JPH02290907A - ハンダ微粉末の製造方法およびその装置 - Google Patents

ハンダ微粉末の製造方法およびその装置

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JPH02290907A
JPH02290907A JP11088789A JP11088789A JPH02290907A JP H02290907 A JPH02290907 A JP H02290907A JP 11088789 A JP11088789 A JP 11088789A JP 11088789 A JP11088789 A JP 11088789A JP H02290907 A JPH02290907 A JP H02290907A
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JP
Japan
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molten metal
rotating body
rotary body
metal
powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP11088789A
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English (en)
Inventor
Akio Kiyama
木山 晃男
Yoichi Hirose
洋一 広瀬
Ryoichi Yoshimura
吉村 亮一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はディスク状の回転体に溶湯を衝突させ、これを
微細に粉砕して粉末を製造する遠心噴霧装置およびこの
装首によりハンタの微細な粉末を高収率に製造する方法
に関する。
[従来の技術コ 近年エレクトロニクス用部品の基板へのパンク付けの方
法も大きく変化しつつあり、クリーム状のハンダ(以下
クリームハンダと呼ぶ)を用いて印刷手法により基板上
にパターンを描き、その上に部品を装着し、さらに加熱
することにより実装する技術、いわゆる表面実装技術か
普及しつつある。この場合クリームハンダに適したハン
ダ粉末として、球状て細かいハンダ粉末が必要とされる
特にエレクトロニクス分野における実装密度の上昇とフ
ァインパターン化の進展により、ハンダ粉末についても
従来よりも一層a,pな粉末か要求されている。
ハンダ粉末の製造方法としては、従来より回転ディスク
噴霧法が知られているが,この方法は高速回転体の表面
に溶融ハンダ(以下溶湯と呼ぶ)を注ぎ,溶湯に回転体
の運動エネルギーを付与して、遠心力により溶湯な飛散
させ粉砕し、微細な粉末を得ることを特徴とする.回転
ディスク噴霧法の最大の特徴は、得られる粉末が球状で
あり,比較的汚染が少ない点にある.またこの方法は,
設備か比較的小型であること,噴霧室の雰囲気調整が容
易であり、また少量多品種の金属合金の製造にも適して
いるといった特徴を有している.また回転体の速度を変
えることにより、得られる粉末の粒度をある程度調整で
きることも特徴として挙げることができる. この回転ディスク噴霧装置の略図を第1図に示す.図中
ルツボlでハンダを溶解し,ルツボの底部に配置したノ
ズル2より回転体3上に溶湯4を落下させる.回転体3
は数千〜数万rpmの高速て回転するため,入手容易性
,加工性、強度、耐久性等を考慮して、従来は鉄系の合
金鋼特にステンレス鋼で作られるのか一般的であった。
[発明が解決すべき課題] 従来の遠心噴霧法は,次のような問題点を有していた.
すなわち、クリームハンダに適する粒度の細かいハンダ
粉末が効率良く得られない点である.この原因を解明す
るため種々の解析を行なった結果,以下のような所見を
得た. 粉末の粒度と収率を決める主要な要因としては,回転体
の直径,回転速度,溶湯温度,溶湯の流量が挙げられる
。これらの要因かハンダ粉の粒度と所定の粒度の粉末の
収率に及ぼす影響について種種の実験を行なった結果,
次のような知見を得た。
■ 回転速度,溶湯温度、溶湯の流量を一定にすれば,
回転体の直径が大きいほど溶湯へ与える運動エネルギー
か増大し、収率の向上,粒度の微細側への移行が達成さ
れる.しかしながら、回転体の直径を大きくすると回転
体の熱容量が増大し,回転体の中央に落下した溶湯が周
辺部に到達する前に回転体上で凝固してしまい、安定し
た噴霧か出来なくなる.そのため結局、ある回転体の直
径を極限として収率は低下し、粒度も粗くなる傾向にあ
る. ■ 上述の現象を避けるため溶湯の温度を上げると、回
転体の表面が溶湯により侵食され表面の粗度が増すこと
により、やはり安定した噴霧が出来なくなる.そのため
ある溶湯温度を極限として収率は低下し、粒度も粗くな
る傾向にある.以上に結果を踏まえて,溶湯温度を上げ
ても回転体か侵食されないような材質、あるいは表面処
理を種種検討した結果、本発明に至ったものである. [課題を解決するための手段] 本発明の対象となるハンダは一般のPb−Sn系をはじ
めとして.Pb−Ag系,Bi−Sn系、Bi−Sn−
Pb系、In−Sn−Pb系等がある.これらの合金を
ベースに少量の添加元素を加えたものであっても良い.
本発明では,遠心噴霧装置において回転体の溶湯接触部
にW.Mo.Nb,TaまたはCr等の高融点金属を使
用することを特徴とする.これらの金属は、そのまま素
材として使い回転体を加工してもよいが、高価て加工し
にくいため鋼,ステンレス等の他の加工し易い金属で回
転体を作り、回転体の表面をこれらの高融点金属でプラ
ズマ溶射等の方法で被覆して形成してもよい。
その場合,特にCr.Nb.Taの場合は1気圧以下の
純アルゴン雰囲気等の不活性雰囲気下て溶射することに
より、緻密で健全な溶射皮膜を形成することができる.
なお回転体の溶湯接触部はプラズマ溶射後研磨仕上げを
行ない、R... :lO以下に仕上げて使用する.ま
た.Crの場合は常法によりメッキしても強固な皮膜が
得られる,Crメ・ンキ層の厚さは54m以上あれば充
分耐久性を発揮する. [作用] これら高融点金属を回転体の溶湯接触部に使うことによ
り、回転体と金属溶湯(300℃以上)との反応を抑え
、回転体の溶湯接触部の粗面化を防ぎ、安定した噴霧を
続けることができる.さらに,溶湯温度を上げることが
できるため、回転体の直径を大きくしても溶湯が回転体
表面で凝固するこてかなく、粒度の細かい粉末を効率良
く生産することか出来るようになる. 本発明の装置はハンダ粉末の製造に限らず、Ni、Cu
.Sn, Zn等の各種の金属や合金の製造に利用でき
る。
[実施例] W,Mo.Nb.Ta及びCrの各金属を用いて第1図
 4 に示す形状の直径70mg+の回転体を作成した
。回転体の表面部の加工方法を表1に示す。
(以下余白) 次に、これらの回転体を窒素雰囲気中で40.000r
p■で回転させ、回転体上に0.7kg/winの速度
で組成Pb−63wt%Snの合金溶湯を供給し、ハン
ダ溶湯の温度を種々変化させて噴霧した.噴霧後の粉末
を53gm下10μm上に分級し収率を測定した.この
結果を表2に示す。
また、 噴′R後の回転体の表面の侵食状況を表3に示す。
表3 表 (以下余白) 表2からいずれの回転体を使用した場合ても、溶湯温度
が低い場合には、収率が悪いか溶湯温度が高くなるにつ
れて収率が良くなっている。
しかし,ステンレス(回転体No.6)  の場合は溶
湯温度が 310゜Cを越えると悪化し始めるが、高融
点金属を使用した場合はこの傾向は見られず、良い収率
を示す. [効果] 溶湯との接触部に高融点金属を使用することにより,回
転体の侵食か防止され,溶湯の分散か滑らかに行なわれ
る結果、微細な粉末か得られる.
【図面の簡単な説明】
第1図は回転ディスク噴霧装置の概要を説明する図、第
2図は回転体の一例を示す図てある.l ・ 3 ・ 5 ・ 7 ・ 9 ・ 11 ・ ・・ルツボ ・・回転体 ・・モーター ・・チャンバー ・・捕集粉 ・・フィーダー ・・ノズル ・・溶 湯 ・・噴霧粉 ・・ストッパー ・・加熱炉

