JPH02269778A - 重防食用塗料組成物 - Google Patents

重防食用塗料組成物

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JPH02269778A
JPH02269778A JP8978189A JP8978189A JPH02269778A JP H02269778 A JPH02269778 A JP H02269778A JP 8978189 A JP8978189 A JP 8978189A JP 8978189 A JP8978189 A JP 8978189A JP H02269778 A JPH02269778 A JP H02269778A
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weight
resin
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acid
heavy
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JP8978189A
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Hatsuo Inagaki
稲垣 波津生
Keiji Yamauchi
山内 恵司
Hiroshi Fukii
吹井 博
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は重防食用塗料組成物に関し、特にタンク、タン
カー、橋梁等の重防食用塗料の上塗塗料として耐候性に
優れた、重防食用塗料組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から化学装置、道路橋、タンク、船舶など重防食用
塗料として特に塩化ゴム系塗料が透水抵抗性、透水蒸気
抵抗性、透酸素ガス抵抗性等に優れていることから広く
使用されており、建設省大臣官房営繕部発行の標準塗装
仕様にも採用されている。これらの塗料は長期耐久性を
要求される箇所へ、ウレタン樹脂塗料、エポキシ樹脂塗
料、フェノール樹脂塗料等と組合わせて広く使われ、多
くの実績を有している。これらの塩化ゴム系塗料は天然
または合成ゴムの塩素化物である塩化ゴムをビヒクルと
するものであり、酸、アルカリ、その他の薬品に対する
抵抗性が優れ、難燃性であることから用いられているが
、硬いが極めて脆い樹脂であることから、これに可塑効
果を付与するために、一般には40〜70重量%の塩素
を含有する塩素化パラフィンと組合わせて多く使用され
ている。ところが耐変色性やお耐白亜化性、耐クラツク
性等においては未だ十分ではなく特に塗り替え作業にお
いて困難を窮める陸上部橋梁、海峡部橋梁などの長大橋
にはこれに代わりポリウレタン樹脂塗料を塗装する場合
も多くなっている。しかしポリウレタン樹脂塗料はOH
基を含有するポリオール樹脂と−NCO基を含有するイ
ソシアネート樹脂とを用いて反応硬化させて−NHCO
O−ウレタン結合を形成させる架橋型の塗料であり、ポ
リオールとイソシアネートとを各々選択すると、長期に
渡り耐久性の優れた塗料が設計されるものの、常温で硬
化可能なタイプでは使用直前にこれらを混合して使用せ
ねばならない煩雑さと、混合後はポットライフ(可使時
間)があり、−旦それらを混合すると可使時間内に使い
切ってしまわなければ固化してその塗料が使えなくなる
という欠点を存している。
一方、塩化ゴムの欠点である耐変色性や塗料を製造する
時に一旦、トルエン、キシレン等の溶剤に溶解してフェ
スを作っておかなければ後添では溶解し難いこと、また
錆易い軟鉄釘や鉄製容器の腐食性等を改良する目的で塩
素化ポリエチレンや塩素化ポリプロピレンを使用し、フ
タル酸ジオクチル、セパチン酸ジオクチル等のエステル
系可塑剤、塩素化パラフィン、アルキド樹脂等を可塑剤
として併用し、塩化ゴム系塗料として使われる例もある
。これらは−波形であり、前述のポリウレタン樹脂塗料
の有する二液形であることに起因する使用上の煩雑さは
ないが耐候性においては、使用される可塑剤の耐久性に
も起因し、側底ポリウレタン樹脂塗料には及ばないのが
現状である。
またこれとは別に油変性アルキド樹脂をアクリル系重合
性の七ツマ−で変性し、これに塩素化ポリマーとエポキ
