JPH02272276A - 寒剤 - Google Patents

寒剤

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JPH02272276A
JPH02272276A JP1094076A JP9407689A JPH02272276A JP H02272276 A JPH02272276 A JP H02272276A JP 1094076 A JP1094076 A JP 1094076A JP 9407689 A JP9407689 A JP 9407689A JP H02272276 A JPH02272276 A JP H02272276A
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JP
Japan
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water
butyrolactone
container
gamma
freezing mixture
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JP1094076A
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JPH0769103B2 (ja
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Kenichi Nagai
長井 健一
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Hitachi Zosen Corp
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Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、新規組成の寒剤に関し、さらに詳しくは、
水とγ−ブチロラクトンおよび/またはテトラヒドロフ
ランとの組み合わせより成る寒剤に関する。
[従来技術およびその問題点] 従来より、寒剤としては、氷または水と食塩、塩化アン
モニウムなどの塩との組み合わせが一般的である。また
、氷や水目体も優れた寒剤である。しかし、寒剤として
氷を使用する場合、その使用場所は製氷機や保冷器のあ
る所ないしはその周辺に限定される。また、水を使用す
る場合には、使用中に水が吸熱して昇温するので、昇温
した水を新鮮な水に頻繁に替えてやる必要があり、場合
によっては冷却水を必要とすることもある。
この発明は、上記の如き実情に鑑み、製氷機や保冷器を
必要とせず、したがっていかなる場所でも使用できる寒
剤を提供することを目的とする。
C問題点の解決手段] この発明による寒剤は、上記目的の達成のために、(A
)水と(B)γ−ブチロラクトンおよび/またはテトラ
ヒドロフランとより成り、これら成分(A) (B)が
使用時に混合せられることを特徴とする。
(A)水は、そのまま用いてもよいが、好ましくは、吸
水性ポリマーに含ませて用いる。また、(B)γ−ブチ
ロラクトンまたはテトラヒドロフランは、これもそのま
ま用いてもよいが、好ましくは、吸水性ポリマーに含ま
せるか、またはポーラスな固体ないし海綿体に含ませて
用いる。
ここで、吸水性ポリマーは、水のみならずγ−プチロラ
クトンやテトラヒドロフランのよ、うな液も収蔵するこ
とができるポリマーであって、アクリル系ポリマー自体
、あるいはアクリル系ポリマーと他の高分子物質とのグ
ラフト重合体をそれぞれ架橋して成る水不溶性の物質で
ある。
上記グラフト重合体は、例えば、澱粉とアクリル系ポリ
マーとのグラフト重合体の加水分解物、ポリ酢酸ビニル
とアクリル系ポリマーとのグラフト重合体などである。
このようなポリマーは、これ自体の数百倍(重量で)の
水および上記のような液を収蔵することができ、液溜め
の役目を持ち得る。この吸水性ポリマーに収められた収
蔵液は、ポリマーに衝撃を与えっても吸水性ポリマーか
ら離脱することがない。ただし、ポリマーの表面は浸み
出た液で湛れている。この吸水性ポリマーはポリマーの
一種であるので自在な形状を取ることができる。
(A)水と(B)γ−ブチロラクトンおよび/またはテ
トラヒドロフランをいずれもそのままの形態で用いる場
合には、冷却を必要とするときに、(A)水に(B)γ
−ブチロラクトンおよび/またはテトラヒドロフランを
投入し、これら成分(A) (B)を混合する。
また、(^)水と(B)γ−ブチロラクトンおよび/ま
たはテトラヒドロフランをいずれも吸水性ポリマーに含
ませるか、またはポーラスな固体ないし海綿体に含ませ
た形態で用いる場合には、(A)水を含んだ吸水性ポリ
マーと、(B)γ−プチロラクトンおよび/またはテト
ラヒドロフランを含んだ吸水性ポリマーまたはポーラス
な固体ないし海綿体とを接触させ、これら成分(A) 
(B)を混合させる。
さらに、この発明の好ましい実施態様においては、(A
)水を含んだ吸水性ポリマーと、(B)γ−ブチロラク
トンおよび/またはテトラヒドロフランを含んだ吸水性
ポリマーまたはポーラスな固体ないし海綿体とを、それ
ぞれ密封袋に封入し、間貸を仕切とし、この仕切を介し
てこれら成分(A)CB)を隔離しておく。そして、冷
却を必要とする時に仕切を除去ないし破壊することによ
って、これら成分(A) (B)を混合させる。
[作 用] この発明による寒剤の冷却原理は、つぎのとおりである
。すなわち、(A)水と(B)γ−ブチロラクトンおよ
び/またはテトラヒドロフランとを混合すると、吸熱が
