JPH0227845Y2 - - Google Patents

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JPH0227845Y2
JPH0227845Y2 JP16507785U JP16507785U JPH0227845Y2 JP H0227845 Y2 JPH0227845 Y2 JP H0227845Y2 JP 16507785 U JP16507785 U JP 16507785U JP 16507785 U JP16507785 U JP 16507785U JP H0227845 Y2 JPH0227845 Y2 JP H0227845Y2
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JP
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tank
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float valve
pipe
tanks
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は二重処理槽、特に沈澱槽からの余剰汚
泥を受け入れる内側の汚泥濃縮槽とそれを取り囲
む外側の調整池槽、あるいは沈澱池槽とそれを取
り囲む曝気槽からなる汚水処理槽に関する。
(従来の技術) 従来のこの種汚水処理槽はコンクリート製が普
通であるが、経済性や工期等の点で問題がある。
そこで、この種汚水処理槽をコンクリートに代え
て鋼板で作つたものもあるが、このような処理槽
ではスペースの縮小化、配管の省略化等の利点が
ある反面、例えば汚泥濃縮槽からの汚泥排出ポン
プを通常の電極式水位計を採用した制御系統によ
り制御する場合、停電または誤動作によりその制
御系統の機能が満足に発揮できないために汚泥濃
縮槽の水位が異常に低下するようなことがあれ
ば、外側の調整池槽から水位差による外周圧が大
きく作用し、汚泥濃縮槽を形成している内側の鋼
板壁を変形させ、ひいては漏水を招くことにな
る。
(考案が解決しようとする問題点) したがつて、本考案においては、上述のように
内側槽の水位を異常に低下させることなく、外側
槽の水位と同水位もしくは所定水位差を常時一定
に維持して、内側槽の板状壁が外周圧により変形
することのない金属あるいは強化合成樹脂製の板
状体からなる二重処理槽を提供するにある。
(問題を解決するための手段) 本考案による二重処理槽における内側槽保護装
置の特徴とするところは、内側槽とそれを取り囲
む外側槽を相互に連通するパイプの一端部に、前
記両槽の水位差で作動するフロートバルブを配設
した点である。
(作用) 本考案による二重処理槽における内側槽保護装
置は上述のように構成されているので、内側槽の
水位が所定の水位まで低下すると、フロートバル
ブが内、外側槽間を相互に連通するパイプの一端
部を開口して外側槽から内側槽に液体を導いて
内、外側槽間の水位差をゼロもしくはほぼ一定に
維持し、外側槽から内側槽に水位差に基づく過大
な外周圧をかけることがない。
(実施例) 第1図および第2図は本考案の一実施例を示す
もので、は汚水処理槽を示し、内筒2、外筒3
および底面部から形成されている。そして、これ
らはいずれも鋼、FRP等の強度の大きい板状体
で作られる。汚泥は沈澱池(図示せず)よりパイ
プ4とセンタウエル5を通じて内筒2で仕切られ
た汚泥濃縮槽Aに流入し、そして濃縮された汚泥
はモータ等の駆動装置6で回動せしめられるスク
レーパ7により中央に掻き寄せられ、その後パイ
プ8を通じて引抜ポンプ9により排出される。内
筒2の周囲、つまり内筒2と外筒3との間に調整
池Bが形成されており、10は流入管、11は排
出管、12は排出ポンプをそれぞれ示す。
13は中空の円筒体からなるフロート、14は
該フロート13とフロートバルブ15を連結する
チエン、16は内側の汚泥濃縮槽Aと外側の調整
池Bを相互に連通するパイプで、汚泥濃縮槽A側
の一端開口がパイプ16に取り付けたヒンジ部1
7に下端を枢支したフロートバルブ15により開
閉されるようになつている。18はフロート13
のガイドで、内筒2の汚泥濃縮槽A側に溶接等に
より取り付けられている。
本実施例では、第1図にみられるように、この
ようなフロートバルブと連通パイプからなる制御
機構は異なつた深さのところに3つ配備されてい
るが、1つであつてもよい。
本考案の実施例は以上のとおり構成されている
から、第1図に示す状態では汚泥濃縮槽Aの水位
WL1が調整池Bの水位WL2を基準にして所定の
水位まで下がると、フロートバルブ15がパイプ
16の一端部を開口し汚泥濃縮槽Aに調整池B側
の液体を導入して、内、外側槽間の水位差を所定
の値に維持する。本実施例では、調整池Bの水位
WL2が低下して上位のフロートバルブが作動し
なくても、次位のフロートバルブが作動すること
により同様に内、外側槽間の水位差を所定の値に
維持することができる。
なお、本考案は内、外槽からなる薬注タンクに
適用することもできる。
(効果) 本考案によれば、以上のとおりであるから下記
のような効果を奏する。
イ 内側槽を形成する内筒に外側槽からの大きな
外周圧がかかることがないので、板体で汚水処
理槽をつくつても内筒を変形させて漏水を招く
ようなことがない。
ロ 水槽内にフロートを浮かすだけなので、内、
外筒間の水位差を簡単に検知できる。
ハ 管理者や電気的装置により水位差を検知する
ものではないから、省エネルギにもなる。
ニ 水量によつて設置台数を決定することができ
る。
ホ 機構上の故障が起こりにくい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は外側の調整池と内側の汚泥濃縮槽からなる汚水
処理槽の縦断面図、第2a図はフロートバルブ機
構の説明図、第2b図は第2a図のX−X線矢視
図である。 A……汚泥濃縮槽(内側槽)、B……調整池
(外側槽)、13……フロート、15……フロート
バルブ、16……パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内側槽とそれを取り囲む外側槽を相互に連通す
    るパイプの一端部に、前記両槽の水位差で作動す
    るフロートバルブを配設したことを特徴とする二
    重処理槽における内側槽保護装置。
JP16507785U 1985-10-29 1985-10-29 Expired JPH0227845Y2 (ja)

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JP16507785U JPH0227845Y2 (ja) 1985-10-29 1985-10-29

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JPS6275807U JPS6275807U (ja) 1987-05-15
JPH0227845Y2 true JPH0227845Y2 (ja) 1990-07-26

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