JPH02271316A - 像面安定化手段を備えた望遠鏡 - Google Patents

像面安定化手段を備えた望遠鏡

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JPH02271316A
JPH02271316A JP1321576A JP32157689A JPH02271316A JP H02271316 A JPH02271316 A JP H02271316A JP 1321576 A JP1321576 A JP 1321576A JP 32157689 A JP32157689 A JP 32157689A JP H02271316 A JPH02271316 A JP H02271316A
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ペーター・タイヒマン
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  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、両眼形式の望遠鏡であって、反転レンズ系が
、2つの軸線においてカルダン軸によって支承された対
照的な2重支持体に固定されており、この場合前記2重
支持体は、止まっている方の前記軸線において、ケーシ
ングに固定の不動の基台に結合されるとともに、前記再
反転レンズ系に対して1つの共通の支承中心点を有して
いる望遠鏡に関する。
[従来の技術J 西独国特許発明第2834158号明細書によれば、カ
ルダン軸によって支承された2つの反転プリズム系を有
しており、支承中心点が対物レンズ面と接眼レンズ面か
ら等しい距離にあり、そして2つの望遠鏡が結合されて
1つの両眼用の装置になっているところの、像面安定化
手段を備えたプリズム望遠鏡が公知である。2つの望遠
鏡の反転プリズム系は、2つの方向において回転可能に
支承されたN照的な2重支持体に固定されており、同2
重支持体は、1つの軸線を介して、ケーシングに固定の
不動の支持体に結合されるとともに、再反転プリズム系
に対して1つの共通の支承中心点を有している。
前記特許明細書においては、吊下げ方式に関しては同等
言及されていない。
西独国実用新案登録公開第8714828号明細書によ
れば、一体的なばね継手に反転レンズ系が固定されてい
るところのライフルの照準望遠鏡が公知である。しかし
なから、この反転レンズ系は、ライフルの照準望遠鏡の
ケーシング内に、ばね継手によって自由振動的に固定さ
れておらず、そして像面の安定化には利用されない。
さらに、能動的な減衰装置が公知であるが、それらは、
ジャイロによって安定化されており、したがって非常に
敏感なfill造を有している(旋回により安定化され
た光学的装置、特許第1473901号、1968年、
出願人Anschutz&Co  GmbH;光学的に
安定化された望遠鏡、米国特許第4465346号明4
11′g、1984年、出願人Fraser (Ste
d 1Eye):Fujinon  Inc、雑誌Po
wer  and  Motoryacht;8/87
号;Br1tisch  Aerospace  Dy
namics  mit  5teadyscope)
[発明が解決しようとする課題] 本発明の課題は、コンパクトな構造にもかがわらず確実
な安定化を行うところの像面的に安定化された望遠鏡を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば前記課題は、特許請求の範囲第1項の特
徴的事項によって解決される。この場合以下において、
特許請求の範囲第1JJrに記載された装置は能動的減
衰装置とみなされる。
前記装置は、振動する反転レンズ系の固有#i勤数を減
少させ、そして同時に振動の減衰を生ザしぬる。
像面安定化手段を備えた両眼の望遠鏡は2極めてコンパ
クトかつ軽量な構造の点で優れている。これは、支承中
心点において反転レンズ系を支持するばね継手によって
達成される。前記ばね継手は、球軸受とは対照的に、摩
擦力の時間的変動を全く伴わない、・前記ばね継手の一
定の減衰特性によって、単純な能動的運動減衰装置を、
ばね継手に固定された2重支持体の基台に相対的な運動
を減衰せしめるために使用することが可能となる。この
場合基台に相対的な2重支持体の位置が割り出され、そ
して力発生機によって適切な影響が及ぼされる。
ばねを張設する問題及び熱膨脹問題を全く生じさせない
ようにするために、前記ばb継手は一体的になっている
。!i手の周囲に位置する支持ばねは光学的軸線に対し
