JPH02287008A

JPH02287008A - 可燃物の焼却装置及びその作動方法

Info

Publication number: JPH02287008A
Application number: JP2090065A
Authority: JP
Inventors: Martin Rudolf Zweifel; マルチン　ルドルフ　ツヴァイフェル; Daniel Spreiter; ダニエル　シュプライター
Original assignee: W and E Umwelttechnik AG
Current assignee: W and E Umwelttechnik AG
Priority date: 1989-04-03
Filing date: 1990-04-03
Publication date: 1990-11-27
Also published as: NO901484D0; ATE95907T1; EP0391146A1; NO174438B; DK0391146T3; ES2044286T3; NO174438C; EP0391146B1; PT93649B; NO901484L; PT93649A; DE59003045D1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、可燃物、特に廃棄物又はゴミを焼却するため
の焼却装置及び該焼却装置の作動方法に関する。

該焼却装置は、燃焼室に火格子バー列により形成された
炉の火格子を備え、該火格子の上流側において、可燃物
を受入れ且つ可燃物を炉の火格子へ移動し得る箇所に供
給装置が配置されている。

火格子は、火格子上の可燃物を燃焼させるために必要な
一次空気としての可燃空気を燃焼室における火格子の下
部領域から受は入れる。

単一材質の可燃物の燃焼と比較し、例えばゴミのような
可燃物の燃焼又は焼却においては、多くの問題が付随し
て生じる。ゴミの定義をするために、ユニットゴミ（分
離困難なゴミ）という用語が使用され、この用語は使用
済みの家庭廃棄物及び他の可燃物を意味するものと理解
されている。

前記家庭廃棄物は、スクラップ、ガラス及び不活性な或
いは堆肥とし得る物や破片から分離され、約１５　、０
００　　ｋ　Ｊ　／　ｋ　ｇの比較的高い発熱力を有す
る。この高い発熱力のため、前記ユニットゴミは、熱処
理における比較的高度な条件、すなわち、機械的な炉の
火格子システムにおける焼却順序が必要とされ、特に、
ゴミから貯蔵可能な形態に作られた可燃物を意味するＢ
ＲＡＭ（ドイツ語）　、ＲＤＦ　（英語）又はＦＬＵＦ
Ｆ　（オランダ語）として公知である前記ゴミの構成物
の重要な相違のため、前記条件が必要とされる。しかし
ながら、これらの用語は、樹皮の廃棄物、その類い、通
常の異種要素から成るゴミと非常に異なる物質、並びに
数種の要素のみから成る物質のような可燃物をも含む。

非常に点火され易いユニットゴミの高い発熱力のため、
非常に変化に富む燃焼過程に対して最適な動作をなし得
る、炉の火格子が必要とされる。

このような炉の火格子は、例えば、本出願人による米国
特許第４３２０７１０号公報から公知である。該公報に
示す発明は、可燃物の流動方向に配置された水平方向又
は少し傾斜をなす火格子案内面、及び往復動作において
交互に固定され又は作動されるように配置された火格子
バー列を備えた炉を白′している。作動する火格子バー
列は、モータによる持上げ駆動により往復動作が行なわ
れ、該動作においてトーションバー回りの軸回転がなさ
れ、これにより前記火格子バー列を回転させる。

適当に隣合って配置された作動する火格子バー列は、互
いに反対方向への作動をなし、固定された火格子バー列
と互い違いになる。このことは、可燃物の前進移動を導
くだけでなく、可燃物の連続的な攪拌及び循環を導く。

火格子バー列の駆動は連続的に調整可能であり、緩やか
で連続的な作動が可能である。水平方向又は少し傾いた
火格子案内面は、全高を低く抑えるだけでなく、火格子
下側の領域における部品の補修を不要にする。

必要な一次可燃空気は、火格子に沿う空気ゾーンとして
作用をなす垂直に貫通したホッパー下部から火格子を経
て供給される。比較的高い空気圧に適応する火格子の高
度なシーリングにより火格子の下側とゴミを置く床との
間に圧力差が発生するため、極度に規則正しい空気分配
が、可燃物の層の密集状態にあまり影響されずに火格子
全幅に渡って得られ、これにより、焼却具合を悪化させ
る、ゴミの層の燃焼が偏ることを防止する。

この公知の炉の火格子は、多くの装置において満足な結
果を示している一方、分離困難なゴミが高い発熱力を生
成することによりその使用には限界を酊する。このこと
は、更に性能向−にを図るための重要な点である。

