JPH02293592A - 炉内電気装置への電源供給装置 - Google Patents

炉内電気装置への電源供給装置

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JPH02293592A
JPH02293592A JP11553089A JP11553089A JPH02293592A JP H02293592 A JPH02293592 A JP H02293592A JP 11553089 A JP11553089 A JP 11553089A JP 11553089 A JP11553089 A JP 11553089A JP H02293592 A JPH02293592 A JP H02293592A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、各種の炉の内部に移動可能に設けられる電気
装置への電源供給装置に関するものである。
「従来の技術」 各種の炉の内部にたとえば電気ヒータ等の電力を供給す
る装置を移動可能1こ設けた場合、その電気装置に対す
る電源の供給は、その移動を拘束することのないように
可撓性ケーブルに余・長を持たせて行うことが一般的で
ある。
そのような可撓性ケーブルによって炉内に設けた電気ヒ
ータに対して電源供給を行うようにされた炉の一例を第
3図に示す。第3図は各種の素材を拡散接合する際、あ
るいは超塑性加工を施すに際して、素材を真空かつ高温
下でプレスするーための熱盤プレス装置を示すもので、
この従来の熱盤プレス装置は、プレスフレームl内に配
した対のプレスベッド2,3にそれぞれ電気ヒータ4,
4を埋め込んでおき、上側のプレスベッド2を油圧シリ
ンダ5により押し下げることによって、それら・プレス
ベッド2,3間に配置した真空容器6内の被加工物を電
気ヒータ4,4により加熱しつつプレスするようにされ
ている。図中の符号7はプレスベッド2,3の周囲を覆
うように設けられた放熱防止用の断熱材である。
そして、電気ヒータ4,4に対する電源の供給は断熱材
7を貫通する可撓性ケーブル8により行なわれており、
その可撓性ケーブル8にはプレスベッド2の昇降に追従
できるように十分な余長を持たせるようにしている。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上記のように電気ヒータ4に対する電源供給
を可撓性の電源ケーブル8により行った場合、その電源
ケーブル8はプレスベッド2の昇降に伴って繰り返し変
形を受けるので比較的早期に劣化したり損傷を受ける恐
れがあり、また、特に、プレスベッド2の昇降ストロー
クが大きい場合にはその電源ケーブル8を収容してお《
ために十分なスペースを確保しなければならず、このた
め、炉全体が大型化してしまう、という問題があった。
このような問題は、上記のような熱盤プレス装置におい
てのみならず、炉内の可動電気装置に対して可撓性ケー
ブルによって電源供給を行う場合全般に生じることであ
り、このため、可撓性ケーブルを用いることに代わる有
効な手段の提供が望まれていた。
「課題を解決するための手段」 本発明は、炉体の内部において往復移動可能に設けられ
た電気ヒータ等の電気装置に対して電源を供給するため
の装置であって、前記電気装置に接続される給電線をこ
の電気装置の移動方向と平行にかつ炉体を貫通させて設
けるとともに、この給電線を電気装置とともにその艮手
方向に移動可能となし、この給電線の外側に前記電気装
置および前記給電線とともに移動する中空ロッドを取り
付けてその端部を炉体に設けた貢通孔から炉体内に挿入
し、この中空ロッドの外面と前記貫通孔内面との間、お
よび中空ロッドの内面と前記給電線との間にそれぞれシ
ール材を取り付けてなることを特徴とするものである。
「作用」 本発明の給電装置は、炉内に設けられた電気装置に接続
した給電線およびその外側に取り付けられた中空ロッド
が、電気装置とともにその長手方向に移動する。また、
中空ロツドと炉体との間、および中空ロッドと給Ti線
との間にそれぞれ設けられたシール材によって炉内雰囲
気は保持される。
「実施例」 以下、本発明の一実施例を第1図および第2図を参照し