て垂直に作用し、それによって半径方向の振動の干渉が
阻止される。
ばね継手のばねは、一定の横断面を有しておらず、それ
でもって軸方向において良好な負R能力を備えている0
円弧ばねは、軸方向の案内を省略し、したがって全体の
寸法を最小化することを許容する9反転レンズ系を支承
するために利用された支持ばねの両側に、それぞれ1つ
の別の保護ばねが存在する。この保護ばねは、衝突に際
して、機械的な当接が達成されるまで光学的軸線に対し
て垂直に撓むことによって、支持ばねに作用する外力を
Mff!せしめる。
保護ばねも同様に一定の横断面を有しておらず、したが
って円弧ばねとして形成されている。
保護ばねは、ばね継手の周囲において循環するベルトを
構成しており、それによって支持ばねは、ばねの平行四
辺形内において懸架されている。2つの互いに向かい合
うばね領域は、自由隙間によって連結されており、この
場合側々の自由隙間は、空間的に位置を変えて配置され
ている。前記自由隙間は、ばねを構成するために必要不
可欠な切欠きと共に、ばね継手の運動を、±1〜10゛
の範囲とすべきところの変位領域内において保証する。
ばね継手は、光学的軸線に対して垂直に整列された端面
において厚肉の縁部を利用することができる。この縁部
において、互いに相対的に移動する部材が取付けられる
。前記部材は、特に基台と2重支持体とによって与えら
れる。この場合基台は、望遠鏡にねじ止めされるととも
に、減衰システムの1部分の固定手段として利用される
。減衰システムの他方の比較的重い部分は、2重支持体
に固定されるとともに、てこの原理を用いた反転レンズ
系のカウンターウェイトとして利用される。これは、2
重支持体及び基台の軽量構造と同様に軽量化に寄与する
両眼の望遠鏡が、乱暴な取扱い、即ち非常に厳しい衝撃
にさらされる場合には、前記保護ばねを別個の衝撃保護
手段を用いて援助しなければならない、衝撃保護手段は
、場所を節約する理由から、ばね継手の内部に取付けら
れる。衝撃保護手段は、ばね継手を半径及び軸方向の厳
しい衝撃から保護するためのものである。支持ばねの半
径方向の保護は、可動の2重支持体の運動に際して不動
の球表面に対して移動せしめられる止めシリンダによっ
て行われる。この場合両者の相対運動は互いに非接触的
に行われる。
この場合球表面は、ばね継手の回転中心にその中心点を
有している。保護ばねの半径方向の可視性の基づいて(
11手の周囲に向かって収縮する形態のばね平行四辺形
)、半径方向の負荷に際して半径方向の当接(シリンダ
対球)が生じることになる。そのため、支持ばねには半
径方向の危険な負荷は作用しない、この保護作用は、基
台に対する2重支持体の任意の位置において生ずる。軸
方向の衝撃から保護する場合のこれに相応する作用が、
回転中心点に対して同心的に構成されかつケーシングに
固定の基台に堅固に結合されている両側の球表面によっ
て実現可能である。前記球表面は、軸方向の衝突に際し
て、21i支持体に螺入されたねじのための当接面とし
て利用される。
はとんどの場合、最大の衝撃荷重は望遠鏡の使用時には
生じないので、像面安定化手段をロックする固定装置は
、大きな回転加速度に対する保護を目的として構成され
る。前記固定装置は、有利には、衝撃保護手段内におい
て軸方向に移動可能な1本の棒によって構成される。前
記棒の各端部は球体とし、て構成されている。前記各端
部によって、棒は、2重支持体を基台に対して固定し、
そして軸方向の力を及ぼすことなく保持するように寄与
している。棒は、ロック解除状態においては、衝撃保護
手段の可動の一緒に嵌装された部分に伴って回転しない
、固定装置が自動的に再びロック位置へ移動するように
、同固定装置には戻し装置(例えば戻しばね)が備えら
れている。
ロック解除状態での基台に対する可動の2重支持体の運
動は。減衰装置によって減衰せしめられる。この減衰装
置は、有利には、回転可能に支承された高保磁性の永久
磁石と、ゲージングに固定された、磁場センサーを備え
た2つの導電率の高い電流コイルとによって構成される
前記コイルは、その形態に原因して、非線形の作用(コ
イルの厚さ、形状又は材質の変化)を奏する。これによ
って、特に支持ばねの種々のねじりばね定数を考慮に入
れた。減衰定数の軸線的調節が可能になる。それによっ
て支持ばねの製造公差は、個別に安定化された望遠鏡の
品質に対して影響を及ぼさない。
電流コイルにはスイッチを介して、調整可能な電流が供
給される。コイルへの磁場センサーの取付けは、不動的
配置及び簡単な構成に寄与する。この場合減衰定数を変
更せしめるために、どのような部分も機械的に振動せし
めるには及ばない、これは、場所的利点並びにコスト的
