JPH02279744A - 合成樹脂製ランプリフレクター - Google Patents

合成樹脂製ランプリフレクター

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JPH02279744A
JPH02279744A JP1099454A JP9945489A JPH02279744A JP H02279744 A JPH02279744 A JP H02279744A JP 1099454 A JP1099454 A JP 1099454A JP 9945489 A JP9945489 A JP 9945489A JP H02279744 A JPH02279744 A JP H02279744A
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JP
Japan
Prior art keywords
lamp
resin
lamp reflector
magnesium oxide
reflector
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Pending
Application number
JP1099454A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiki Kondo
近藤 敏樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車のテールランプ等に用いられる合成樹
脂製ランプリフレクタ−に関する。
〔従来の技術〕
従来、自動車テールランプのランプリフレクタ−はポリ
プロピレン系樹脂にガラス繊維を添加して耐熱性を高め
たものが用いられ、また前面に取付ける透明板は、通常
ポリカーボネ−1・を射出成形した一体成形品が用いら
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら近年トランクルームの有効スペースを出来
るだけ広くするためトランクルーム内に突出するテール
ランプのハウジングの厚みを薄くすることが要求されて
いる。
上記テールランプのハウジングは水の浸入を防止するた
め、密閉されており、熱が逃げにくい構造となっており
、テールランプのハウジングを薄くすると、ランプ先端
がポリカーボ不−1・の透明板に近接し、またテールラ
ンプのハウジング内に熱がこもり、透明板が溶融するこ
とがあった。
本発明者らは、上記の問題を解決すべく鋭意研究した結
果、ポリプロピレン系樹脂に純度の高い酸化マグネシウ
ムを配合すると熱伝導性が向上することを知見した。
本発明は上記の知見に基づいてなされたもので、透明板
が溶融することのない、厚みの薄いランフリフレクタ−
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明の合成樹脂製ランプ
リフレクタ−は、湯度が230℃、荷重が2.16 K
gの条件下におけるVFRが、5.0g/1oiin以
上であるポリプロピレン系樹脂30〜7Qwt%および 90%以上の純度を有する平均粒子径が0.5〜70μ
mの酸化マグネシウム70〜30wt%を含有する樹脂
組成物を一体成形してなる。
〔作用〕
本発明に係る合成樹脂製ランプリフレクタ−は、上記の
構成となっているので、電気絶縁性が大きく、成形性が
良く、放熱性に優れているので、薄くしても透明板が溶
融することがない。
〔実施例〕
本発明のランプリフレクタ−はポリプロピレン系樹脂と
酸化マグネシウムを主体とした成分を混練し、ベレット
化した樹脂組成物を一体成形して得られる。成形法とし
ては、加圧成形、射出成形等が用いられるが、特に射出
成形が、好適である。
上記樹脂組成物を構成するポリプロピレン系樹脂として
はプロピレン単独重合体またはポリプロピレンとエチレ
ンおよび/または炭素数が4〜12個のα−オレフィン
とをブロック共重合あるいはランダム共重合することに
