JPH02295569A - ガイドワイヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はカテーテルを案内するために用いられるガイド
ワイヤ及びガイドワイヤの有効長さを延ばしてカテーテ
ルの交換を容易にするための装置および方法に関する。

（従来技術およびその問題点） 幾つかのカテーテル術においては、その処置を効率的に
行うために、一連のカテーテルを用いることが望ましい
．例えば、バルーンカテーテルを患者の冠状勤脈の狭搾
領域へ進めてこの狭搾領域においてバルーンを膨張させ
て動脈管を拡張する経皮的径腔形成術においては、医師
が順次増加する直径のバルーンを有する幾つかのバルー
ン拡張カテーテルを連続的に使用することは珍しいこと
ではない．そのようなカテーテルは、代表的には、カテ
ーテルを通って伸びるとともにカテーテルを狭搾部に進
めるためのガイドの役割を果たすガイドワイヤと組み合
わせて用いられる。そのようなカテーテル交換を行う時
には、次のカテーテルを狭搾部に案内させるためにガイ
ドワイヤを用いることができるように、入口におけるガ
イドワイヤの位置を移動させたり見失ったリせずに行わ
なければならない．ガイドワイヤの位置を維持するため
に、従来の方法においては比較的長い交換ワイヤを用い
ていた．通常のガイドワイヤの長さが１７５ｃｍ程度で
あるのに対して３００ｃｍ程度の長さを有する交換ワイ
ヤは、カテーテルの中から通常のガイドワイヤを取り出
して長い交換ワイヤと代えることによって、通常のガイ
ドワイヤと最初に交換される．次いで交換ワイヤ上のカ
テーテルを引き抜く．交換ワイヤは十分な長さを有して
いるため、引き抜くカテーテルによって完全に覆われる
ことはなく、これによりカテーテルの引き抜きの間に医
師あるいはアシスタントが交換ワイヤを適所に保持する
ことができる．最初のカテーテルが取り除かれた後に、
次のカテーテルが交換ワイヤの上を進められ、この交換
ワイヤが第２のカテーテルを狭搾部へ案内する．次に交
換ワイヤを取り除いて通常のガイドワイヤと交換する．
通常のガイドワイヤは交換ワイヤに較べて形成術の間に
より容易に操作することができる。

上述の操作は時間を要しかつ幾分不便である。

カテーテル交換を行うための技術において重要な進展が
見られており、これは交換ワイヤを用いずにカテーテル
交換を行うシステムを含んでいる．実際に、このシステ
ムにおいては既に患者の中に位置しているガイドワイヤ
の基端に取り付けられる延長ワイヤを用いている．延長
ワイヤはガイドワイヤの全長をカテーテル交換に必要な
だけ有効に延長する．このシステムは延長ワイヤの先端
をガイドワイヤの基端と共に入れ子式にした後に縮ませ
、これにより両方のワイヤをそれらの接合部において変
形させた状悪に支持する形式のコネクタを利用している
。縮める目的はカテーテルをコネクタ上で通過させると
きにカテーテルに対する抵抗を低くすることである．し
かしなからいくらかの抵抗は生じ、縮みにより生ずるこ
の抵抗を完全に取り除くことは従来できなかった．ガイ
ドワイヤと延長ワイヤを分離すると、これらを接続する
際に形成された変形のために、容易には再接続すわなち
再使用を行うことができない．このように、複数のカテ
ーテルの交換を行うことが必要であるにもかかわらず、
幾つかの不便さが伴っていた． （発明が解決しようとする課題） 本発明の目的はガイドワイヤ及びその延長ワイヤのため
の改善された接続機構を提供することである． 本発明の目的は改善されたガイドワイヤの延長機構を提
供することである． 本発明の他の目的はセルフラッチ式でガイドワイヤおよ
びガイドワイヤ延長部の間の接続部を変形させる必要の
ない改善されたガイドワイヤ延長機構を提供することで
ある． 本発明の他の目的は分離および再連結が可能なガイドワ
イヤおよびガイドワイヤ延長部のための接続機構を提供
することである． 本発明の更に他の目的は接続部上でのカテーテルの進行
に対する抵抗が極力少ないガイドワイヤ、ガイドワイヤ
延長部及びこれらの間の接続機構を提供することである
． （課題を解決するための手段） 本発明によれば、ガイドワイヤ及びガイドワイヤ延長部
のための接続機構は入れ子式のコネクタを用いており、
このコネクタはセルフラッチ式で、ガイドワイヤあるい
は延長部を変形させることなく分離および再連結するこ
とができる．このコネクタはカテーテル交換のなめにガ
イドワイヤ延長部を取り付けることができ、次いでカテ
ーテル交換が終わると取り外してガイドワイヤおよびカ
テーテルを通常のように操縦かつ操作することができる
．更に他のカテーテル交換が必要な場合には、際しよう
可能な延長ワイヤを単にガイドワイヤの基端に再接続し
てカテーテル交換を繰り返し行うことができる．必要と
するカテーテル交換の回数に応じて、ガイドワイヤと延
長ワイヤの分離および再接続を繰り返し行うことができ
る．より詳細には、ガイドワイヤには延長ワイヤの先端
の接続ソケットに嵌合するようになされた減少された直
径のロッドが設けられている．延長ワイヤはシャフトを
有し、このシャフトはその先端にソケットを有し、この
ソケットはガイドワイヤの基端のロッドを収容してこの
ソケットに堅固に取り付けられるようになされている。

