JPH02271055A - 多気筒エンジンの気筒判別装置 - Google Patents

多気筒エンジンの気筒判別装置

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Publication number
JPH02271055A
JPH02271055A JP9139189A JP9139189A JPH02271055A JP H02271055 A JPH02271055 A JP H02271055A JP 9139189 A JP9139189 A JP 9139189A JP 9139189 A JP9139189 A JP 9139189A JP H02271055 A JPH02271055 A JP H02271055A
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JP
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pulse
pulse signal
cylinder
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generating means
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Application number
JP9139189A
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English (en)
Inventor
Takashi Inoue
隆 井上
Kazuya Yokota
和也 横田
Koichi Takahashi
高橋 侯一
Masaaki Taniguchi
雅昭 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH02271055A publication Critical patent/JPH02271055A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、多気筒エンジンにおけるピストンが特定の位
置をとる状態にある気筒を、クランク軸の回転に応じて
パルス信号を発生するパルス発生手段からの出力に基づ
いて判別する、多気筒エンジンの気筒判別装置に関する
(従来の技術) 燃料噴射時期あるいは点火時期等についての制御が複数
の気筒の夫々について行われるようにされた多気筒エン
ジンにおいて、例えば、特開昭57−59032号公報
にも示される如く、クランク軸が2回転する毎に1個の
パルス信号を発生する基準気筒位置検出センサで構成さ
れる第1のパルス発生手段と、クランク軸が1回転する
期間に複数個のパルス信号を発生するクランク軸回転角
(エンジン回転数)センサで構成される第2のパルス発
生手段とが備えられ、それらセンサから得られるパルス
信号が用いられて燃料噴射が行われるべき気筒が順次検
知される気筒判別が行われるようにされたものが知られ
ている。
このような気筒判別が行われるようにされた多気筒エン
ジンにおいては、通常、第1のパルス発生手段はカム軸
に設けられて、カム軸の回転に基づいてパルス信号を発
生するものとされ、また、第2のパルス発生手段はクラ
ンク軸に設けられて、クランク軸の回転に基づいてパル
ス信号を発生するものとされる。
斯かる気筒判別が行われるにあたっては、第1のパルス
発生手段が発生するパルス信号に基づいて、第2のパル
ス発生手段が発生する複数のパルス信号のうちから基準
となるものが選択される。
そして、複数の気筒のうち、選択された基準パルス信号
が発生する時点において、そのピストンが特定の位置、
例えば、吸入行程直前における上死点位置をとる状態に
あるものが基準気筒とされ、基準パルス信号及びそれに
続く第2のパルス発生手段が発生するパルス信号の個数
に基づいて、基準気筒に続いてピストンが特定の位置を
とる状態とされる気筒が、順次、判別される。
(発明が解決しようとする課題) 上述の如くの第1及び第2のパルス発生手段が備えられ
た多気筒エンジンにあっては、カム軸はクランク軸によ
り巻掛伝導部材を介して回転駆動されるので、例えば、