利点を生でしめるとともに、減衰システムの頑丈で81
械的に丈夫な構成をもたらす。
前記減衰システムは、有利には、センサー増幅器及び調
整器によって構成される。
面記調整器の代わりに、1つのマイクロプロセッサが、
A/D変換器によってデジタル化された信号を処理する
とともに、磁場センサー(76a>(例えばホールセン
サー)によって検出された運動の変化を、最終増幅器を
介して、そのプログラミングにしたがって減衰作用の2
図された非線形的過程のために処理することもあり得る
。その場合前記非線形的過程は、プロダラムに応じて連
続的又は段階的に行われる。
このようなマイクロプロセッサを用いて、最終増幅器の
零点及びばね定数の自動設定を行うこともできる。場合
によっては抵抗を橋絡することにより走査として検知可
能な、スイッチに対する種々の圧力によって、ロック解
除、電気的活性化及び減衰作用の調節のための単一押し
ボタン操作が可能である。前記形式のマイクロ10セツ
サは、今日ではA/D変換器とマイクロプロセッサと蓄
電池と出カニニットとを備える単一チッププロセッサと
して入手することができる。
[実施例] 本発明は、第1〜3図に示されるとともに、以下におい
て実施例に基づいてより詳細に説明される。
第1a〜r図には、基台を2tL支持体に連結するばね
継手(])が示されている。このばね継手(1)は、時
間的に変動する串擦力が(球軸受の場合のように)全く
発生しないために、一定の減衰特性の点で傑出している
ばね継手(1)は、1本の真っ直ぐな円形シリンダによ
って構成されており、その縁部(2)は45°の角度で
面取りされている1円形シリンダは内部(3)において
中空であり、この場合端面(4a、4b)には、それぞ
れ1つの補強リング(5)が位置している。補強リング
(5)の端面(4a、4b)には、シリンダ軸線(6)
に対して平行に、それぞれ3つのねじ孔(7)が設けら
れており、同ねし孔は互いに一定の間隔を有している。
円形シリンダの中央部には、4つの同一の作用を奏する
領域(8)が周囲に沿って一様に配分されており、同領
域は、自由隙間(9)を介して、補強リング(5)に対
して平行に連結されている。この領域(8)の本質的な
要素は3つのばね(10,lla、1lb)である(特
に第1e、if図9照)。
中央のばねは、支持ばね(lO)として利用されるもの
で、2つの切欠き(12a、12b)によってfilI
tされる。この切欠きは2つの側部の自由隙間く9)か
ら延びている。この切欠き(12a、12b)は、ばね
作用を奏する領域において主に円形に構成されており、
その結果中心において細くなる円弧状のばねが生ずる。
前記支持ばね(10)は、その比較的厚いばね端部(1
3)に起因して、軸方向において改善された支持力を有
しており、それゆえ軸方向の案内は省略可能である。支
持ばね(10)は、ばね継手(1)のシリンダ軸線(6
)に対して直角な回転軸線(10a)の回りでの傾転運
動を、±αの範囲内で許容する。切欠き(12a。
12b)及び自由隙間(9)は、選択された角度範囲内
の傾転運動を妨げないように幅広く形成されている。2
つの領域(8)内においてその部度2つの支持ばね(1
0)が、正確に向かい合っている。
支持ばね(lO)の両側では、シリンダ周囲の材料が、
シリンダ軸線(6)に対して平行かつ半円状に材料を切
除することによって、ばねの厚さまで薄くされている(
第1f図参照)。
これによって得られた保護ばね(11a、11b)は、
中央の支持ばね(10)に隣接して始まっている。この
場合一方の保護ばね(11b)を得るために、別の切欠
き(12c)が補強リング(5)に対して平行に存在し
ており、同切欠きは前記ばね(llb)を補強リング(
5)から分離するものである。前記切欠き(12C)は
、別の切欠きく12a)と−緒になって保護ばね(ll
b)のばね領域を限定する。支持ばね(10)の他方の
側部に存在する保護ばね(lla)においては、ばね領
域は、上部及び下部の自由隙間(9)によってリング(
5)の材料と分離される。こうして得られた円弧状のば
ね(lla、1lb)は、側部においてのみ、ばね継手
(1)の残りの材料部分に結合されている。eAiばね
(lla、llb>は、支持ばね(10)の回転軸線(
10a)に対して垂直に作用するとともに、シリンダ軸
線(6)に対しても垂直に作用する。これによって、保
護ばね(lla、1lb)は、中間の支持ばb(10)
を半径方向の衝撃から保護する。ばね定数は、取付は状
態における半径方向の衝撃に対する中間の支持ばね(1
0)の負荷能力から決定される。
拡幅された自由隙間(9)が、外側のリング(5)に対