シ化合物及び硬化触媒とを配合し、貯蔵安定性と耐候性
とを向上させ、塗膜の寿命を長くする塗料組成物も提案
されている。(特開昭62−18477号公報、特開昭
62−195055号公報)これらの組成物は促進耐候
性試験において白亜化(チョーキング)発生までの時間
は長くなってはいるものの、なお十分とはいえず、また
硬化剤としてナフテン酸金属塩及び過酸化物重合開始剤
を不飽和結合を有するポリエステル及びアクリル重合性
単量体を塗料中に含有するため、塗料自身の保存安定性
は十分ではなく、またそのアクリル重合性単量体に起因
する不快な臭気についても問題を有していた。これとは
別に塩化ゴム系樹脂を内部可塑化して外部可塑剤を加え
ずに可塑性を持たせ、低分子量可塑剤に起因する塗膜の
汚染性、クラックなどの欠点を解消しようとする試みも
なされているが、耐久性の点で尚、十分ではない。
またポリプロピレン樹脂とアルキド樹脂とからなる塗料
組成物が提案されている(特開昭59−38236号公
報)が、これはポリプロピレン樹脂塗装用の組成物であ
り、塩素含有量20〜40%の塩素化ポリプロピレン樹
脂とアルキド樹脂を用いこれに硬化剤としてアミノ樹脂
を併用し、90℃〜110℃で20〜40分の焼付硬化
させるもので自然乾燥型重防食用塗料としては適用でき
ない。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上述べた如く、従来の塩化ゴム系塗料は重防食用塗料
として広く使用されてはいるものの、長期耐久性、特に
耐候性は必ずしも満足できるものではなく、ポリウレタ
ン樹脂塗料の如く二液形でなく、−液形でこれに匹敵す
る塗料組成物については各種の試みがなされてはいるも
のの、未だ満足される組成は提案されていない。本発明
は前記の如き実状に鑑み、−波型で安定性がよく耐久性
、耐候性に優れた塗料組成物を提供することを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記の課題を解決するために鋭意研究を行
ない、その結果これらの課題を解決する新規な手段を見
出し、本発明を完成したものである。
即ち本発明は、 顔料とビヒクルからなる重防食用塗料組成物であって、
そのビヒクル組成中 (A)リノール酸とリノレン酸との合計が65〜85重
量%を含有する脂肪酸またはそのトリグリセライドで変
性されており、その変性量が25〜50重量%である数
平均分子量Mnが550〜5500のアルキド樹脂 (B)塩素含有量63重量%以上で環球法による軟化点
が110〜130℃の数平均分子EI M nが250
0〜22000の塩素化ポリプロピレン樹脂 の(A)、(B)を必須とし、その量が(A)100重
量部に対し、CB)が30〜120重量部含有する重防
食用塗料組成物 である。
以下本発明の詳細な説明する。
先ず本発明の重防食用塗料組成物は、特定の不飽和脂肪
酸またはそのトリグリセライドで変性されたアルキド樹
脂と塩素含有量63重量%以上の塩素化ポリプロピレン
樹脂とを含有することを最大の骨子とするものである。
まず本発明において(A)成分として用いられるアルキ
ド樹脂は多塩基酸と多価アルコールとを反応させてつく
られるポリエステル樹脂の一種であり、多塩基酸の一部
を植物油等から得られる脂肪酸または多価アルコールの
一部を脂肪酸のトリグリセライドである油と他のアルコ
ールとのエステル交換反応から得られる多価アルコール
で変性して得られる樹脂である。常温乾燥用塗料として
用いる場合には不飽和脂肪酸を使用しその二重結合が空
気中の酸素による架橋反応を利用し、硬化触媒を用いて
硬化させるのが一般的な方法である。
この発明において使用されるアルキド樹脂は、不飽和基
即ち空気乾燥性を有する油脂あるいはそれらより分離さ
れた脂肪酸で変性されたもので、その脂肪酸組成がリノ
ール酸とリノレン酸とを合計で65〜85重量%、特に
好ましくは68〜75重量%含有する必要がある。これ
らの脂肪酸を含有する油としては、一般にリノール酸1
6重量%、リノレン酸52重量%を含有するアマニ油、
リノール酸75重量%、リノレン酸1重量%を含有する
サフラワー浦、リノレン酸83重量%を含有する脱水ヒ
マシ油があげられる。
なお、ヤシ油脂肪酸のような飽和脂肪酸は酸化を受は難
いので、アルキド樹脂変性用として用いた場合、耐久性
