JPH0229081B2 - - Google Patents
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- JPH0229081B2 JPH0229081B2 JP57125101A JP12510182A JPH0229081B2 JP H0229081 B2 JPH0229081 B2 JP H0229081B2 JP 57125101 A JP57125101 A JP 57125101A JP 12510182 A JP12510182 A JP 12510182A JP H0229081 B2 JPH0229081 B2 JP H0229081B2
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Landscapes
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は安定液の製法に関するものであり、詳
しくは高吸水性樹脂を水中に分散させる事により
ベントナイトを使用する事なく安定液を製造する
方法に関するものである。
しくは高吸水性樹脂を水中に分散させる事により
ベントナイトを使用する事なく安定液を製造する
方法に関するものである。
安定液とは、ボーリングあるいは連続壁工法等
において土層掘削時に掘削空間中に充填し内圧を
高める事により土層壁の崩壊を防止する目的で使
用する液の総称である。
において土層掘削時に掘削空間中に充填し内圧を
高める事により土層壁の崩壊を防止する目的で使
用する液の総称である。
従来安定液として用いられてきたベントナイト
CMC混合泥水は諸力学的性質は通常時全く問題
はないが、CMCは天然物であり微生物にて分解
する結果腐敗により急速に効果を失なう。腐敗し
た泥水にCMCを追加してもたちまち分解し効果
の回復は望めないため、泥水を新しいものと交換
する他はない。
CMC混合泥水は諸力学的性質は通常時全く問題
はないが、CMCは天然物であり微生物にて分解
する結果腐敗により急速に効果を失なう。腐敗し
た泥水にCMCを追加してもたちまち分解し効果
の回復は望めないため、泥水を新しいものと交換
する他はない。
これを防止するには微生物分解をうけない物質
で安定液を調整する事が望ましい。
で安定液を調整する事が望ましい。
又、工事終了時にも同様の泥水が発生する事は
言うまでもない。
言うまでもない。
この様にして生じた泥水は多量のベントナイト
を含むため脱水性が悪く、処理困難であり、時に
は不法投棄による社会問題も発生している。
を含むため脱水性が悪く、処理困難であり、時に
は不法投棄による社会問題も発生している。
本発明者は以上の様な条件を種々検討の結果ア
クリル系吸水ポリマー粉末を水中に分散膨潤させ
る事により良好な止水効果が得られる事を発見し
本発明に到達した。
クリル系吸水ポリマー粉末を水中に分散膨潤させ
る事により良好な止水効果が得られる事を発見し
本発明に到達した。
すなわちこれら膨潤した吸水ポリマーはゲル状
であり圧力によつても水を通過させる事なく土砂
壁面境界に留まる事により充填孔内の水が土層中
へ逃げる事を防止する。
であり圧力によつても水を通過させる事なく土砂
壁面境界に留まる事により充填孔内の水が土層中
へ逃げる事を防止する。
この様な目的に用いられるポリマーは水溶性ア
クリル系モノマーの高濃度水溶液重合を行なうに
あたり、架橋剤として水溶性ジビニル化合物を共
重合せしめる事により製造される水に不溶の膨潤
性樹脂粉末である。
クリル系モノマーの高濃度水溶液重合を行なうに
あたり、架橋剤として水溶性ジビニル化合物を共
重合せしめる事により製造される水に不溶の膨潤
性樹脂粉末である。
水溶性アクリル系モノマーとしてはアクリルア
ミドとアクリル酸およびそのアミン、アンモニウ
ム、アルカリ金属塩(以下アクリル酸成分と言
う)が使用され、アクリルアミドのみの重合物は
ノニオンでありアクリル酸成分を含む重合物はそ
の組成に応じ様々の程度のアニオン性を持つ。
ミドとアクリル酸およびそのアミン、アンモニウ
ム、アルカリ金属塩(以下アクリル酸成分と言
う)が使用され、アクリルアミドのみの重合物は
ノニオンでありアクリル酸成分を含む重合物はそ
の組成に応じ様々の程度のアニオン性を持つ。
アニオン性の高いものは膨潤性が高くアクリル
アミド20モル%アクリル酸成分80モル%の組成に
て最大の膨潤性を与える。
アミド20モル%アクリル酸成分80モル%の組成に
て最大の膨潤性を与える。
しかしアニオン性の樹脂はCa2+Mg2+の如き硬
度成分により急速に膨潤性を消失するため硬水中
あるいは海水中で使用する場合はアクリル酸成分
が5モル%以下の実質的にノニオン性のポリマー
を使用する必要がある。
度成分により急速に膨潤性を消失するため硬水中
あるいは海水中で使用する場合はアクリル酸成分
が5モル%以下の実質的にノニオン性のポリマー
を使用する必要がある。
一般に使用されているベントナイトCMC系の
安定液は海水中において使用不能であり、海水中
でも使用可能な本発明におけるノニオン性ポリマ