して平行に延びており、同自由隙間において比較的小幅
の切欠き(12a〜C)が終了している。前記自由隙間
(9)は、中間の支持ばね(10)から離れている、保
護ばね(11a、1lb)の側部において開始するとと
もに、これら自由隙間において中間の支持ばね(10)
を構成するための比較的長い切欠き(12a)が終了し
ている場合には、同自由隙間はまたこのような側部にお
いて終了している。
これに対して自由隙間(9)において中間の支持ばね(
10)を構成するための比較的短い切欠き(12b)が
終了している場合には、同自由隙間(9)は、中間の支
持ばわ(10)に接近する、保護ばね(llb)の側部
の少し手前で開始し、そしてまた相応して終了する。そ
れぞれ向かい合っている領域(8)を結合する自由隙間
(9)は、大きな角度にわたって延びているために、同
自由隙間は保護ばね(lla>を補強リング(5)から
分離している。その都度前補強リング(5)に平行に2
つの自由隙間(9)が存在している。この場合上方の自
由隙間(9)は、下方の自由隙間(9)に対して90°
ずらして配置されている。このことは、ばね継手(1)
が選択された角度範囲±α内で傾転運動を実施すること
を保証する。ばわ(10゜11a、llb>は4つの領
域(8)の各々において1個ずつ存在する。
ばね継手(1)の一体tg″aは、ばね張設の問題及び
種々の材料の使用による熱膨張の問題がまったく無いこ
とにある。
第2a、b図において、取付けられた状態のばね継手(
1)が示されている。支持ばね(l0)はばね継手(1
)のシリンダ軸線(6)に対して垂直に作用するので、
半径方向の運動は、可動の2重支持体(14)の運動に
全く干渉しない、シリンダ軸線(6)は光学的軸線(1
5a、15b)に対して平行に延びている。
2重支持体(14)、及び望遠鏡ケーシング(ここには
示されていない)に結合された基台(16)は、ばね継
手(1)及び中間像(17)を介して、限定された角度
範囲±α内において相互に可動的に連結されている。
ばね継手(1)を介して基白く16)に連結された可動
の2重支持体(14)は、2つの機能を有する。まず第
1に、2重支持体は、プリズム(25)により構成され
た反転レンズ系(26)の支持体として作用し、そして
第2に同2重支持体には運動減衰装置の1部が固定され
ている。2つの反転プリズム系〈26)を収容するため
に、可動の2重支持体(14)は、その接眼レンズに面
した側部において2つのブラケット(28)を有してい
る。対物レンズ(ここには示されていない)と反転プリ
ズム系(26)によって定義された光学的軸線(15a
15b)は、ばね継手(1)の対称軸線(6)に対して
平行に延びる。
ブラケット(28)の向かい側に、運動減衰装置が取付
けられている。可動の2重支持体(14)は、この部分
において、能動的減衰装置の磁石(29)を保持し得る
ように構成されている。磁石支持体(30a、30b)
内の磁石(29)は、ブラケット(28)上の反転プリ
ズム系(26)に対するカウンターウェイトを構成して
おり、その結果取付けられた可動の2重支持体(14)
は、ばね継手(1)における支承に関しては、その重心
において保持されることになる。
可動の2重支持体(14)は、軽金属製あっり、可能な
限り軽量になるように構造的に設計されている。
ばね継手(1)は1片側において止め体(21)のフラ
ンジ(22)を介して基台(16)のフランジ(31)
に連結されている。前記7ランジ(31)は基台(16
)の直角のブラケットであり、この場合基台(16)の
構造は、可動の2重支持体(14)の不可避的な運動を
所定の角度範囲±α内に保持するものである。
基台(16)には孔付きの4つのブラケット(34)が
存在する。前記孔及び基台(16)のその他の孔(63
)において、基台(16)と望遠鏡ケーシング(ここに
は示されていない)とのねじ止めが行われる。望遠鏡ケ
ーシング(ここには示されていない)への取付けに際し
て基台(16)の安定した支持を得るために、同基台(
16)の下面には前記答礼の周囲において平坦な支持面
が存在する。
この場合反転プリズム系(26)は、別の固定のカウン
ターウェイト(67,71>と可動のカウンターウェイ
ト(68,69)とによって支援される。後者のカウン
ターウェイトの変位動作は、固定のカウンターウェイト
(67)にねじ(68a>をもって固定された棒(68
)を介した端部材(69)の離隔変位によって行われる
0通電されたコイル(30a、30b)は、コイル保持
体(32)を介して基台(16)にしっかりと結合され
ている0間隔保持体(27,70)は、電力供給を伴っ
たエレクトロニクスカード(プリント配線板’)(54
