謂キヤビテーシヨ
ンを起して溶融はんだ7中に無数の小さな真空の
核が生じ、この核が消滅する際の瞬間的な力によ
り銅管1及びアルミニウム管2の表面の汚れや酸
化皮膜が除去され、均一なめつき層を形成すると
共に、超音波により溶融はんだ7の流動性が高ま
り、ぬれを促進してめつき性を向上する。そし
て、この浸漬後、両管1及び2を溶融はんだ7中
から引上げ、この引上げの直後にソレノイドバル
ブ8,9に通電する。すると、多量の圧縮空気が
ソレノイドバルブ8,9を通じて両管1,2内に
供給され、その空気は銅管1、アルミニウム管2
内を流通してその末端から吹出る。これにより、
両管1,2の末端から「しずく」のように垂下が
るはんだを圧縮空気により吹飛ばし、はんだが
「しずく」状に固化しバリとなつて残ることを防
止する。尚、銅管1については接合に必要なはん
だ量を確保するために上述の溶融はんだ7中への
浸漬を更にもう一度行い(二度めの浸漬深さは一
度目よりやや浅くする。)、アルミニウム管2につ
いては内周面のはんだ付着厚を均一化するために
上述の空気吹出しを二度行うと良い。
順につき説明する。それには、まず両管1,2の
端部にはんだを付着させるわけであるが、これは
銅管1及びアルミニウム管2を夫々継手12及び
13に接続し、そしてソレノイドバルブ16に通
電し他のソレノイドバルブ8,9を断電した状態
で且つ超音波振動子5を駆動した状態で第3図及
び第4図に示す如く両管1及び2の端部を溶融は
んだ7中に略垂直状態に浸漬することによつて行
う。すると、銅管1内にはバイパス路17を通じ
て減圧弁14により減圧された低圧の圧縮空気が
供給されていて、銅管1内の空気圧力が高められ
るため、その内部に溶融はんだ7が浸入すること
はなく、他方アルミニウム管2内の空気は管18
を通じてソレノイドバルブ9のポート9aから大
気中に逃出るため、溶融はんだ7がアルミニウム
管2の内部に浸入することとなり、結局、銅管1
は端部の外周面だけに溶融はんだ7が付着し、ア
ルミニウム管2については端部の内外両周面共に
溶融はんだ7が付着することとなる。このとき溶
融はんだ7には振動板6により超音波(18KHz程
度)が印加されているため、所謂キヤビテーシヨ
ンを起して溶融はんだ7中に無数の小さな真空の
核が生じ、この核が消滅する際の瞬間的な力によ
り銅管1及びアルミニウム管2の表面の汚れや酸
化皮膜が除去され、均一なめつき層を形成すると
共に、超音波により溶融はんだ7の流動性が高ま
り、ぬれを促進してめつき性を向上する。そし
て、この浸漬後、両管1及び2を溶融はんだ7中
から引上げ、この引上げの直後にソレノイドバル
ブ8,9に通電する。すると、多量の圧縮空気が
ソレノイドバルブ8,9を通じて両管1,2内に
供給され、その空気は銅管1、アルミニウム管2
内を流通してその末端から吹出る。これにより、
両管1,2の末端から「しずく」のように垂下が
るはんだを圧縮空気により吹飛ばし、はんだが
「しずく」状に固化しバリとなつて残ることを防
止する。尚、銅管1については接合に必要なはん
だ量を確保するために上述の溶融はんだ7中への
浸漬を更にもう一度行い(二度めの浸漬深さは一
度目よりやや浅くする。)、アルミニウム管2につ
いては内周面のはんだ付着厚を均一化するために
上述の空気吹出しを二度行うと良い。
さて、以上のようにして端部に薄いはんだ層2
4及び25が付着された銅管1及びアルミニウム
管2を第5図に示すように夫々加圧治具20及び
ホルダー19に保持して上下に対向させ、そして
加圧治具20を降下させて第6図に示す如く銅管
1の下端をアルミニウム管2の上端に弱い加圧力
でもつて突合わせる。次いでこの突合わせ状態の
下で第7図の如くガスバーナ22及び23により
両管1及び2の端部を加熱しそのはんだ層24及
び25を溶融せしめる。尚、このとき銅管1に加
える圧力が大きすぎると、一方のはんだ層24又
は25が溶融した段階で銅管1がアルミニウム管
2内に押込まれてしまい、良好なる結合状態が得
られなくなるので、その加圧力は極く弱いものと
している。そして、両はんだ層24及び25が溶
融したところで、超音波振動子21を駆動しつつ
加圧治具20により銅管1を強い加圧力で押下げ
て該銅管1のの端部を第8図のようにアルミニウ
