JPH02271227A - 被応力検出能を備えた繊維強化部材 - Google Patents
被応力検出能を備えた繊維強化部材Info
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- JPH02271227A JPH02271227A JP1094079A JP9407989A JPH02271227A JP H02271227 A JPH02271227 A JP H02271227A JP 1094079 A JP1094079 A JP 1094079A JP 9407989 A JP9407989 A JP 9407989A JP H02271227 A JPH02271227 A JP H02271227A
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Landscapes
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- Reinforced Plastic Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A0発明の目的
(1) 産業上の利用分野
本発明は被応力検出能を備えた繊維強化部材に関する。
(2)従来の技術
従来、強化用繊維は、主として部材の強度、特に、靭性
を向上させる目的で使用されている。
を向上させる目的で使用されている。
(3) 発明が解決しようとする課題前記従来の繊維
強化部材、例えば、FRP製弾性部材において、その使
用時の応力を測定する必要が生じた場合、前記弾性部材
自体は被応力検出能を備えていないので、測定作業上次
のような問題がある。
強化部材、例えば、FRP製弾性部材において、その使
用時の応力を測定する必要が生じた場合、前記弾性部材
自体は被応力検出能を備えていないので、測定作業上次
のような問題がある。
即ち、弾性部材に金属箔ひずみゲージを接着しなければ
ならない、金属箔ひずみゲージは電気抵抗を利用するも
のであるから温度の影響を受は易く、そのため測定値の
補正が必要である、金属箔ひずみゲージは弾性域の狭い
金属等のひずみには追随し得るとしても、比較的弾性域
の広いFRP製弾性部材のひずみには追随することがで
きず、その結果、測定作業中に金属箔ひすみゲージが弾
性部材から剥離するおそれがある、この剥離防止のため
に金属箔ひずみゲージを弾性部材に埋設することが考え
られるが、このように構成すると、測定部位が埋設位置
に限られ、また埋設位置が応力集中起点となり易い。
ならない、金属箔ひずみゲージは電気抵抗を利用するも
のであるから温度の影響を受は易く、そのため測定値の
補正が必要である、金属箔ひずみゲージは弾性域の狭い
金属等のひずみには追随し得るとしても、比較的弾性域
の広いFRP製弾性部材のひずみには追随することがで
きず、その結果、測定作業中に金属箔ひすみゲージが弾
性部材から剥離するおそれがある、この剥離防止のため
に金属箔ひずみゲージを弾性部材に埋設することが考え
られるが、このように構成すると、測定部位が埋設位置
に限られ、また埋設位置が応力集中起点となり易い。
本発明は前記に鑑み、繊維強化能と共にその強化用繊維
を利用して被応力検出能を具備させた前記繊維強化部材
を捷供することを目的とする。
を利用して被応力検出能を具備させた前記繊維強化部材
を捷供することを目的とする。
B1発明の構成
(1) 課題を解決するための手段
本発明は、強化用繊維とマトリックスとよりなり、荷重
の作用に伴い引張応力および圧縮応力の少なくとも一方
が発生する部位を備えた繊維強化部材であって、前記部
位に存する前記強化用繊維の少なくとも一部を応カー磁
気特性を有する金属繊維にしたことを第1の特徴とする
。
の作用に伴い引張応力および圧縮応力の少なくとも一方
が発生する部位を備えた繊維強化部材であって、前記部
位に存する前記強化用繊維の少なくとも一部を応カー磁
気特性を有する金属繊維にしたことを第1の特徴とする
。
本発明は、強化用繊維とマトリックスとよりなり、荷重
の作用に伴い引張応力および圧縮応力の少なくとも一方
が発生する部位を備・えた繊維強化部材であって、前記
部位の表層に存する前記強化用繊維の少なくとも一部を