)を保持する。この間隔保持体(27,70)は、基台
(16)にもエレクトロニクスカード(54)にもねじ
止め(33,36,35,38)されている、後方の間
隔保持体(70)には、カウンターウェイト(69)の
棒(68)のための開口(70a)が位置しており、そ
れでもって2重支持体(14)は妨げられることなく移
動することができる。この同じ理由から基台(16)も
またエレクトロニクスカード(54)もそれぞれ1つの
開口(62,65)を有している。エレクトロニクスカ
ード(54)には、ケーブル(39)を介してコイル(
30a、3ob>に電力供給するための接続部(44)
が存在する(この場合図面には一方のコイル(3Oa)
のケーブル(39)だけが示されている。
基台(16)もまた可動の2重支持体(14)も、中間
体(17)のフランジ(22,19)を介して、ばね継
手(1)に固定されている。
中間体(17)は本質的には3つの部分から構成される
。即ち、 a)その側部フランジ(19)において、2重支持体(
14)がばね継手(1)に複数のねじ(20)によって
ねじ止めされているところの案内体(18)と、 b)そのフランジ(22)において、基台(16)がば
ね継手(1)に複数のねじ(23)によってねじ止めさ
れているところの止め体(21)と、 C)中間体(17)内に存在して、ロック状態において
固定装置として使用されるところの可動の棒(55)と
から構成される。
案内体(18)は、内側シリンダ孔を有する片側におい
て開口した円形シリンダから成る。
内側シリンダ孔は、閉塞した側では、シリンダ軸線(6
)に対して平坦な面(40)において終了する。また内
側シリンダ孔は、開口した側では、縮径した領域(41
)において終了しており、同領域の直径は、止め体(2
1)の球状の厚肉部(42)の外面の半径よりも10分
の2〜3−だけ大きい0組み立て状態において、前記両
面は互いに向かい合う。
案内体(18)の閉塞した側の外側境界面(43)は、
周縁に向かって僅かに面取りされている。シリンダ軸&
1(6)の周囲の孔(45)は、内側シリンダ孔の平坦
な面(40)を外側境界面(43)に接続しており、こ
の場合蔚記孔(45)は、段部(46)により、棒(5
5)の頭部(47)の周囲の円筒リングの大きさまで縮
径している。ねじ(49)のためのねじ孔(48)が、
外側境界面(43)を周縁領域において貫通しており、
この場合ねじ軸線は、シリンダ軸線(6)と、球形の厚
肉部(42)の球半径の中心位置において交差する。
止め体(21)は、内側シリンダ孔を有する片側におい
て開口した円形シリンダから成る。
内側シリンダ孔は、閉塞した側では、シリンダ軸線(6
)に対して平坦な面〈50)において終了している。閉
塞した側の外側境界面(51)は、球形に丸められてお
り、この場合その球半径の中心は、シリンダ軸線(6)
上であってかつ円形シリンダの下部の球形の厚肉部(4
2)の中心位置に存在する。シリンダ軸線(6)の周囲
の孔(52)は、内側シリンダ孔の平坦な面(50)を
外側境界面(51)に接続する。
この場合孔(52)は、可動の棒(55)の中間部分の
ための止め部として利用されるところの段部(53)を
有している。
球形の厚肉部(42)の下部において、シリンダ(21
)はスリーブ(56)に移行しており、この場合内側シ
リンダ孔の直径は、挿入可能なブシュ(57)を収容す
るために拡大されている。スリーブ端部はフランジ(2
2)として構成されている。
組み立てに際して、止め体(21)の内側孔内に棒(5
5)が導入される。この場合棒(55)の周囲には、円
形横断面を有する巻き付けられたばね(58)が存在す
る。棒(55)の部分(5つ)は拡径されており、この
場合同部分(59)は、挿入されたブシュ(57)に向
かう方向におけるばね(58)のための係止部を表わす
、棒(55)は、止め体(21)の孔(52)を通して
段部(53)の位置まで押し出される。前記段部は、可
動の棒(55)の中間部分のための止め部として利用さ
れる。この位置において、棒(55)の中間部分につな
がる括れ部(60)の1部分と同括れ部に隣接する頭部
(47)とが、止め体(21)の外側境界面(51)を
越えて突出する。
棒(55)の他方の側において、同棒は部分(59)に
おいて拡径されている。この拡径された部分(59)は
ブシュ(57)の内側に存在し、同ブシュの拡径された
周縁紛大部(61)は止め体(21)のスリーブ(56
)内で保持される。第2a図に示されたロック状態にお
いてばね(58)は、棒(55)を止め体(21)の孔
(52)内へ段部(53)の位置まで押圧する。この位