ム管2の端部内側に嵌込む。このときの銅管1の
押下げ量はアルミニウム管2の拡径部2aの長さ
寸法Cよりもやや大きくし、これにてアルミニウ
ムよりも強度の大なる銅管1によつてアルミニウ
ム管2の拡径部2aの下方部を押広げるようにす
る。そして、この銅管1によるアルミニウム管2
の拡径により、両管1及び2が強く接触し、この
こととアルミニウム管2の拡径部2aの内径が銅
管1の外径よりも予め小さく設定されていて、超
音波はんだめつき時にアルミニウム管2が浸食さ
れても両管1及び2は極く微小なクリアランスで
密に嵌合されることによつて、超音波振動子21
から銅管1に印加される超音波振動がアルミニウ
ム管2にも有効に伝わり、そしてこの超音波振動
により両はんだ層24及び25の溶融はんだのぬ
れ性が高まり、両管1及び2間のクリアランス全
体に完全に充填される。この後、超音波振動の印
加及びガスバーナ24,25による加熱を停止
し、自然冷却によりはんだを固化させ、これにて
第9図に示すように銅管1とアルミニウム管2と
が接合される。
4及び25が付着された銅管1及びアルミニウム
管2を第5図に示すように夫々加圧治具20及び
ホルダー19に保持して上下に対向させ、そして
加圧治具20を降下させて第6図に示す如く銅管
1の下端をアルミニウム管2の上端に弱い加圧力
でもつて突合わせる。次いでこの突合わせ状態の
下で第7図の如くガスバーナ22及び23により
両管1及び2の端部を加熱しそのはんだ層24及
び25を溶融せしめる。尚、このとき銅管1に加
える圧力が大きすぎると、一方のはんだ層24又
は25が溶融した段階で銅管1がアルミニウム管
2内に押込まれてしまい、良好なる結合状態が得
られなくなるので、その加圧力は極く弱いものと
している。そして、両はんだ層24及び25が溶
融したところで、超音波振動子21を駆動しつつ
加圧治具20により銅管1を強い加圧力で押下げ
て該銅管1のの端部を第8図のようにアルミニウ
ム管2の端部内側に嵌込む。このときの銅管1の
押下げ量はアルミニウム管2の拡径部2aの長さ
寸法Cよりもやや大きくし、これにてアルミニウ
ムよりも強度の大なる銅管1によつてアルミニウ
ム管2の拡径部2aの下方部を押広げるようにす
る。そして、この銅管1によるアルミニウム管2
の拡径により、両管1及び2が強く接触し、この
こととアルミニウム管2の拡径部2aの内径が銅
管1の外径よりも予め小さく設定されていて、超
音波はんだめつき時にアルミニウム管2が浸食さ
れても両管1及び2は極く微小なクリアランスで
密に嵌合されることによつて、超音波振動子21
から銅管1に印加される超音波振動がアルミニウ
ム管2にも有効に伝わり、そしてこの超音波振動
により両はんだ層24及び25の溶融はんだのぬ
れ性が高まり、両管1及び2間のクリアランス全
体に完全に充填される。この後、超音波振動の印
加及びガスバーナ24,25による加熱を停止
し、自然冷却によりはんだを固化させ、これにて
第9図に示すように銅管1とアルミニウム管2と
が接合される。
以上説明したように本発明は、金属管内に低圧
空気を供給した状態で該金属管の端部を溶融はん
だ中に略垂直状態に浸漬するようにしたので、金
属管内の空気圧力を高めて金属管内への溶融はん
だの浸入を防止でき、これにて金属管の内周面に
はんだを付着させることなく外周面だけにはんだ
を付着できる。また、金属管を溶融はんだから引
上げた後、空気を金属管内に通してその末端から
吹出させるようにしたので、金属管の末端から垂
下がるはんだを空気により吹飛ばすことができ、
はんだがバリとなつて残る虞がない。この場合、
金属管は予めバルブを介して空気供給源に接続さ
れいることから、金属管の端部を溶融はんだ中か
ら引上げた後、直ちに空気を金属管内に通すこと
ができるので、はんだが固まる前に確実に吹飛ば
すことができる等の優れた効果を奏するものであ
る。
空気を供給した状態で該金属管の端部を溶融はん
だ中に略垂直状態に浸漬するようにしたので、金
属管内の空気圧力を高めて金属管内への溶融はん
だの浸入を防止でき、これにて金属管の内周面に
はんだを付着させることなく外周面だけにはんだ
を付着できる。また、金属管を溶融はんだから引
上げた後、空気を金属管内に通してその末端から
