JPH022701A - アンテナ制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアンテナ制御方式に関し、特に車載型地球局装
置におけるアンテナ制御方式に関する。

〔従来の技術〕

報道取材の現場からテレビジョン映像を放送局へ送り、
リアルタイムで放送するような場合、テレビジョン信号
等の伝送に衛星通信回線がよく用いら・れている。この
ような場合、アンテナ、無線通信装置など地球局として
必要な機器−式を自動車に搭載した車載型地球局装置が
取材現場側で用いられている。又、このような衛星通信
回線に使用し得る宇宙局は、国内衛星通信システムの通
信衛星、インテルサット系の通信衛星など複数ある。

報道取材は、一般に緊急を要するので、車載型地球局装
置が取材現場に到着後短時間で衛星通信回線を開設する
ことが要求される。そのため車載型地球局装置は高度に
自動化されているが、車載型地球局装置のアンテナを方
向調整して使用する宇宙局を捕捉するアンテナ制御方式
までは、従来、自動化されていなかった。

従来のかかるアンテナ制御方式においては、車載型地球
局装置が出向いた場所の緯度、経度を地図等で調べ、こ
れらデータとあらかじめ調べておいた使用宇宙局の位置
データとからアンテナを向けるべき方向を算出し、操作
員が制御装置を介してアンテナを算出した方向に向ける
制御を行うようになっていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のアンテナ制御方式は、操作員がアンテナ
方向を算出し宇宙局を捕捉するアンテナ制御を行うよう
になっているので、操作員として高級技術者を必要とし
、又、緊急時にありがちな誤操作によって衛星通信回線
の開設が遅れるという欠点がある。

本発明の目的は、自動的に使用する宇宙局を捕捉し、高
級技術者の操作なしで短時間に衛星通信回線を開設でき
るアンテナ制御方式を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明のアンテナ制御方式は、車載型地球局装置のアン
テナを搭載した車両の方位を検出して方位データを出力
する方位検出器と、前記車両の傾斜角を検出して傾斜角
データを出力する傾斜角検出器と、前記車両が出向く可
能性のあるそれぞれの地域の位置データ及び前記アンテ
ナか向けられる可能性のあるそれぞれの宇宙局の位置デ
ータをあらかじめ記憶した記憶手段と、この記憶手段か
らそれぞれ指定した前記地域及び前記宇宙局の位置デー
タを読み出し面層方位データ及び前記傾斜角データなら
びに読み出した２つの前記位置データに基づいて前記ア
ンテナを向けるべき方向を算出しこの算出結果に基づい
て前記アンテナを方向制御する制御装置とを備えている
。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。

第１図に示す実施例は、アンテナ１と、アンテナ１に接
続した無線通信装置２と、アンテナ１の（支持台に対す
る相対的な）方向角を検出しアンテナ方向角データを出
力する角度検出器３と、減速機４と、減速機４を介して
アンテナ１を機械的に駆動するモータ５と、方位測定器
６と、傾斜角測定器７と、磁気記録装置８と、角度検出
器３゜モータ５．方位測定器６．傾斜角測定器７に接続
した制御回路９１−及び制御回路９１に接続したタッチ
パネル式表示装置９２を備えた制御装置９とを具備して
構成されており、これら全体が自動車（図示せず）に搭
載されている。なお、角度検出器３．減速ａ１４．モー
タ５は各１つしか図示していないが、アンテナ１の直交
２軸に対応して各２つ設けである。

方位測定器６及び傾斜角測定器７はいずれも自動車に固
定して設置されており、それぞれ自動車の（従って、ア
ンテナ支持台の）方位データ、傾斜角データを出力する
。

磁気記憶装置８の記憶媒体には、自動車が出向く可能性
のある各地域（本実施例においては日本本土の各市町村
）の緯度、経度を示す位置データと、使用する可能性の
ある宇宙局の静止位置経度を示す位置データとをあらか
じめ書き込んでおく。

自動車が取材現場等に到着し、第１図に示す実施例を起
動すると、制御回路９１はタッチパネル式表示装置９２
に日本本土の地図を表示する。この地図には北海道、東
北、関東等の地域ブロック名が記入されており、現在地
の属する地域ブロック名の場所を操作員が指で触れると
表示はその地域ブロックの各部道府県名を記入した地図
に変わる同様にして現在地の都道府県名をタッチパネル
式表示装置９２から入力すると表示はその都道府県の各
市町村名を記入した地図に変わる。更に、同様にして現
在地の市町村名を入力する。タッチパネル式表示装置９
２で表示、あるいは、入力できる細かさはかなりに限ら
れてはいるが、表示する地域の範囲を上記のように段階
的に切り替えるにとにより、きわめて多数の市町村名を
選択して人力できる。

市町村名を入力すると、制御回路９１はその市町村名に
対応する位置データを磁気記憶装置８から読み出す。又
、タッチパネル式表示装置９２には各宇宙局名も表示さ
れており、使用する宇宙局名を入力すると、制御回路９
１は入力された宇宙局名に対応する位置データを読み出
す。使用し得る宇宙局が１つだけの場合は、宇宙局名の
入力を待つことなくその位置データが読み出される。

制御回路９１は、これら位置データを読み出すと、これ
ら位置データからアンテナ１を向けるべき絶対方向を算
出し、更に方位データ及び傾斜角データを用いてアンテ
ナ１を向けるべき、自動車に対する、相対方向を算出し
、角度検出器３が出力するアンテナ方向角データが算出
した相対方向に一致するようにモータ５を制御する。こ
の制御により、アンテナ１は指定した宇宙局を自動的に
捕捉する。この捕捉動作が完了すると、無線通信装置２
．アンテナ１を介してテレビジョン信号等の送出か可能
になる。

以上、第１図に示す実施例について説明した。

使用する宇宙局、あるいは宇宙局トランスボングによっ
ては、アンテナ１の偏波を変更しなければならないこと
もある。このような場合、アンテナ１の偏波を遠隔制御
可能にし、この遠隔制御も制御装置９によって行うよう
にすることができる。

又、磁気記憶装置８の代わりにＰＲＯＭ等の半導体記憶
素子を用いることもでき、タッチパネル式表示装置９２
による入力の代わりにキーボードによる入力を行うよう
に制御装置９を変更することもできる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、車載型地球局装置が出向
いた地域名及び使用する宇宙局名を入力するだけで車載
型地球局装置のアンテナが自動的に使用する宇宙局を捕
捉するので、高級技術者の操作なしで短時間に衛星通信
回線を開設できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。 １・・・アンテナ、２・・・無線通信装置、３・・・角
度検出器、４・・・減速機、５・・・モータ、６・・・
方位測定器、７・・・傾斜角測定器、８・・・磁気記憶
装置、９・・・制御装置、９１・・・制御回路、９２・
・・タッチパネル式表示装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　車載型地球局装置のアンテナを搭載した車両の方位を
   検出して方位データを出力する方位検出器と、前記車両
   の傾斜角を検出して傾斜角データを出力する傾斜角検出
   器と、前記車両が出向く可能性のあるそれぞれの地域の
   位置データ及び前記アンテナが向けられる可能性のある
   それぞれの宇宙局の位置データをあらかじめ記憶した記
   憶手段と、この記憶手段からそれぞれ指定した前記地域
   及び前記宇宙局の位置データを読み出し前記方位データ
   及び前記傾斜角データならびに読み出した２つの前記位
   置データに基づいて前記アンテナを向けるべき方向を算
   出しこの算出結果に基づいて前記アンテナを方向制御す
   る制御装置とを備えることを特徴とするアンテナ制御方
   式。