置において、拡径された部分(59)に立設された括れ
部(60a)の1部分と同括れ部に固定された頭部(4
7a)とが、ブシュ(57)の外側境界面(62)を越
えて突出する。この外側境界面く62)は球形に丸めら
れており、この場合球半径の中心は、止め体〈21)の
外側境界面(51)の中心と一致している。
棒(55)の頭部(47,47a)は、括れ部(60,
60a)に面した側及びその反対側において面取りされ
ており、その結果頭部(47,47a)の中央部には円
筒リングだけが残されている。これらの領域に関連して
、棒(55)は、案内体(18)の孔(45)内に位置
するとともに、他方の側においては固定フランジ(64
)の孔(63)内に位置している。前記固定フランジは
、可動の2重支持体(14)にねじ止めされており、そ
の結果可動の2重支持体(14)は、棒(55)の前記
位置においては基台(16)に対して移動することがで
きない、即ち固定されている。ブシュ(57)と反対の
側部は、中心部において若干厚くされている。ねじ(6
6)のためのねじ孔(65)が、前記側部の面を周縁領
域において貫通しており、この場合ねじ軸線は、シリン
ダ軸線(6)と、止め体(21)の球形の厚肉部(42
)の球半径の中心位置において交差する。ねじ(66゜
49)によって、基台(16)に対する2重支持体(1
4)の軸11(6)に沿った移動が阻止される。
固定フランジ(64)の孔(63)は段部(44)を有
しており、同段部においては、ブシュ(57)に面した
側の孔直径が拡径されている。
可動の2重支持体(14)が使用に際して基台(16)
に相対的に自由に移動し得るためには、頭部(47,4
7a)を固定フランジ(64)及び案内体(18)の孔
(63,45)から離隔させなければならない(第2b
図参照)。
このために、棒(55)は、望遠鏡ケーシングに結合さ
れた図示されない機構によって、固定フランジ(64)
の孔(63)内に括れ部(60)だけが位置するまで、
軸方向に沿って固定フランジ(64)内を通過せしめら
れる。この場合、他方の頭部(47)は、ばね(58)
の作用に抗して止め体(21)の方向に向かって孔(4
5)から引き出される。
今では可動の2重支持体(14)は基台(16)に対し
て移動することができ、この場合前記運動は運動減衰シ
ステム(27)によって減衰される。運動の遊びは、固
定フランジ(64)の孔(63)の寸法及び括れ部の直
径によって限定される。この場合前運動方向のいずれも
2.5″の角度範囲αを下回ることはない、この構造上
の解決策によって、孔(63)内において可動の括れ部
(60a>は、同時に、ばね継手(1)を破壊するよう
な大きな回転加速度に対する保護手段としても役立つ、
像面の安定化をもはや所望しない場合には、単に頭部(
47a)に対する引張りを止めるだけでよい、棒(55
)は、ばね力に基づいて再び元の位置へ移動する。
棒(55)がそのロック位置において係止されている場
合、安定化をなす全体的配置は、軸方向の力を受けずに
保持される。
装着状態にある敏感な支持ばね(10)が最も過酷な負
荷(衝突、落下・・・)にも耐え得るようにするために
は、あらゆる運動方向に対して衝撃保護手段が存在しな
ければならない、ロック解除状層での半径方向の衝撃に
対する衝撃保護手段は、止め体(21)の球形の厚肉部
(42)によって構成される。この厚肉部は、案内体(
18)の内側シリンダ孔の同厚肉部を包囲する縮径され
た領域(41)に対して、非常に小さな自由間隙を有し
ている0球形の厚肉部(42)は、継手内部において、
ばね継手(1)の支承・旋回点に対して同心的に位置す
るととらに、通常の動作に際しては案内体(18)内に
おいて非接触的に移動することができる。
両側部の保護ばね(lla、1lb)に基づくばね継手
(1)の半径方向の可撓性は、突然の負荷に際してばね
継手(1)の中心の支持ばね(10)が半径方向におい
て臨界的な負荷を受ける前に、シリンダ縮径部(41)
に対する厚肉部(42)の半径方向の当接が生ずるよう
に設定されていなければならない、保護ばね(11a、
1lb)は円形シリンダの周囲においてばねの平行四辺
形を構成するために、あらゆる半径方向の衝撃に際して
前記当接が生ずることになる。
前記衝撃保護手段は、ロック解除及びロック状態での軸
方向の衝撃に対する別の衝撃保護手段によって補完され
る。このために、既に説明されたねじ(66,49)が
利用される。このねじ(49,66)は、そのねじ軸線
をもって球面(51,62)の中心を指し示しており、
そして、球面(51,,62)の中心は支承点と一致し
ているために、同ねじは、可動の21i支持体(14)
