【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]
本発明は2層からなる単体溶液でありながら(i)
ネイルラツカー塗布前の爪表面の清浄化機能、お
よび(ii)ネイルラツカー除光時の除光機能に加えて
(iii)油分補給のトリートメント機能をそれぞれ独立
に行う事のできる除光液に関する。
従来、ネイルラツカー除光液はニトロセルロー
ス主体のネイルラツカーを溶解させる必要上、主
にアセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、
酢酸エチル、酢酸ブチル等の酢酸エステル類やエ
チルセルソルブ等を基材とし、希釈剤としての各
有機溶媒により構成されてきた。しかしながら、
その溶解力は除光液の主たる機能である除光作用
とは裏腹に爪表面のみならず爪甲内の爪生理上必
要な油分と水分等も過剰に抽出・除去してしま
い、爪の光沢を失つたり爪をもろくする等の弊害
があつた。
その為、現在市場にある除光液は若干の油分と
水分を添加する事により、爪への障害をある程度
防いではいるが、未だ十分なトリートメント作用
を持つものは無い。
すなわち、十分なトリートメント効果を期待し
て不用意に油分を増量すればネイルラツカーの溶
解力を悪くし、除光効果が減少してしまうと同時
に、除光後爪表面に過剰の油分が残つて感触的に
良くないばかりか、ネイルラツカーが油分にはじ
かれて均一に塗布出来ない等の問題が生じる。
また一方、水分の不用意な増量は除光作用を減
少させるのみならず、油分の析出・分離を引き起
こし、外観上好ましくないものになりがちであ
る。
この様に現在市場におけるリムーバーは油分・
水分の同時増量には、おのずと限界があつた。そ
こで、トリートメント効果を積極的に唱う必要の
あるものは、除光液類とは別にトリートメント料
として市場に提供されている。したがつて従来は
(1)爪表面の余分な油分や汚れを除去してネイル
ラツカー塗布の下地を整える(クレンジング作
用)為に使用する時と、不用となつた塗布ネイ
ルラツカー被膜の除去の為に除光する時には、除
光液を用い、(2)除光後の爪へのエモリエント効
果を得る為に別途求めたクリーム状、乳液状、ロ
ーシヨン状、オイル状、ゼリー状等のネイルトリ
ートメント料を使わなければならない(1)と(2)の2
重手間があつた。
そこで本発明は単体溶液でありながら(i)爪表面
の清浄(ii)除光(iii)トリートメントの3種の用途に使
い分けることのできるようにしたものであり、そ
の構成は、主成分としてアセトン、水、油分を有
し、アセトン:水=95:5〜80:20の重量比を有
するアセトン水溶液に0.5〜10.0重量%の油分を
含有することを特徴とする。
以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明す
る。
本発明の除光液はアセトン、水、油分を主成分
とする。一般に、ニトロセルロースを主体とする
ネイルラツカーを溶解する溶剤の一種としてケト
ン類が用いられるが、本発明においては更に除光
液を2層からなる単体溶液とするため水との親和
性を考慮してアセトンを用いる。アセトンと水と
の量比はアセトンを80〜95重量%、水を20〜5重
量%程度とするのがよい。ここでアセトンが多過
ぎるとオイル分の溶解能が高まるため、除光液が
2層に分離しない。一方ネイルラツカーを溶解す
る作用は主にアセトンによるためアセトンの量が
過少で水分が多過ぎるとネイルラツカーを溶解す
る能力が低下する。次に除光液自体に油分補給の
トリートメント機能を付加するためにアセトン水
溶液に対し0.5〜10.0重量%程度の油分を含有す
る。ここで油分が少な過ぎるとトリートメント効
果が不充分となり、他方、油分が多過ぎるとネイ
ルラツカーを溶解する作用が低下し、ネイルラツ
カーが爪の表面に残留するようになるので好まし
くない。更に、油分としてはアセトン水溶液系の
中で沈降するために比重がその時アセトン水溶液
よりも大なる値をもつ必要がある。例えば95%ア
セトン水溶液の場合は、油分の比重は0.80以上、
90%アセトン水溶液の場合は0.82以上、80%アセ
トン水溶液の場合は0.85以上である事が必要であ
る。また同時に、アセトン水溶液100ml中に対す
る溶解度が常温において5g以下である事も必要
である。
これに適合する油分として、オレイン酸オクチ
ルドデシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ホ
ホバ油、トリイソステアリン酸グリセリン、オリ
ーブ油、ヒマシ油エステル交換物等がある。用い
る油分基材を選択する事によつて、下層に層分離
した油分は、球状、楕円球状、台円状の各外観を
呈する事が出来る。必要ならば沈降した油分の形
状の安定化の為に、ジブチルヒドロキシトルエ
ン、γ−トコフエロール等の抗酸化剤の添加によ
り層分離油分の酸化防止を行う事が出来る。更に
層分離を明瞭に判別しうるよう上層のアセトン水
溶液又は下層の沈降油分をそれぞれ着色すること
が出来る。上層のアセトン・水・溶解油分の液層
を着色するには赤色227号、青色1号等の水溶性
色材を用いるとよい。又下層の沈降油分を着色す
るには緑色202号、橙色201号等の油溶性色材を用
いるとよい。尚着色を安定化するためウロカニン
酸、パラオキシ安息香酸エチル、2−2′−4テト
ラハイドロキシベンゾフエノン、サリチル酸エチ
レングリコール、メチル2・5ジイソプロピルケ
イ皮酸エステル等の紫外線カツト剤を添加する事
が出来る。さらに、2層分離した下層の油分の形
状をさらに安定化させる為に、塩化ナトリウム、
塩化カリウム、クエン酸ナトリウム、リン酸水素
ナトリウム、リン酸水素カリウム等の塩類の添加
による塩析作用及び系の比重調整作用を利用する
事が出来る。
以上のように本発明に係る除光液は静置状態に
おいては油分が沈降した2液層状をなす。これを
軽く振盪すると沈降油分は細分化された油滴状と
なつて分散する。また、静置の状態から静かに容
器を逆転させれば、沈降油分は容器口部へ静かに
沈降し集まる。
本発明の除光液は上記分層状態を利用して次の
3通りの使い方が出来る。
不要となつたネイルエナメルの除去、すなわ
ち除光時において、特にスピーデイーな除光を
する場合には、静置状態の容器を静かに傾け、
上部液層の(溶解油分)−(水)−(アセトン)溶
液系1をコツトン4等に適量含浸して用いる
(第1図参照)。
通常の除光時においては容器を軽く振盪し、
容器底部へ沈降していた油分液層を微小な油滴
3として溶液全体に分散させ、これをコツトン
4等に含浸して用いる。この場合、比較的多量