は良好であるが、塩素化ポリプロピレン樹脂と併用した
場合、熱軟化性が大きくなるので、好ましくない。
また、リノール酸、リノレン酸との合計が65重量%未
満である大豆油、トール油脂肪酸の場合も不飽和結合の
数が不足し、熱軟化性が大きく適当ではない。逆に、桐
油脂肪酸のような不飽和脂肪酸が85重量%超であると
乾燥は速いものの、耐変色性において不良であり、好ま
しくない。
このようにリノール酸、リノレン酸の合計が65〜85
重量%の範囲の不飽和度を有する脂肪酸を使用したアル
キド樹脂が耐熱軟化性、および光沢保持性の点で優れて
いる。また本発明で使用されるアルキド樹脂の油変性量
は25〜50重量%である必要があり、中でも30〜4
0重量%が特に好ましい。変性量が25重量%未満では
耐水性、耐熱軟化性が低下し、また50重量%超では、
初期の乾燥性が遅く硬度の立ち上がり性に欠は耐黄変性
もよくない。
なお、ここでいう変性量とは多塩基酸と多価アルコール
とが縮合反応し、脱水して生成するアルキド樹脂固形分
中に占める脂肪酸の重量%または脂肪酸のトリグリセラ
イドの重量%のことをいう。
次に上記アルキド樹脂の数平均分子j1(Mn)は、5
50を下まわると耐久性が低下するため、550以上で
なければならない。また、塗装される過程で塗料が素地
の凹凸に充分に流動し、均一な塗膜が形成することが必
要で数平均分子量(M n )が5500を超えるもの
は、流動性が不足し、均一な膜が形成されにくくなる。
また、このアルキド樹脂に使用される脂肪酸はそのトリ
グリセライドでもよく、その理由は、油を原材料として
アルキド樹脂を合成する場合には、まず油、即ち脂肪酸
のトリグリセライドと多価アルコールとをリサージ等の
触媒を用いてエステル交換反応をさせた後、その他の多
塩基酸や多価アルコールをそれに添加し、合成すること
も可能であるからである。
アルキド樹脂中のその他の多塩基酸としては、無水フタ
ル酸、イソフタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキ
サヒドロ無水フタル酸、3,6エンドメチレンテトラヒ
ドロ無水フタル酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライ
ン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、安息香
酸、パラターシャリ−ブチル安息香酸等の芳香族、脂環
族、または脂肪族の飽和、不飽和の塩基酸が単独または
併用される。
また多価アルコール成分としてはエチレングリコール、
プロピレングリコール、1.3ブチレングリコール、1
.6ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリエチ
レングリコール、グリセリン、水素化ビスフェノールA
、  トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン
、ペンタエリスリトール、トリス(2−ヒドロキシエチ
ル)イソシアヌレート等が単独または併用される。この
中では耐久性、乾燥性、硬度の点からトリメチロールエ
タンとペンタエリスリトールの組合せが特に好ましい。
なお、通常、アルキド樹脂成分中の不飽和成分を硬化さ
せる目的で、乾燥剤である金属塩例えばナフテン酸マン
ガン、ナフテン酸コバルト、オクテン酸鉛等が必要に応
じてこれらを単独または併用されるが、本発明において
は、塩素含有量63重量%以上の塩素化ポリプロピレン
樹脂と組合せて使用されるので、金属乾燥剤を必要とし
ない。
本発明においては金属乾燥剤を添加せずに、アルキド樹
脂と塩素化ポリプロピレン樹脂とを組合せて使用するこ
とにもその丹子がある。
これらの金属乾燥剤は耐候性を低下させるだけでなく、
塗料組成物を貯蔵中に色変化させたり、保存安定性も悪
くする傾向にある。即ち、本発明においては、塗膜の耐
水性、乾燥性と塗料の良好な貯蔵安定性を損なうことな
く塗膜の長期耐久性、特に耐候性を有する組成物を得る
ことを期待して配合成分を決定したものであり、アルキ
ド樹脂をリノール酸とリノレン酸との合計が65〜85
重量96のものに限定した理由もここにあるわけである
。さらに金属乾燥剤を使用しないことで同一塗料を塗り
重ねたときに発生するチヂミも生じさせないという効果