ワイヤ延長部に設けられたコネクタは延長ワイヤの先端
に取り付けられた管状のハウジングを有している．この
管状のハウジングはその先端に開口を有しており、この
開口はガイドワイヤの基端のワイヤを収容する。ハウジ
ングの中には螺旋コイルが収容されており、この螺旋コ
イルはその基端をハウジングの基端とワイヤ延長シャフ
トの先端に取り付けられている．コイルはハウジングの
内径よりも偏かに小さな外径を有している．ハウジング
の先端の開口はこれを包囲して内側に伸びるリップによ
り画成され、このリップはハウジングの中の螺旋コイル
の先端延長部に対して抵抗を示すような寸法になされて
いる。コイルの内径はガイドワイヤの基端から伸びるロ
ッドの外径よりも小さい。ガイドワイヤおよび延長ワイ
ヤはガイドワイヤの基端のロッドをワイヤ延長部のハウ
ジングの端部の開口に単に挿入するだけで連結すること
ができる．ロッドはハウジングおよび螺旋コイルの中に
押し込まれ、これにより螺旋コイルが膨張してロッドの
僅かに大きな直径を受け入れる．伸びを容易にするため
にワイヤ延長部にわずがに回転を与えることが必要な場
合がある．一旦接続すると取付は堅固なものとなり、脱
着することなく分離力に十分に耐えることができる．ワ
イヤ延長部とガイドワイヤは延長ワイヤをガイドワイヤ
に対して単に回転させなから両方を軸方向に離すことに
よって取り外すことができる．ロッドに対して螺旋コイ
ルを回転させるとロッドのコイルが弛緩し、軽い分離力
によって延長ワイヤとガイドワイヤを分離することがで
きる。