て説明する。
第1図は本実施例の電源供給装置Aを備えた熱盤プレス
装置の概略構域を示す立断面図であって、まず、この熱
盤プレス装置について説明する。図中符号l1はプレス
フレーム、12はその内側ニ設けられた真空を保持可能
な炉体、13はその内面側に設けられた断熱材、14は
その内側に取り付けられた電気ヒータ、15はフレーム
l1下部に支持されることによって炉体12内の底部に
固定された下側のプレスベッド、16は炉体12内の上
部において昇降可能とされた上側のプレスベッド、17
.18はプレスベッド16を昇降させるための主プレス
シリンダおよび副プレスシリンダ、19はそれらプレス
シリンダ17.18のロッド17a,18aとプレスベ
ッドl6との間に設けられたプレスラムである。
上記の主および副プレスシリンダ17.18はいずれも
両ロッド型のもので、それらは同期して作動することに
よって下方に延びる上記ロッドl7a.18aによりプ
レスラム19を介してプレスベッドl6を昇降させると
ともに、その際に、上方に延びるロノド17b.l8b
に連結された電源供給装置A(詳細は後述する)をプレ
スベッド16とともに昇降させるようになっている。
上記の両プレスベッド15.16には、それぞれ電気ヒ
ータ(電気装置)20.21が埋め込まれており、それ
ら電気ヒータ20,21に通電することによってプレス
ベッド1 5. 1 6は高温となるようにされている
。そして、下側のプレスベッド15に埋め込まれている
電気ヒータ20、および炉体l2内面に取り付けられて
いる上記の電気ヒータ14・・・はいずれも固定的に設
けられているのでこれらに対する電源供給は適宜行なわ
れているが、上側のプレスベッド16に埋め込まれてい
る電気ヒータ21はプレスベッド16とともに炉体12
内において往復移動すなわち昇降するので、その電気ヒ
ータ2lに対する電源供給は、上記電源供給装置Aによ
りなされるようになっている。
その電源供給装置Aは、次のように構成されている。す
なわち、第2図に示すように、上記プレスシリンダ17
.18の上方に延びている各ロッド17b,18bには
連結部材22が固定されており、その連結部材22の端
部には、たとえばステンレスからなる中空ロッド23が
その上端部をフランジ24により固定されることによっ
て吊り下げられている。この中空ロッド23は各シリン
ダ17.18のロッド17b.l8bおよびプレスラム
19と平行な状態で(すなわちプレスベッドl6の昇降
方向と平行な状態で)下方に延び、その下端部は、炉体
12に設けられた貫通孔12aの内側に取り付けられて
いるロッドガイド25により上下方向に摺動可能な状態
で支持されて炉体12内に挿入されている。したがって
、この中空ロッド23は、プレスシリンダ17.18を
作動させたときにはプレスベッド16とともに昇降する
ことになる,なお、上記のロッドガイド25と炉体l2
の貫通孔12aと間、およびガイドロッド25と中空ロ
ッド23外面との間には0リング26が装着されており
、これらOリング26によって炉体12内の真空が保持
されるとともに、中空ロッド23の昇降が許容されるよ
うになっている。
一方、電気ヒータ2lには給電線27の下端が接続され
、その給電線27は上方に延びて断熱材13を貫通し、
さらに上記中空ロッド23の内部を非接触状態を保って
挿通し、その上端部は上記フランジ24を介して上記連
結部材22に固定されている。そして、その上端には給
電端子28を介して電源ケーブル29が連結されている
。したがって、この給電線27はプレスベッド16およ
び中空ロッド23とともに炉体12に対して昇降するこ
とになる。
なお、給電線27はたとえば水冷銅製とすれば良いが、
少なくとも炉体l2内に位置する部分は耐熱性を考慮し
て黒鉛製とすることが良い。
そして、給電線27の上端部とフランジ24との間、お
よび中空ロッド23の下端部と給電線27との間には、
それぞれたとえばテフロン製の絶縁材30が介装されて
いて、これら絶縁材30により中空ロッド23と給電線
27との電気的な絶縁状態が保持されるようになってい
る。また、フランジ24の内側に設けられた上記絶縁材
30のさらに内側には0リング31が装着されており、