も付与することができる。アルキド樹脂自身の架橋反応
は金属乾燥剤を使用しないことで常温ではほとんど起ら
ず、長期に渡たり初期の分子量が維持され、可塑効果を
保持し、通常のフタル酸エステルのような低分子量の可
塑剤のように塗膜中からアルキド樹脂が抜は出し難いこ
とが優れた耐久性を発揮させるものと考えられる。
次に本発明において(B)成分として使用される塩素化
ポリプロピレン樹脂であるが、上記のアルキド樹脂と相
溶性のよい塩素含有量63重量%以上で環球法による軟
化点が110〜130℃であるものでなければならない
。環球法による軟化点の測定については、ASTM  
E28に規定された方法による。また、本発明の塩素化
ポリプロピレンの数平均分子iMnは2500を下まわ
ると耐久性が低下するため、2500以上でなければな
らない。また塗装される過程で均一な塗膜を得るため、
スプレー塗装されることが多いが、数平均分子量で22
000を超えるとスプレー塗装時にくもの巣状になり、
均一な膜が形成されにくくなる。
このような塩素化ポリプロピレン樹脂としてはスーパー
クロン10.6H,106L、306.406(山陽国
策バルブ■製)、アデカブレンCP−100、CP−I
s、CP−35(旭電化工業■)等が使用できる。また
配合量は(A)成分であるアルキド樹脂100重量部に
対し、(B)成分の塩素化ポリプロピレン樹脂30〜1
20重量部、さらに好ましくは50〜100重量部がよ
い。30重量部未満では硬度が小さくまた乾燥性と耐久
性に劣り、120重量部超では塗装作業性、レベリング
性等に劣る結果となる。
更に(A)アルキド樹脂、(B)塩素化ポリプロピレン
樹脂以外の第3成分としては塗膜の硬度を調節し、塗料
粘度を低下させる目的で、上記と相溶性のよい可塑剤、
例えばフタル酸系、トリメット酸系、アジピン酸系、モ
ノサイザーW−540L%W−700、W−245(大
日本インキ化学工業■製)等を加えることができるがで
きるだけ少量がよい。
また塗料組成物の貯蔵安定性を向上させる目的で塩素キ
ャッチャ−であるグリシジル基を含有する化合物、ビス
フェノールAのグリシジルエーテル、例えばエピコート
828(油化シェルエポキシ■製)、エポキシ化アマニ
油、例えばADKCI ZERO−180(アデカ・ア
ーガス化学■製)等を単独使用または2種以上併用して
もよい。
本発明の塗料組成物は必要に応じて着色顔料(例えば、
二酸化チタン、カーボンブラック、酸化鉄、黄鉛、シア
ニンブルー シアニングリーン等)さらに、塗膜の補強
効果を与える目的でその他の顔料(例えば、硫酸バリウ
ム、含水硅酸マグネシウム、硅酸アルミニウム等)を単
独使用または2種以上併用してもよい。さらに必要によ
りその他の添加剤(例えば、顔料分散剤、沈澱防止剤、
レベリング剤、色分れ防止剤、消泡剤等)を加えること
もできる。
また本発明の組成物を製造するにはアルキド樹脂に塩素
化ポリプロピレン樹脂を加え、トルエン、キシレン、ソ
ルベントナフサ等芳香族系の炭化水素系溶剤等をその蒸
発速度を考慮して1種又は2種以上併用し、溶解して、
顔料その他をサンドグラインダーミル、アトライター 
ロールミルなどで混練することによって容易に得ること
ができる。
但し、スチールボールミルの使用と水分は塗料の安定性
から避けた方がよい。
以上のようにして得られた塗料は耐久性、耐汚染性、付
着性、耐湿試験性、耐クラツク性、耐塩水噴霧性、耐候
性に優れており、市販二液形アクリルウレタン樹脂塗料
にも劣らない光沢保柱を有している。またハケ塗り作業
性、スプレー作業性等塗装性も良好である。
〔実施例〕
次に実施例、比較例をあげて、さらに詳細に本発明を説
明する。
アルキド樹脂の製造例 製造例−1 撹拌機、温度計、冷却器及び窒素ガス導入装置付き反応
器にアマニ油脂肪酸L−75(日清製油■製、リノール
酸16重量%、リノレン酸52重量%含有)368重量
部、無水フタル酸296重量部、トリメチロールエタン
119重量部、ペンタエリスリトール156重量部、安
息香酸61重量部を仕込み、更にキシレン35重量部を
加えた後、窒素気流中、反応水を系外に除去しながら2
30℃で反応を行なった結果、酸価が8の樹脂を得た。
これをキシレンで希釈し、50重量%の樹脂溶液とした
。この樹脂はリノール酸とリノレン酸との合計が68重
量%を含有する脂肪酸で変性されており変性量は39.
