JPH0229258Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0229258Y2
JPH0229258Y2 JP1986131198U JP13119886U JPH0229258Y2 JP H0229258 Y2 JPH0229258 Y2 JP H0229258Y2 JP 1986131198 U JP1986131198 U JP 1986131198U JP 13119886 U JP13119886 U JP 13119886U JP H0229258 Y2 JPH0229258 Y2 JP H0229258Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
power generation
water
dissipating
waves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986131198U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6338675U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986131198U priority Critical patent/JPH0229258Y2/ja
Publication of JPS6338675U publication Critical patent/JPS6338675U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0229258Y2 publication Critical patent/JPH0229258Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/30Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient

Landscapes

  • Revetment (AREA)
  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は消波を行うと同時に波浪エネルギーを
利用して発電を行なう主として沿岸または離島用
に使用される固定式の波力発電装置に関するもの
である。
〔従来技術〕
日本は周囲を海に囲まれ常に波の影響を受けて
いるが、この波のエネルギーを利用した発電シス
テムは世界各国で研究され、日本においても波力
発電船や、沿岸固定式波力発電システムが既に使
用されている。
一方、離島は弧立社会であるため、エネルギー
の確保が困難で、それを確保するためにはコスト
の高いものとなるが、現在離島におけるエネルギ
ーの依存は石油製品が殆どであり、石油製品の過
度の使用は環境問題と絡みその制限の方向に向か
つている。
また、離島は一般に波浪の来襲方向の範囲が広
く、波浪エネルギーの賦存量が沿岸域に比べ大き
く、波浪エネルギーの賦存量が日本沿岸、例えば
北陸沿岸の場合、平均工率6Kw/m、最大
10Kw/mといわれているのに対し、離島地域に
おける波浪エネルギーの賦存量は、波浪観測シス
テムが不十分なため不明ではあるが、沿岸地域よ
り大きいのは確かであり、南アフリカ、ケープタ
ウン沖合で計画されている発電システムでは
30Kw/mといわれている。
このような離島を中心とした波力発電の需要は
今後ますます開発されることになるが、一般には
波は不規則な動きをするため、定常的な発電量を
得るのが困難であるという問題点があつた。
一方、比較的波浪の激しい場所の消波堤とし
て、第3図の側断面図に示すように、共通な上部
壁6の下部に、複数の水波導入口1からX字状に
交差して設けられた水波流入兼分散孔2を複数段
に穿設してなる透過部3である通過堤領域と、そ
の背後を後壁4で囲まれた空間部を有する遊水部
5であるサージングスペース領域と形成し、短か
い波長の波から長い波長の波まで広い範囲の波W
に対して消波効果を持たせた、X状に孔を有する
直立消波堤に関する特公昭52−1227の発明が知ら
れている。
そこで、上記の発明が波浪に対して消浄効果が
得られると共に、上部壁6下面に透過部3からの
波Wによる揚圧力及び遊水部5で圧縮された空気
aが揚圧力として、働くことにより定常的な発電
が可能な波力発電が得られることに着目してなさ
れたのが本考案である。
〔考案の目的〕
本考案は波浪を利用した発電において、消波堤
を採用して消波することにより、比較的規則的な
波浪エネルギーによる発電を行なうことにより、
定常的な発電量の得られる波力発電装置を提供す
ることを目的としたものである。
〔考案の構成〕
上記の目的を達成するため、本考案の消波兼波
力発電装置は、複数の水波導入口からX字状に交
差して設けられた水波流入兼分散孔を複数段に穿
設してなる透過部と、その透過部と共通な上部壁
を有し、かつ背後を後壁で囲まれた空間からなる
遊水部とで構成される直立消波堤の遊水部を、上
部が該上部壁に連設し、かつ下部が解放された隔
壁により前部室と後部室とに分けると共に、上記
上部壁の前部室に開口する空気孔及び後部室に開
口する空気孔の上方にウエールズタービンを配設
することにより構成される。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する
が、第1図は本考案の一実施例の波力発電装置の
側断面図であり、第2図は第1図の発電システム
のフロー図である。
まず、第1図に示す波力発電装置は、第3図に
示す既に公知の直立消波堤と同様な機能及び構造
の消波堤に本考案を適用したものである。
即ち、この消波堤は複数の水波導入口1からX
字状に交差して設けられた水波流入兼分散孔2を
複数段に穿設してなる透過部3と、その透過部3
と共通な上部壁6を有し、かつ背後を後壁4で囲
まれた空間からなる遊水部5とで構成されてい
る。
そこで、本考案ではその遊水部5を、上部が上
部壁6に連設し、かつ下部が開放された隔壁7に
より前部室5A及び後部室5Bとに分けると共
に、上部壁6の前部室5Aに開口する空気孔8A
及び後部室5Bに開口する空気孔8Bの上方にウ
エールズタービン9を配設している。
このウエールズタービン9は、空気の吹き出し
流れA、または吸い込み流れA′のどちらの流れ
によつも同じ方向に回転して発電されうる特性か
ら、波力発電用に適したタービン発電機として既
に知られているものを使用する。
次に、上記の構成からなる波力発電装置の作用
を説明すると、波Wがこの消波堤に来襲し、透過
部3で消波され、その波Wのエネルギーが遊水部
5の内部に侵入し、ます前部室5Aの水面が上昇
する。
前部室5Aの水面が上昇すると、その空気室内
の空気が圧縮を受け空気孔8Aから圧縮空気がA
のごとく吹き出し、ウエールズタービン9を回転
させる。
上記の作用が生じると、多少の位相差の後、隔
壁7の下部の開放部から後部室5Bに運動が伝達
し水面の上昇が生じる。
後部室5Bの空気室の水面が上昇すると、上記
と同様に空気孔8Bから吹き出し流れAが発生
し、ウエールズタービン9の回転を助長させる。
次に、引き波が作用すると、前部室5A及び後
部室5Bの空気室の水面は低下し、空気孔8A,
8Bから逆流の空気の吸い込み流れA′が生じる
が、その作用によつてもウエールズタービン9の
特性から同一方向の回転を特続させることがで
き、以上の繰り返しによつて発電が行なわれるも
のであり、その発電システムのフローを第2図に
示している。
〔考案の効果〕
以上に説明したごとく、本考案は消波装置を利
用して波力発電を行うことができるので、消波装
置と発電装置を別々に設ける必要がなく、一つの
装置で両用に兼用できるので設備費を節減できる
と共に、本考案の波力発電装置を採用すれば、波
押寄せ時及び引き波時の両方で発電が行なわれ、
しかも波押寄せ時には隔壁で仕切られた前部室と
後部室との位相差により連続した発電がなされ、
比較的連続した定常的な発電量が得られると共
に、消波堤の透過部における消波効果による比較
的規則的な波浪エネルギーによる発電がなされ、
それだけ発電量の定常化がはかれるという利点が
ある。
更に、本考案では消波堤を用いた波力発電シス
テムとなるので、沿岸はもとより離島における防
波堤として兼用でき、離島の港湾及び漁港の整備
事業の一環としても適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の波力発電装置の側
断面図であり、第2図は第1図の発電システムの
フロー図、第3図は従来の直立消波堤の側断面図
である。 1……水波導入口、2……水波流入兼分散孔、
3……透過部、4……後壁、5……遊水部、5A
……前部室、5B……後部室、6……上部壁、7
……隔壁、8A,8B……空気孔、9……ウエー
ルズタービン、A……吹き出し流れ、A′……吸
い込み流れ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の水波導入口からX字状に交差して設けら
    れた水波流入兼分散孔を複数段に穿設してなる透
    過部と、その透過部と共通な上部壁を有し、かつ
    背後を後壁で囲まれた空間からなる遊水部とで構
    成される直立消波堤の遊水部を、上部が該上部壁
    に連設し、かつ下部が解放された隔壁により前部
    室と後部室とに分けると共に、上記上部壁の前部
    室に開口する空気孔及び後部室に開口する空気孔
    の上方にウエールズタービンを配設した消波兼波
    力発電装置。
JP1986131198U 1986-08-29 1986-08-29 Expired JPH0229258Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986131198U JPH0229258Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986131198U JPH0229258Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6338675U JPS6338675U (ja) 1988-03-12
JPH0229258Y2 true JPH0229258Y2 (ja) 1990-08-06

