JPH02278086A

JPH02278086A - 水道管の分岐栓取り換え方法及びその方法に使用する装置

Info

Publication number: JPH02278086A
Application number: JP1099484A
Authority: JP
Inventors: Takakiyo Kurioka; 隆清栗岡
Original assignee: DAIKI KOGYO KK
Current assignee: DAIKI KOGYO KK
Priority date: 1989-04-19
Filing date: 1989-04-19
Publication date: 1990-11-14
Anticipated expiration: 2011-02-14
Also published as: JPH0814357B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、水道管の分岐栓取り換え方法及びその方法
に使用する装置に係り、その目的は水道本管の水の流れ
を停止することなく、取り換え現場で容易にこの水道本
管に接続されている分岐栓を取り換えることができる水
道管の分岐栓取り換え方法及びその方法に使用する装置
を提供することにある。

（従来の技術）従来、各家庭や商店等に水道水を水道本管内から分岐し
て供給するために水道本管に接続して設けられる分岐栓
の老朽化あるいは水道水の分量の大幅増加のため等によ
る取り換えの実施方法は、まず水道本管内の水道水の流
れを止めてから前記分岐栓の取り換えを行なっていた。

（発明の解決課題）ところが、上記のように水道本管内の水道水の流れを止
めてから分岐栓の取り換えを行なうと、この水道本管か
ら別の分岐栓を通して水道水が供給されるその分岐栓取
り換え実施現場の周辺の多くの家庭や商店等の水道管の
水道水の流れが全て止まってしまい、その分岐栓取り換
え工事が終了するまで水道水の供給が受けられずに生活
に支障をきたすといった問題点があった。

また、この分岐栓取り換え工事か終了した後に再び水道
本管の水の流れを復帰して各分岐栓を通して各家庭や商
店等に水道水を供給する際に、前記分岐栓取り換え工事
のための濁った水や水道本管内の急な水道水の流れによ
って濁った水か各家庭や商店等の蛇口から流れでること
があり、各家庭や商店等はその水道水の濁りがなくなる
まで、水道水を蛇口から流し続けなければならず、分岐
栓取り換え工事の終了の後もしばらく水道水が使用でき
ない場合があった。

そこで、この発明者らは、上記従来の実情に鑑み、水道
本管内の水道水の流れを停止することなく、分岐栓の取
り換えが容易にできて上記課題を解消できる水道管の分
岐栓取り換え方法及びその方法に使用する装置について
鋭意研究を続けた。

（課題を解決するための手段）すなわち、この発明は方法として、水道本管の管壁に穿
設されたねじ孔に取付部の雄ねじ部を螺合して連通状態
に固着された分岐栓と別の分岐栓とを水道水流を停止せ
ずに取り換える際に、前記固着分岐栓を通して打ち込み
部材を取付は部内に埋め込んで封栓状態となし、その後
固着分岐栓の取付部の水道本管外周面と略同位置部分を
切断して水道本管の該取付部取付は部分あるいは他の部
分にねじ孔を形成しこのねじ孔に別の分岐栓の取付部の
外周部の雄ねじ部を螺合して取り付けることを特徴とす
るものである。

また、前記固着分岐栓の取付部に埋込部材を埋め込んで
封栓状態とする前に前記固着分岐栓の前記取付部を除く
内周壁をドリルによってこの内周壁が前記取付部の内周
面より拡径してなることを特徴とするものである。

また、前記固着分岐栓の取付部内に埋込部材を圧入して
埋め込んでなることを特徴とするものである。

また、前記固着分岐栓の内周壁と取付部の内周面あるい
は取付部の内周面のみをねじタップによって前記取付部
の内周面にねじ孔を形成して、このねじ孔部に軟質金属
からなる埋込部材の外周面に設けられた雄ねじ部を螺合
して封栓状態とすることを特徴とするものである。