応カー磁気特性を有する金属繊維にしたことを第2の特
徴とする。
の作用に伴い引張応力および圧縮応力の少なくとも一方
が発生する部位を備・えた繊維強化部材であって、前記
部位の表層に存する前記強化用繊維の少なくとも一部を
応カー磁気特性を有する金属繊維にしたことを第2の特
徴とする。
(2)作 用
第1の特徴によれば、繊維強化部材に、強化用繊維によ
る強化能と被応力検出能とを兼備させることができる。
る強化能と被応力検出能とを兼備させることができる。
第2の特徴によれば、繊維強化部材に発生する応力に対
して金属繊維の感度を良好にし、また応力測定範囲を広
げる°ことが可能となる。
して金属繊維の感度を良好にし、また応力測定範囲を広
げる°ことが可能となる。
(3)実施例
第1図は、被応力検出能を備えた繊維強化部材としての
FRP製板状弾性部材1を示す。その弾性部材1は二層
構造であり、厚い主層2と、その主層2の片面に一体に
積層された薄い表層3とよりなる0表Ji3の厚さTI
は、弾性部材1の2分の1の厚さ、即ち、表面Sと中立
面nとの間の厚さTよりも薄くなるように設定されてい
る(即ち、T + < T ) 、弾性部材lの撓みに
伴いその表面Sと中立面nとの間に在って表層3を含む
部位1aには交互に引張応力および圧縮応力が発生し、
したがって弾性部材lは、荷重の作用に伴い両応力が発
生する部位1aを備える。
FRP製板状弾性部材1を示す。その弾性部材1は二層
構造であり、厚い主層2と、その主層2の片面に一体に
積層された薄い表層3とよりなる0表Ji3の厚さTI
は、弾性部材1の2分の1の厚さ、即ち、表面Sと中立
面nとの間の厚さTよりも薄くなるように設定されてい
る(即ち、T + < T ) 、弾性部材lの撓みに
伴いその表面Sと中立面nとの間に在って表層3を含む
部位1aには交互に引張応力および圧縮応力が発生し、
したがって弾性部材lは、荷重の作用に伴い両応力が発
生する部位1aを備える。
主層2は、強化用繊維としてのガラス繊維と、マトリッ
クスとしての合成樹脂とより構成される。
クスとしての合成樹脂とより構成される。
合成樹脂としては、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂また
はポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等の熱可塑
性樹脂が用いられる。ガラス繊維は長繊維であり、その
繊維軸が弾性部材lの長さ方向aと平行に配向し、また
弾性部材lの全長に亘って延びている。ガラス繊維の繊
維体積率(■r)は60%である。
はポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等の熱可塑
性樹脂が用いられる。ガラス繊維は長繊維であり、その
繊維軸が弾性部材lの長さ方向aと平行に配向し、また
弾性部材lの全長に亘って延びている。ガラス繊維の繊
維体積率(■r)は60%である。
表層3は強化用繊維と、マトリックスとしての合成樹脂
とより構成される。合成樹脂としては主層2と同種のも
のが用いられる。
とより構成される。合成樹脂としては主層2と同種のも
のが用いられる。
強化用繊維としては、繊維体積率30%のガラス繊維お
よび繊維体積率5%のアモルファス合金繊維よりなる混
合繊維が用いられる。このアモルファス合金繊維は、応
カー磁気特性を有する金属繊維の一例に該当する6両繊
維は長繊維であって、各繊維軸が弾性部材lの長さ方向
aと平行に配向し、また弾性部材lの全長に亘って延び
ている。
よび繊維体積率5%のアモルファス合金繊維よりなる混
合繊維が用いられる。このアモルファス合金繊維は、応
カー磁気特性を有する金属繊維の一例に該当する6両繊
維は長繊維であって、各繊維軸が弾性部材lの長さ方向
aと平行に配向し、また弾性部材lの全長に亘って延び
ている。
さらにアモルファス合金繊維は弾性部材1の幅方向すに
平均的に分散している。
平均的に分散している。
アモルファス合金繊維は、直径lO〜200μmで、F
e 65〜67原子%、Si 8〜9原子%、B11
〜13原子%、Co10〜12原子%、Cr 1〜3
原子%の組成を有し、また応カー磁気特性を備えている
。この応カー磁気特性とは、正の磁歪を持つ強磁性材料
であるアモルファス合金に、荷重の作用に伴い引張応力