巻掛伝導部材にクランク軸の角速度変動等に起因する伸
び等が生じたときには、カム軸とクランク軸との間にお
ける回転位相差の変動が生じて、それにより、第1のパ
ルス発生手段から得られるパルス信号と第2のパルス発
生手段から得られるパルス信号との間に位相差変動が生
じ、それゆえ、気筒判別における誤判別が生じる虞があ
る。
斯かる点に鑑み、本発明は、複数の気筒の夫々について
の燃料噴射時期あるいは点火時期等に対する制御が行わ
れる多気筒エンジンにおける気筒判別が、カム軸及びク
ランク軸の回転に応してパルス信号を発生する複数のパ
ルス信号発生手段の夫々から得られるパルス信号に基づ
いて行われるようになされ、しかも、カム軸とクランク
軸との間における回転位相差の変動が生じた場合にも、
ピストンが特定の位置をとる状態にある気筒についての
誤判別を生じる虞が少ないものとされた多気筒エンジン
の気筒判別装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本発明に係る多気筒エンシイ
の気筒判別装置は、多気筒エンジンにおけるカム軸に関
連して設けられ、そのカム軸の1回転につき1個の割合
でパルス信号を発生する第1のパルス発生手段と、多気
筒エンジンにおけるクランク軸に関連して設けられた第
2のパルス発生手段と、クランク軸に関連して設けられ
、そのクランク軸の1回転につき一定の複数個の割合で
パルス信号を発生する第3のパルス発生手段とに加えて
、判別手段が備えられ、第2のパルス発生手段が、クラ
ンク軸の1回転につき1個の割合でパルス信号を発生す
るものとされ、さらに、判別手段が、クランク軸が2回
転する期間における、第1.第2及び第3のパルス発生
手段の夫々から得られるパルス信号の順序に基づいて、
多気筒エンジンにおけるピストンが特定の位置をとる状
態にある気筒を検知するものとされて、構成される。
(作 用) 上述の如くの構成とされる本発明に係る多気筒エンジン
の気筒判別装置においては、カム軸に関連して設けられ
た第1のパルス発生手段がカム軸の1回転につき1個発
生するパルス信号に基づいて、クランク軸に関連して設
けられた第2のパルス発生手段がカム軸の1回転につき
2個発生するパルス信号のうちの1個が基準設定用信号
として選択され、その基準設定用信号に基づいて、クラ
ンク軸に関連して設けられた第3のパルス発生手段がク
ランク軸の1回転につき一定の複数個発生するパルス信
号のうちから、ピストンが特定の位置をとる状態にある
気筒に対応するものが基準パルス信号として選択される
。このようにされることにより、カム軸とクランク軸と
の間における回転位相差の変動が生じることに起因して
、第1のパルス発生手段が発生するパルス信号と第2の
バルス発生手段が発生するパルス信号との間における位
相差が変動し、第1のパルス発生手段が発生するパルス
信号に基づいて、第2のパルス発生手段が発生するパル
ス信号のうちの誤ったものが基準設定用信号として選択
される事態を回避すべく、予め、第1のパルス発生手段
が発生するパルス信号と第2のパルス発生手段が発生す
るパルス信号との間に所定の位相差をもたせるべく、カ
ム軸とクランク軸との間における回転位相差を設定する
ことが可能とされる。
斯かるカム軸とクランク軸との間の回転位相差が設定さ
れた場合には、カム軸とクランク軸との間における回転
位相差の変動が生じても、第1のパルス発生手段が発生
するパルス信号の第2のパルス発生手段が発生するパル
ス信号に対する位相進み状態が維持され、第2のパルス
発生手段が発生するパルス信号のうちの誤ったものが基
準設定用信号として選択される事態が回避され、しかも
、第2のパルス発生手段と第3のパルス発生手段とは、
共にクランク軸に関連して設けられたものとされるので
、第2のパルス発生手段が発生するパルス信号と第3の
パルス発生手段が発生するパルス信号との間には位相差
変動が生じないことになり、基準設定用信号により選択
される基準パルス信号が適正なものとされる。その結果
、基準パルス信号に基づいてピストンが特定の位置をと
る状態にある気筒の判別における信転性が向上せしめら