よって得られる共重合体であり、エチレンおよび/また
はα−オレフィンの共重合割合は多くとも20wt%で
あり、特に15wt%が望ましく、1ost%以下が好
適である。
また、このポリプロピレン系樹脂のMFRは5゜Og/
lOn+in以上であり、特に10〜20 g/min
が好ましい。VFRが5.0 g/ 10n+in未満
のポリプロピレン系樹脂を用いて射出成形を行なった場
合、流動性が悪く、成形物を製造することか不可能であ
る。
上記ポリプロピレンとエチレンおよび/またはα−オレ
フィンとのランダム共重合体では、コモノマーであるエ
チレンおよび/またはα−オレフィンの共重合割合が増
加するにともない、融点が低下するためにプロピレン系
重合体が有する高い融点(耐熱性)の特徴を発揮するこ
とができない。
したがって、特に耐熱性を要望される成形品を得るため
にはプロピレン単独重合体或いはポリプロピレンとエチ
レンおよび/またはα−オレフィンがlQwt%以下の
ブロック共重合体を使用することが好ましい。
また、本発明に用いる樹脂組成物を構成する酸化マグネ
シウムは、90%以上、好ましくは95%以上の純度を
有するものでなければならない。
純度が90%未満の酸化マグネシウムを使用した場合に
は、電気絶縁性が悪くなる。
また、酸化マグネシウムとしては、平均粒子径0.5〜
70μm、好ましくは2〜25μmのものが用いられる
。酸化マグネシウムの平均粒子径が70μ−を超えると
、成形品の機械的強度が低下し、また、酸化マグネシウ
ムの平均粒子径が0゜5μm未満では、混線時に樹脂中
に酸化マグネシウムを均一に分散す゛ることが困難とな
り、生産性が大幅に低下すると共に、得られる成形品の
機械的強度が著しく低下する。従って、平均粒子径O1
5〜70μmの酸化マグネシウムを使用することが、本
発明の合成樹脂製ランプリフレクタ−を製造する上で肝
要である。
さらに、本発明のランプリフレクタ−の製造に用いられ
る樹脂組成物における、上記ポリプロピレン樹脂と酸化
マグネシウムの配合割合は、ポリプロピレン系樹脂が3
0〜7Qwt%、酸化マグネシウムが、70〜30wt
%で、特にポリプロピレン系樹脂が、40〜(3QwL
%および酸化マグネシウムが、60〜4Qwt%の範囲
が好ましい。酸化マグネシウムが、30wt%未満では
、放熱性の改善効果が充分に行なわれず、また酸化マグ
ネシウムの割合が70d%を超えると、得られる成形品
の強度が極端に低下する。
本発明に用いる樹脂組成物は、上記ポリプロピレン系樹
脂、および酸化マグネシウムを主成分とするものである
が、さらに必要に応じてガラス繊維やタルク等の補強効
果のある物質、或いは一般に高分子加工分野で用いられ
ている各種の添加剤を適宜配合することができる。添加
剤の例とじては、金属を含む無機物質や高分子の接着性
を向上させるための各種カップリング剤、例えばシラン
カップリング剤、滑剤、可塑剤、着色剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、核剤、安定剤等があげられる。
上記のようなポリプロピレン果樹III、lit化vグ
ネシウムおよび必要に応じて配合される各種物質の混合
は、通常用いられる混合機、例えばヘンシェルミキサー
、タンブラ−リボンブレンダー等で行なわれる。混線機
としては、一般に単軸または2軸の押出機が用いられ、
このような押出機により、通常はまず上記本発明に用い
る組成物からなるベレットが製造され、このベレットを
、圧縮成形、射出成形、押出成形等により任意の形状に
成形して所望の樹脂製品とする。
射出成形の場合、200〜240℃、特に210〜22
0°Cの温度範囲で行なうのが好ましい。
第1図は、本発明の自動車のテールランプの一例を示す
もので、図中符号1はランプリフレクタ−である。この
リフレクタ−の基部にランプ2.3を牛付けるランプホ
ルダー6.7が固定されている。また4はリフレクタ−
と透明板5の間のパツキンであり、ランプホルダー6.
