JPH02283851A - 多気筒エンジンの吸気構造 - Google Patents

多気筒エンジンの吸気構造

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JPH02283851A
JPH02283851A JP1106335A JP10633589A JPH02283851A JP H02283851 A JPH02283851 A JP H02283851A JP 1106335 A JP1106335 A JP 1106335A JP 10633589 A JP10633589 A JP 10633589A JP H02283851 A JPH02283851 A JP H02283851A
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JP
Japan
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cylinder
cylinders
intake
bank
banks
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Pending
Application number
JP1106335A
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English (en)
Inventor
Akira Kageyama
明 陰山
Toshiharu Masuda
益田 俊治
Takafumi Teramoto
寺本 隆文
Tatsuya Uesugi
達也 上杉
Toru Shiraishi
徹 白石
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B75/22Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
    • F02B75/224Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement with cylinders in fan arrangement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、クランクシャフト方向に延びる3つのバンク
を有する多気筒エンジンにおける吸気系の構造に関する
(従来の技術) 今日、自動車用エンジンにおいては、その高級化を図る
目的で気筒数を多くする多気筒化を進めることが行われ
ている。しかし、このように気筒数が多くなると、複数
の気筒を直列に配置する直列型エンジンでは、そのクラ
ンクシャフト方向の長さが長くなり、エンジン全体の大
きさを小さくするコンパクト化が困難である。他方、気
筒の半分をV字形のバンクに配置したいわゆるV型エン
ジンでは、直列型エンジンに比ベエンジンの全長を短く
することができるが、気筒数がさらに増加すると、その
エンジンの全長を短くするのに限度がある。
そこで、従来、こうして気筒数が増加したときに採用さ
れるエンジンとして、例えば米国特許節2.722,9
23号に開示されるように、バンク数を3つとし、その
各バンクに気筒を分散して形成するW型エンジンと呼ば
れるものが知られている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、一般に、多気筒エンジンにおいて、各気筒の
吸気行程初期に生じる吸気脈動を利用し、その圧力波を
各気筒に作用させて吸気を過給するいわゆる動的過給を
行う場合、その過給効果を得るためには、吸気行程の隣
り合わない気筒の吸気通路同士を集合させて気筒間の吸
気干渉を小さくする必要がある。
しかし、上記の如きW型エンジンでは、バンクが3つあ
るので、各気筒の吸気通路やその集合部の配置レイアウ
トが複雑になり、それらの配置如何によっては吸気系の
大きさが大きくなる虞れがある。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その目的は
、上記したW型12気筒エンジンにおける気筒の点火時
期を特定し、かつその点火時期を利用して吸気系の構造
を限定することにより、W型12気筒エンジンにおける
吸気の動的過給をコンパクトな吸気系レイアウトで得よ
うとすることにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的の達成のために、請求項(1)に係る発明では
、クランクシャフト方向に延びる左右及び中央の3つの
バンクを有し、各バンクに4つの気筒が直列に配設され
た多気筒エンジンにおいて、上記複数の気筒の点火順序
を3つのバンクで気筒か順番に交互に点火されるように
構成する。そして、各バンクの気筒を点火順序の隣り合
わない気筒同士でグループ化して、この各気筒グループ
の気筒の吸気通路を互いに集合させる。
また、吸気系の大きさをさらにコンパクト化するために
、中央のバンクにおける2つの気筒グループの気筒の吸
気通路をそれぞれ中央バンクの左右両側に延設する。
(作用) 上記の構成により、請求項(1)に係る発明では、W型
12気筒エンジンにおける複数の気筒の点火順序が3つ
のバンクの気筒で順番に交互に点火されるように構成さ
れ、その各バンクの点火順序の隣り合わない気筒の吸気
通路同士が互いに集合されているので、その吸気通路の