5重量%で数平均分子量Mnは2980であった。(ア
ルキド樹脂A)製造例−2 撹拌機、温度計、冷却器及び窒素ガス導入装置付き反応
器に脱水ヒマシ油(伊藤製油■製 ・非共役リノール酸
のトリグリセライド50重量%含有、共役リノール酸の
トリグリセライド32重量%含有)330重量部、トリ
メチロールエタン122重量部、エステル交換反応用触
媒として水酸化リチウム・−水和物0.02重量部加え
、窒素気流中240℃にて2時間エステル交換を行なっ
た後、更に無水フタル酸310重量部、ペンタエリスリ
トール125重量部、安息香酸113重量部を仕込み、
キシレン35重量部を加えた後、反応水を系外に除去し
ながら230℃で反応を行なった結果、酸価が12の樹
脂を得た。これをキシレンで希釈し、50重量%の樹脂
溶液とした。この樹脂はリノール酸82重量%を含有す
るそのトリグリセライドで変性されており、変性量は3
4.9重量%、数平均分子@ M nは2580であっ
た。
(アルキド樹脂B) 製造例−3 製造例−1と同様の製造装置にトール油脂肪酸FA−1
(横磨化成■製 リノール酸36重量%、リノレン酸1
2重量%含有)368重量部、無水フタル酸296重量
部、トリメチロールエタン119重量部、ペンタエリス
リトール156重量部、安息香酸61重量部を仕込み、
更にキシレン35重量部を加えた後、窒素気流中、反応
水を系外に除去しながら、230℃で反応を行なった結
果、酸価が10の樹脂を得た。これをキシレンで希釈し
50重量%の樹脂溶液とした。この樹脂はリノール酸と
リノレン酸との合計が48重量%を含有する脂肪酸で変
性されており、変性量は39.5重量%で、数平均分子
Ill M nは2850であった。(アルキド樹脂C
) 製造例−4 製造例−2と同様の製造装置にヤシ浦(日清製油■製、
リノール酸のトリグリセライド2重量%含有、残り98
重量%はその他の飽和脂肪酸のトリグリセライド含有)
330重量部、トリメチロールエタン122重量部、エ
ステル交換反応用触媒として水酸化リチウムーー水和物
を0. 02ffl量部加え、窒素気流中240℃にて
2時間エステル交換を行なった後、更に無水フタル酸3
10重量部、ペンタエリスリトール125重量部、安息
香酸113重量部を仕込み、キシレン35重量部を加え
た後、反応水を系外に除去しながら230℃で反応を行
なった結果、酸価が10の樹脂を得た。これをキシレン
で希釈し50重量%の樹脂溶液とした。この樹脂は、リ
ノール酸2重量%を含有するそのトリグリセライドで変
性されており、変性量は34.9重量%で、数平均分子
fl M nは2370であった。(アルキド樹脂D)
製造例−5 製造例−2と同様の製造装置にアマニ油(日清製油■製
 リノール酸のトリグリセライド16重量部含有、リノ
レン酸のトリグリセライド52重量%含有)600重量
部、ペンタエリスリトール139重量部、エステル交換
反応用触媒として水酸化リチウム−水和物を0,02重
量%加え、窒素気流中240℃にて2時間エステル交換
を行なった後更に無水フタル酸261重量部を仕込み、
キシレン35重量部を加えた後、反応水を系外に除去し
ながら230℃で反応を行なった結果、酸価が12の樹
脂を得た。これをキシレンで希釈し75重量%の溶液と
した。この樹脂は、リノール酸とリノレン酸との合計が
68重量%を含合するトリグリセライドで変性されてお
り、変性量は62.0重量%であった。このアルキド樹
脂450重量部、キシレン170重量部を別の撹拌機、
温度計、冷却器付き反応器に仕込み140℃に加熱し、
メチルメタクリレート120重量部、n−ブチルメタク
リレート120重量部、スチレン100重量部、ジター
シャリ−ブチルパーオキサイド7重量部の混合物を3時
間にわたり一定速度で滴下した。さらにこの溶液を3時
間140℃に保ち、その後、冷却してからキシレンで希
釈し50重量%の溶液とした。この樹脂の数平均分子量
Mnは4530であった。(アルキド樹脂E)塩素化ポ
リマー 塩素化ポリプロピレン樹脂としてはスーパークロン10