また、装置として水道本管の管壁に穿設されたねじ孔に
取付部の雄ねじ部を螺合して連通状態に固着された分岐
栓と別の分岐栓とを水道水流を停止せずに取り換える際
に使用する装置であって、前記固着分岐栓の水道本管に
おける外方側の端部に取り付けられる開閉可能な略筒状
の封水部材と、この封水部材の外方側端部に取り付けら
れ端壁部に上下移動自在であってかつ回転可能な軸部材
が挿通支持された略有底筒状の支持部材と、前記軸部材
の水道本管側端部に着脱自在に取り付けられ前記固着分
岐栓の取付部を除く内周壁を拡径穿設するドリルと前記
軸部材の水道本管側端部に着脱自在に取り付けられ前記
固着分岐栓の取付部の内周面に軟質金属からなる埋込部
材の外周部の雄ねじ部を螺合するためのねし孔を穿設す
るねじタップとを備えてなるものである。

そして、上述の水道管の分岐栓取り換え方法及びその方
法に使用する装置を提供することにより、上記解決課題
を悉く解消できる方法と装置の創出に成功した。

（実施例）以下、この発明の水道管の分岐栓取り換え方法について
第１図〜第６図に基づいて説明する。

図面において、（１）は水道水が内部を流れる水道本管
（２）の周壁所定箇所に設けられたねじ孔（２ａ）に取
付部ＯＢの雄ねじ部（ｌｌａ）を螺合して固着されつま
みＯ３で開閉される封水用開閉部０３を有する分岐栓で
あって、この分岐栓（１）は取り換え工事の以前から取
付けられているものである。

また、（３）はこの分岐栓（１）を内径の大きな別の新
しい分岐栓（図示せず）に取り換えるときに使用される
取換装置である。この取換装置（３）は前記分岐栓（１
）の外方側端部Ｉの雄ねじ部（１４ａ）に水道本管側端
部の雌ねじ部（３１ａ）を螺合して取付けられる開閉可
能な開閉部（３１ｂ）とこの開閉部（３１ｂ）を開閉す
るレバー（３１Ｃ）とを備えた略筒状の封水部材（３１
）と、この封水部材（３１）の外方側端部の雌ねじ部（
３１ｄ）に雄ねじ部（３２ａ）を螺合して取付けられ上
端の端壁部（３２ｂ）に設けられた貫通孔（ａ２ｅ）に
ハンドル部（３３ａ）を上端部に有し上下移動自在であ
ってかつ回転可能に軸部材（３３）が挿通された略有底
筒状の支持部材（３２）と、前記軸部材（３３）の水道
本管側端部に取付ねじ（３４）によって着脱自在に取付
けられるドリル（３５）と、ねじタップ（３６）とを備
えたものである。

尚、図中（３７）は前記支持部材（３２）の端壁部（３
２ｂ）の外周部に設けられた雄ねじ部（３２ｄ）に雌ね
じ部（３７ａ）を螺合された蓋部材であって、この蓋部
材（３７）の内壁面と前記支持部材（３２）の端壁部（
３２ｂ）に設けられた凹部（３２ｆ）との間にゴム材か
らなる封水材（３２ｇ）が記入されている。

また、（３８）、（３９）は分岐栓（１）の上端部と封
水部材（３１）の下端部との間及び封水部材（３１）の
上端部と支持部材（３２）の下端部との間に記入された
ゴム材からなる封水用の０リングである。

そして、上記構成により、まず第１図に示すように軸部
材（３３）にドリル（３５）を取付けて軸部材（３３）
を下方に降ろしハンドル部（３３ａ）を回して軸部材（
３３）とドリル（３５）とを回転させてこのドリル（３
５）で分岐栓（１）の内周壁（１５）を取付部０Ｄの内
周面より拡径するように穿設する。

その後、軸部材（３３）を上方に引上げて取付ねじ（３
４）を外して前記ドリル（３５）を第２図に示すように
ねじタップ（３６）に取り換える。このとき、封水部材
（３１）はレバー（３１ｂ）が閉められて水道水が上方
に流れ出ないように封水している。

そして封水部材（３１ｅ）を反対方向に回して開閉部材
（３１ｂ）を開けて封水状態を解除した後に軸部材（３
３）を下方に降ろしてハンドル部（３３ａ）を回して軸
部材（３３）とねじタップ（３６）とを回転させて第３
図に示すようにこのねじタップ（３６）で取付部（ＩＴ
）の内周面に雌ねじ部（ｌｌｂ）を穿設する。