(または圧縮応力)が発生したとき、その引張り方向(
または圧縮方向)の磁気弾性エネルギが低下してその方
向での磁化が容易になる現象をいう。
e 65〜67原子%、Si 8〜9原子%、B11
〜13原子%、Co10〜12原子%、Cr 1〜3
原子%の組成を有し、また応カー磁気特性を備えている
。この応カー磁気特性とは、正の磁歪を持つ強磁性材料
であるアモルファス合金に、荷重の作用に伴い引張応力
(または圧縮応力)が発生したとき、その引張り方向(
または圧縮方向)の磁気弾性エネルギが低下してその方
向での磁化が容易になる現象をいう。
前記のように各化学成分の含有量を設定すると、アモル
ファス合金繊維の応カー磁気特性を増し、また耐食性を
向上させることができる。この耐食性の向上は、FRP
がかなりの吸湿性を有することからアモルファス合金繊
維の延命化を図る上で有効である。
ファス合金繊維の応カー磁気特性を増し、また耐食性を
向上させることができる。この耐食性の向上は、FRP
がかなりの吸湿性を有することからアモルファス合金繊
維の延命化を図る上で有効である。
本実施例において用いられたアモルファス合金繊維は、
Fe66.5原子%、518.5原子%、B 12原
子%、Co 11原子%、Cr 2原子%の組成を
有し、また直径は120μmである。
Fe66.5原子%、518.5原子%、B 12原
子%、Co 11原子%、Cr 2原子%の組成を
有し、また直径は120μmである。
なお、アモルファス合金繊維の直径が108mを下回る
と、繊維化が困難となり、一方、200μmを上回ると
アモルファス化が不可能になる。
と、繊維化が困難となり、一方、200μmを上回ると
アモルファス化が不可能になる。
弾性部材1の長さ方向a中央部にセンシングコイル4が
隙間無く嵌着される。そのセンシングコイル4は、第2
図に示すように内側の励磁コイル5と、外側の検出コイ
ル6と、両コイル5.6を被覆する可撓性カバ一部材7
とよりなる。
隙間無く嵌着される。そのセンシングコイル4は、第2
図に示すように内側の励磁コイル5と、外側の検出コイ
ル6と、両コイル5.6を被覆する可撓性カバ一部材7
とよりなる。
弾性部材1は、センシングコイル4を備えた状態で所定
の装置の緩衝部に組込まれ、これにより緩衝作用時にお
ける弾性部材lに発生する応力の測定が可能となる。
の装置の緩衝部に組込まれ、これにより緩衝作用時にお
ける弾性部材lに発生する応力の測定が可能となる。
その応力の測定は、第2図に示すように励磁コイル5に
高周波電流用電源8より貰周波電流を供給して、相互イ
ンダクタンスに基づき検出コイル6に誘起された誘起電
圧を検出器9により検出することによって行われる。即
ち、弾性部材lが第2図示のように上方へ撓むと、その
撓みに応じて表N3に引張応力が発生し、また逆に、下
方へ撓むと、表層3に圧縮応力が発生する。この場合、
引張応力を応力測定要素に選定すると、前記誘起電圧は
アモルファス合金繊維の透磁率の変化、したがって表層
3における引張応力の大小によって変化し、そこで、予
めアモルファス合金繊維の引張応力と誘起電圧との関係
を調べておくことにより、誘起電圧を検出することによ
って弾性部材lの応力を測定することができる。
高周波電流用電源8より貰周波電流を供給して、相互イ
ンダクタンスに基づき検出コイル6に誘起された誘起電
圧を検出器9により検出することによって行われる。即
ち、弾性部材lが第2図示のように上方へ撓むと、その
撓みに応じて表N3に引張応力が発生し、また逆に、下
方へ撓むと、表層3に圧縮応力が発生する。この場合、
引張応力を応力測定要素に選定すると、前記誘起電圧は
アモルファス合金繊維の透磁率の変化、したがって表層
3における引張応力の大小によって変化し、そこで、予
めアモルファス合金繊維の引張応力と誘起電圧との関係
を調べておくことにより、誘起電圧を検出することによ
って弾性部材lの応力を測定することができる。
第3図は、弾性部材1の応力測定に当り、その測定要素
として引張応力および圧縮応力を選定した場合を示す。
として引張応力および圧縮応力を選定した場合を示す。
この弾性部材lは、三層構造であり、厚い主層2と、そ
の主層2の両面に一体に積層された薄い第1.第2表層
31.3zとよりなる。画表層35,3tの厚さは、前
