JPH02288009A - 照明器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はスポットライトなどの照明器具に係り、例えば
、店舗照明などに適する照明施設に用いられるものに関
する。

（従来の技術） 従来のこの種の照明器具は、例えば、特公昭３７−１６
１４３号公報に記載されている構造が知られている。こ
の従来の照明器具に用いられている反射体は、ガラスに
て形成した基板と、この基板の表面に金属ゲルマニュウ
ム層膜、弗化マグネシュウム層膜およびチタニア層膜を
順次形成して構成し、この反射体にて赤外線を反射させ
ないようにした構造が採られていた。

さらに反射光を高色温度変換機能を付与するために誘電
体多層膜からなる光学多層膜を形成した反射体が知られ
ている。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来の構造の反射板では、金属ゲルマニュウム層膜
、弗化マグネシュウム層膜およびチタニア層膜にて吸収
されなかった赤外線および可視光が透光性のガラス基板
を透過して器具周囲に漏れ、例えば、照明を必要としな
い天井面または仕上げを見せたくない天井面が明るくな
る問題があった。

そこで、基板を不透光性の金属材にて形成することが考
えられるが、金属ゲルマニュウム層膜、弗化マグネシュ
ウム層膜およびチタニア層膜にて吸収されない赤外線か
および可視光が基板にて反射され、反射体から出射され
る反射光の波長選択効果が得られなくなる問題があった
。

さらに反射光を高色温度変換機能を付与するために誘電
体多層膜からなる光学多層膜を形成した反射体では、光
学多層膜の層数が多く、製造が容易でなく、光学多層膜
の各層のばらつきにより、色むらにより、安定した色温
度の反射光を得ることが困難である問題点を有している
。

本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、誘電体層
膜と、半導体層膜または金属層膜と、誘電体多層膜とに
て反射されずに透過された赤外線および可視光は、赤外
線吸収層にて吸収され、赤外線および可視光が基板で反
射して出射されることがなく、反射体の誘電体多層膜の
層数を比較的に少なくでき、少ない暦数の誘電体多層膜
のため、反射体の製造が容易で、誘電体多層膜層の各層
間の色むらが減少し、それぞれの反射体の照射光色が変
化することがなく安定した色光の反射光が得られる反射
体を備えた照明器具を提供するものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明の照明器具は、光源と、この光源に光学的に対向
して配設された反射体とを備え、前記反射体は、金属に
て形成された反射面を有する基板と、この基板の反射面
の表面に形成された赤外線吸収層膜と、この赤外線吸収
層膜の表面に形成された誘電体層膜と、この誘電体層膜
の表面に形成された半導体層膜または金属層膜と、この
半導体層膜または金属層膜の表面に形成された誘電体多
層膜とからなることを特徴とするものである。

（作用） 本発明の照明器具は、光源から反射体に入射される光は
、誘電体膜層、半導体膜層または金属層膜膜層、誘電体
多層膜にて選択的に反射され、この誘電体膜層、半導体
膜層または金属層膜膜層、誘電体多層膜にて反射されな
かった赤外線および可視光は赤外線膜層で吸収され、ま
た基板を透過する光もなく、器具からの漏光がないとと
もに基板で反射して出射される反射光がな（、また誘電
体多層膜の層数を少なくでき、各層間の色むらが低減さ
れ、誘電体多層膜によって高色温度に変換された反射光
が出射されるものである。

（実施例） 本発明の一実施例の構成を図面について説明する。

■は器具本体で、天井面などの造営物に取付けられる支
柱２の先端に水平方向および上下方向の向きを調節可能
に取付けられている。この器具本体１の前面略中央部に
は、ランプソケット３が設けられている。またこの器具
本体１の前側には略筒状のセード４が取付けられ、この
セード４に反射体５が嵌合保持されている。そしてこの
反射体５は前記ランプソケット３に装着した片口金のハ
ロゲンランプまたは高輝度放電ランプなどの光源となる
ランプ６を内包し前面に照射開口部７を有しかつこのラ
ンプ６に光学的に対向して配設されこのランプ６からの
光を反射して前記反射体５の前面照射開口部７から出射
するようになっている。また前記セード４の前側開口部
には、前記反射体５を保持する略筒状のホルダー８が取
付けられている。