れる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図及び第2図は、本発明に係る多気筒エンジンの気
筒判別装置の一例を、それが適用されたDOHC形式を
とる6気筒V型エンジンと共に示す。
第1図及び第2図において、クランク軸15が配された
シリンダブロック7及びシリンダバンク8及び9から成
るエンジン本体10は、爆発行程の順番が1番目、3番
目及び5番目とされる気筒1.3及び5が配列形成され
た第1のシリンダバンク11と、爆発行程の順番が2番
目、4番目及び6番目とされる気筒2,4及び6が配列
形成された第2のシリンダバンク12とを構成するもの
とされる。気筒1〜6には、夫々、吸気通路の下流側部
分を形成する分岐吸気通路部13が接続されており、各
分岐吸気通路部13には、燃料噴射弁14a、14b、
14c、14d、14e及び1、4 fが臣甚設されて
いる。
第1のシリンダバンク11におけるエンジン本体10の
端面部10a側には、一端部にカムプーリ21が取り付
けられた排気側のカム軸16及び一端部にカムブーIJ
22が取り付けられた吸気側のカム軸17が配設されて
おり、また、第2のシリンダバンク12におけるエンジ
ン本体IOの端面部10a側には、一端部にカムプーリ
23が取り付けられた吸気側のカム軸重8及び一端部に
カムプーリ24が取り付けられた排気側のカム軸19が
配設されている。さらに、エンジン本体10の端面部1
0a側に突出するクランク軸15の一端部には、クラン
クプーリ25が、カムプーリ21〜24との間に所定の
回転位相差が生じるようにして取り付けられている。
そして、カムプーリ2I〜24とクランクプーリ25と
の間には、アイドラー20a、20b及び20cが当接
するタイミングベルト26が装架されている。タイミン
グベルト26は、第2図において白抜き矢印で示される
方向に回転駆動するクランク軸15の回転をカム軸16
〜I9に伝達し、それにより、カム軸16〜19の夫々
が、クランク軸15が2回転する期間に1回転せしめら
れる。また、エンジン本体10における端面部10aに
は、カムプーリ21〜24.クランクプーリ25及びタ
イミングベルト26を覆うものとされたベルトカバー2
7が取り付けられている。なお、クランク軸15の一端
部には、クランクプーリ25の他に複数の補機駆動用の
プーリ28も取り付けられている。
第2のシリンダバンク12におけるカム軸19の一端部
には、ベルトカバー27に設けられた支持部27aにケ
ーシング部30aが固定されたデイストリピユータ30
の回転軸30bが結合されている。ディストリビュータ
30は、ディストリビュータ30の回転軸30bを回転
軸とする回転円板32、及び、検出器34を内蔵するも
のとされる。
回転円板32には、その外周端縁部から中心部に向けて
伸びる矩形の切欠部が1個形成されており、その切欠部
が回転円板32における被検出部33とされる。一方、
検出器34は、断面形状がコ字状とされた本体部分34
aと取付部分34bとを有し、本体部分34aの対向片
部が、回転円板32における被検出部33が設けられた
外周縁部分を挟むようにされた状態で、取付部分34b
が、ディストリビュータ30におけるケーシング□部3
0aに取り付けられたものとされる。そして、検出器3
4における本体部分34aの一方の片部には電磁石35
が設けられ、また、他方の片部における電磁石35に対
向する位置には、ホール素子36が設けられており、ホ
ール素子36からは、それに作用する電磁石35が発生
する磁界の強さに応じた出力が得られる。従って、カム
軸19の回転に伴われる回転円板32の回転時には、被
検出部33が検出器34の本体部分34aに設けられた
電磁石35とホール素子36との間を通過する状態が発
生し、それにより、ホール素子36が発生する出力が変
化せしめられる。検出器34は斯かるホール素子36が
発生する出力の変化を検知し、その変化に応じたパルス
信号SPIを発生するものとされる。斯かるパルス信号
SP1はカム軸19の1回転に1個の割合で発止せしめ
られる。
一方、クランク軸15におけるクランクプーリ25と補
機駆動用プーリ28との間に位置する部分には、クラン
ク軸15を回転軸とする回転円板40が取り付けられて
おり、回転円板40には、その外周端縁部から中心部に