7に、ランプ2.3を取付け、ランプリフレクタ−1に
パツキン5を介在させて透明板5を固定用のタッピング
平ねじ8で取付け、テールランプが形成される。
次に実施例、比較例を示して本発明を具体的に説明する
実施例1〜lO1比較例1〜8 実施例、比較例においては、各種ポリプロピレン系樹脂
、酸化マグネシウム、およびシランカップリング剤を配
合し、さらに必要に応じてガラス繊維を添加してヘンシ
ェルミキサー(800RPM)で5分間混合した後、直
径651の同方向回転混練押出機を用い、設定温度22
0℃でベレット化した。このベレットを用い、温度22
0℃で射出成形して、第1図に示すランプリフレクタ−
を作製し各種試験に供した。
使用したポリプロピレン系樹脂としては、昭和電工株式
会社製の a)ショウアCl7−MK112、 MF R2,Og/ l 0sin (ポリプロピレンとエチレンのブロック共重合体) b)ショウ70?−FA3101 MF R5,0g/ l 0ain (プロピレンホモポリマー      )c) シsつ
7oマ−MA4 IQs MF R8,0g/ L (lsin (プロピレンホモポリマー      )d)ショウア
ロマーMK511゜ MF R16,0g/ 10m1n (ポリプロピレンとエチレンのブロック共重合体) を用い、 酸化マグネシウムとしては a)純度98.7%、平均粒径0.3μ醜以下b)純度
98.7%、平均粒径4.0〜5.0μmC)純度98
.2%、平均粒径10.0〜12.04 md)純度9
6.8%、平均粒径45〜50μme)純度97.5%
、平均粒径7oμmを越えるもの【)合成トロマイトリ
リンカ−1純度70%、平均粒子径4.0〜8.0μm を用いた。
また添加剤としてシランカップリング剤(γ−アミノプ
ロピルエトキシシラン、日本ユニカー株式会社製、カッ
プリング剤Al100)を用い、補強材として必要に応
じて径が13μmで長さが3−のガラス繊維を用いた。
上記ガラス繊維は混合押出時にサイトフィーダーより混
入させた。
使用した組成物の配合量、およびこれら組成物によって
作製したランプリフレクタ−の物性を記号によって第1
表に一括して示した。
上記物性の測定法および判定結果を示す各記号を下記に
示す。
i)成形性 O;問題なく成形可能 Δ;成形やや困難 X;成形不能 ii )外観 表面粗さ測定1B(株式会社小坂研究製5p13D)で
測定した平均表面粗さの値で判定した。
0;0.08μl以下 Δ; 0.81〜1.00μm X ; 1.01μ會以上 iii )耐熱性 成形したランプリフレクタ−の内面にA12を1〜2μ
mの厚さで蒸着し、12V、21Wおよび12V5Wの
ハロゲンランプを連続5.OHr点灯し透明板の表面の
変化で判断した。
O;問題なし △;こげる ×;樹脂部分が若干溶ける iv)電気特性 体積固有導電率を測定した。
O; 10″″l 4  / c−以下△;lO′″1
〜10′4/am X;10−”  /c−以上 〔発明の効果〕 以上述べたように本発明の合成樹脂製ランプリフレクタ
−は、樹脂組成物の一体成形によって製造されるので、
価格が安く、外観、電気絶縁性がよく、しかも熱伝導性
が高いので、ランプの熱によって透明板が溶融すること
がない等の長所を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、合成樹脂製テールランプの一例を示す構成図
である。 ■・・・・・・ランプリフレクタ−2,3・・・・・・
ランプ、4・・・・・・パツキン、5・・・・・・透明
板、6,7・・・・・・ランプホルダー 8・・・・・
・固定用タッピング平ねじ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 温度が230℃、荷重が2.16Kgの条件下における
    、メルト・フロー・レート(MFR)が5.0g/10
    min以上であるポリプロピレン系樹脂、30〜70w
    t%および90%以上の純度を有し、平均粒子径が、0
    .5〜70μmの酸化マグネシウム、70〜30wt%
    を含有する樹脂組成物を一体成形してなることを特徴と
    する合成樹脂製ランプリフレクター。
JP1099454A 1989-04-19 1989-04-19 合成樹脂製ランプリフレクター Pending JPH02279744A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19804723C2 (de) * 1997-02-06 2002-06-20 Koito Mfg Co Ltd Fahrzeugbegrenzungsleuchte
JP2014024916A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 誘電体用樹脂組成物および高周波誘電体デバイス
JP2014130820A (ja) * 2012-12-31 2014-07-10 Cheil Industries Inc 放熱部と透光部とを有するledランプハウジング及びその製造方法

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JP2014024916A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 誘電体用樹脂組成物および高周波誘電体デバイス
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