発明の概要本発明の目的は、前述されたタイプの焼却装置を更に発
展させ、高い発熱力を発生する分離困難なゴミを問題な
く焼却し得る装置及びその作動方法を提供することにあ
る。この焼却装置では、ゴミの容易な点火が防止され、
炭化ガスの形成が停止され、且つこのことが汚染物質の
生成に関し良好な影響を与える。

本発明によれば、この問題は、炉の火格子を更に複数の
火格子領域に分割し、可燃物の供給装置に接続された可
燃物の受入れ側に続く最初の火格子領域において、前記
火格子バー列の少なくとも一部が一次空気の燃焼室への
空気出口を備えずに構成されることにおいて解消されて
いる。。このように、ユニットゴミは非常に点火され易
いにも拘らず、供給装置から火格子への移動の際に強い
火炎が形成されない。この強い火炎の形成は高度な燃焼
効果を得るための前提条件を満たすものである。

また、本発明は、可燃物の最適な焼却を可能にする方法
に関し、該方法は、可燃物の受入れ側にあり且つ炉チャ
ンバへの、空気出口の無い火格子バー列が少なくとも、
燃焼室の火格子の下側領域から供給される一次空気によ
り強制冷却されることを特徴とする。適切には、可燃物
の受入れ側の火格子バー列の冷却により加熱された一次
空気は、燃焼室への空気出口を有する火格子バー列を備
えた火格子領域に供給される。

実施例以下、本発明実施例につき添付図面を参照しつつ説明す
る。

本発明は、ユニットゴミの点火が容易なため、供給装置
から火格子へゴミを移動する際、初期的に発生する激し
い火炎を火格子領域に均一に分配することができれば、
公知の燃焼装置の最適化が達成され得るという考えに基
づくものである。本発明の実施例に係る装置を第１図及
び第２図に示す。

第１図に示す焼却装置は、実質的に水平方向の炉の火格
子（２）を何する燃焼室（１）を備えている。煙道ガス
の燃焼に必要な二次空気は、矢印（１４）の方向から炉
の燃焼室（１）に供給される。炉の火格子（２）は、例
えばユニットゴミなどの焼却されるべき可燃物（３）が
、その上で積み」二げられ、図外の搬出用シャフトに移
動される格子案内面を形成している。可燃物（３）は、
供給用シャフト（４）により導入され、且つ該シャフト
（４）の底部に配置された供給装置（５）により、供給
用開口（６）を通過して急勾配をなす落下部（７）を経
て一定ｍずつ炉の火格子（２）に搬入される。矢印の方
向（８）において、火格子（２）は連続的に配置された
火格子バー列を有し、移動するバー列（１０−）及び固
定されたバー列（１０）が交互に設けられている。火格
子（２）及び供給装置（５）は、図外のベース（１１）
に支持されている。前記急勾配をなす落下部（７）は、
傾斜をなすシュート（９）の形状に変更することができ
る（第２図参照）。

炉の火格子（２）は、ローマ数字により順に示される複
数の火格子領域（１２）に細分割されている。火格子（
２）の下に配された火格子下部の領域（１３）は、前記
火格子領域（１２）に対応し、該領域（１３）を通過し
て一次空気が個々の火格子領域（Ｉ）、（ｎ）等に、火
格子（２）上の可燃物（３）の燃焼のために別々に供給
される。

火格子領域へ一次空気を付与することは、個々に行なわ
れ得る。

供給装置（５）に隣接した火格子の下部領域（１３）は
、特殊な構造として形成されている。

火格子領域（ＩＩ）、（ＩＩＩ）等の場合における矢印
（１５）で示された一次空気の進入は、火格子の下部領
域（１３）に対して直接行なわれ、且つ炉の火格子（２
）の頂上部において小さな矢印（１６）で示されたよう
に、火格子バー列（１０）を通過し、その上に横たわる
可燃物（３）の層に至る。

火格子領域（Ｉ）においては、空気は排出されない。火
格子下部の領域（１３）に進入した一次空気（１５）は
、供給装置（５）側の偏向板（１７）により上方に偏向
され、火格子バー列の底部に流出し、火格子領域（Ｉ）
の列（１０）を冷却する。この冷却の際の熱交換により
加熱された一次空気は、火格子下部の領域（１３）側に
配された別の偏向板（１８）を通過し、接続ライン（１
９）により火格子領域（ｍ）の火格子下部の領域（１３
）に導入される。本実施例の焼却装置の性能及び寸法を
変更することにより、火格子領域（Ｉ）における火格子
バー列（１０）を冷却するために利用された冷却用空気
を別の火格子領域、例えば領域（ＩＩ）、（ｒＶ）に導
入することができる。また、前記冷却用空気を二つ又は
それ以上の別の火格子領域に通過させることができる。

