JPH02291254A - 培養方法および培養装置 - Google Patents

培養方法および培養装置

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Publication number
JPH02291254A
JPH02291254A JP1112548A JP11254889A JPH02291254A JP H02291254 A JPH02291254 A JP H02291254A JP 1112548 A JP1112548 A JP 1112548A JP 11254889 A JP11254889 A JP 11254889A JP H02291254 A JPH02291254 A JP H02291254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
culture
culture tank
tank
gas
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1112548A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Motoyama
元山 吉夫
Koichi Matsubara
浩一 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP1112548A priority Critical patent/JPH02291254A/ja
Publication of JPH02291254A publication Critical patent/JPH02291254A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、生物の組織培養もし《は栽培を行なうための
培養方法および培養装置に関する。
発明の技術的背景 微生物あるいは植物などの生物を組織培養する場合、ま
たは植物を栽培する場合には、生物を培養槽内に入れ、
培養槽内を外部から密封し、外部からの雑菌の侵入を防
止する必要がある場合がある。このような場合には、培
養槽の開口部を閉じるための蓋体と、培養槽の開口端部
との間には、ガスケットを介在させ、これらの隙間を密
封するようにしている。しかも、生物の組織培養もしく
は栽培に必要な新鮮な空気を通気口および排気口を通し
て培養槽内に循環させるようにしている。
しかしながら、このような従来の培養槽による培養方法
にあっては、培養槽の開口縁部と蓋体との間に密封性を
高めるために介在されるガスケットの部分から培養槽内
に雑菌が入るおそれがあった。雑菌が入ると、培養槽内
における生物の組織培養もしくは栽培が良好に行ない得
ないおそれがあった。
また、通気口および排気口の形成位置によっては、培養
槽内における空気の循環が必ずしも均一にならず、培養
槽内の生物を必ずしも均一な条件で培養もしくは栽培す
ることができない虞があった。
発明の目的 本発明は、このような従来技術が有する問題点を解消す
るためになされ、培養槽の開口縁部と蓋体との間からの
雑菌の侵入を防止すると共に、培養槽内における均一な
気体の循環を可能とし、非汚染状態で、槽内の全ての生
物を均一な条件で組織培養もしくは栽培することが可能
な培養方法および培養装置を提供することを目的として
いる。
発明の概要 このような目的を達成するために、本発明に係る培養方
法は、内部で生物の組織培養もしくは栽培が行なわれる
培養槽の開口部を蓋体で閉じ、培養槽の内部に気体を送
り込んで生物の組織培養もしくは栽培を行なう培養方法
であって、前記培養槽と蓋体との間には、通気性部材を
介在させ、培養槽内に送り込んだ気体を前記通気性部材
を通して外部へ排出させることを特徴としている。
また本発明に係る培養装置は、開口部を有し、内部で生
物の組織培養もしくは栽培を行なう培養槽と、培養槽の
開口部を閉じるように配置される蓋体と、前記培養槽内
に気体を送り込むように培養槽もしくは蓋体に形成され
た通気口と、前記培養槽の開口縁部と蓋体との間に介在
された通気性部材とを有することを特徴としている。
このような本発明に係る培養方法および培養装置によれ
ば、培養槽内に送り込んだ空気等の気体を、蓋体と培養
槽の開口縁部との間に介在された通気性部材を通して外
部へ排出させるようにしているため、蓋体と培養槽の開
口縁部との隙間から培養槽内に雑菌が侵入するのを有効
に防止することが可能である。しかも、この通気性部材
が気体の排気口を兼ねている構造であるため、培養槽に
排気口を形成する必要がなく、経済的でもある。
さらに、排気口を兼ねている通気性部材が培養槽の開口
部周縁全域に存在するため、通気口から導入された空気
等の気体は培養槽の全域に行き渡った後に、通気性部材
を通して外部へ排出される。
したがって、培養槽内の全ての生物に空気等の気体が行
き渡り、これらを均一な条件で組織培養もしくは栽培す
ることが可能である。
なお、本発明において、「培養」とは、組織培養のみな
らず、植物の栽培等も含む概念で用いる。
発明の具体的説明 以下、本発明を図面に示す実施例に基づき詳細に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例に係る培養方法に用いる培養
装置の概略断面図、第2図は第1図に示す■一■線に沿
う断面図である。
図示するように、本発明に係る培養装置1は、開口部2
が上部に形成された箱状の培養槽3を有する。培養槽3
内底部には、培地が収容されている。培地としては、固
体培地であっても液体培地であっても良いが、液体培地
を用いる場合には、たとえば液体培地を第1図に示すよ
うに綿、スポンジ等の吸水部材4に浸漬して用いること
が好ましい。もちろん液体培地をそのまま用いても良い
液体培地としては、LS培地、MS培地、N&N培地、
MS−N&N培地などが例示される。また、固体培地と
しては、寒天培地、ゲルライト培地等が例示される。培
地の種類は、組織培養もしくは栽培される植物等の生物
の種類に応じて適宜選択される。
第1図に示す例では、液体培地が浸漬された吸水部材4
上で、植物の側芽等の培養体5を培養する場合を示して
いる。本発明方法および本発明に係る培養装置によって
培養される培養体5としては、特に限定されないが、た
とえば、球根のリンドウまたはその切片、′側芽を含む
