JPH02269139A - 非黒色ゴム組成物及びそれを被覆した紙送りロール - Google Patents

非黒色ゴム組成物及びそれを被覆した紙送りロール

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JPH02269139A
JPH02269139A JP9026089A JP9026089A JPH02269139A JP H02269139 A JPH02269139 A JP H02269139A JP 9026089 A JP9026089 A JP 9026089A JP 9026089 A JP9026089 A JP 9026089A JP H02269139 A JPH02269139 A JP H02269139A
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JP
Japan
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rubber
black
parts
weight
paper feed
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Pending
Application number
JP9026089A
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English (en)
Inventor
Hisashi Sato
久 佐藤
Katsuichi Fukuchi
勝一 福地
Mamoru Isoda
磯田 守
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明は非黒色ゴム組成物及びそれを被覆した紙送りロ
ールに関するものである。更に詳述すれば本発明は加硫
したとき優れた耐摩耗性を発揮できる非黒色ゴム組成物
及びそれを被覆した耐紙汚染防止性に優れた紙送りロー
ルに関するものである。
[従来の技術] 一般に、ゴムはゴム単独でゴム製品となることは希であ
る。即ち、ゴム製品は、ゴムに加硫剤、加硫促進剤、軟
化剤、老化防止剤、充填剤等を適宜配合して成るゴム組
成物とし、そのゴム組成物を目的のゴム製品形状に成形
し、然る後に高温下で加硫して製品と成るものである。
ここにおいて加硫剤はゴムの架橋剤であって、加硫した
ゴムはゴム本来の優れたゴム弾性、機械的特性、耐熱性
等を発揮することができる。加硫促進剤は加硫剤の架橋
反応を促進するものである。
軟化剤はゴムを軟化させるものである。老化防止剤はゴ
ムの老化を防止する薬品である。また、充填剤はゴムの
増量剤或いは補強剤となるものである。
さて、補強効果が最も大きい充填剤はカーボンブラック
である。しかしながらカーボンブラックは黒色であるか
ら、それを配合して成るゴム組成物及びそれを成形、加
硫して得られるゴム製品も黒色である。
一方、近年におけるオフィスオートメーション機器の発
達と共に大量のプリンターが使用されるようになった。
プリンターには、軸芯材にゴムを被覆した紙送りロール
が使用されている。
従来、耐摩耗性が要求される紙送りロールのゴム材料は
ウレタンゴムが用いられているが、プリンターによって
はウレタンゴムより更に軟らかくて且つ耐摩耗性が優れ
しかも耐汚染防止性が優れた紙送りロールが要求されて
いる。即ち、OCR用紙等を紙送りロールによる紙送り
したとき圧迫や汚染した場合、読取機による誤読が発生
する。
耐摩耗性が優れた紙送りロールとしてはゴム材料として
カーボンブラック配合ゴム組成物を被覆したものがある
が、このものは使用を繰り返すとカーボンブラックが飛
び出し、送り出す紙を汚染する欠点がある。
耐汚染防止性が優れた紙送りロールとしてはシリコンゴ
ムロールがあるが、耐摩耗性が劣るのが難点である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明はかかる点に立って為されたものであって、その
目的とするところは前記した従来技術の欠点を解消し、