空気出口の無い火格子バー列を有する特殊構造をなす火
格子の層が最初の火格子領域（−Ｉ　）に使用されるこ
とにより、該火格子領域（Ｉ）に供給され火格子の冷却
用に主として利用される空気は、次の火格子領域に於い
て利用され得るので、炉の火格子（２）の面全体に渡る
溶損は均一である。

炉の火格子を複数の火格子領域に分割することにより、
火格子の長手方向に沿う燃焼の順に対応し燃焼空気の計
画的供給を行なうことができる。可燃物の前進及び攪拌
は、個々の火格子領域の火格子バー列の動作の昇降速度
を種々異なるものとすることにより達成される。

第２図に示す焼却装置は、本質的に第１図のものと同じ
構成要素を有し、同じ参照番号は同じ部分を示している
。主な違いは、供給装置（５）に直接続く火格子領域（
Ｉ）が、空気の出口のない火格子バー列を備えているだ
けでなく、空気出口（１６）のある火格子バー列をも備
えていることである。第１図に示す焼却装置の場合と同
様、−次空気（１５）は、偏向板（１７）により案内さ
れ、空気出口の無い火格子バー列の下側を通り、実質的
に空気出口（１６）を有する火格子バー列（１０）を通
過し炉の火格子（２）上の可燃物（３）の層に与えられ
る。火格子領域（Ｉ）がこのような構造の場合、空気比
「１のＪｊｉ［い火格子バー列」二におけるような、加
熱された冷却空気を他の火格子領域に移動さけるための
偏向がなされない。

加熱された冷却空気は、最初の火格子領域（Ｉ）の空気
出口（１６）を有する火格子バー列を通過し可燃物の層
に至る。

他の違いは、供給装置（５）と火格子領域（Ｉ）の最初
の火格子バー列との間に、傾斜をなすシューＩ−（９）
があることである。しかし第１図の焼却装置に備えられ
ている急勾配の落下部（７）も使用され得る。

第２図に示される焼却装置の構造も、可燃物の均一な溶
損をもたらし得る。この均一な溶損の結果、火床におけ
る温度の局部的な高温箇所の出現が避けられ、炭化ガス
の形成が防止される。このゆえに、この燃焼装置は、発
熱力の高いゴミ若しくはゴミから作られたＢＲＡＭＳＲ
ＤＦ、ＦＬＵＦＦ等のようなユニットゴミ及び他の発熱
力の高い燃料を燃焼させるために、比較的限定された費
用により装着され得る。

第３図及び第４図に示され得るように、欠格−ｆ領域（
Ｉ）に使用されているような空気り旧１の無い火格子バ
ー列（１０）は、空気比］］を有する火格子バーに類似
の形状を６１ｉえている。それゆえに、す法の変更をせ
ずに、空気出口を白′する火格子バー列を空気出口の無
い火格子バー（２ｏ）と交換することかでさる。第３図
に示され得るように、火格子バー（２０）は、火格子バ
ー面（２１）を備え、該面下側に間隔をおいて二つの冷
却リブ（２２）が配置されている。該リブは、複数の火
格子バー（２０）が共に保持され得る結合リブ（２４）
を収納するだめの二つの穴（２３）を有している（第３
図参照）。このことは、火格子（２）を形成している火
格子バー（２０）の幅全体を共にクランプ保持すること
を可能にし、これにより、前記バーの間には実質的に間
隙がない。

炉の火格子（２）は、欠格ｆ−の側板（３０）により、
固定された火格子下側のブラケット（２５）と境界をな
し、前記固定されたバー列（１０）の場合、前記ブラケ
ッ！（２５）のエツジ（２６）に、最も外側の火格子バ
ー（２０）の冷却リブ（２２）が係止されている。この
ことは、また、最も外側の火格子バーと火格子の側板（
３０）との間隙を小さくする。偏向板（１７）を通過し
」１昇する一次空気は、第３図において矢印（１５）に
より示される。第４図は、火格子バー表面（２１）が前
記燃焼室側においてアーチ（２７）を備えていることを
示し、該アーチ（２７）は支持シュー（２８）に連続し
ている。火格子バー（２１）の後端には図外のホルダー
に収納されるための支持部材（２９）が０１１えられて
いる。往復動作する火格子バー列の場合、前述されたよ
うに、この欠格ｆバーボルダ−は、バーの動作のために
往復作動される。