6H(山場国策パルプ■製)、塩素含有量65重量%、
環球法による軟化点125℃、数平均分子量M n 7
450を使用した。またその他のポリマーとしては、塩
化ゴム樹脂及び塩素化ポリエチレン樹脂を使用した。
塗料の作成 第1表に基づき、配合し公知の撹拌機で充分攪拌後、卓
上サンドミル(カンベ家庭塗料■製)を用いて分散処理
した。分散の程度はJIS  K5400 4・4で定
めるつぶゲージを用い、読みが10以下になるまで行な
った。
試験片の作成 板厚1m■の鋼板に変性エポキシ樹脂塗料NBコー13
000GWグレー(新日鐵化学■製)を膜厚110〜1
20μになるようにスプレー塗装した。1週間常温にて
乾燥後、実施例1〜4、比較例1〜7の塗料を乾燥膜厚
が120μになるようにスプレー塗装し試験片とした。
塗膜試験方法 (a)乾燥時間−JIS  K5400の5・8に基づ
き試験した。
(b)表面平滑性・・・JIS  K5400の6・1
塗膜の外観に基づき肉眼にて観察した。
(c)貯蔵安定性・・・JIS  K5638鋼船外板
用塩化ゴム系塗料の5・8に基づき50℃×72時間の
貯蔵に対して安定であるものをOとした。
(d)耐屈曲性・・・JIS  K5638の5・11
に基づき80〜85℃で3時間加熱後直径6mlの折り
曲げに耐えるものを0とした。
(e)塩水噴霧試験、−JIS  K5400の7.8
により500時間試験し、発錆が見られないものをOし
た。
(1’)耐候性・・・ASTM  G26に基づき、キ
セノンランプ促進耐候性試験機(アトラス社製)に試験
片を入れ、降雨サイクル12分/60分、ブラックパネ
ル温度63±1℃、照射ff10.39W/rrrの条
件下で促進試験を行なった。JIS  K  5400
の6・760度鏡面光沢度に基づき塗膜の光沢変化と表
面状態を観察した。
試験結果を第2表に示す。
*[ cpp :塩素化ポリプロピレン樹脂 スーパーフロン 6H (重陽国策パルプ ■製) CR:塩化ゴム樹脂 ALLOPRENE  R20 (ICI  UK製) CPE :塩素化ポリエチレン樹脂 スーパークロン 510(重陽国策ハルフ■製) モノサイザー W45(大日本インキ化学工業■製) タイベーク CR−90(石片産業■製)硫酸バリウム
 B−30(堺化学工業■製)BENTONE  38
 (NLCIIEMICAL製)カージュラ Elo(
油化シェルエポキシ■製) キシレン C発明の効果〕 以上の実施例からも明らかなように本発明によれば、−
液形で保存安定性がよく耐久性が良好な耐候性のよい重
防食用塗料組成物を提供することが可能となるものであ
り、実用上の効果は極めて顕著である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 顔料とビヒクルからなる重防食用塗料組成物であって、
    そのビヒクル組成中 (A)リノール酸とリノレン酸との合計が65〜85重
    量%を含有する脂肪酸またはそのトリグリセライドで変
    性されており、その変性量が25〜50重量%である数
    平均分子量Mnが550〜5500のアルキド樹脂 (B)塩素含有量63重量%以上で環球法による軟化点
    が110〜130℃の数平均分子量Mnが2500〜2
    2000の塩素化ポリプロピレン樹脂 の(A)、(B)を必須とし、その量が(A)100重
    量部に対し、(B)が30〜120重量部含有する重防
    食用塗料組成物。
JP8978189A 1989-04-11 1989-04-11 重防食用塗料組成物 Pending JPH02269778A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8978189A JPH02269778A (ja) 1989-04-11 1989-04-11 重防食用塗料組成物

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