の油分が爪表面の余分な油・ワツクス等と相互
に溶解してクレンジング作用を行うので上記
の場合より脱脂予防効果のある除光を行うこと
ができる(第2図参照)。
また、爪のエモリエント性を保たせる為に油
分の補給が必要な場合には静置状態のままコツ
トン4等で容器の口を抑えながら静かに容器を
逆転させ、沈降油分2が容器の口部へ静かに沈
降して大きな油滴となつたものをコツトン4等
に含浸して用いる(第3図参照)。この場合沈
降油分を選択的に取出すのでこれを爪に軽くマ
ツサージしながら塗布すればネイルトリートメ
ントとして用いることができる。
尚、この際、若干の(水)−(アセトン)系も混
入するが、これは爪表面上の汚れ等の若干の除去
に役立つ程度であり爪へのエモリエント効果を損
うほどではない。
以上説明したように本発明に係る除光液は、使
用者の要求に応じ自由に急速強力除光、通常
除光又はネイルトリートメントの選択が出来る
という機能を持つ。ここで上記3通りの使用が常
時可能となるよう除光液を使用した後は除光液が
速やかに上記2層状態に復元することが必要とな
る。即ち、の通常除光に供する為に1度振盪さ
れたものは微小油滴が分散した状態になるが、こ
の均一分散系状態が約1分間程度以上持続し、か
つ、静置状態に戻した場合には、1時間程度以内
に分層状態を保つことが望ましい。尚、油分の合
一、沈降が極めて速い場合には、十分に均一され
た系を、コツトン、ペーパー等の化粧用助材に含
浸出来ない為、の急速除光と類似の作用を営む
結果になつてしまう。また逆に均一分散状態が長
時間に及ぶ場合には、の急速除光もしくはの
トリートメント用として使用したい時にまた油分
が分散状態のままになり、またはの使用目的
に対して、十分な効果を発揮出来ない事もある
為、静置時と同様な状態に復帰するのに1時間程
度以内である事が望まれる。一般に油分を溶解さ
せたアセトン溶液中に、水を添加して行くと、あ
る時点で水−アセトンの親和力に排除された油分
が分離して来る。水分添加量が少ない時点では、
分離した油分は極めて少量部を占め、2液層分離
型とは言いがたく、静置状態の下層部を選択的に
取り出してトリートメント料として用いることは
できない。また逆に油分の全量が分離析出してし
まえば使用者が不用意に上層部を使用した時、ま
たは急速な除光を望んだ場合に、爪から、かなり
の脱脂をしてしまう事が考えられ好ましくない。
本発明は爪にエモリエント効果を与える、トリ
ートメント料としての作用と除光液としての作用
を同時に有するよう、アセトン:水:油分の組成
比についてその好適な組成範囲を実験のうえから
把握したものであり、その結果2液層分離型とし
て、外観的にも良好な除光液を得たものである。
次に本発明の実施例を示す。
第1表に示す組成比を有する本発明の除光液
○イ、○ロ、○ハと、従来の除光液A、B、Cとについ
て(i)急速除光、(ii)通常除光、(iii)トリートメント作
用の夫々について各種効果を比較したところ第2
表の結果が得られた。この結果から明らかなよう
に本発明の除光液は(i)急速除光、(iii)トリートメン
ト作用において従前の除光液では得られない顕著
な効果を有し、かつ(ii)通常除光においても優れた
効果を示していることが判る。
Although the present invention is a single solution consisting of two layers, (i)
In addition to the function of cleaning the nail surface before applying nail lacquer, and (ii) the removal function when removing nail lacquer.
(iii) Concerning a nail polish remover that can perform oil replenishment treatment functions independently. Conventionally, nail lacquer nail polish removers mainly contain ketones such as acetone, methyl ethyl ketone, etc. to dissolve nitrocellulose-based nail lacquer.
It has been composed of acetate esters such as ethyl acetate and butyl acetate, ethyl cellosolve, etc. as a base material, and various organic solvents as diluents. however,
Contrary to the nail removal action, which is the main function of nail polish remover, its dissolving power also excessively extracts and removes not only the nail surface but also the oil and moisture necessary for nail physiology within the nail plate, making the nail glossy. There were negative effects such as loss of nails and brittle nails. For this reason, nail polish removers currently on the market prevent damage to the nails to some extent by adding a small amount of oil and water, but there is still no product with sufficient treatment effects. In other words, if you carelessly increase the amount of oil in the hopes of getting a sufficient treatment effect, the dissolving power of the nail polisher will deteriorate, reducing the nail polish removal effect, and at the same time, excess oil will remain on the nail