向けて伸びる矩形の切欠部が等角度間隔をもって12個
配列形成されている。12個の切欠部のうち1個は、回
転円板40の半径方向の長さが他の11個より大なるも
のとされており、この切欠部が回転円板40の被検出部
41aとされ、また、他の11個の切欠部は、各々の回
転円板40の半径方向の長さが等しいものとされており
、これら切欠部が回転円板40の被検出部41bとされ
る。
さらに、シリンダブロック7の端面部1.0 aにおけ
る回転円板40に近接する位置には、検出器42及び検
出器44が、それらの間に、例えば、95°程度の所定
の角度間隔を有して取り付けられている。検出器42は
、第3図に示される如く、断面形状が略コ字状とされた
本体部分42aと取付部分42bとを有し、また、検出
器44は、第1図に示される如く、断面形状が略コ字状
とされた本体部分44aと取付部分44bとを有するも
のとされる。検出器42は、その本体部分42aの対向
片部が、回転円板40における被検出部41a及び41
bが設けられた外周縁部分を挟むようにされた状態で、
取付部分42bがシリンダブロック7に取り付けられた
ものとされている。そして、本体部分42aの一方の片
部には、回転円板40に設けられた被検出部41bには
対向せず、回転円板40の回転に伴って、回転円板40
に設けられた被検出部41aの回転円板40の中央部側
の端部に対向する電磁石45が設けられ、また、他方の
片部には、電磁石45に対向する位置にホール素子46
が設けられており、ホール素子46からは、それに作用
する電磁石45が発生する磁界の強さに応じた出力が得
られる。
一方、検出器44ば、その本体部分44aの対向片部が
、回転円板40における被検出部41a及び41bが設
けられた外周縁部分を挾むようにされた状態で、取付部
分44bがシリンダブロック7に取り付けられたものと
されている。そして、本体部分44aの一方の片部にお
ける、回転円板40の回転に伴って、回転円板40に設
けられた被検出部41bに対向する位置には、電磁石4
7が設けられ、また、他方の片部における電磁石47に
対向する位置には、ホール素子48が設けられており、
ホール素子48からは、それに作用する電磁石47が発
生する磁界の強さに応じた出力が得られる。従って、ク
ランク軸150回転に伴ねれる回転円板40の回転時に
は、被検出部41aが検出器42の本体部分42aに設
けられた電磁石45とホール素子46との間を通過し、
また、被検出部41a及び複数の被検出部41bが検出
器44の本体部分44aに設けられた電磁石47とホー
ル素子48との間を通過することになり、ホール素子4
6及び4Bが発生する出力が、被検出部41a及び41
bの通過に応じて変化せしめられる。検出器42及び4
4は、夫々、ホール素子46及び48が発生する出力の
変化を検知し、その変化に応じたパルス信号SP2及び
SF3を発生するものとされる。
このようにして得られるパルス信号SP2は、クランク
軸15の1回転につき1個の割合で得られ、また、パス
ル信号SP3は、クランク軸15の1回転につき12個
の割合で得られる。そして、パルス信号SP2のパルス
信号SPIとの間の位相差が、パルス信号SP2の直後
に得られるパルス信号SP3の立下り時点が、気筒1〜
6のうちのいずれか、例えば、気筒1がそのピストンが
吸入行程直前における上死点位置をとる時点に合致する
ように設定される。
検出器34.42及び44が夫々発生するパルス信号S
PI、SP2及びSF3はコントロールユニッ)60に
送出される。
コントロールユニット60には、上述のパルス信号SP
I、SP2及びSF3の他に、吸気通路に設けられたエ
アフローセンサ51から得られる吸入空気量に応じた検
出信号Sa、スタータスイッチ52から得られるスター
タの作動状態に基づく検出信号Ssが供給されるととも
に、エンジンの制御に必要とされる他の検出信号Sxも
供給される。
また、コントロールユニット60は、燃料噴射弁14a
−14fに噴射駆動パルス信号P J 1. 。
PJ2.PJ3.PJ4.PJ5及びPJ6を夫々送出
して、それら燃料噴射弁14a〜14[に燃料噴射動作
を行わせるものとされるが、斯かる際、コントロールユ
ニット60は検出信号Saがあられす吸入空気量とパル