そして、軸部材（３３）を逆回転させてねじタップ（３
６）を引上げる。

その後、取付部ＯＤの雌ねじ部（ｌｌｂ）に黄銅等の軟
質金属からなる埋込部材（４）の外周部に設けられた雄
ねじ部（４ａ）を螺入して第４図に示すように封栓状態
となす。その後に第５図に示すように分岐栓（１）の取
付部０υの水道本管（２）の外周面と略同位置部分を横
方向に切断する。

そして、この状態で封栓状態の取付部０υが存する水道
本管（２）の周壁に封水装置付きのドリルで第６図に示
すようにねじ孔（２ｂ）を穿設し、このねじ孔（２ｂ）
に内径の大きい別の新しい分岐栓（図示せず）の取付部
の雄ねじ部を螺入して固着させる。

そして、この新しい分岐栓に各家庭や商店等からの水道
管を接続して分岐栓取り換え工事が終了する。

上記実施例では分岐栓（１）の内周壁（１５）をドリル
（３５）によって拡径穿設してからねじタップ（３６）
で取付部（Ｉｌｌの内周面に雌ねじ部（ｌｌｂ）を設け
るようにしたものについて述べたが、分岐栓（１）の内
周壁（１５）をドリル（３５）によって拡径穿設するこ
となく、ねじタップ（３６）で分岐栓（１）の内周壁（
１５）から取付部Ｇｌ）の内周面にかけて雌ねじ部を形
成してもよい。また、ドリル（３５）を用いて雌ねじ部
を形成することなく、分岐栓（１）の内周壁（１５）を
ドリル（３５）によって拡径穿設した後又は分岐栓（１
）の内周壁（１５）をドリル（３５）によって拡径穿設
することなく取付部（１１）内に鉛等の埋込部材を圧入
して封栓状態にすることもできる。

また、第７図に示すように、軸部材（３３）の水道本管
側先端に上部がドリル部に形成され下部がねじタップ部
に形成された穿設具（５６）を取り付けて、分岐栓（１
）の内周壁α９をこの穿設具（５６）のねじタップ部で
穿設したすぐ後にドリル部で穿設し、分岐栓（１）の取
付部口１の内周面をこの穿設具（５６）のねじタップ部
のみで穿設してこの取付部ａ旧こ雌ねじ部（ｌｌｂ）を
形成することもできる。

（発明の効果）この発明は、方法として水道本管の管壁に穿設されたね
じ孔に取付部の雄ねじ部を螺合して連通状態に固着され
た分岐栓と別の分岐栓とを水道水流を停止せずに取り換
える際に、前記固着分岐栓を通して打ち込み部材を取付
は部内に埋め込んで封栓状態となし、その後固着分岐栓
の取付部の水道本管外周面と略同位置部分を切断して水
道本管の該取付部取付は部分あるいは他の部分にねじ孔
を形成しこのねじ孔に別の分岐栓の取付部の外周部の雄
ねじ部を螺合して取り付けることを特徴とし、また、固
着分岐栓の取付部に埋込部材を埋め込んで封栓状態とす
る前に前記固着分岐栓の前記取付部を除く内周壁をドリ
ルによってこの内周壁が前記取付部の内周面より拡径し
てなることを特徴とし、また、固着分岐栓の取付部内に
埋込部材を圧入して埋め込んでなることを特徴とし、ま
た、固着分岐栓の内周壁と取付部の内周面あるいは取付
部の内周面のみをねじタップによって前記取付部の内周
面にねじ孔を形成して、このねじ孔部に軟質金属からな
る埋込部材の外周面に設けられた雄ねじ部を螺合して封
栓状態とすることを特徴とするものであり、装置として
、水道本管の管壁に穿設されたねじ孔に取付部の雄ねじ
部を螺合して連通状態に固着された分岐栓と別の分岐栓
とを水道水流を停止せずに取り換える際に使用する装置
であって、前記固着分岐栓の水道本管における外方側の
端部に取り付けられる開閉可能な略筒状の封水部材と、
この封水部材の外方側端部に取り付けられ端壁部に上下
移動自在であってかつ回転可能な軸部材が挿通支持され
た略有底筒状の支持部材と、前記軸部材の水道本管側端
部に着脱自在に取り付けられ前記固着分岐栓の取付部を
除く内周壁を拡径穿設するドリルと前記軸部材の水道本
管側端部に着脱自在に取り付けられ前記固着分岐栓の取
付部の内周面に軟質金属からなる埋込部材の外周部の雄
ねじ部を螺合するためのねじ孔を穿設するねじタップと
を備えてなるものであることにより、以下の効果を奏す
る。