集合している気筒間では吸気脈動の影響が少なくなり、
よって吸気脈動を利用する吸気の動的過給効果を有効に
得ることができる。
また、各バンクの気筒が点火順序の隣り合わない気筒同
士でグループ化されて、その各気筒グループの気筒の吸
気通路同士が集合されているので、吸気通路が各バンク
毎に2つずつまとめられることとなり、よってW型12
気筒エンジンであってもその吸気系の大きさをコンパク
トにすることができる。
そして、請求項(2に係る発明では、中央のバンクにお
ける2つの気筒グループの気筒の吸気通路が中央バンク
の左右両側に振り分けられているので、中央バンクの気
筒の吸気通路が左右に分散して、吸気系の大きさをさら
にコンパクト化することができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図において、1は本発明の実施例に係るW
型12気筒エンジンであって、このエンジン1は前後方
向(クランクシャフト方向)に延びる左右及び中央の3
つのバンク2〜4を有する。
また、このエンジン1は、第3図に示すようにシリンダ
ブロック5と、該シリンダブロック5の各バンク2〜4
部分の上面に接合された3つのシリンダヘッド6〜8と
を基本的な構成要素として備えてなり、シリンダブロッ
ク5の下端には4つのクランクビン9a、9a、・・・
(1つのみ図示する)を有するクランクシャフト9が回
転自在に支承されている。上記中央バンク2は本発明で
いう中間バンクを構成するもので、このバンク2は鉛直
面に沿って延び、この中央バンク2に対し左側バンク4
は左側(第3図では右側)に60″傾斜し、右側バンク
3は右側(同左側)に60″傾斜している。上記中央バ
ンク2には前側(第2図で左側)から順に第1気筒10
a1第4気筒10d1第7気筒10g及び第10気筒1
0jの4つの気筒が形成されている。また、同様に、右
側バンク3には第2気筒10b1第5気筒10e1第8
気筒10h及び第11気筒10にの4つの気筒が、また
左側バンク4には第3気筒10C1第6気筒10f、第
9気筒10i及び第12気筒IONの4つの気筒がそれ
ぞれ形成されている。この各気筒10a〜ION内には
ピストン11が往復動可能に嵌装され、このピストン1
1はコンロッド12を介して上記クランクシャフト9に
連結されている。
その場合、各バンク2〜4の前端に位置する第1気筒1
0a〜第3気筒10c同士がまとめられ、その内部のピ
ストン11,11.・・・に連結されたコンロッド12
.12.・・・はクランクシャフト9の前端のクランク
ビン9aに順に直列に連結されている。また、図示しな
いが、同様に、各バンク2〜4の前から2番目に位置す
る第4気筒10d〜第6気筒10f内のピストン11.
11.・・・はクランクシャフト9の前から2番目のク
ランクビン9aに、また各バンク2〜4の前から3番目
に位置する第7気g?110g〜第9気筒10i内のピ
ストン11,11.・・・はクランクシャフト9の前か
ら3番目のクランクビン9aに、さらに前から41目(
後端)に位置する第10気筒10j〜第12気筒10f
i内のピストン11,11.・・・はクランクシャフト
9の前から4番目の(後端)クランクビン9aにそれぞ
れ連結されている。そして、このようなピストン11,
11.・・・とクランクシャフト9との連結構造により
、上記中央バンク2は右側バンク3よりも前側に相対的
に偏位し、かつ該右側バンク3は左側バンク4よりも前
側に相対的に偏位している。
上記12の気筒10a〜IORの点火順序(吸気順序)
は第1気筒1Oa、第12気筒10g1第5気筒108
1第7気筒Log、第6気筒10f1第2気筒10b1
第10気筒10j1第3気筒10 c S第8気筒10
h、第4気筒10d1第9気筒10 h s第11気筒
10にの順に設定されている。この気筒10 a〜IO
Nの点火順序をバンク2〜4毎にまとめると下記の表の
とおりとなり、上記3つのバンク2〜4における各気筒
10a〜10fIが中央バンク2、左側バンク4及び右
側バンク3の順に順番に交互に点火されるように構成さ
れている。
上記各シリンダヘッド6〜8には各気筒10a〜ICH
l内燃焼室内の吸気に点火する点火プラグ13を取り付
けるためのプラグホール14,14゜・・・が略気筒中
心線上位置に開口されている。また、各シリンダヘッド
6〜8には、吸気通路の一部を構成しかつ下流端が各気
筒10a〜10Ω内燃焼室に臨む吸気ボート15,15
.・・・と、排気通路の一部を構成しかつ上流端が各気
筒10a〜10g内燃焼室に臨む排気ポー)17,17
.・・・とが貫通形成されている。そして、左側バンク
4における気筒10c、10f、10i、IONの吸気
ボート15.15.・・・はシリンダヘッド8の右側側
面(中央バンク2への対向面)に、排気ポート17.1
7.・・・は同左側側面つまりエンジン1の外側にそれ
ぞれ開口している。一方、右側バンク3における各気筒
10b、10e、10h、10にの吸気ポート15,1
5.・・・はシリンダヘッド7の左側側面(中央バンク
2への対向面)に、排気ボート17,17.・・・は同
右側側面つまりユ、ンジン1の外側にそれぞれ開口して
いる。また、第4図に示す如く、中央バンク2における
各気筒10a、10d、10g、10jのうち、バンク
2の前後端に位置する第1気筒10a及び第10気筒1
0jの吸気ボート15.15はシリンダヘッド6の左側
側面(左側バンク4への対向面)に、排気ポート17.