ーの性質は有用な特長と言える。
安定液は海水中において使用不能であり、海水中
でも使用可能な本発明におけるノニオン性ポリマ
ーの性質は有用な特長と言える。
しかしアニオン性ポリマーが硬度成分により膨
潤性を消失する事は使用済み安定液の処理を行な
うにあたり硬度成分を添加するだけで後処理がで
き、安定液にセメントを混合して固める場合等に
は有用な性質である。
潤性を消失する事は使用済み安定液の処理を行な
うにあたり硬度成分を添加するだけで後処理がで
き、安定液にセメントを混合して固める場合等に
は有用な性質である。
本発明において架橋剤として使用される水溶性
ジビニル化合物としてはジアクリル酸グリコール
エステル、アルキレンビスアクリルアミド等があ
げられるが工業的にはN,N,−メチレンビスア
クリルアミドが最も望ましく、アクリル系モノマ
ーに対し50〜500ppm共重合させる事により適度
の架橋を与える事ができる。
ジビニル化合物としてはジアクリル酸グリコール
エステル、アルキレンビスアクリルアミド等があ
げられるが工業的にはN,N,−メチレンビスア
クリルアミドが最も望ましく、アクリル系モノマ
ーに対し50〜500ppm共重合させる事により適度
の架橋を与える事ができる。
重合に供するモノマー溶液の濃度は重要であ
り、アクリル系モノマーに対し40〜60重量%の水
分量に調整する事により、重合熱により水分を気
化せしめ重合後乾燥工程を経る事無く粉砕し微細
な粉末にする事が可能である。
り、アクリル系モノマーに対し40〜60重量%の水
分量に調整する事により、重合熱により水分を気
化せしめ重合後乾燥工程を経る事無く粉砕し微細
な粉末にする事が可能である。
水蒸気の輝散に便ならしむるため重合容器は上
部が開放している必要があり、例えばエンドレス
ベルト上で重合する事が好結果を与える。
部が開放している必要があり、例えばエンドレス
ベルト上で重合する事が好結果を与える。
粉末の最適粒度は安定液を使用する地質により
異なるが80メツシユ以下である事が望ましい。
異なるが80メツシユ以下である事が望ましい。
本ポリマーは単独で使用するばかりではなく、
ベントナイトと併用して用いる事もできる。
ベントナイトと併用して用いる事もできる。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例 1
アクリルアミド70g、水27g、メチレンビスア
クリルアミド20mgを100mlガラスビーカー中にて
40℃に加温攪拌しモノマー溶液を調整した。
クリルアミド20mgを100mlガラスビーカー中にて
40℃に加温攪拌しモノマー溶液を調整した。
このモノマー溶液中にアゾビズアミジノプロパ
ン塩酸塩0.6gを水3gに溶解した液を添加混合
し、ただちに70℃水浴上にセツトした面積100cm2
深さ10cmのテフロンコーテイング角型皿中に注入
した。50秒後突沸が始まり20秒間持続した。モノ
マー注入より3分後重合物を取り出し空冷後粉砕
した。
ン塩酸塩0.6gを水3gに溶解した液を添加混合
し、ただちに70℃水浴上にセツトした面積100cm2
深さ10cmのテフロンコーテイング角型皿中に注入
した。50秒後突沸が始まり20秒間持続した。モノ
マー注入より3分後重合物を取り出し空冷後粉砕
した。
得られた粉末の乾燥減量は8%であり、吸水倍
率は水道水及び海水中でいずれも28倍であつた。
率は水道水及び海水中でいずれも28倍であつた。
この粉末の80メツシユ標準フルイ通過物を試料
としAPI規格過試験機により水量を求めたと
ころ本ポリマーを1%分散させた海水の水量は
3.5Kg/cm230分の条件で11.0mlであり、ケーキ厚
は2.5mmであつた。
としAPI規格過試験機により水量を求めたと
ころ本ポリマーを1%分散させた海水の水量は
3.5Kg/cm230分の条件で11.0mlであり、ケーキ厚
は2.5mmであつた。
ちなみに水道水に分散させた濃度4.5%のベン
トナイト(山形産)液の水量は10.8mlであり、
ケーキ厚は2.3mmであつた。
トナイト(山形産)液の水量は10.8mlであり、
ケーキ厚は2.3mmであつた。
実施例 2
アクリル酸72gに30%アンモニア水40gを30℃
に冷却しながら混合して調整したモノマー液に5
mgのメチレンビスアクリルアミドを溶解して得ら
れたモノマー溶液に、過硫酸アンモニウム0.7g
をアンモニア水3.5gに溶解した液を添加混合し
実施例1と同様に重合を行ない乾燥減量9%、水
道水に対する吸水倍率410倍の粉末を得た。
に冷却しながら混合して調整したモノマー液に5
mgのメチレンビスアクリルアミドを溶解して得ら
れたモノマー溶液に、過硫酸アンモニウム0.7g
をアンモニア水3.5gに溶解した液を添加混合し
実施例1と同様に重合を行ない乾燥減量9%、水
道水に対する吸水倍率410倍の粉末を得た。
この粉末の80メツシユ通過物を試料とし、API
規格過試験機により実施例1と同様の条件で本
ポリマーを0.5%分散させた水道水の水量は7.6
mlでありケーキ厚は3mmであつた。
規格過試験機により実施例1と同様の条件で本