記同様に弾性部材1の2分の1の厚さ、即ち、両表面S
++Szと中立面nとの間の厚さよりも薄くなるように
設定されている1弾性部材1の撓みに伴い、その両表面
S1゜Stと中立面nとの開に在って画表層3.,3t
を含む部位1a、lbには交互に引張応力および圧縮応
力が発生し、したがって弾性部材lは、荷重の作用に伴
い両心力が発生ずる部位1a、lbを備える。主層2お
よび画表層36,3□の構成は、前記主層2および表層
3のそれとそれぞれ同一である。
の主層2の両面に一体に積層された薄い第1.第2表層
31.3zとよりなる。画表層35,3tの厚さは、前
記同様に弾性部材1の2分の1の厚さ、即ち、両表面S
++Szと中立面nとの間の厚さよりも薄くなるように
設定されている1弾性部材1の撓みに伴い、その両表面
S1゜Stと中立面nとの開に在って画表層3.,3t
を含む部位1a、lbには交互に引張応力および圧縮応
力が発生し、したがって弾性部材lは、荷重の作用に伴
い両心力が発生ずる部位1a、lbを備える。主層2お
よび画表層36,3□の構成は、前記主層2および表層
3のそれとそれぞれ同一である。
弾性部材lの画表層31,3□に近接させたカバ一部材
II、1を内にU字形第1.第2フェライトコア10+
、Lozがそれぞれ埋封される。
II、1を内にU字形第1.第2フェライトコア10+
、Lozがそれぞれ埋封される。
第1フェライトコア10.に第1励磁コイル51および
第1検出コイル61が別々に巻装され、また第2フエラ
イトコアlO!に第2励磁コイル58および第2検出コ
イル62が別々に巻装される。
第1検出コイル61が別々に巻装され、また第2フエラ
イトコアlO!に第2励磁コイル58および第2検出コ
イル62が別々に巻装される。
第1.第2励磁コイル5.、Lは高周波電流用電源8に
接続され、また第1.第2検出コイル64.6□は検出
器9.に接続される。この場合検出器9.は、第1検出
コイル6、により検出された、例えば引張応力に伴う誘
起電圧(+e)と第2検出コイル6□により検出された
、例えば圧縮応力に伴う誘起電圧(−e)との差、即ち
e−(−e)=2eを検出するようになっている。
接続され、また第1.第2検出コイル64.6□は検出
器9.に接続される。この場合検出器9.は、第1検出
コイル6、により検出された、例えば引張応力に伴う誘
起電圧(+e)と第2検出コイル6□により検出された
、例えば圧縮応力に伴う誘起電圧(−e)との差、即ち
e−(−e)=2eを検出するようになっている。
このように引張応力および圧縮応力を併用して弾性部材
lに発生する応力を測定するようにすると、その応力の
微少変化をも検出することが可能であり、また測定可能
な応力の範囲も広がり、その上測定値もリニアリティの
優れたものとなる。
lに発生する応力を測定するようにすると、その応力の
微少変化をも検出することが可能であり、また測定可能
な応力の範囲も広がり、その上測定値もリニアリティの
優れたものとなる。
第4.第5図は、弾性部材1におけるアモルファス合金
繊維の厚さ方向埋設位置と、応力(ひずみ)および誘起
電圧との関係を示す。
繊維の厚さ方向埋設位置と、応力(ひずみ)および誘起
電圧との関係を示す。
この場合、アモルファス合金繊維を縦糸に、またガラス
繊維を横糸にした一枚の網状物11が用いられ、その縦
糸は弾性部材1の長さ方向aと平行に配向している。こ
のように網状物11を用いると、両繊維の取扱い性が容
易になる。
繊維を横糸にした一枚の網状物11が用いられ、その縦
糸は弾性部材1の長さ方向aと平行に配向している。こ
のように網状物11を用いると、両繊維の取扱い性が容
易になる。
第4図において、網状物11は中立面nから表面Sまで
の間に埋設されるもので、中立面nと表面Sとの間の厚
さをTとし、また中立面nと埋設位置との間の厚さをT
amとすると次のことが言える。
の間に埋設されるもので、中立面nと表面Sとの間の厚
さをTとし、また中立面nと埋設位置との間の厚さをT
amとすると次のことが言える。
Tam=0では、網状物11が中立面nに在り、したが
って第5図線(ひずみ軸)χ1のようにひずみ(ε)は
零で、誘起電圧も零である。
って第5図線(ひずみ軸)χ1のようにひずみ(ε)は
零で、誘起電圧も零である。
Tam!=iTでは、綱状物11が略表面Sに在り、し