surface after polish removal, making it difficult to feel. Not only is this not good for the nail polish, but it also causes problems such as the nail lacquer being repelled by the oil and not being able to be applied evenly. On the other hand, an inadvertent increase in water content not only reduces the light removing effect but also tends to cause precipitation and separation of oil, resulting in an unfavorable appearance. In this way, the removers currently on the market are oil-based and
There was a natural limit to increasing water intake at the same time. Therefore, products that need to be actively promoted as having treatment effects are provided on the market as treatment fees separately from nail polish removers. Therefore, conventionally
(1) When using it to remove excess oil and dirt from the nail surface to prepare the base for nail lacquer application (cleansing action), and when removing the nail lacquer coating that is no longer needed, (2) In order to obtain an emollient effect on the nails after removing the nail polish, you must use a nail treatment agent in the form of a cream, emulsion, lotion, oil, jelly, etc., which is separately purchased.(1 ) and (2)-2
It was a lot of work. Therefore, although the present invention is a single solution, it can be used for three different purposes: (i) Nail surface cleaning, (ii) Nail removal, and (iii) Treatment.The main component is acetone. , water, and oil, and is characterized by containing 0.5 to 10.0% by weight of oil in an acetone aqueous solution having a weight ratio of acetone:water = 95:5 to 80:20. The present invention will be explained in detail below based on examples. The nail polish remover of the present invention mainly contains acetone, water, and oil. In general, ketones are used as a type of solvent to dissolve nail lacquer mainly composed of nitrocellulose, but in the present invention, the nail polish remover is made into a single solution consisting of two layers, taking into account its affinity with water. Use acetone. The ratio of acetone to water is preferably about 80 to 95% by weight of acetone and about 20 to 5% by weight of water. If there is too much acetone, the ability to dissolve the oil component will increase, and the nail polish remover will not separate into two layers. On the other hand, the action of dissolving nail lacquer is mainly due to acetone, so if the amount of acetone is too small and the amount of water is too high, the ability to dissolve nail lacquer will decrease. Next, in order to add a treatment function of oil replenishment to the nail polish remover itself, it contains about 0.5 to 10.0% by weight of oil based on the acetone aqueous solution. If the oil content is too low, the treatment effect will be insufficient, and on the other hand, if the oil content is too high, the effect of dissolving the nail lacquer will decrease and the nail lacquer will remain on the nail surface, which is not preferable. Furthermore, since the oil component will precipitate in the acetone aqueous solution system, its specific gravity needs to be larger than that of the acetone aqueous solution. For example, in the case of a 95% acetone aqueous solution, the specific gravity of the oil content is 0.80 or more,
