JPH02276497A - タービン発電機の負荷制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この発明は、タービン発電機の負荷制御装置に関するも
のである。

【従来の技術】

第３図は従来のタービン発電機の負荷制御装置の概略構
成図であり、図において、ｌはしゃ断器、２は電圧検出
変成器（以下、ＰＴ）、３は電流検出変成器（以下、Ｃ
Ｔ）、４は発電機、５はタービン、６はガバナモータ、
７は負荷制御装置である。 次に動作について説明する。まず、発電機４の出力電圧
をＰＴ２によって検出し、同じく出力電流をＣＴ３によ
って検出して負荷制御装置７に入力する。負荷制御装置
７には予め所定の電力値が設定してあり、前記入力され
た電圧及び電流とから演算された計測電力と比較演算処
理が行われる。 比較演算の結果、検出値が既設定値より大なる場合には
、ガバナモータ６にガバナ下げ信号を出力する。又、小
なる場合には前記とは逆の制御をして発電機４の負荷（
出力電力）を一定に保持するフィードバック制御を行う
。

【発明が解決しようとする課題】

従来の負荷制御装置は以上のように構成されているので
、負荷制御装置７からガバナモータ６へ動作指令を出力
する際、該ガバナモータ６の性能に関りなく出力される
ため、ガバナモータ６が過負荷となり、焼損する場合が
あるなどの課題があった。 この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、ガバナモータへの出力信号を制限することによ
り、焼損を防止することができるタービン発電機の負荷
制御装置を得ることを目的とする。

【課題を解決するための手段】

この発明に係るタービン発電機の負荷制御装置は、該負
荷制御装置内にガバナモータへの出力信号を制限するガ
バナモータ焼損防止手段を設け、その構成として、既設
定のガバナ操作限界回数Ａとガバナ実操作回数Ｎとを比
較するガバナ操作回数判定手段と、所定の時間Ｂが経過
したことを判定するガバナ操作時間判定手段とを設けた
ものである。

【作　用】

この発明における負荷制御装置内に設けたガバナモータ
焼損防止手段は、ガバナ操作時間判定手段によって所定
時間Ｂが経過しているか否かを判定し、経過していない
時にガバナ操作限界回数Ａとガバナ実操作回数Ｎとの間
にＡｓｘの条件が成立するとガバナ操作禁止指令を出力
する。

【実施例】

以下、この発明の一実施例を図について説明する。図中
、第３図と同一の部分は同一の符号をもって図示した第
１図において、８は負荷制御装置７内に設けられたガバ
ナモータ焼損防止手段、８Ａ及び８Ｂは前記ガバナモー
タ焼損防止手段８を構成するガバナ操作回数判定手段と
ガバナ操作時間判定手段である。 次に第１図の動作を第２図のフローチャートを参照して
以下に説明する。 まず、負荷制御装置７内に設けられたガバナモータ焼損
防止手段８にはガバナモータ６が何回動作したかを計数
するガバナ実操作回数Ｎと、所定時間を計数するタイマ
用カウンタＭとが設けられている０発電機４の運転に先
だって、まず、ガバナ操作限界回数Ａと所定時間Ｂを定
める。そして、ガバナ実操作回数Ｎ及びタイマ用カウン
タＭの値を零にリセットする（ステップ５ＴＩ）。 次にガバナ操作を行うか否か判定する（ステップ５Ｔ２
）。操作を行う場合にはガバナ実操作回数Ｎは加算され
る（ステップ５Ｔ３）、その時、ガバナ操作回数判定手
段８Ａにより比較が行われ、ガバナ操作限界回数Ａより
ガバナ実操作回数Ｎが小さい場合には動作を続行する（
ステップ５Ｔ４）。 次に、タイマ用カウンタＭはタイマ割込み処理等で計数
されているので、ガバナ操作時間判定手段８Ｂではタイ
マ用カウンタＭと所定時間Ｂとを比較する。そして、タ
イマ用カウンタＭの値が所定時間Ｂより小なる場合には
動作を続行する（ステップ５Ｔ５）。ステップＳＴ４で
ガバナ実操作回数Ｎがガバナ操作限界回数Ａを上回るよ
うなことがあると直ちにガバナ操作禁止指令をガバナモ
ータ焼損防止手段８が発生する（ステップ５Ｔ６）。 その結果、負荷制御装置７からの出力信号との間で論理
積回路１０によって制御されるガバナ上げ信号Ｕ０及び
ガバナ下げ信号Ｄ０が出力停止される。この場合は負荷
制御装置７からガバナ上げ信号Ｕｌ　、又はガバナ下げ
信号Ｄ１が入力されてもガバナモータ６め動作は機能停
止となる。 また、所定時間Ｂとタイマ用カウンタＭとが一致すると
、該タイマ用カウンタＭはその度にリセットされ、次の
時間計測に移る。同時にガバナ実操作回数Ｎもリセット
される。 すなわち、この発明でのガバナモータ焼損防止手段８は
予め設定された所定時間Ｂの時間内でのガバナ実操作回
数Ｎが比較判定されるもので、Ａ≧Ｎで、かつＢｌ＆Ｍ
であればガバナ操作を続行し、Ａ＜Ｎであればガバナ操
作を直ちに禁止する。 なお、上記実施例では、負荷制御装置７でガバナモータ
６の動作を論理積回路１０によってＯＮ。 ＯＦＦ制御する例について説明したが、ガバナモータ６
を駆動する電圧調整器の出力を制御するようにしてもよ
く、上記実施例と同様の効果を奏する。

【発明の効果】

以上のように、この発明によれば、負荷制御装置内にガ
バナモータ焼損防止機能を設け、予め設定された所定時
間内に既設定のガバナ操作限界回数を越えるガバナ実操
作回数が検出された場合には、直ちにガバナ操作禁止指
令を出力してガバナ上げ、下げ信号を停止するようにし
たので、ガバナモータの焼損を防止し、かつ安価で高い
信頼性を有するタービン発電機の負荷制御装置を得るこ
とができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるタービン発電機の負
荷制御装置を示す構成図、第２図は第１図のガバナモー
タ焼損防止手段の動作を示すフローチャート、第３図は
従来のタービン発電機の負荷制御装置を示す構成図であ
る。 図において、４は発電機、６はガバナモータ、７は負荷
制御装置、８はガバナモータ焼損防止手段、８Ａはガバ
ナ操作回数判定手段、８Ｂはガバナ操作時間判定手段で
ある。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 発電機の出力を検出して負荷制御装置に入力し既設定の
   電力値と比較してガバナモータ制御信号を出力するター
   ビン発電機の負荷制御装置において、前記負荷制御装置
   内にガバナ実操作回数と既設定のガバナ操作限界回数と
   を比較するガバナ操作回数判定手段と、タイマ用カウン
   タ値が所定値内か否かを判定するガバナ操作時間判定手
   段とを有し、前記ガバナ操作時間判定手段が、所定値に
   達したことを判定する前に、前記ガバナ操作回数判定手
   段から所定の出力信号が得られた時、ガバナ操作禁止指
   令を出力するガバナモータ焼損防止手段を備えたことを
   特徴とするタービン発電機の負荷制御装置。