たがって第5図線x、のようにひずみ(ε)は最大とな
るので感度は良好となるが、アモルファス合金の特性か
ら大きなひずみに対しては誘起電圧が飽和状態とな怪、
したがってリニアリティな測定値が得られない場合があ
る。
たがって第5図線x、のようにひずみ(ε)は最大とな
るので感度は良好となるが、アモルファス合金の特性か
ら大きなひずみに対しては誘起電圧が飽和状態とな怪、
したがってリニアリティな測定値が得られない場合があ
る。
0<Tam<T、例えばTam=%Tでは、網状物11
が表面Sと中立面nとの中間位置に在り、これにより第
5図線X、のようにひずみに対し誘起電圧が略直線状に
変化する範囲が長くなり、また感度も良好となる。た\
゛し、O<Tam<%Tではアモルファス合金繊維の感
度が低下する傾向がある。
が表面Sと中立面nとの中間位置に在り、これにより第
5図線X、のようにひずみに対し誘起電圧が略直線状に
変化する範囲が長くなり、また感度も良好となる。た\
゛し、O<Tam<%Tではアモルファス合金繊維の感
度が低下する傾向がある。
上記のことから、綱状物11、したがってアモ、 ル
ファス合金繊維を表面Sから′ATの範囲に存する表層
3(第4図点描領域)に配設するのがよい。
ファス合金繊維を表面Sから′ATの範囲に存する表層
3(第4図点描領域)に配設するのがよい。
この表層3に対応するひずみ一誘起電圧特性は5、
第5図斜線示の領域に存する。
第5図斜線示の領域に存する。
前記のように検出素子をアモルファス合金繊維にすると
、その埋設作業が容易であり、また埋設位置が正確に設
定され、その上、弾性部材1の撓みに対しアモルファス
合金繊維を、それを損傷することなく追随させることが
できる。
、その埋設作業が容易であり、また埋設位置が正確に設
定され、その上、弾性部材1の撓みに対しアモルファス
合金繊維を、それを損傷することなく追随させることが
できる。
また前記埋設手段の採用によって、アモルファス合金繊
維への温度および湿度変化の影響を少なくし、その上、
水による腐食からアモルファス合金繊維を保護すること
ができる。
維への温度および湿度変化の影響を少なくし、その上、
水による腐食からアモルファス合金繊維を保護すること
ができる。
各表層3,3I、3tにおける強化用繊維として、前記
のように混合繊維を用いると、その配合割合によってそ
れら表層3,3..3.のヤング率の調整が容易となり
、また破損時の限界付近における挙動を緩慢にすること
が可能となる。
のように混合繊維を用いると、その配合割合によってそ
れら表層3,3..3.のヤング率の調整が容易となり
、また破損時の限界付近における挙動を緩慢にすること
が可能となる。
なお、表N3、第1.第2表層3..3□の強化用繊維
としてはアモルファス合金繊維のみを用いることもある
。またアモルファス合金繊維を、前記実施例のように弾
性部材1全長に配設せずに、応力測定要求箇所にのみ配
設してもよい。さらにセンシングコイル4等は弾性部材
Iの長さ方向aに沿って複数用いることもあり、またセ
ンシングコイル4等と弾性部材lとの間には隙間が存在
してもよい。
としてはアモルファス合金繊維のみを用いることもある
。またアモルファス合金繊維を、前記実施例のように弾
性部材1全長に配設せずに、応力測定要求箇所にのみ配
設してもよい。さらにセンシングコイル4等は弾性部材
Iの長さ方向aに沿って複数用いることもあり、またセ
ンシングコイル4等と弾性部材lとの間には隙間が存在
してもよい。
さらに本発明は、合成樹脂をマトリックスとする、弾性
部材以外の繊維強化部材、金属をマトリックスとする繊
維強化部材等にも適用される。
部材以外の繊維強化部材、金属をマトリックスとする繊
維強化部材等にも適用される。
繊維強化部材のひずみとアモルファス合金繊維による出
力(誘起電圧)との関係をリニアリティ域に収めるべく
、マトリックスがゴム等より構成されて繊維強化部材の
撓みが大きい場合にはアモルファス合金繊維は中立面側
に、またマトリックスが金属より構成されて繊維強化部
材の撓みが小さい場合にはアモルファス合金繊維は表面
側にそれぞれ配設される。
力(誘起電圧)との関係をリニアリティ域に収めるべく
、マトリックスがゴム等より構成されて繊維強化部材の
撓みが大きい場合にはアモルファス合金繊維は中立面側