この0リング3lによって給電線27と中空ロッド23
の間の隙間がシールされて炉体12内の真空が保持され
るようになっている。
上記構成の電源供給装置Aによれば、電気ヒータ21に
接続された給電線27が中空ロッド23およびプレスベ
ット16ととも・に昇降するので、従来の可撓性の電源
ケーブル8を用いて電源供給を行う場合のように給電線
27が変形を受けることがなく、このため、それが早期
に劣化したり損傷を受けてしまうようなことはないこと
は勿論のこと、電源ケーブル8を収納してお《ためのス
ペースが不要となり、このため、炉全体をコンパクトな
ものとできる。
そして、中空ロッド23と炉体12の貫通孔12aとの
間、および中空ロッド23と給電線27との間にそれぞ
れ0リング26.31を介装したので、炉体l2内の真
空を十分に保持できるとともに、0リング26によって
中空ロツド23の炉体12に対する昇降は許容され、し
かも、給電線27と中空ロッド23との間に介装した絶
縁材30によりそれらの間の電気的な絶縁は十分に確保
することができる。
また、給電線27の上端および中空ロソド23の下端を
それぞれ自由端としておくことにより、それら給電線2
7および中空ロッド23の熱変形(長手方向の膨張およ
び収縮)を支障、、なく吸収することができる。
なお、本発明の電源供給装置は、上記のような熱盤プレ
ス装置のみならず、炉内に移動可能に設けられた電気装
置に対して電源を供給する場合全般に広く適用できるも
のである。
「発明の効果」 以上で詳細に説明したように、本発明によれば、炉内に
おいて移動可能に設けられた電気装置への給電線をその
電気装置の移動方向と平行に、かつその電気装置ととも
に炉体に対して移動可能に設けて、その給電線の外側に
、電気装置および給電線とともに炉体に対して昇降可能
な中空ロッドを設け、その中空ロッドと給電線との間お
よび中空ロンドと炉体の貫通孔との間にシール材をそれ
ぞれ取り付けた構成であるので、従来の可撓性の電源ケ
ーブルを用いて電源供給を行う場合のように給電線が変
形を受けて早期に劣化したり損傷を受けてしまうような
ことはないことは勿論のこと、電源ケーブルを収納して
おくためのスペースが不要となって炉全体をコンパクト
なものとでき、しかも、炉内の雰囲気を十分に保持する
ことができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる電源供給装置の一実施例を備え
た熱盤プレス装置の立断面図、第2図はその要部拡大図
である。 第3図は可撓性ケーブルを用いた従来の熱盤ブレス装置
を示す立断面図である。 A・・・・・・電源供給装置、11・・・・・・プレス
フレーム、12・・・・・・炉体、12a・・・・・・
貫通孔、l4・・・・・・電気ヒータ、 1 5. 1 6・・・・・・プレスベッド、t 7.
 1 g・・・・・・プレスシリンダ、19・・・・・
・プレスラム、20・・・・・・電気ヒータ、21・・
・・・・電気ヒータ(電気装置)、23・・・・・・中
空ロッド、 26.31・・・・・・0リング(シール材)、27・
・・・・・給電線、30・・・・・・絶縁材、32・・
・・・・被加工物。 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 炉体の内部において往復移動可能に設けられた電気ヒー
    タ等の電気装置に対して電源を供給するための装置であ
    って、前記電気装置に接続される給電線をこの電気装置
    の移動方向と平行にかつ炉体を貫通させて設けるととも
    に、この給電線を電気装置とともにその長手方向に移動
    可能となし、この給電線の外側に前記電気装置および前
    記給電線とともに移動する中空ロッドを取り付けてその
    端部を炉体に設けた貫通孔から炉体内に挿入し、この中
    空ロッドの外面と前記貫通孔内面との間、および中空ロ
    ッドの内面と前記給電線との間にそれぞれシール材を取
    り付けてなることを特徴とする炉内電気装置への電源供
    給装置。
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