前記反射体５は、第３図に示すように、アルミニューム
板などの金属材にて形成された基板ｌＯと、この基板ｌ
Ｏの反射面となる表面に形成した炭化チタン層膜、炭化
珪素層膜、またはクロム化合物層膜などの赤外線吸収層
膜１１と、この赤外線吸収層膜１１の表面に形成された
誘電体層膜１２と、この誘電体層膜１２の表面に形成さ
れ半導体層膜または金属膜層１３と、この半導体層膜ま
たは金属膜層１３の表面に形成された誘電体多層膜１４
とにて構成されている。この誘電体層膜Ｉ２は、低屈折
材料、例えば、屈折率が２以下の酸化珪素（ＳｉＬ　）
膜層にて形成され、誘電体多層膜１４は、低屈折材料、
例えば、屈折率が１．５以下の酸化珪素（Ｓｉ０２）膜
層１５と、高屈折材料、例えば、屈折率が２以下の酸化
チタン（Ｔｉ０２）膜層１６と積層して形成されている
。またこの誘電体層膜１２の表面に形成された半導体層
膜１３はゲルマニュウム（Ｇｅ）などの半導体、また金
属層膜１３はクロム（Ｃ「）またはアルミニュウム（＾
１）などの金属の蒸着にて形成されている。

次にこの実施例の作用を説明する。

造営物の天井面などに取付けられたスポットライトのよ
うな照明器具の光源のランプ６を点灯させると、光源の
ランプ６からの光は反射体５に入射され、反射体５の誘
電体多層膜１４にて反射され、誘電体多層膜１４にて反
射されなかった光は半導体層膜または金属層膜１３にて
反射され、この半導体層膜または金属層膜１３にて反射
されなかった光は誘電体層膜１２にて反射されて高色温
度の色光となって照射開口部７から出射される。そして
誘電体層膜１２を透過した赤外線、可視光は赤外線吸収
層１１にて吸収され、さらに基板１０を透過することが
なく、誘電体層膜１２、半導体層膜、また金属層膜１３
、誘電体多層膜１４を再び透過して出射されることかな
く、色むらが生じることがない。そしてこの反射体５か
ら出射される反射光は、第４図に示すような分光反射特
性が得られる。

次に、反射体５の具体的構成を示すと次の表のとおりで
ある。

ただし、λ０は制御波長である。

そしてこの反射体との色温度２８５０にのハロゲンラン
プとの組合せで３７００にの白色光出射光が得られる。

この反射体では、第２層の誘電体層膜をＳｉＯ□とした
が、ＴｉＯ２とすることもできる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、光源に光学的に対向して配役された反
射体は、金属にて形成された反射面を有する基板と、こ
の基板の反射面の表面に形成された赤外線吸収層膜と、
この赤外線吸収層膜の表面に形成された誘電体層膜と、
この誘電体層膜の表面に形成された半導体層膜または金
属層膜と、この半導体層膜または金属層膜の表面に形成
された誘電体多層膜としたので、光源がら反射体に入射
される光は、誘電体膜層、半導体膜層または金属層膜膜
層、誘電体多層膜にて選択的に反射され、この誘電体膜
層、半導体膜層または金属層膜膜層、誘電体多層膜にて
反射されなかった赤外線および可視光は赤外線膜層で吸
収され、また基板を透過する光もなく、器具からの漏光
がないとともに基板で反射して出射される反射光がなく
、またしかも誘電体多層膜の層数を少なくでき、各層間
の色むらが低減され、誘電体多層膜によって高色温度に
変換された反射光が出射され、誘電体多層膜の層数を少
なくでき、製造が容易で、ばらつきがなく各安定した特
性の反射体が得られ、反射体の大型化が容易にできるも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す照明器具の一部を切り
欠いた側面図、第２図は同上反射体の縦断側面図、第３
図は同上反射体の拡大縦断面図、第４図は同上分光反射
率特性図である。 ５・・反射体、６・・光源、１０・・基板、１１・赤外
線吸収層膜、１２・・誘電体層膜、１３・半導体層膜ま
たは金属層膜層、１４・・光学多層膜。 妖

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）光源と、この光源に光学的に対向して配設された
   反射体とを備え、 前記反射体は、金属にて形成された反射面を有する基板
   と、この基板の反射面の表面に形成された赤外線吸収層
   膜と、この赤外線吸収層膜の表面に形成された誘電体層
   膜と、この誘電体層膜の表面に形成された半導体層膜ま
   たは金属層膜と、この半導体層膜または金属層膜の表面
   に形成された誘電体多層膜とからなることを特徴とする
   照明器具。