起きる。この吸熱エンタルピーは、混合モル比(γ−プ
チロラアクトンのモル/H20のモル)0.4で、91
5J1モルである。この発明による寒剤は、上記吸熱エ
ンタルピーを利用したものである。
[発明の効果] この発明による寒剤は、(A)水と(B)γ−ブチロラ
クトンおよび/またはテトラヒドロフランとより成り、
これら成分(A) (B)が使用時に混合せられるもの
であるので、寒剤使用時に製氷機や保冷器を必要とせず
、したがってこの寒剤はいかなる場所でも使用すること
ができ、使い勝手がよい。
また、この寒剤は携帯可能であって極めて至便である。
さらに、上記成分(A) CB)の混合具合を調節する
ことによって、冷却速度を制御することもできる。
〔実 施 例] この発明の実施例を、以下図面を参照しながら説明する
添付の図面は、この発明による寒剤を内装した自冷却式
容器を示すものである。この図面において、自冷却式容
器(1)は、筒状胴体(2)と、胴体(2)の上端開口
にリング(6)を介して被せられた頂蓋(3)と、2重
巻締めにより胴体(2)に固着され、かつ胴体(2)の
下端開口を塞ぐ底! (4)と、胴体(2)内の下部に
配置された寒剤収納容器(5)とよりなり、同容器(5
)内には吸熱を起こす2つの物質が仕切によって互いに
隔離して収納されている。
底蓋(4)は金属製であって、胴体(2)の下端開口内
に嵌め入れられる凹陥部(8)を備えている。凹陥部(
8)の底壁(8a)には、ビン挿入孔(9)が形成され
ている。このビン挿入孔(9)は底壁(8a)外面に接
着された閉塞片(10)で塞がれてはり合せアルミニウ
ム箔、紙と合成樹脂の積層体からなるものなどが用いら
れる。胴体(2)の外周面には発泡ポリスチレン製の断
熱シー)(12)が巻かれて接着されている。
寒剤収納容器(5)は、垂直断面略逆U形で、下方に開
口している。そして、その下端開口の周縁には底蓋(4
)の凹陥部(8)の底壁(8a)上面に接する外方突出
水平壁(13)が設けられ、外方突出水平壁(13)の
外周縁に連なって、胴体(2)の周壁と底M(4)の凹
陥部(8)の周壁(8b)とに挟着される垂直環状壁(
14)が下方突出状に設けられている。そして、垂直環
状壁(14)の下縁にフランジ(15)が設けられ、こ
のフランジ(15)が、胴体(2)と底!! (4)と
の巻締め部(11)に−緒に巻込まれている。寒剤収納
容器(5)は、熱伝導性が良くかつ防錆処理を施された
金属、たとえば陽極酸化処理の施されたアルミニウム合
金からつくられる。
寒剤収納容器(5)内には、その上側にγ−ブチロラク
トン(17)を封入した上側密封袋(18)が配置され
、また下側には水(1B)を封入した下側密封袋(7)
が配置されている。そして、上側密封袋(18)の底部
(18a)および下側密封袋(7)の頂部(7a)が、
γ−ブチロラクトン(17)と水(1B)とを隔離する
仕切となっている。これら密封袋(18)(7)は、ゴ
ムシート、プラスチックフィルム、はり合せアルミニウ
ムなどでつくられている。
このような構成において、容器(1)内には、ビール、
ウィスキー コールドコーヒーなどの冷却して飲まれる
液体(L)が入れられている。
そして、容器(1)内の液体(L)を冷却する場合には
、ピン(19)を、閉塞片(lO)を破って底蓋(4)
の孔(9)に挿入し、上下密封袋(18) (7)をい
ずれも突き破って上記封入液を各袋から流出させる。す
ると、γ−ブチロラクトン(17)と水(IB)とが互
いに混合せられ、吸熱が起こる。こうして生じた冷熱は
容器(5)を介して液体(L)に伝わり、液体(L)が
冷却される。そして、所定時間を経過して液体(L)が
所定温度まで冷却された後、頂蓋(3)をプラスチック
・リング(B)から剥して飲み口を形成し、冷却された
液体(L)を飲む。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示す容器の一部省略縦断面図
である。 (1)・・・自冷却式容器、(2)・・・胴体、(3)
・・・頂蓋、(4)・・・底蓋、(5)・・・寒剤収納
容器、(7)・・・下側密封袋、(8)・・・凹陥部、
(8a)・・・底壁、(9)・・・ピン挿入孔、(10
)・・・閉塞片、(IB)・・・水、(17)・・・γ
−ブチロラクトン、(1g)・・・上側密封袋、(19
)・・・ビン。 以  上 特許出願人  日立造船 株式会社 手続補正書 20発明の名称 寒剤 補正をする考 事件との関係

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (A)水と(B)γ−ブチロラクトンおよび/またはテ
    トラヒドロフランとより成り、これら成分(A)(B)
    が使用時に混合せられる、寒剤。
JP9407689A 1989-04-12 1989-04-12 寒 剤 Expired - Lifetime JPH0769103B2 (ja)

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JP9407689A JPH0769103B2 (ja) 1989-04-12 1989-04-12 寒 剤

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JPH02272276A true JPH02272276A (ja) 1990-11-07
JPH0769103B2 JPH0769103B2 (ja) 1995-07-26

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