が基台(16)に対して移動した場合でも前記球面から
常に一定の間隔を保持している。
今や軸方向の衝撃に対して、ばね継手(1)のばね(1
0)は、その軸方向の可撓性によって、当接ねしく49
.66)が球面(51,62)において支持されるまで
に、はんの少しだけ撓むにすぎない、したがって支持ば
ね(10)は危険な負荷から保護される。
能動的な減衰装置の利用は、時間的に変動する摩擦力が
全く生じないという利点を伴う、これによって、前記簡
単でコスト的に有利な解決策を用いて、一定の減衰特性
を備えるシステムが得られることになる。可動の2重支
持体(14)に固定された磁石(29)は、その比較的
大きな質量のために、プリズム(25)に対する適当な
カウンターウェイトになるとともに、非常に強力な磁場
(空隙において0.5T)を発生させる。それゆえ空隙
を比較的大きくすることが許される。磁石(29)とし
ては、希土類コバルトから成る高保磁性の永久磁石(例
えばネオジム−鉄又はサマリウム−Co)が使用される
ケーシングに固定の電流コイル(37a、37b)は高
い導電率〈銅コイル)を有しており、同コイル(37a
、37b)に対して磁石(29)が相対的に移動すると
、同コイル内に電流が発生する。この電流は、ばね継手
〈1)と可動の2重支持体(14)からなる回転ばね一
回転質量−システムの運動を減衰する。この場合この減
衰力は電流の強さに比例する。
各電流コイル(37a、37b)は、各運動方向に対し
て1つの片持ちの通電状層のコイルによって構成され、
それらには、望遠鏡ケーシング(図示されていない)の
スイッチS1を介して電流が供給され得る。これは調節
可能な対抗力の発生を必要に応じて実現するもので、こ
の場合には8!鍼的に振動する部材を伴わない減衰作用
を、その時々の需要に適合させることができる。この減
衰作用の切換えは、新たなコスト的欠点又は場所的欠点
を伴うことなく実現され得る。特に、コイル(37)自
体が支持体として使用されるために、それによって極め
て簡単かつ機能的に確実な構造が得られる。
第3 a + 3 b図には最も重要な部分を含む運動
減衰装置が再度示されている。磁石支持体(30a、3
0b)を有する磁石(29)だけが基台(16)に相対
的に自由に移動し得る。これに対してコイル(37a、
37b)及びその中に固定された。柔軟な導体板(76
)上の磁場センサー(76a)は、基台(16)に対し
て固定的である。この磁場センサー(76a)を通じて
、基台(16)に対して可動の2重支持体(14)の相
対運動が、各々の磁場センサ(76a)に対する2×4
個の磁石によって、有意性をもって選択された磁極の整
列に基づいて検出され得る。コイル(37a、37b)
は。
第4図に示されたエレクトロニクスカード(54)によ
り給電される。こ、のエレクトロニクスカードは、配線
に必要不可欠な構成要素〈75)(抵抗、コンデンサ、
・・・)を有する増幅及び調整IC(73)、基本調節
のための可変抵抗(73)、並びに電源(72)を含む
、エレクトロニクスカードは、ねじ(35,38>によ
って間隔保持体(27,70>に固定されるとともに、
可動の2重支持体(14)の運動の自由度を確保するた
めの開口(65)を有する。
第5図には、減衰装置のための回路の作動態様が示され
ている。零点平衡に基づいて調節された磁場センサー(
76a)から検出信号が前置増幅器に達する。事前に増
幅された信号は次いで調整器に達し、同調整器に基づい
て減衰作用が制御され゛る。この調整器は、望遠鏡利用
者に近接しているスイッチS2を介してその減衰特性を
変更することができる。調整器の出力信号は、前置増幅
器の信号と共に、調節可能な抵抗を介して、コイル電流
を決定する最終増幅器に達する。前記コイル電流は、通
電状態のコイル(37a、37b)に対して移動した磁
石(29)の運動の減衰に寄与する。これをコイル内に
埋設された磁場センサー(76a)が検知する。それで
もって制御回路が閉じられる。運動減衰作用はスイッチ
S1に基づいて開始される。前記スイッチは、増幅器及
びセンサーの給電を開始するとともに、可動の2重支持
体(14)を基台(16)からロック解除する。
前記調整器の代わりに、1つのマイクロプロセッサが、
A/D変換器によってデジタル化された信号を処理する
とともに、磁場センサー(76a)(例えばホールセン
サー)によって検出された運動の変動に対応して、最終
増幅器を介して、そのプログラミングにしたがって減衰
作用の意図された非線形的過程をもたらすこともあり得
る。その場合前記非線形的過程は、プログラムに応じて
連続的又は段階的に行すれる。
このようなマイクロプロセッサを用いて、最終増幅器の