に、またマトリックスが金属より構成されて繊維強化部
材の撓みが小さい場合にはアモルファス合金繊維は表面
側にそれぞれ配設される。
前記のような弾性°部材1の応力測定技術は、その弾性
部材1がリーフスプリングである場合、車両における車
高調整、リーフスプリングの破損検出等に適用される。
部材1がリーフスプリングである場合、車両における車
高調整、リーフスプリングの破損検出等に適用される。
この場合、アモルファス合金繊維はリーフスプリング内
に埋設されているので、その繊維を、飛来した石等の衝
撃等から保護することができる。
に埋設されているので、その繊維を、飛来した石等の衝
撃等から保護することができる。
C1発明の効果
第(1)項記載の発明によれば、極めて簡単な構成によ
り、繊維強化能および被応力検出能を兼備した前記繊維
強化部材を提供することができ、これにより前記部材の
応力測定作業の簡素化を図ることが可能となる。
り、繊維強化能および被応力検出能を兼備した前記繊維
強化部材を提供することができ、これにより前記部材の
応力測定作業の簡素化を図ることが可能となる。
第(2)項記載の発明によれば、前記効果に加え、広い
測定範囲を有すると共に感度が良好で、リニアリティの
優れた測定値を得ることが可能な前記繊維強化部材を提
供することができる。
測定範囲を有すると共に感度が良好で、リニアリティの
優れた測定値を得ることが可能な前記繊維強化部材を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はセンシングコイルを備えた弾性部材の斜視図、
第2.第3図は弾性部材の応力を測定する二種の方式を
示す概略図、第4図は弾性部材の側面図、第5図はひず
みと誘起電圧との関係を示すグラフである。 l・・・弾性部材(繊維強化部材)、Ia、lb・・・
引張応力および圧縮応力を受ける部位、3.3゜、3□
・・・表層、第1.第2表層
第2.第3図は弾性部材の応力を測定する二種の方式を
示す概略図、第4図は弾性部材の側面図、第5図はひず
みと誘起電圧との関係を示すグラフである。 l・・・弾性部材(繊維強化部材)、Ia、lb・・・
引張応力および圧縮応力を受ける部位、3.3゜、3□
・・・表層、第1.第2表層
Claims (3)
- (1)強化用繊維とマトリックスとよりなり、荷重の作
用に伴い引張応力および圧縮応力の少なくとも一方が発
生する部位を備えた繊維強化部材であって、前記部位に
存する前記強化用繊維の少なくとも一部を応カー磁気特
性を有する金属繊維にしたことを特徴とする、被応力検
出能を備えた繊維強化部材。 - (2)強化用繊維とマトリックスとよりなり、荷重の作
用に伴い引張応力および圧縮応力の少なくとも一方が発
生する部位を備えた繊維強化部材であって、前記部位の
表層に存する前記強化用繊維の少なくとも一部を応力−
磁気特性を有する金属繊維にしたことを特徴とする、被
応力検出能を備えた繊維強化部材。 - (3)前記繊維強化部材は板状部材であり、該板状部材
の表面と中立面との間の厚さをTとしたとき、前記表層
は前記表面から厚さ1/2Tの範囲に存する、第(2)
項記載の被応力検出能を備えた繊維強化部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1094079A JP2657316B2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 被応力検出能を備えた繊維強化部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1094079A JP2657316B2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 被応力検出能を備えた繊維強化部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02271227A true JPH02271227A (ja) | 1990-11-06 |