Family

ID=31029420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986131198U Expired JPH0229258Y2 (ja) 1986-08-29 1986-08-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0229258Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS521227A (en) * 1975-06-23 1977-01-07 Masaaki Kusano Piston correction device
JPS5419035A (en) * 1977-07-08 1979-02-13 Secr Defence Brit Device for extracting energy from strength of wave

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS521227A (en) * 1975-06-23 1977-01-07 Masaaki Kusano Piston correction device
JPS5419035A (en) * 1977-07-08 1979-02-13 Secr Defence Brit Device for extracting energy from strength of wave

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6338675U (ja) 1988-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106194558B (zh) 大直径圆筒型透空堤兼振荡水柱波能发电装置
KR850700269A (ko) 파동력식 발전기
JPS5970887A (ja) 浅海の敷設に好適な波力発電ブイ
CN108397339A (zh) 一种适用淤泥质海域的防波堤兼浮动式振荡水柱发电装置
CN210163846U (zh) 一种新型开孔沉箱透空式防波堤
JPH0229258Y2 (ja)
CN109537524A (zh) 一种反弧型透空式防波堤
JPS61106810A (ja) 複合消波堤システム
JP2787736B2 (ja) 消波堤
KR20130010528A (ko) 자연친화형 조력발전 구조물
CN209083460U (zh) 一种组合式多级获能潮流能发电平台
JPH03151572A (ja) チュウブを利用した波力発電
JPH01142273A (ja) 浮遊式消波型波力発電装置
CN109537523A (zh) 一种阶梯型透空式防波堤
SU1101503A2 (ru) Волнолом
JP3790639B2 (ja) 消波構造体と消波方法
CN109236547A (zh) 一种组合式多级获能潮流能发电平台
CN210086153U (zh) 一种带有消浪室的钢筋混凝土胸墙结构
WO2023272861A1 (zh) 波浪能转换装置
KR100701020B1 (ko) 힌지 링크 연결 일체형 방파제
CN207393381U (zh) 一种可调发电装置
JPS5934578Y2 (ja) 浮消波堤
JPS63194013A (ja) 消波構造物
JPS6157706A (ja) 沿岸固定式波力発電設備用の空気室
JPH03510B2 (ja)