17は同右側側面(右側バンク3への対向面)にそれぞ
れ開口している一方、前後中間に位置する第4気筒10
d及び第7気r:rJlogの吸気ボート15.15は
シリンダヘッド6の右側側面(右側バンク3への対向面
)に、排気ポート17.17は同左側側面(左側バンク
4への対向面)にそれぞれ開口している。16は吸気ポ
ート15の下流端を開閉する吸気弁、18は排気ポート
17の上流端を開閉する排気弁である。
上記中央バンク2と右側バンク3との間の空間には、ク
ランクシャフト方向に互いに平行に延びる3つの右側サ
ブサージタンク19〜21かそれぞれ左右方向に並んで
配設されている。これらサージタンク19〜21は、第
5図及び第7図に示すように、クランクシャフト方向に
延びる1つの中空容器の内部を2つの隔壁25.26に
よって区画形成してなるもので、各々の前端は閉塞され
ている。
そして、これらのサブサージタンク19〜21のうち、
左右中央のサージタンク19には上記右側バンク3にお
ける第2気筒10b及び第11気筒10にの各吸気ポー
ト15.15に連通ずる2本の吸気マニホールド27.
27が、また左端のサージタンク21には同バンク4に
おける第5気筒10e及び第8気筒10hの各吸気ポー
ト15゜15に連通ずる2本の吸気マニホールド27,
27が、さらに右端のサージタンク2oには上記中央バ
ンク2における第4気筒10d及び第7気筒10gの各
吸気ボート15,15に連通する2本の吸気マニホール
ド27.27がそれぞれ接続されている。
一方、中央バンク2と左側バンク4との間には上記右側
サージタンク19〜21と同じ構造の3つの左側サブサ
ージタンク22〜24が配設されている。すなわち、第
6図に示す如く、この左側サージタンク22〜24の前
端は閉塞され、その左右中央のサージタンク22には上
記左側バンク4における第3気筒10c及び第12気筒
10gの各吸気ボート15.15に連通ずる2本の吸気
マニホールド27.27が、また右端のサージタンク2
3には同バンク4における第6気筒10f及び第9気筒
IQiの各吸気ボート15.15に連通ずる2本の吸気
マニホールド27.27が、さらに左端のサージタンク
24には上記中央バンク2における第1気筒10a及び
第10気筒10」の各吸気ボート15.15に連通ずる
2本の吸気マニホールド27.27がそれぞれ接続され
ている。
すなわち、以上の吸気系の構造が本発明の特徴とする部
分であり、例えば中央バンク2に限定してみると、その
4つの気筒10a、10d、10g、10jは第1気筒
10a、第7気筒10g。
第10気筒10j及び第4気筒10dの順で点火される
が、これらは点火順序の隣り合わない気筒同士がまとめ
られて、第1気筒10a及び第10気筒10jからなる
一方のグループと、第4気筒10d及び第7気筒10g
からなる他方のグループとの2つの気筒グループに分け
られている。そして、上記一方の気筒グループの第1及
び第10気筒10a、10jの吸気通路(吸気マニホー
ルド27.27)は左側サブサージタンク24において
互いに集合され、他方の気筒グループの第4及び第7気
筒10d、Log’の吸気通路は右側サブサージタンク
20において互いに集合されている。また、これと同様
に、右側バンク3及び左側バンク4においても、その各
々についてみると、4つの気筒が点火順序の隣り合わな
い気筒同士でグループ化されていて、この各気筒グルー
プの気筒の吸気通路がサブサージタンク19,2122
.23において互いに集合されている。
上記各シリンダヘッド6〜8の後側、すなわち中央バン
ク2の左右両側バンク3.4に対する位置ずれ方向と反
対側には、上記各サブサージタンク19〜24とそれら
に接続された吸気マニホールド27,27.・・・とに
吸気を分配するための吸気集合部としてのメインサージ
タンク29が配設されている。このサージタンク29は
シリンダヘッド6〜8の配置方向に沿って略左右方向に
