JPH0228229Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は複数の容器を、その蓋を用いて連結し
うる容器に関する。

従来、ラムネ、ボンボン、キヤンデイなどのお
菓子を入れる容器は、その内容物を取出した後は
廃棄されるのが一般で、物の有効利用に欠けると
ころがあつた。

そこで本考案は上記のような使用済容器の有効
利用を計ることを目的とし、容器自体をブロツク
玩具のように相互に連結しうるようになし、空容
器を玩具として使用可能となしたものである。

本考案になる連結可能な容器はぼ直方体状の容
器本体の口にひようたん形の蓋を取付け、前記容
器本体の一つの側面の周縁部には前記ひようたん
形の蓋の半分を嵌合させうるくぼみを複数個設け
たことを特徴とするもので、前記蓋を容器の口か
ら取外し、二つの隣接する容器本体のくぼみに嵌
合させて容器本体を互いに連結しうるようになし
たものである。

以下、添付図面に示す実施例を説明する。第１
図は本考案の連結可能な容器の実施例の斜視図で
ある。本考案になる連結可能な容器はほぼ直方体
状の容器本体１とその口に取付けられた蓋２から
成つている。蓋２は二つの円をくつつけた、いわ
ゆるひようたん形をなしている。容器本体１の口
３は第２図、第３図に示すように円形であり、従
つて蓋２の内側は円形の口３を閉じるよう円形と
なつている。なお、口３は円形のかわりに蓋２と
同形状のひようたん形としてもよい。

容器本体１の側面４にはその周縁部に半円より
も大きい部分円状のくぼみ５が形成されており、
このくぼみ５は第２図に示すように蓋２の半分を
嵌合させうるようになつている。

容器本体１及び蓋２はプラスチツクで作られて
おり、具体的には容器本体１はブロー成形で、蓋
２は射出成形で作られるのが好ましい。

上記の構成になる連結可能な容器は内部にラム
ネ、ボンボン、キヤンデイなどを入れ、蓋２で口
を閉じて市販される。購入者は内容物を消費した
あと、このような容器をたくさん集め、第２図に
示すように二つの容器本体１のくぼみ５を向い合
わせ、蓋２をこのくぼみ５内に嵌合させることに
より、容器本体１を互いにつないで遊ぶことがで
きる。換言すれば、この容器をブロツク玩具とし
て遊ぶことができる。なお、図示実施例では第２
図に示すように、二つの容器本体において、くぼ
み５を側面４上の同じ位置に配置したものを示し
ているが、くぼみ５の位置はこの位置に限定され
ず、色々と変えたものを作つておく方が、容器本
体を連結するさいに変化が楽しめて好ましい。ま
た、容器本体の側面に適当な図形を描き、所定の
順序で組立てると全体の図形が完成するようにし
ておくと、ジグゾーパズル遊戯を楽しむことがで
き好ましい。

以上の如く、本考案の連結可能な容器は容器と
して使用したあと、ブロツク玩具として使用でき
るものであるので、空容器を有効利用しうるとい
う利点を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の連結可能な容器の
斜視図、第２図は２個の容器本体を結合した状態
を示す正面図、第３図は同側面図である。 １……容器本体、２……蓋、３……口、４……
側面、５……くぼみ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ほぼ直方体状の容器本体の口にひようたん形の
   蓋を取付け、前記容器本体の一つの側面の周縁部
   には前記ひようたん形の蓋の半分を嵌合させうる
   くぼみを複数個設けたことを特徴とする連結可能
   な容器。