組織片、幼苗、クラウン組織体、不定胚、カルス等が例
示される。
第1図に示すように、培養槽3の開口部2は蓋体6で閉
じられ、培養槽3内を外部から隔てるようにしている。
蓋体6は、培養体5の培養に光が必要である場合には、
透明であることが好ましい。
蓋体6の周縁には、培養槽3の開口縁部3aを差し込む
ための凹溝7が形成してある。凹溝7には、通気性部材
8が収容してあり、この通気性部材8が、培養槽3の開
口周縁部3aと蓋体6との間に介在されるようになって
いる。通気性部材8は、空気等の気体を透過させると共
に、弾力性のある材質で構成されている。通気性部月8
としては、具体的には、綿製ガスケット、ナイロンウー
ル、ポリエステルウール、セラミックスウール等が用い
られる。このような通気性部材は、熱滅菌して使用する
ことも可能である。
培養槽3には、通気口9が設けられており、ここから、
新鮮な空気等の気体が培養槽3内に送り込まれるように
なっている。通気口9は、蓋体6に設けるようにしても
良い。本発明では、排気口を培養槽3もしくは蓋体6に
必ずしも設ける必要はない。通気口9から取入れられた
気体は通気性部材8を通して外部へ放出されるからであ
る。
本発明に係る培養方法は、上述したような培養装置1を
用いて培養体5の培養を行なう点に特徴?有する。すな
わち、培養体5の種類に応じて培地を選択し、培地と共
に培養体5を培養槽3内に収容し、その後、培養槽3の
開口部2を蓋体6で蓋をし、通気口9から新鮮な空気等
の気体を培養槽3内に導入し、その気体を通気性部材8
を通して外部へ排気することで、培養体5を一定条件下
で培養する。なお、通気口9から導入される気体は、一
般には空気であるが、培養される培養体5の種類によっ
ては酸素濃度を適宜かえた酸素含有気体、CO■の濃度
を変えた空気など他の種類の気体であっても良い。
発明の効果 以上説明してきたように、本発明によれば、培養槽内に
送り込んだ空気等の気体を、蓋体と培養槽の開口縁部と
の間に介在された通気性部材を通して外部へ排出させる
ようにしているため、蓋体と培養槽の開口縁部との隙間
から培養槽内に雑菌が侵入するのを有効に防止すること
が可能である。
しかも、この通気性部材が気体の排気口を兼ねている構
造であるため、培養槽に排気口を形成する必要がなく、
経済的でもある。さらに、排気口を兼ねている通気性部
材が培養槽の開口部周縁全域に存在するため、吸気口か
ら導入された空気等の気体は培養槽の全域に行き渡った
後に、通気性部材を通して外部へ排出される。したがっ
て、培養槽内の全ての生物に空気等の気体が行き渡り、
これらを均一な条件で組織培養もしくは栽培することが
可能である。
[実施例] 以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
実施例1 露地栽培のミニバラ菌から側芽を採取し、オスバン液な
どで滅菌しち後、MS寒天培地上で4週間培養して無菌
苗を調製した。この無菌苗の側芽をメスで切断して、M
S液体培地5 0 0 mlをポリエステルウールに浸
潤させた上に100芽を置床した。綿製ガスケットを備
えた前記蓋をして、照度4000Luxの照明下で、C
O2700ppm含有する空気を通気しながら6週間培
養すると、発根した草丈約2.5〜4 amの幼苗10
0固体が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る培養方法に用いる培養
装置の概略断面図、第2図は第1図に示す■一■線に沿
う断面図である。 1・・・培養装置     2・・・開口部3・・・培
養槽      5・・・培養体6・・・蓋体    
   8・・・通気性部材9・・・通気口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)内部で生物の組織培養もしくは栽培が行なわれる培
    養槽の開口部を蓋体で閉じ、培養槽の内部に気体を送り
    込んで生物の組織培養もしくは栽培を行なう培養方法で
    あって、 前記培養槽と蓋体との間には、通気性部材を介在させ、
    培養槽内に送り込んだ気体を前記通気性部材を通して外
    部へ排出させることを特徴とする培養方法。 2)開口部を有し、内部で生物の組織培養もしくは栽培
    を行なう培養槽と、培養槽の開口部を閉じるように配置
    される蓋体と、前記培養槽内に気体を送り込むように培
    養槽もしくは蓋体に形成された吸気口と、前記培養槽の
    開口縁部と蓋体との間に介在された通気性部材とを有す
    る培養装置。
JP1112548A 1989-05-01 1989-05-01 培養方法および培養装置 Pending JPH02291254A (ja)

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JP1112548A JPH02291254A (ja) 1989-05-01 1989-05-01 培養方法および培養装置

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Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02291254A true JPH02291254A (ja) 1990-12-03

Family

ID=14589415

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JP1112548A Pending JPH02291254A (ja) 1989-05-01 1989-05-01 培養方法および培養装置

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JP (1) JPH02291254A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0534898U (ja) * 1991-10-16 1993-05-14 井関農機株式会社 培養容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0534898U (ja) * 1991-10-16 1993-05-14 井関農機株式会社 培養容器

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