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)W、Mo、Nb、TaまたはCrのうちから選ば
    れた1種の高融点金属から成る回転体に溶解したハンダ
    合金の溶湯を衝突させ、これを粉砕することを特徴とす
    るハンダ微粉末の製造方法。
  2. (2)高速回転する回転体に溶解した金属または合金の
    溶湯を導き、これを粉砕する遠心噴霧装置において、回
    転体をタングステン(W)、モリブデンン(Mo)、ニ
    オブ(Nb)、タンタル(Ta)またはクロム(Cr)
    のうちから選ばれた1種の高融点金属で構成することを
    特徴とする遠心噴霧装置。
  3. (3)回転体の溶湯接触部がCrメッキから成ることを
    特徴とする請求項2に記載の遠心噴霧装置。
  4. (4)回転体の溶湯接触部がW、Mo、NbまたはCr
    のいずれかの金属より成るプラズマ溶射皮膜で形成され
    ていることを特徴とする請求項2に記載の遠心噴霧装置
JP11088789A 1989-04-28 1989-04-28 ハンダ微粉末の製造方法およびその装置 Pending JPH02290907A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07145408A (ja) * 1993-03-30 1995-06-06 Agency Of Ind Science & Technol 急冷凝固粉末の製造方法
KR100374363B1 (ko) * 2000-06-09 2003-03-04 덕산하이메탈(주) 원심분무법에 의한 솔더 페이스트용 분말 제조장치
CN105798315A (zh) * 2016-04-11 2016-07-27 西安欧中材料科技有限公司 一种高品质球形铌粉的制备方法
CN107570719A (zh) * 2017-07-10 2018-01-12 张家港创博金属科技有限公司 金属粉末制备方法及装置

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