零点及びばね定数の自動設定を行うこともできる。場合
によっては抵抗を橋絡することにより走査として検知可
能な、スイlチに対する種々の圧力によって、ロック解
除、を気的活性化及び減衰作用の調節のための単一押し
ボタン操作が可能である。前記形式のマイクロプロセッ
サは、今日ではA/D変換器とマイクロプロセッサと蓄
電池と出カニニットとを備える単一チッププロセッサと
して入手することができる。
【図面の簡単な説明】
第1a図は、ばね継手の側面図、第1b図は、ばb継手
の中央断面図、第1C図は、ばね継手の平面図、第1d
図は、ばね継手の周囲の部分図、第1e図は、3つのば
ねを含む領域の詳細図、第1f図は、3つのばねを含む
領域の詳細断面図、第2a図は、基台と反転レンズ系の
2重支持体との間に装着されたばね継手の側面図、第2
b図は、第2a図の配置の平面図、第3a図は、電流コ
イルの詳細側面図、第3b図は、電流コイルの詳細平面
図、第4図は、プリント配線板の詳細図、第5図は、第
2図に示された配置構成を駆動するための概略配線図を
示す。 ■・・・ばね継手、10・・・支持ばね、lla、11
b・・・保護ばね、14・・・2重支持体、155.・
光学的軸線、16・・・基台、29・・・磁石、37a
37b・・・電流コイル、76a・・・磁場センサー手 続 補 正 書 (方式) %式% 事件の表示 平成 l 年 特許願 第 321576発明の名称 像面安定化手段を備えた望遠鏡 3゜ 補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称  カールψツアイスースチフノング平成 年 月27日(発送日) 6゜ 補正の対象 図 面(第5図) 7゜ 補正の内容

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、両眼形式の望遠鏡であって、反転レンズ系が、2つ
    の軸線においてカルダン軸によつて支承された対照的な
    2重支持体に固定されており、この場合前記2重支持体
    は、止まっている方の前記軸線において、ケーシングに
    固定の不動の基台に結合されるとともに、前記両反転レ
    ンズ系に対して1つの共通の支承中心点を有している望
    遠鏡において、前記2重支持体(14)と前記基台(1
    6)との間にばね継手(1)が存在し、そして前記基台
    に相対的な前記2重支持体の位置を割り出して、力発生
    機をもって適切な影響を及ぼすところの装置が、前記2
    重支持体(14)と前記基台(16)に取付けられてい
    ることを特徴とする、両眼形式の望遠鏡。 2、前記装置は、連動する磁石システム(29)と、磁
    場センサー(76a)を備えたケーシングに固定のコイ
    ルシステム(37a、37b)とによって構成されてい
    る、請求項1記載の望遠鏡。 3、前記電流コイル(37a、37b)の、前記磁石シ
    ステム(29)に対して斜めの横断面及び/又は幾何学
    的形状(磁石システムに対して平行)が一定でない、請
    求項2記載の望遠鏡。 4、前記電流コイル(37)内に前記磁場センサー(7
    6a)が固定されている、請求項2又は3記載の望遠鏡
    。 5、前記ばね継手(1)が一体的に構成されている、請
    求項1から4までのいずれか1項記載の望遠鏡。 6、前記ばね継手(1)の支持ばね(10)が光学的軸
    線(15)に対して垂直に整列されている、請求項1か
    ら5までのいずれか1項記載の望遠鏡。 7、前記ばね継手(1)のばね(10、11a、11b
    )が縁部に向かって厚肉に構成されている、請求項1か
    ら6までのいずれか1項記載の望遠鏡。 8、前記反転レンズ系の運動特性に適切な影響を及ぼす
    ところのマイクロプロセッサが前記装置内に存在する、
    請求項1から7までのいずれか1項記載の望遠鏡。 9、衝撃保護手段が前記支承中心点の回りに取付けられ
    ている、請求項1から8までのいずれか1項記載の望遠
    鏡。 10、前記衝撃保護手段針が前記ばね継手(1)内の前
    記支承中心点の近傍に取付けられている、請求項9項記
    載の望遠鏡。 11、軸方向に作用する固定装置が、前記2重支持体(
    14)と前記基台(16)との間に取付けられている、
    請求項1から10までのいずれか1項記載の望遠鏡。 12、前記軸方向の固定装置が、前記衝撃保護装置内に
    取付けられている、請求項11記載の望遠鏡。
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