ポリマーを0.5%分散させた水道水の水量は7.6
mlでありケーキ厚は3mmであつた。
ちなみに水道水に分散させた濃度6%のベント
ナイト(山形産)液の水量は9.2mlでありケー
キ厚は2.2mmであつた。
ナイト(山形産)液の水量は9.2mlでありケー
キ厚は2.2mmであつた。
Claims (1)
- 1 水溶性アクリル系モノマーを40〜60重量%の
水に溶解し、水溶状アクリル系モノマーに対し50
〜500ppmのジビニル化合物と共重合を行ない、
重合熱により水分を蒸発させる事により乾燥工程
を経る事無く粉砕し、得られた80メツシユ以下の
水不溶膨潤性粉末を水中に分散させる事を特徴と
する安定液の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12510182A JPS5915409A (ja) | 1982-07-20 | 1982-07-20 | 安定液の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12510182A JPS5915409A (ja) | 1982-07-20 | 1982-07-20 | 安定液の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5915409A JPS5915409A (ja) | 1984-01-26 |
JPH0229081B2 true JPH0229081B2 (ja) | 1990-06-27 |
Family
ID=14901874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12510182A Granted JPS5915409A (ja) | 1982-07-20 | 1982-07-20 | 安定液の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5915409A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01178509A (ja) * | 1988-01-11 | 1989-07-14 | Kazuo Saotome | 吸水性樹脂の製造方法 |
JPH0796676B2 (ja) * | 1989-07-04 | 1995-10-18 | 応用地質株式会社 | ボーリング用の掘削流体及びその作製方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5475483A (en) * | 1977-11-26 | 1979-06-16 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | Preparation of liquid mud for excavation |
JPS5575483A (en) * | 1978-12-01 | 1980-06-06 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | Lubricant composition for shield propulsion work |
JPS5734101A (en) * | 1980-08-11 | 1982-02-24 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd | Novel polymerization process |
-
1982
- 1982-07-20 JP JP12510182A patent/JPS5915409A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5475483A (en) * | 1977-11-26 | 1979-06-16 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | Preparation of liquid mud for excavation |
JPS5575483A (en) * | 1978-12-01 | 1980-06-06 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | Lubricant composition for shield propulsion work |
JPS5734101A (en) * | 1980-08-11 | 1982-02-24 | Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd | Novel polymerization process |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5915409A (ja) | 1984-01-26 |
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