延びる円弧形状の中空容器からなるもので、その後面の
左右中央部には開口(図示せず)が形成され、この開口
は、内部に2つのスロットル弁30.30を有するスロ
ットルボディ31を介してエアクリーナ32に接続され
ている。
そして、このメインサージタンク29は上記各サブサー
ジタンク19〜24にそれぞれ独立的に連通されている
。このメインサージタンク29と各サブサージタンク1
9〜24との間には両者間の吸気通路の断面積を大小の
2段階に変える可変吸気機構33が配設されている。こ
の可変吸気機構33は、第5図及び第7図に示すように
、メインサージタンク29とサブサージタンク19〜2
4とを並列に連通ずる1次及び2次吸気通路3435を
有し、1次吸気通路34は2次吸気通路35の下側に位
置し、その通路断面積は2次吸気通路35よりも小さく
されている。そして、上記2次吸気通路35には同吸気
通路35を開閉する蝶弁からなるシャツタ弁36が配設
されており、各気筒10a〜IONの吸気行程の開始に
伴って吸気ボート15付近で発生した吸気の負圧波を上
流側に伝播させてメインサージタンク29内で正圧波に
反転させ、その正圧波を元の気筒10a〜10gの吸気
行程終期に作用させることにより、吸気を過給する動的
過給を行うとともに、上記シャツタ弁36をエンジン回
転数に応じて開閉することで吸気通路の断面積を変えて
吸気の動的過給の同調回転数を2段階に変化させ、エン
ジン1の低回転域ではシャツタ弁36を閉じてメインサ
ージタンク29とサブサージタンク19〜24とを1次
吸気通路33のみで連通させることにより、吸気通路の
断面積を小さくして同調回転数を低くする一方、高回転
域ではシャツタ弁36を開いて両サージタンク29.1
9〜24を1次吸気通路34のみならず2次吸気通路3
5でも連通させることにより、吸気通路断面積を大きく
して同調回転数を高くするようになされている。
さらに、上記各気筒10a〜1047の吸気ボート17
にはそれぞれ排気通路の一部を構成する排気マニホール
ド28が接続されている。そして、第8図に示すように
、上記左側バンク4の第3気筒10c及び第12気筒1
0pの排気ポート17゜17にそれぞれ接続された排気
マニホールド28゜28の下流端は互いに集合されてい
る。以下、同様に、第6気筒10f及び第9気筒10i
に連通ずる排気マニホールド28.28の下流端同士、
右側バンク3の第2気筒10b及び第11気筒10kに
連通ずる排気マニホールド28.28の下流端同士、及
び第5気筒10e及び第8気筒10hに連通する排気マ
ニホールド28.28の下流端同士はそれぞれ互いに集
合されている。以上の構造によって、左右両側バンク3
.4の気筒の排気通路は両側バンク3,4の外側に延設
されている。
また、上記中央バンク2前端の第1気筒10aの排気ポ
ート17に接続された排気マニホールド28は上記中央
バンク2と右側バンク3との間の空間において吸気マニ
ホールド27,27.・・・の下方を後方に延び、その
後端は上記メインサージタンク29の下方に位置してい
る。一方、中央バンク2後端の第10気筒10jの排気
ポート17に接続された排気マニホールド28は上記第
1気筒10aの排気ポート17に連通する排気マニホー
ルド28の途中に集合されている。
また、中央バンク2の前後中間に位置する第4気筒10
dの排気ポート17に接続された排気マニホールド28
は上記中央バンク2と左側バンク4との間の空間におい
て吸気マニホールド2727、・・・の下方を後方に延
び、その後端は上記メインサージタンク29の下方に位
置している。また、上記第4気筒10d後側の第7気筒
logの排気ポート17に接続された排気マニホールド
28は上記第4気筒10dの排気ポート17に連通ずる
排気マニホールド28の途中に集合されている。
したがって、上記実施例においては、エンジン1の運転
中、各気筒10a〜10fiに吸込まれる吸気の脈動に