（実施例） 第１図は患者の大腿動脈の中に挿入され所定の治療を必
要とする心臓の領域へ進められたカテーテル１０および
ガイドワイヤ１２をかなり概略的に示している．ガイド
ワイヤ１２およびカテーテル１０は周知の手法により動
脈の中に挿入されかつ定置される．カテーテルの交換が
必要となった時に、従来の手法においてはガイドワイヤ
１２をカテーテル１ｏから取り外して長い交換ワイヤと
置き換える．次にカテーテル１０を交換ワイヤの上を通
して取り除き、次のカテーテルを交換ワイヤ上を通して
患者の中に挿入する．更に交換ワイヤを取り除きより短
い通常のガイドワイヤと交換する． 本発明によれば、ガイドワイヤ１２を取り外すことなく
また交換ワイヤを使用する際の煩わしさを伴わずに、カ
テーテルを交換することができる．本発明の手法によれ
ば、ガイドワイヤ１２は、このガイドワイヤおよびカテ
ーテルが患者の中にある間に、その基端を延長ワイヤ２
０に連結されている．延長ワイヤ２０はガイドワイヤ１
２の基端に堅固に取り付けられてガイドワイヤ１２の有
効長さを十分に延ばしており、これによりカテーテル１
０がガイドワイヤ１２および延長部２０の上を引き抜か
れることを許容している。更に本発明はガイドワイヤお
よび延長ワイヤの間で改善された接続部を用いている． 第２図は本発明にしたがって改善されたガイドワイヤ２
２を示している．ガイドワイヤ２２はその基端から先端
までの全長にわたって伸びている螺旋コイル２４を有し
ている．安全ワイヤすなわちコアワイヤ２６が、コイル
２４の基端に連結されるとともに、コイル２４の先端の
半球形状の溶接部２８に対する連結部等によって、ガイ
ドワイヤの先端に固定されている．例として、ガイドワ
イヤの長さは１７５ｃｍ程度であり、その外径は焼＜０
．４６ｍｍである．螺旋コイル２４の基端に取り付けら
れそこから基端方向へ伸びているのは約０．２３ｍｍ乃
至０．３３ｍｍの外径を有する軸方向に伸びるロッドで
ある．このロッドはコイルの基端の中に収容されかつ鑞
付け３２等でこの基端に固定されている．ロッドの先端
は螺旋コイル２４の中に収容されているとともに鑞付け
等で安全ワイヤ２６の基端に取り付けられている．例と
して、ロッド３０はコイル２４の基端から約１３ｍｍ伸
びるようにすることができる．第２図はまた中実の細長
いシャフト３６の形状とすることができる延長ワイヤ３
４を示している．管状のハウジング３８が鑞付け点４０
等によりシャフト３６の先端に取り付けられている．シ
ャフト３６の先端は符号４２で示した位置においてテー
パが付けられており螺旋コイル４６の基端の中に収容さ
れた短い円筒形状の先端で終端となっている。螺旋コイ
ル４６、シャフト４４の先端及びハウジング３８はすべ
て鑞付け点４０において一緒に固定されている．螺旋コ
イルは直径０．０５ｍｍのワイヤから形成することがで
きる．コイルの長さは約１２．７ｍｍである．コイルは
０，１８ｍｍの内径を有し、また０．２８ｍｍの外径を
有している．ハウジング３８はコイル４６の外径よりも
大きな数分の１インチの内径を有している．ハウジング
はコイルよりも僅かに長くその長さは１５．９ｍｍ程度
である．ハウジング３８の先端には内側に曲がった環状
のリップ４８が形成されており、このリップがハウジン
グの先端の開口５０を画成している．開口５０の直径は
コイル４６の内径と外径の間であり、これによりガイド
ワイヤ２２およびガイドワイヤ延長部３４が連結されて
軸方向の力が加わったときにコイルが引っ張られて伸び
ることができるようになされている．ガイドワイヤ２２
及びガイドワイヤ延長部３４はロッド３０をハウジング
３８およびコイル４６の中に単に挿入するだけで連結す
ることができる．ロッド３０の直径およびコイル４６の
内径の相対的な関係によっては延長ワイヤ３４に捩りを
与えると連結を容易にするが、そのような回転を与えず
に軸方向に動かすだけで簡単に連結することができる．
僅かに大きな直径のロッド３０がスプリング４６の内径
の中に挿入されると、コイル４６の外径とハウジング３
８の内径の間の数分の１インチのクリアランスがコイル
４６が膨張することを許容する．螺旋コイル４６とロッ
ド３０の間で達成される把持力は極めて大きく、数ポン
ドの大きさの軸方向の分離力に耐える。しかしなから、
その程度の軸方向の分離力によってはコイル４６は伸び
ない．その理由は、ハウジングの先端のリップ４８がス
プリング４６の先端を収容して長手方向に伸びるのを阻
止しているからである。ガイドワイヤ２２および延長ワ
イヤ３４を分離するときには、延長ワイヤ３４をロッド
に対して単に回転させることによってコイル４６とロッ
ド３ｏとの問の連結緩めかつ軸方向の分離力を与えるこ
とによりこれらを分離することができる． ガイドワイヤ２２及び延長ワイヤ３４は所望の回数だけ
再連結および分離することができ、したがって延長ワイ
ヤの繰り返し使用が可能である。