JP2657316B2 JP2657316B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=14100480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1094079A Expired - Fee Related JP2657316B2 (ja) | 1989-04-13 | 1989-04-13 | 被応力検出能を備えた繊維強化部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2657316B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06155583A (ja) * | 1992-11-24 | 1994-06-03 | Honda Motor Co Ltd | 繊維強化プラスチック部材の接着方法及び接着不良検知方法 |
EP0666470A2 (en) * | 1994-01-26 | 1995-08-09 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Stress measurement of magnetic materials, and FRP and adhesive members with such material for defect detection |
US5453291A (en) * | 1993-05-25 | 1995-09-26 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | FRP member and method of detecting internal damage therein |
WO1999042643A1 (fr) * | 1998-02-18 | 1999-08-26 | Toray Industries Inc. | Matiere a base de fibres de carbone de renforcement, lamine et procede de detection |
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CN114061435A (zh) * | 2021-11-15 | 2022-02-18 | 无锡纤发新材料科技有限公司 | 一种基于磁性纤维的微应变传感器及应变监测方法 |
CN114061434A (zh) * | 2021-11-15 | 2022-02-18 | 浙江大学 | 一种面向磁性纤维复合材料的结构健康监测系统及其方法 |
CN117128848A (zh) * | 2023-10-26 | 2023-11-28 | 中国科学技术大学 | 基于裂纹间隙磁阻调制的双向弯曲传感器 |
-
1989
- 1989-04-13 JP JP1094079A patent/JP2657316B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0666470A3 (ja) * | 1994-01-26 | 1995-09-20 | Honda Motor Co Ltd | |
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CN110477928B (zh) * | 2019-09-19 | 2024-02-06 | 五邑大学 | 拉伸型应力传感器和弯曲传感装置 |
CN114061435A (zh) * | 2021-11-15 | 2022-02-18 | 无锡纤发新材料科技有限公司 | 一种基于磁性纤维的微应变传感器及应变监测方法 |
CN114061434A (zh) * | 2021-11-15 | 2022-02-18 | 浙江大学 | 一种面向磁性纤维复合材料的结构健康监测系统及其方法 |
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CN117128848B (zh) * | 2023-10-26 | 2024-03-29 | 中国科学技术大学 | 基于裂纹间隙磁阻调制的双向弯曲传感器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2657316B2 (ja) | 1997-09-24 |
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