JPH02269210A

JPH02269210A - 消雪方法およびその装置

Info

Publication number: JPH02269210A
Application number: JP8837489A
Authority: JP
Inventors: Kazusane Nishio; 和実西尾
Original assignee: Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1989-04-07
Filing date: 1989-04-07
Publication date: 1990-11-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、寒冷多雪地で用いる消雪方法およびその装置
に関する。

（従来の技術）寒冷多雪地では、除雪が大きな問題であるが、特に、市
街地の店舗の出入口や、駐車場等は常に消雷された状態
になっていることが望ましい。

このようなことから、従来、種々の消雪方法が行なわれ
ているが、一般に、地下水または温水を用いるもの、電
気ヒータを用いるものが多い。

（発明が解決しようとする課題）上記のように地下水や温水等を用いる場合、設備が大型
化し、施設費用が過大となるとともに、水を大量に必要
とし、また、電熱ヒータ式のものは電気代が大きなもの
となる。

本発明は、このような点に鑑みなされたもので、主とし
て市街地の店舗の出入口、商店街の歩道、小規模駐車場
等の消雷に適する消雪方法およびその装置を提供するこ
とを目的とするものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明の消雪方法は、柔軟性を有する偏平袋状の被覆体
を雪上にかぶせ、この被覆体に熱風を送ってその下面に
形成した多数の熱風吹出孔から雪に対して噴出させるも
のである。

また、本発明の消雷装置は、内部に熱風流通空間を形成
するとともに下面に多数の熱風吹出孔を形成した柔軟性
を有する偏平状の被覆体と、この被覆体に送風管を介し
て接続され被覆体に熱風を送る熱風発生装置とを備えた
ものである。

（作用）本発明の消雪方法では、雪にかぶせた被覆体の下面から
熱風を噴出し、雪を上方から順次融かす。

また、本発明の消雷装置では、雪にかぶせた被覆体に送
風管を介して熱風発生装置からの熱風を導き、被覆体の
下面から熱風を噴出させる。

（実施例）以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図および第２図において、１１は四角形状の被覆体
で、この被覆体１１は、不織布等の密閉性および柔軟性
を有する材料で中空偏平袋状に形成され、内部に熱風流
通空間１２が形成され、この熱風流通空間１２の内上面
にアルミ箔等からなる下面側への熱反射体１３が設けら
れている。また、上記被覆体１１の下面に、内部の熱風
流通空間１２に連通した多数の熱風吹出孔１４が所定間
隔ごとに形成されているとともに、−側の外壁面に接続
口１５が形成されている。

そして、この接続口１５に可撓性を有する送風管１６の
一端部が着脱自在に連結され、この送風管１６の他端部
に熱風発生装置２１が連結されている。

この熱風発生装置２１・は、フレーム２２の前後両側部
に車輪２３が軸架されているとともに、フレーム２２の
後部に手押枠２４が取付けられている。また、上記フレ
ーム２２上に支台２５を介してバーナ２６および燃料タ
ンク２７が設けられている。

上記バーナ２６は、第３図に示すように、外筒２８内に
横形の燃焼筒２９が設けられ、この燃焼筒２９の基部に
円環状のガスマニホルド３０が配設され、このガスマニ
ホルド３０の先端側周囲にノズル孔３１が設けられてい
るとともに、ガスマニホルドＪＱに上記燃料タンク２７
がガス管３２を介して接続され、かつ、ガスマニホルド
３０の中央部にパイロットバーナ３３が設けられている
。また、上記燃焼筒２９の基端部にファンケーシング３
４を介してファン３５が接続されている。そして、上記
燃焼筒２９の先端部に上記送風管１６が着脱自在に接続
されている。

上記バーナ２６においては、ファン３５によって燃焼用
空気がガスマニホルド３Ｇの周囲を通って燃焼筒２９内
に送られるとともに、燃料タンク２７からガスがガス管
３２を介してガスマニホルド３０に供給され、ノズル孔
３１から噴出されて燃焼用空気と混合され、パイロット
バーナ３３により点火されて燃焼筒２９内で燃焼し、そ
の燃焼ガスが送風管１６を介して被覆体１１に送られる
。