ス信号5P30所定の単位期間内の数に応じて算出され
るエンジン回転数とに基づいて、基本燃料噴射パルス幅
を算出し、その算出された基本燃料噴射パルス幅に検出
信号Sxがあられすエンジンの冷却水温等に応じた各種
の補正を加えることにより、噴射駆動パルス信号PJI
〜PJ6のパルス幅を設定する。
そして、コントロールユニット60は、得られるパルス
信号SPI〜SP3の順序に基づいて、気筒1〜6のう
ちピストンが吸入行程直前における上死点位置をとる状
態にあるものを検知して、燃料噴射弁14a−14fの
うち検知された気筒に対応するものに燃料噴射動作を行
わせるようにされる。
コントロールユニット60には、第4図A−Cに示され
る如く、カム軸19が1回転する期間TO内において、
1個のパルス信号SPIが検出器34から供給され、ま
た、周期をパルス信号SP1の周期の1/2とし、パル
ス信号SPIとの間に所定の位相差を有するものとされ
たパルス信号SP2が検出器42から供給され、さらに
、周期をパルス信号SPIの周期の1/24とするパル
ス信号SP3が検出器44から供給される。
コントロールユニット60は、パルス信号SP1が得ら
れた後の期間Toにおいて得られる2個のパルス信号S
P2のうち先に得られるパルス信号SP2を基準設定用
信号SPAとし、その基準設定用信号SPAが得られた
直後に得られるパルス信号SP3を基準パルス信号SP
Bとする。そして、基準パルス信号SPBの立下りの時
点において、内蔵するカウンタの計数値をOに設定し、
以後、検出器42から基準設定用信号SPAの次に発生
するパルス信号SP2が得られるまで、基準パルス信号
SPBに続くパルス信号SP3の立下りの時点が検知さ
れる毎にカウンタにその計数値を1ずつ増加させる。
続いて、基準設定用信号SPAに続くパルス信号SP2
が得られて、そのパルス信号SP2の立下りの時点が検
知されたときには、カウンタにその計数値をその直前の
値にかかわらず11とさせ、以後、新たな基準設定用信
号SPAが得られるまで、基準設定用信号SPAに続く
パルス信号SP2の後に得られるパルス信号SP3の立
下りの時点が検知される毎にカウンタにその計数値を1
ずつ増加させる。
そして、新たな基準設定用信号SPAが得られ、その立
下りの時点が検知されたときには、カウンタに計数値を
その直前の値にかかわらず23とさせ、基準設定用信号
SPAに続いて得られる基準パルス信号SPBの立下り
の時点が検知されてカウンタの計数値が24以上とされ
たときには、カウンタにその計数値をOに戻させ、以後
、上述の如くの動作を繰り返す。
斯かる際、期間To内において基準パルス信号SPBの
立下りの時点とされる、カウンタの計数値がOとされる
とき、気筒1がピストンが吸入行程直前における上死点
位置をとるものとされ、従って、その後、カウンタの計
数値が4.8,12゜16及び20とされるとき、夫々
、気筒2.3゜4.5及び6がピストンが吸入行程直前
における上死点位置をとるものとされることになる。そ
して、コントロールユニット60は、カウンタの計数値
が0.4,8,1.2.16及び20とされるとき、夫
々、気筒1,2,3,4.5及び6をピストンが吸入行
程直前における上死点位置をとるものと判別して、第4
図D−Iにく示される如く、カウンタの計数値が0とさ
れることになる基準パルス信号SPBの立下りの時点に
おいて気筒1に対して設けられた燃料噴射弁14aに噴
射駆動パルス信号PJIの供給を開始し、カウンタの計
数値が4とされることになるパルス信号SP3の立下り
の時点において気筒2に対して設けられた燃料噴射弁1
4bに噴射駆動パルス信号PJ2の供給を開始し、カウ
ンタの計数値が8とされることになるパルス信号SP3
の立下りの時点において気筒3に対して設けられた燃料
噴射弁14cに噴射駆動パルス信号PJ3の供給を開始
し、カウンタの計数値が12とされる!ことになるパル
ス信号SP3の立下りの時点において気筒4に対して設
けられた燃料噴射弁14dに噴射駆動パルス信号PJ4
の供給を開始し、カウンタの計数値がI6とされること
になるパルス信号SP3の立下りの時点において気筒5
に対して設けられた燃料噴射弁14eに噴射駆動パルス