すなわち、水道本管の水の流れを停止することなく、取
り換え現場で容易にこの水道本管に接続されている分岐
栓を取り換えることができる。このことにより、各分岐
栓から水道水を供給されている各家庭や商店等は分岐栓
取り換え工事に影響されることなく、水道水の供給を受
けることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る水道管の分岐栓取り換え方法に
使用する装置と水道本管と分岐栓とを示すドリル穿設作
業前の状態の縦断面図、第２図はそのねじタップ穿設作
業前の状態の縦断面図、第３図はそのねじタップ穿設作
業後の状態の縦断面図、第４図はその分岐栓の取付部内
に埋込部材を埋め込んだ状態の縦断面図、第５図はその
分岐栓の取付部の水道本管の外周面と略同位置部分を切
断した状態の縦断面図、第６図は内径の大きい別の分岐
栓を取り付けるために水道本管の取付部部分にねし孔を
穿設した状態の縦断面図、第７図は別個の装置を適用し
た穿設作業前の状態の断面図である。（＋、、）・・・分岐栓（２ａ）・・・ねじ孔（１１）・・・取付部（３１）・・・封水部材（３２ｂ）・−・端壁部（３５）・・・ドリル（２）・・・水道本管（２ｂ）・・・ねじ孔（ｌｌａ）・・・雄ねじ部（３２）・・・支持部材（３３）・・・軸部材（３６）・・・ねじタップ第図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）水道本管の管壁に穿設されたねじ孔に取付部の雄
ねじ部を螺合して連通状態に固着された分岐栓と別の分
岐栓とを水道水流を停止せずに取り換える際に、前記固
着分岐栓を通して打ち込み部材を取付け部内に埋め込ん
で封栓状態となし、その後固着分岐栓の取付部の水道本
管外周面と略同位置部分を切断して水道本管の該取付部
取付け部分あるいは他の部分にねじ孔を形成しこのねじ
孔に別の分岐栓の取付部の外周部の雄ねじ部を螺合して
取り付けることを特徴とする水道管の分岐栓取り換え方
法。
（２）前記固着分岐栓の取付部に埋込部材を埋め込んで
封栓状態とする前に前記固着分岐栓の前記取付部を除く
内周壁をドリルによってこの内周壁が前記取付部の内周
面より拡径してなることを特徴とする請求項第（１）項
に記載の水道管の分岐栓取り換え方法。
（３）前記固着分岐栓の取付部内に埋込部材を圧入して
埋め込んでなることを特徴とする請求項第（１）項又は
第（２）項に記載の水道管の取り換え方法。
（４）前記固着分岐栓の内周壁と取付部の内周面あるい
は取付部の内周面のみをねじタップによって前記取付部
の内周面にねじ孔を形成して、このねじ孔部に軟質金属
からなる埋込部材の外周面に設けられた雄ねじ部を螺合
して封栓状態とすることを特徴とする請求項第（１）項
又は第（２）項に記載の水道管の取り換え方法。
（５）水道本管の管壁に穿設されたねじ孔に取付部の雄
ねじ部を螺合して連通状態に固着された分岐栓と別の分
岐栓とを水道水流を停止せずに取り換える際に使用する
装置であって、前記固着分岐栓の水道本管における外方
側の端部に取り付けられる開閉可能な略筒状の封水部材
と、この封水部材の外方側端部に取り付けられ端壁部に
上下移動自在であってかつ回転可能な軸部材が挿通支持
された略有底筒状の支持部材と、前記軸部材の水道本管
側端部に着脱自在に取り付けられ前記固着分岐栓の取付
部を除く内周壁を拡径穿設するドリルと、前記軸部材の
水道本管側端部に着脱自在に取り付けられ前記固着分岐
栓の取付部の内周面に軟質金属からなる埋込部材の外周
部の雄ねじ部を螺合するためのねじ孔を穿設するねじタ
ップとを備えてなる水道管の分岐栓取り換え方法に使用
する装置