For 90% acetone aqueous solution, it needs to be 0.82 or more, and for 80% acetone aqueous solution, it needs to be 0.85 or more. At the same time, it is also necessary that the solubility in 100 ml of acetone aqueous solution is 5 g or less at room temperature. Suitable oils include octyldodecyl oleate, octyldodecyl myristate, jojoba oil, glyceryl triisostearate, olive oil, and castor oil transesterified. By selecting the oil base material used, the oil separated into the lower layer can have a spherical, ellipsoidal, or trapezoidal appearance. If necessary, in order to stabilize the shape of the precipitated oil, the layer-separated oil can be prevented from oxidizing by adding an antioxidant such as dibutylhydroxytoluene or γ-tocopherol. Furthermore, the acetone aqueous solution in the upper layer or the precipitated oil in the lower layer can be colored, respectively, so that the layer separation can be clearly distinguished. To color the upper liquid layer of acetone, water, and dissolved oil, a water-soluble colorant such as Red No. 227 or Blue No. 1 may be used. In addition, to color the sedimented oil in the lower layer, it is recommended to use an oil-soluble colorant such as Green No. 202 or Orange No. 201. In addition, in order to stabilize the coloration, it is recommended to add UV-cutting agents such as urocanic acid, ethyl paraoxybenzoate, 2-2'-4 tetrahydroxybenzophenone, ethylene glycol salicylate, and methyl 2.5 diisopropyl cinnamate. I can do it. Furthermore, in order to further stabilize the shape of the oil in the lower layer separated into two layers, sodium chloride,
It is possible to utilize the salting-out effect and specific gravity adjustment effect of the system by adding salts such as potassium chloride, sodium citrate, sodium hydrogen phosphate, and potassium hydrogen phosphate. As described above, the nail polish remover according to the present invention forms a two-liquid layer in which the oil content is precipitated when left standing. When this is gently shaken, the precipitated oil becomes finely divided into oil droplets and dispersed. Furthermore, if the container is gently turned upside down from a standing state, the settled oil will quietly settle and collect at the mouth of the container. The nail polish remover of the present invention can be used in the following three ways by utilizing the above-mentioned layered state. When removing unnecessary nail enamel, that is, removing nail enamel, if you want to remove nail enamel quickly, gently tilt the container while it is still standing.