信号PJ5の供給を開始し、カウンタの計数値が20と
されることになるパルス信号SP3の立下りの時点にお
いて気筒6に対して設けられた燃料噴射弁14fに噴射
駆動パルス信号PJ6の供給を開始する。
このように、コントロールユニット60により、複数の
気筒1〜6のうち、ピストンが吸入行程直前における上
死点位置をとる状態にあるものが判別されるにあたって
、検出器45が発生する2個のパルス信号SP2の夫々
は、検出器34が発生ずるパルス信号SPIに対して所
定の位相差を有するものとされるので、クランク軸15
とカム軸19との間における回転位相差の変動が生じた
場合にも、パルス信号SPIのパルス信号SP2の夫々
に対する位相進み状態が維持され、パルス信号SPIが
発生した後発生するパルス信号SP2のうち2番目に発
生するものが基準設定用信号SPAとされる事態が回避
され、しかも、検出器44及び45は共にクランク軸1
5に関連して設けられたものとされるので、検出器44
が発生するパルス信号SP2と検出器45が発生するパ
ルス信号S P、3との間には位相差変動が生じないこ
とになり、基準設定用信号SPAに基づいて選択される
基準パルス信号SPBが適正なものとされて、基準パル
ス信号SPBに基づいてピストンが吸入行程直前におけ
る1死点位置をとる状態にある気筒判別における信頼性
が向上せしめられる。
さらに、検出器44に生じた何等かの不都合に起因して
、検出器44が3111間TO内に発生するパルス信号
SP3の数が正規の数である24個でなくなった場合、
上述の如くに、基準設定用信号SPAに続いて得られる
パルス信号SP2の立下りが到来したとき、カウンタの
計数値が、その直前の値にかかわりなく11とされ、以
後、新たな基準設定用信号SPAが得られてその立下り
が到来したとき、カウンタの計数値がその直前の値にか
かわりなく23とされるので、ピストンが吸入行程直前
における上死点位置をとる状態にある気筒判別における
誤判別が生じる事態が低減される。
なお、コントロールユニット60は、カウンタをパルス
信号SPIの立下りによってスタートさせる。
上述の如くの制御を行うコントロールユニット60は、
例えば、マイクロコンピュータが用いられて構成される
が、斯かる場合におけるマイクロコンピュータが実行す
るプログラムの一例を、第5図のフローチャートを参照
して説明する。
第5図のフローチャートで示されるプログラムにおいて
は、スタート後、ステップ101において、パルス信号
SPIの立下りが到来したか否かを判断し、パルス信号
SPIの立下りが到来していないときには、ステップ1
01の判断を繰り返して行い、また、パルス信号SPI
の立下りが到来したときにはステップ102に進み、パ
ルス信号SP2の立下りが到来したか否かを判断する。
その判断の結果、パルス信号SP2の立下りが到来して
いないときには、ステップ103において、パルス信号
SPIの立下りが到来したと判断された時点からパルス
信号SPIの周期の1/2以上の期間Taが経過したか
否かを判断し、期間Taが経過したときにはステップ1
0】に戻り、また、期間Taが経過していないときには
ステップ102に戻る。ステップ102の判断の結果、
パルス信号SP2の立下りが到来しているときにはステ
ップ106に進み、ステップ102において立下りが到
来したパルス信号SP2が基準設定用信号SPAである
か否かを判断し、基準設定用信号SPAであるときには
ステップ107に進み、カウンタの計数値Cを23とし
てステップ109に進む。また、ステップ106におけ
る判断の結果、基準設定用信号SPAでないときには、
続くステップ10日において、カウンタの計数値Cを1
1としてステップ109に進む。
ステップ109においては、パルス信号SP3の立下り
が到来したか否かを判断し、パルス信号SP3の立下り
が到来していないときには、ステップ110において、
基準設定用信号SPAの立下りが到来した時点から期間
Taの1712に相当する期間Tbが経過したか否かを
判断する。その判断の結果、期間Tbが経過していると
きにはステップ101に戻り、また、期間Tbが経過し
ていないときにはステップ109に戻る。ステップ10
9における判断の結果、パルス信号SP3の立下りが到