吹出させるようにしたので、金属管の末端から垂
下がるはんだを空気により吹飛ばすことができ、
はんだがバリとなつて残る虞がない。この場合、
金属管は予めバルブを介して空気供給源に接続さ
れいることから、金属管の端部を溶融はんだ中か
ら引上げた後、直ちに空気を金属管内に通すこと
ができるので、はんだが固まる前に確実に吹飛ば
すことができる等の優れた効果を奏するものであ
る。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は銅管及びアルミニウム管の正面図、第2図は同
端部の拡大縦断面図、第3図及び第4図は夫々超
音波はんだめつき装置の縦断面図、第5図は管接
続装置の縦断面図、第6図乃至第9図は接続工程
を順に示す縦断面図である。 図中、1は銅管(金属管)、8はソレノイドバ
ルブ、11はエアコンプレツサ(圧縮空気供給
源)、14は減圧弁(減圧装置)、17はバイパス
路である。
は銅管及びアルミニウム管の正面図、第2図は同
端部の拡大縦断面図、第3図及び第4図は夫々超
音波はんだめつき装置の縦断面図、第5図は管接
続装置の縦断面図、第6図乃至第9図は接続工程
を順に示す縦断面図である。 図中、1は銅管(金属管)、8はソレノイドバ
ルブ、11はエアコンプレツサ(圧縮空気供給
源)、14は減圧弁(減圧装置)、17はバイパス
路である。
Claims (1)
- 1 金属管の端部を溶融はんだ中に略垂直状態に
浸漬してその外周面にはんだめつきする方法にお
いて、金属管をバルブを介して圧縮空気供給源に
接続すると共に、このバルブと並列に減圧装置を
備えたバイパス路を設け、前記バルブを閉じた状
態で圧縮空気をバイパス路により減圧して金属管
内に低圧空気として供給した状態で該金属管の端
部を溶融はんだ中に略垂直状態に浸漬し、金属管
を溶融はんだから引上げた後、前記バルブを開い
て圧縮空気供給源からの空気を金属管内に通して
その末端から吹出させるようにしたことを特徴と
する金属管のはんだめつき方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59012779A JPS60155663A (ja) | 1984-01-25 | 1984-01-25 | 金属管のはんだめつき方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59012779A JPS60155663A (ja) | 1984-01-25 | 1984-01-25 | 金属管のはんだめつき方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60155663A JPS60155663A (ja) | 1985-08-15 |
JPH0229738B2 true JPH0229738B2 (ja) | 1990-07-02 |
Family
ID=11814888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59012779A Granted JPS60155663A (ja) | 1984-01-25 | 1984-01-25 | 金属管のはんだめつき方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60155663A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49131917A (ja) * | 1972-11-07 | 1974-12-18 |
-
1984
- 1984-01-25 JP JP59012779A patent/JPS60155663A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49131917A (ja) * | 1972-11-07 | 1974-12-18 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60155663A (ja) | 1985-08-15 |
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