【図面の簡単な説明】

図は、本発明実施例に係る焼却装置を示し、第１図は一
部を図式的に示す縦断面図、第２図は他の実施例の縦断
面図、第３図は第１図及び第２図の火格子の横断面図、
第４図は空気比［］の無い火格子の縦断側面図である。（１）・・・・・・・・・燃焼室（２）・・・・・・・・・炉の火格子（３）・・・・・・・・・可燃物（４）・・・・・・・・・供給用シャフト（５）・・・
・・・・・・供給装置（６）・・・・・・・・・供給用開口（７）・・・・・・・・・急勾配をなす落下部（９）・
・・・・・・・・傾斜をなすシュート（］０）、（１０
””）・・・火格子バー列（１５）・・・・・・−次空
気（１６）・・・・・・空気出口（１７）、（１８）・・・・・・偏向板・・・・・・火
格子バー（以上）ｉｇ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）燃焼室に配置された火格子バー列より形成された
炉の火格子を有し、前記燃焼室の上流側において可燃物
受入れ側に供給装置が配置され、前記燃焼室において可
燃物が炉の火格子に供給され、該火格子上に載置された
前記可燃物を焼却するのに必要な一次空気としての燃焼
空気を該火格子が燃焼室の下側領域から受取り、可燃物
、特に廃棄物又はゴミを焼却するための焼却装置であっ
て、前記炉の火格子を更に複数の火格子領域に分割し、
可燃物の供給装置に接続されている受入れ側に位置する
最初の火格子領域において、火格子バー列の少なくとも
一部が、燃焼室に至る一次空気の出口無しに構成されて
いることを特徴とする前記焼却装置。
（２）空気出口の無い前記火格子バー列の下方に、受入
れ側に位置する最初の火格子領域から該領域に続く複数
の火格子領域の一つへ接続をなす空気接続ラインが配置
されていることを特徴とする請求項１に記載の焼却装置
。
（３）前記最初の火格子領域下方に配置された火格子の
下側領域において、火格子バー列下方に直接、強制的に
流すために空気出口を有するか又は空気出口の無い火格
子バー列の下に一次空気を供給するための偏向板が備え
られていることを特徴とする請求項２に記載の焼却装置
。
（４）空気出口の無い火格子バー列に係る前記最初の火
格子領域の火格子下側領域の端部に、前記最初の火格子
領域が前記接続ラインに至る一次空気の確実な移動をな
す偏向板が備えられ、強制的な空気流が、前記火格子バ
ー列真下の前記偏向板の間に形成されることを特徴とす
る請求項３に記載の焼却装置。
（５）前記供給装置に隣接した最初の火格子領域におい
て、前記火格子バー列の少なくとも一つが一次空気のた
めの空気出口無しで構成されていることを特徴とする請
求項１又は２に記載の焼却装置。
（６）前記最初の火格子領域において、火格子バー列の
全てが燃焼室への空気出口無しに構成されていることを
特徴とする請求項５に記載の焼却装置。
（７）前記最初の火格子領域の受入れ側に位置する火格
子バー列のみが、空気出口無しに構成されていることを
特徴とする請求項５に記載の焼却装置。
（８）前記接続ラインが、下流側の火格子領域の一つ又
は複数へ導かれていることを特徴とする請求項６に記載
の焼却装置。
（９）前記供給装置と炉の火格子との間の急勾配をなす
箇所に傾斜をなすシュートが備えられていることを特徴
とする請求項１に記載の焼却装置。
（１０）燃焼室への空気出口無しに構成された最初の火
格子領域の少なくとも受入れ側に位置する格子バー列が
、前記燃焼室の火格子下側から供される一次空気により
強制冷却されることを特徴とする、燃焼室に配置された
火格子バー列を有する火格子を備えた焼却装置の作動方
法。
（１１）空気出口の無い火格子バー列が前記最初の火格
子領域にある場合、加熱された空気が、燃焼室及び／又
は下流側の火格子領域の一つ若しくは複数への空気出口
を有する最初の火格子領域の火格子バー列に供給される
ことを特徴とする請求項１０に記載の作動方法。