次に、消雷作業について説明する。

第４図のように、降雪により積った雪、または、除雪に
より集積された雪３７上に被覆体１１をかぶせる。そし
て、熱風発生装置２１を被覆体１１の近傍まで移動し、
送風管１６を被覆体１１の接続口１５に連結する。

ついで、バーナ２６を作動し、熱風を送風管１６゛を介
して被覆体ｌｌ側に送る。熱風は熱風流通空間１２内に
入り、下面の各熱風吹出孔１４から噴出され、その熱に
より雪を融かす。この際、被覆体１１では、熱風流通空
間１２においてその内上面に設けられた熱反射体１３に
より下面側が効率よく加熱される。

このように、熱風発生装置２１によって加熱した空気を
送って被覆体１１の下面から噴出させ、雪を融かすので
、被覆体１１を所望位置に配置して熱風発生装置２１を
接続するのみで消雷を行なうことができ、また、加熱空
気によって消雷するので、極めて安全であり、かつ、人
が常時看視する必要がなく、円滑に消雷作業を行なうこ
とができる。

そして、雪３７に被覆体１１をかぶせた場合、被覆体１
１はその柔軟性により、雪の状態に容易に対応し、また
、雪３７が上方からしだいに融けて行くと、その形状に
ただちに追随し、雪３７に対して常に最短距離から熱風
を当てることができ、効率よく消雷を行なわせることが
できる。

また、一定の面積の消雷が終ったら、被覆体１１および
熱風発生装置２１は次の区画に簡単に移動でき、能率よ
く作業を行なうことができる。

また、複数個の被覆体１１を適当間隔ごとに敷設して送
風管１６をそれぞれ接続することによって、短時間に一
定区域の消雷を効率的に行なうことができる。

また、場合によっては、被覆体１１を上下反転して熱風
吹出孔１４が上面になるように配置し、その上面に雪を
投げ入れて融かすこともできる。

この場合、第５図に示すように、上記被覆体１１を地面
上に傾斜台３８を介して傾斜状に設置することにより、
融けた雪を円滑に排除することができる。

上記各実施例において、熱風発生装置２１におけるバー
ナ２６は、ガス燃料によるほか、石油燃料によるもので
もよい。

〔発明の効果〕

本発明によれば、雪にかぶせた被覆体の下面から熱風を
噴出し、雪を上方から順次融かすので、被覆体を所望位
置に配置して熱風を送るのみで消雷を行なうことができ
、また、加熱空気によって消雷するので、極めて安全で
あり、かつ、人が常時看視する必要がなく、円滑に消雷
作業を行なうことができる。

そして、雪に被覆体をかぶせた場合、被覆体はその柔軟
性により、雪の状態に容品に対応し、また、雪が上方か
らしだいに融けて行くと、その形状にただちに追随し、
雷に対して常に最短距離から熱風を当てることができ、
効率よく消雷を行なわせることができる。

また、消雷装置においては、被覆体および熱風発生装置
のみあるので、一定の面積の消雷が終ったら、被覆体お
よび熱風発生装置は次の区画に簡単に移動でき、能率よ
く作業を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置の一実施例を示す一部を切り欠い
た側面図、第２図は第１図の一部を切り欠いた平面図、
第３図は第１図のバーナ部の断面図、第４図および第５
図は本発明の装置の使用状態を示す側面図である。１１・・被覆体、１２・・熱風流通空間、１４・・熱風
吹出孔、１Ｇ・・送風管、２１・・熱風発生装置。平成元年４月７日発明者西尾和実

Claims

【特許請求の範囲】

（１）柔軟性を有する偏平袋状の被覆体を雪上にかぶせ
、この被覆体に熱風を送ってその下面に形成した多数の
熱風吹出孔から雪に対して噴出させることを特徴とする
消雪方法。
（２）内部に熱風流通空間を形成するとともに下面に多
数の熱風吹出孔を形成した柔軟性を有する偏平状の被覆
体と、この被覆体に送風管を介して接続され被覆体に熱風を送
る熱風発生装置と、を備えたことを特徴とする消雪装置。