よる動的効果によって吸気が過給される。すなわち、各
気筒10a〜IOJの吸気行程の開始に伴って吸気ボー
ト15付近で発生した吸気の負圧波がサブサージタンク
19〜24内の吸気通路を上流側に伝播してメインサー
ジタンク29内で正圧波に反転し、その正圧波は下流側
に戻って元の気筒10a〜1047の吸気行程終期で吸
気弁16が閉じる直前に作用し、このことにより吸気が
過給される。そして、可変吸気機構33における各シャ
ツタ弁36がエンジン回転数に応じて開閉され、エンジ
ン1の低回転域では、シャツタ弁36か閉じてメインサ
ージタンク29とサブサージタンク19〜24とは1次
吸気通路34のみで連通される。このことにより、吸気
通路の断面積が小さくなって上記吸気の動的過給の同調
回転数が低く設定される。このため、第9図に実線にて
示すように、エンジン1の低回転域での気筒10a〜I
CDIに対する吸気の体積効率ηが増大し、低回転域で
の出力トルクを増大させることができる。一方、エンジ
ン1の高回転域では、シャツタ弁36が開いて両サージ
タンク29,19〜24が1次吸気通路34のみならず
2次吸気通路35でも連通される。このことにより吸気
通路の断面積を大きくなって動的過給の同調回転数が上
昇する。このため、第9図に破線にて示すように、エン
ジン1の高回転域での吸気の体積効率ηVが増大してそ
の出力トルクを増大させることができる。その結果、シ
ャツタ弁36を開閉することで、エンジン1の低速域か
ら高速域まで計1カトルクを増大させることができる。
その場合、各バンク2〜4において、吸気行F呈(点火
順序)の隣り合わない気筒同士(例えば中央バンク2で
は第1気筒10a及び第10気0J10j同士、又は第
4気筒10d及び第7気筒10g同士)の吸気通路が同
じサブサージタンク19〜24に集合されているため、
その吸気通路の集合している気筒間では吸気脈動の影響
が少なくなり、よって上記吸気の動的過給による効果を
有効に得ることができる。
また、各バンク2〜4の気筒10a〜IONか点火順序
の隣り合わない気筒同士でグループ化されて、その各気
筒グループの気筒の吸気通路同士が集合されているので
、吸気通路が各バンク2〜4毎に2つずつまとめられ、
よってW型12気筒エンジン1であってもその吸気系の
大きさをコンパクトにすることができる。
さらに、中央のバンク2における2つの気筒グループの
気筒の吸気通路が中央バンク2の左右両側に振り分けら
れているので、中央バンク2の気筒10a、10d、1
0g、10jの吸気通路が左右に分散することとなり、
吸気系の大きさをさらにコンパクト化することができる
また、この実施例では、吸気通路の一部を構成するメイ
ンサージタンク29がエンジン1の後側に配設されてい
るため、そのサージタンク29をバンク2〜4の上方に
配置する場合に比べ、メインサージタンク29の分だけ
吸気系の高さを低くすることができ、よって吸気系を含
めたエンジン1全体の高さを低く保つことができる。特
に、エンジン1の加速へジテーションの防止や上記した
吸気の動的過給性能の向上等のために、サージタンク2
9が大きくなった場合により一層有効となる。
さらに、中央バンク2が左右両側のバンク3゜4に対し
前側に相対的に偏位しており、この−位に起因して、中
央バンク2の後側部分はデッドスペースとなる。そして
、このデッドスペースにメインサージタンク29が配置
されているので、メインサージタンク29を含めたエン
ジン1のクランクシャフト方向の全長を短(することが
できる。
また、上記サブサージタンク19〜24とメインサージ
タンク29との間に上記可変吸気機構33が配設される
ので、その可変吸気機構33の配置が容易となる。
さらに、エンジン1の左右両側バンク3,4の気筒に連
通する排気マニホールド28,28.・・は左右両側バ
ンク3,4の外側に延設されているので、各バンク2〜