ガイドワイヤのコイル２４の外径とともに、延長ワイヤ
シャフト３６およびハウジング３８の外径は略同じであ
り、したがって連結が円滑かつ連続的であるとともに接
合部上でのカテーテルの運動に何ら抵抗を与えない． 第３図は基端が中実のシャフトから形成された形式の他
のガイドワイヤと共に用いられる本発明の実施例を示し
ている．例えば、そのようなガイドワイヤは米国特許第
４，５４５．３９０号明細書に記載されている．この米
国特許明細書に記載されている形式のガイドワイヤは中
実あるいは管状のワイヤから形成された基端および螺旋
コイル５４を支持する先端を有する細長いステンレス鋼
のシャフト５２を備えている．この形式のガイドワイヤ
においては、シャフト５２の基端を削ることによってピ
ンを画成するロッド５６がその基端に形成されている．
この形式のガイドワイヤのシャフト５２が中空であるな
らば、この管の基端にロッドを挿入して適所に鑞付けす
る．第２図に示すコネクタを有するガイドワイヤの作用
および機能は上述した実施例と同様である． 以上述べたことから、本発明はガイドワイヤおよびその
延長部を恒久的に変形させる縮め接続部あるいは他の手
段を用いないガイドワイヤおよびガイドワイヤ延長部の
ための改善された接続機構を提供する．本発明は延長部
を連結し、分離し再び再連結することを可能とし、これ
により所望の回数のカテーテル交換を行うことができる
．更に、接続部は円滑で縮みがなく、カテーテルはその
上を容易にかつ最小の抵抗で進むことができる．

【図面の簡単な説明】

第１図はカテーテル術を受けている患者のに使用されて
いるガイドワイヤを破線でまた交換ワイヤを実線で示す
概略図、第２図は本発明のガイドワイヤおよび延長ワイ
ヤを示す断面図、及び第３図は別の形式のガイドワイヤ
に用いられる本発明の他の実施例の斜視図である． （主要符号の説明） １０：　カテーテル、 １２：　ガイドワイヤ、 ２０：　延長ワイヤ、 ２４：　螺旋コイル、 ３６：　シャフト、 ３８：　ハウジング。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、カテーテルとともに用いられるガイドワイヤと、複
   数のカテーテル交換を可能とするガイドワイヤのための
   延長部から成るガイドワイヤ及びその延長部であって、 基端および先端を有するガイドワイヤと； 基端および先端を有する延長ワイヤと； ガイドワイヤの基端から基端方向へ軸方向に伸びるとと
   もにガイドワイヤの直径よりも小さな直径を有するロッ
   ドををそなえたガイドワイヤの基端と； 延長ワイヤの先端により支持されるとともにガイドワイ
   ヤの基端のロッドを収容するようになされたコネクタで
   あって、前記ロッドに堅固に取り付けられるるとともに
   ロッドおよびコネクタを取り外し可能になし、また、前
   記延長ワイヤの先端に取付られるようになされた基端お
   よび開放した先端を有する螺旋コイルをそなえた前記コ
   ネクタと； 前記螺旋コイルの軸方向の伸びを実質的に阻止する阻止
   手段と；を備えて成り、 前記螺旋コイルの内径は前記延長ワイヤのロッドの外径
   よりも僅かに小さくなされ、これにより、延長ワイヤの
   ロッドは、螺旋コイルが膨張してロッドを収容しかつこ
   れを堅固に把持する状態で、螺旋コイルの開放した端部
   の中に挿入されるようになされたことを特徴とするガイ
   ドワイヤ及びその延長部。 ２、請求項１において、前記阻止手段が、前記コイルの
   先端よりも先端側に設けられるとともに前記コイルの外
   径よりも小さな内径を有するリング形状の環状要素を画
   成する手段と、該リング形状の環状要素を前記位置に維
   持して前記螺旋コイルの前記リング形状の環状要素を超
   える先端方向への伸びを阻止するための手段とから成る
   ことを特徴とするガイドワイヤ及びその延長部。 ３、請求項２において、更に、前記延長ワイヤの先端に
   取り付けられるとともに先端方向に伸びかつ前記螺旋コ
   イルを収容する管状のハウジングを備え、前記環状の先
   端リングが該ハウジングの先端に形成され内方に折り返
   された環状のリップを有しており、前記ハウジングの内
   径は、弛緩した状態の螺旋コイルの外径の数千倍である
   ことを特徴とするガイドワイヤ及びその延長部。 ４、請求項１乃至３のいずれかにおいて、前記ワイヤ延
   長部およびガイドワイヤを相対的に捩り、ロッドの螺旋
   コイルのグリップを緩めると同時にガイドワイヤおよび
   延長ワイヤに軸方向の分離力を加えることによってガイ
   ドワイヤおよび延長ワイヤが分離可能であることを特徴
   とするガイドワイヤ及びその延長部。