An appropriate amount of the (dissolved oil)-(water)-(acetone) solution system 1 in the upper liquid layer is impregnated into cotton 4 or the like for use (see Figure 1). During normal light removal, shake the container lightly.
The oily liquid layer that has settled to the bottom of the container is dispersed throughout the solution as minute oil droplets 3, and used by impregnating a cotton pad 4 or the like with this. In this case, a relatively large amount of oil dissolves with excess oil, wax, etc. on the nail surface and performs a cleansing action, making it possible to remove nails with a more preventive effect than in the above case (see Figure 2). ). In addition, if it is necessary to replenish the oil to maintain the emollient properties of the nails, gently turn the container upside down while holding the opening of the container with a tip 4 or the like while it is still standing, so that the precipitated oil 2 will be absorbed from the opening of the container. The oil that settles down gently and becomes large oil droplets is used by impregnating it into cotton 4 etc. (see Figure 3). In this case, since the sedimented oil is selectively extracted, it can be used as a nail treatment by applying it to the nails with a light pine surge. At this time, some (water)-(acetone) system is also mixed in, but this is only useful for removing some dirt on the nail surface and does not impair the emollient effect on the nail. As explained above, the nail polish remover according to the present invention has the function of allowing the user to freely select rapid and strong nail removal, normal nail removal, or nail treatment according to the user's request. Here, after using the nail polish remover, it is necessary to restore the nail polish remover to the above-mentioned two-layer state immediately so that the above three methods can be used at all times. That is, when a sample is shaken once for normal light removal, the minute oil droplets become dispersed, but this uniformly dispersed state lasts for about 1 minute or more, and the sample is returned to a stationary state. In such cases, it is desirable to maintain the separated layer state within about one hour. In addition, if the coalescence and sedimentation of oil is extremely rapid, a sufficiently homogeneous system cannot be impregnated into cosmetic aids such as cotton pads and paper, resulting in a similar effect to rapid light removal. I get used to it. On the other hand, if the uniformly dispersed state lasts for a long time, the oil will remain dispersed again when you want to use it for rapid light removal or treatment, and the oil will not be sufficiently effective for the purpose of use. Since there are some things that cannot be done, it is desirable that it takes less than about an hour to return to the same state as when it was left standing. Generally, when water is added to an acetone solution in which oil is dissolved, at some point the oil that was excluded due to the affinity between water and acetone will separate. When the amount of water added is small,
The separated oil component occupies a very small amount, and it cannot be said to be a two-liquid phase separation type, and the lower layer in a stationary state cannot be selectively extracted and used as a treatment material. On the other hand, if the entire amount of oil is separated and precipitated, there is a risk that a considerable amount of oil will be removed from the nail when the user carelessly uses the upper layer or when he/she desires rapid nail removal. I don't like it. The present invention has been made through experiments to determine the suitable composition range of acetone:water:oil so as to provide an emollient effect to the nails and simultaneously act as a treatment agent and a nail polish remover. As a result, a two-liquid layer separation type nail polish remover with good appearance was obtained. Next, examples of the present invention will be shown. Regarding the nail polish removers ○A, ○B, and ○C of the present invention having the composition ratios shown in Table 1, and the conventional nail polish removers A, B, and C (i) rapid light removal, (ii) normal light removal , (iii) Comparing the various effects of each treatment action, the second
The results in the table were obtained. As is clear from these results, the nail polish remover of the present invention has (i) rapid nail removal, (iii) remarkable effects in treatment action that cannot be obtained with conventional nail polish removers, and (ii) normal nail removal. It can be seen that it also shows excellent effects.
【表】【table】
【表】【table】
【図面の簡単な説明】[Brief explanation of drawings]
第1図第2図第3図は本発明の除光液の使い方
を示す説明図であり、図中、1……溶解油分を含
むアセトン水溶液、2……沈降油分、3……分散
油分、4……コツトンである。
FIG. 1, FIG. 2, and FIG. 3 are explanatory diagrams showing how to use the nail polish remover of the present invention. 4... It's a lot of things.