4間においては、中央バンク2の気筒に連通する排気マ
ニホールド28.28・・・たけ配置されて吸気系の排
気系との干渉が少なくなり、その排気熱による熱害を小
さくすることができる。しかも、中央バンク2の気筒に
連通する排気マニホールド28,28. ・・・は、第
1気筒10a及び第10気筒10jにあっては中央バン
ク2の右側に、第4気筒10d及び第7気筒10gにあ
っては同左側にそれぞれ振り分けられているので、この
排気マニホールド28,28.・・・の分散によって熱
害をさらに効果的に小さくすることができる。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)に係る発明によると
、左右及び中央の3つのバンクを有するW型12気筒エ
ンジンにおいて、その複数の気筒の点火順序を3つのバ
ンクで気筒が順番に交互に点火されるように構成すると
ともに、その各バンクの点火順序の隣り合わない気筒同
士をグループ化して、その気筒グループの気筒の吸気通
路同士を集合させたことにより、W型12気筒エンジン
であっても、その点火順序を利用して、吸気系の大きさ
をコンパクトに保ちつつ、吸気脈動を利用した吸気の動
的過給効果を有効に得ることができる。
また、請求項(2に係る発明によれば、中央のバンクに
おける2つの気筒グループの気筒の吸気通路をそれぞれ
中央バンクの左右両側に振り分けたことにより、中央バ
ンクの気筒の吸気通路を左右に分散でき、吸気系の大き
さをさらにコンパクト化することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図はエンジンの吸気
系の全体構成を模式的に示す平面図、第2図はエンジン
のバンク及び吸気系を上方から見た展開図、第3図は第
2図の■−■腺断面断面図4図は中央バンクにおけるシ
リンダヘッドの横断面図、第5図は右側サブサージタン
クの横断面図、第6図は左側サブサージタンクの横断面
図、第7図は第5図の■−■線断面図、第8図は左側バ
ンクのシリンダヘッドの横断面図、第9図はシャツタ弁
の開閉に伴う吸気の体積効率の変化を示す特性図である
。 1・・・エンジン 2・・・中央バンク 3・・・右側バンク 4・・・左側バンク 9・・・クランクシャフト 10a〜101・・・気筒 15・・・吸気ボート 7・・・排気ボート 9〜24・・・サブサージタンク 7・・・吸気マニホールド 8・・・排気マニホールド 9・・・メインサージタンク 3・・・可変吸気機構 6・・・シャツタ弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クランクシャフト方向に延びる左右及び中央の3
    つのバンクを有し、各バンクに4つの気筒が直列に配設
    された多気筒エンジンにおいて、上記複数の気筒は3つ
    のバンクで順番に交互に点火されるように構成されてお
    り、かつ各バンクの気筒が点火順序の隣り合わない気筒
    同士によりグループ化され、この各気筒グループの気筒
    の吸気通路が互いに集合されていることを特徴とする多
    気筒エンジンの吸気構造。
  2. (2)中央のバンクにおける2つの気筒グループの気筒
    の吸気通路はそれぞれ中央バンクの左右両側に延設され
    ていることを特徴とする請求項(1)記載の多気筒エン
    ジンの吸気構造。
JP1106335A 1989-04-25 1989-04-25 多気筒エンジンの吸気構造 Pending JPH02283851A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5502964A (en) * 1993-10-16 1996-04-02 Audi Ag Exhaust system

Cited By (1)

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