来したときには、続くステップ111において、カウン
タの計数値Cに1を加算してステップ112に進む。
ステップ112においては、カウンタの計数値Cが24
以上であるか否かを判断し、カウンタの計数値Cが24
未満であるときにはステップ113に進み、また、計数
値が24以上であるときには、ステップ114において
、カウンタの計数値CをOとし、ステップ115におい
て、燃料噴射弁1.4 aに噴射駆動パルス信号PJI
を送出して、ステップ109に戻る。ステップ113に
おいては、カウンタの計数値Cが4であるか否かを判断
し、カウンタの計数値Cが4であるときには、ステップ
116において、燃料噴射弁i4bに噴射駆動パルス信
号P J 2を送出してステップ109に戻る。
ステップ113の判断の結果、カウンタの計数値Cが4
でないときには、ステップ117において、カウンタの
計数値Cが8であるか否かを判断し、カウンタの計数値
Cが8であるときには、ステップ118において、燃料
噴射弁1.4 cに噴射駆動パルス信号PJ3を送出し
てステップ109に戻り、また、ステップl 1.7の
判断の結果、カウンタの計数値Cが8でないときには、
ステップ119において、カウンタの計数値Cが12で
あるか否かを判断する。その判断の結果、カウンタの計
数値Cが12であるときには、ステップ120において
、燃料噴射弁14dに噴射駆動パルス信号PJ4を送出
してステップ109に戻り、また、ステップ119にお
いて、カウンタの計数値Cが12でないと判断されたと
きには、ステップ121において、カウンタの計数値C
が16であるか否かを判断し、カウンタの計数値Cが1
6であるときには、ステップ122において、燃料噴射
弁14eに噴射駆動パルス信号PJ5を送出してステッ
プ109に戻る。一方、ステップ121の判断の結果、
カウンタの計数値Cが16でないときには、ステップ1
23において、カウンタの計数値Cが20であるか否か
を判断し、カウンタの計数値Cが20であるときには、
ステップ124において、燃料噴射弁14rに噴射駆動
パルス信号PJ6を送出してステップ101に戻り、ま
た、ステップ123の判断の結果、カウンタの計数値C
が20でないときにはステップ109に戻る。
なお、上述の例においては、パルス発生手段とされる検
出器34.42及び44が、夫々、電磁石35とホール
素子36との組合せ、電磁石45とホール素子46との
組合せ、及び、電磁石47とホール素子48との組合せ
により構成されているが、本発明に係る多気筒エンジン
の気筒判別装置は、上述の例とは異なって、パルス発生
手段とされる検出器を34.42及び44の夫々を、例
えば、発光ダイオード及びフォトトランジスタの組合せ
等が用いられて構成されてもよい。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る多気筒エン
ジンの気筒判別装置によれば、カム軸に関連して設けら
れた第1のパルス発生手段から得られるカム軸の1回転
につき1個のパルス信号、クランク軸に関連して設けら
れた第2のパルス発生手段から得られるクランク軸の1
回転につき1個のパルス信号、及び、クランク軸に関連
して設けられた第3のパルス発生手段から得られるクラ
ンク軸の1回転につき一定の複数個のパルス信号の発生
順序に基づいて、ピストンが特定の位置をとる状態にあ
る気筒の判別が行われるようにされ、カム軸とクランク
軸との間における回転位相差を設定して、第1のパルス
発生手段が発生するパルス信号と第2のパルス発生手段
が発生するパルス信号との間に所定の位相差をもたせる
ことが可能とされる。
このように、第1のパルス発生手段が発生ずるパルス信
号と第2のパルス発生手段が発生ずるパルス信号との間
に所定の位相差が設定された場合には、カム軸とクラン
ク軸との間における回転位相差の変動が生じても、第1
のパルス発生手段が発生するパルス信号の第2のパルス
発生手段が発生するパルス信号に対する位相進み状態も
しくは位相遅れ状態が維持されて、第2のパルス発生手
段が発生するパルス信号のうちの誤ったものが基準設定
用信号として選択される事態が回避される。
しかも、第2のパルス発生手段と第3のパルス発生手段
とは、共にクランク軸に関連して設けられたものとされ
るので、第2のパルス発生手段が発生するパルス信号と
第3のパルス発生手段が発生゛するパルス信号との間に
は位相差変動が生じないことになり、基準設定用信号に
より選択される基準パルス信号が適正なものとされる。
その結果、基準パルス信号に基づいてピストンが特定の
位置をとる状態にある気筒の判別における信軌性が向」
二せしめられることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係る多気筒エンジンの気筒
判別装置の一例を、それが適用されたDOHC形式をと
る6気筒V型エンジンと共に示す概略平面図及び概略正
面図、第3図は第1図に示される例の一部拡大断面図、
第4図は第1図に示される例の動作説明に供されるタイ
ムチャート、第5図は第1図に示されるコントロールユ
ニットにマイクロコンピュータが用いられた場合におけ
る、斯かるマイクロコンピュータが実行するプログラム
の一例を示すフローチャートである。 図中、1〜6は気筒、14a〜14fは燃料噴射弁、1
5はクランク軸、16〜19はカム軸、26はタイミン
グベルト、30はディストリビュータ、32及び40は
回転円板、33.41a及び41bは被検出部、34.
42及び44は検出器、60はコントロールユニットで
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  多気筒エンジンにおけるカム軸に関連して設けられ、
    該カム軸の1回転につき1個の割合でパルス信号を発生
    する第1のパルス発生手段と、上記多気筒エンジンにお
    けるクランク軸に関連して設けられ、該クランク軸の1
    回転につき1個の割合でパルス信号を発生する第2のパ
    ルス発生手段と、 上記クランク軸に関連して設けられ、該クランク軸の1
    回転につき一定の複数個の割合でパルス信号を発生する
    第3のパルス発生手段と、 上記クランク軸が2回転する期間における、上記第1,
    第2及び第3のパルス発生手段の夫々から得られるパル
    ス信号の順序に基づいて、上記多気筒エンジンにおける
    ピストンが特定の位置をとる状態にある気筒を検知する
    判別手段と、 を備えて構成される多気筒エンジンの気筒判別装置。
JP9139189A 1989-04-11 1989-04-11 多気筒エンジンの気筒判別装置 Pending JPH02271055A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5755204A (en) * 1996-04-12 1998-05-26 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Cylinder-discriminating device for internal combustion engines
US5778854A (en) * 1996-04-12 1998-07-14 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Cylinder-discriminating device for internal combustion engines
US5832908A (en) * 1996-04-12 1998-11-10 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Cylinder-discriminating device for internal combustion engines

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US5832908A (en) * 1996-04-12 1998-11-10 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Cylinder-discriminating device for internal combustion engines

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