加硫したとき優れた耐摩耗性及び耐汚染防止性を発揮で
きる非黒色ゴム組成物及びそれを被覆した紙送りロール
を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の要旨とするところはゴム100重量部に対して
、酸化亜鉛を15〜45重量部配合置部成ることを特徴
とする非黒色ゴム組成物及びそれを被覆した紙送りロー
ルにある。
本発明においてゴムとしては工業的に実用されている天
然ゴム、スチレンブタジェンゴム、エチレンプロピレン
ジエン系ゴム、クロロブレンゴム、ブチルゴム、ポリブ
タジェンゴム、シリコンゴム、ふっ素ゴム等を用いるこ
とができる。特に、天然ゴム、スチレンブタジェンゴム
、ポリブタジェンゴムの三者が耐摩耗性と紙送り性の優
れた組成物が得られる。
本発明において酸化亜鉛はゴム用グレード品を使用する
ことができる。この酸化亜鉛の粒子径はゴム用グレード
品なら特に限定されないが、耐摩耗性の点からは0.O
1〜0.8μmのものが適切である。
本発明においてゴム100重量部に対して、酸化亜鉛を
15〜45重量部に限定したのは、15重量部以下の組
成物では得られる加硫ゴム製品の機械的特性、特に耐摩
耗性の向上効果がなく、逆に45irf量部以上の組成
物では以外にも機械的特性が急激に悪化する為である。
なお、本発明の非黒色ゴム組成物では酸化亜鉛を15〜
45重量部配合置部外に、加硫剤、加硫促進剤、軟化剤
、老化防止剤、酸化亜鉛以外の充填剤等を適宜配合する
ことが適切である。
[作  用] 本発明の非黒色ゴム組成物及びそれを被覆した紙送りロ
ールは、ゴム100重量部に対して、酸化亜鉛を15〜
45徂量部配合することにより、加硫したときにゴムと
酸化亜鉛とが強固に結合し、その結果優れた機械的特性
、特に優れた耐摩耗性を発揮できるゴム製品を製造する
ことができる。
即ち、従来のゴム技術の常識からすれば酸化亜鉛は加硫
助剤としてゴム100重量部に対して0.5〜10重量
部配置部るものであったが、本発明者は酸化亜鉛の配合
量と耐摩耗性との関係を鋭意検討した結果、驚くべきこ
とに酸化亜鉛を特定量配合したとき優れた耐摩耗性及び
耐汚染防止性を発揮できることを見い出したものである
しかも、本発明の非黒色ゴム組成物は非黒色であるから
、白色の外に、適当な着色剤を添加することにより赤色
、青色、黄色等のカラフルな任意の色相にも着色するこ
とができる。
[実 施 例] 次に、本発明の非黒色ゴム組成物及びそれを被覆した紙
送りロールの実施例を説明する。
第1表は、従来の黒色ゴム組成物の比較例1、従来の白
色ゴム組成物の比較例2〜5及び本発明の非黒色ゴム組
成物の実施例1〜12について、ゴム配合、色相、これ
らのゴム組成物を板状に成形、加硫して得られた加硫ゴ
ム板の耐摩耗指数及びこれらのゴム組成物を紙送りロー
ルに成形、加硫したものの低汚染性を比較したものであ
る。
第1図は本発明の紙送りロールの一実施例品の断面図、
第2図は本発明の紙送りロールの他の一実施例品の断面
図である。第1図及び第2図において2は軸芯材、3は
黒色ゴム層、4は非黒色ゴム層である。
第1表において、硫黄及びテトラメチルチウラムジサル
ファイドは加硫剤である。また、プロセス油及びジエチ
レングリコールは軟化剤である。
N−シクロへキシル−2−ベンゾチアゾールスルホンア
ミドは老化防止剤である。HAFカーボンブラックは代
表的な黒色の充填剤である。クレー及びシリカは代表的
な白色の充填剤である。
加硫ゴム板の耐摩耗指数は、B5−903PartA−
9A法(1957)に基いて20℃においてウィリアム
ス摩耗試験を行い、充填剤としてシリカを配合した比較
例3の加硫ゴム板の耐摩耗値を100としたときの指数
で示した。
なお、ここにおいてウィリアムス摩耗試験を採用したの
は紙送りロールの摩耗劣化と密接な相間性があるためで
ある。
また、紙汚染性は第3図のような紙汚染試験装置により
荷重0. 5kg、回転数50OrpmでOCR用紙を
2,000回転した後、試験したOCR用紙の汚染状況
を肉眼で評価したものである。
第1表かられかるように、従来の黒色ゴム組成物から得
られる比較例1の加硫ゴム板は耐摩耗指数が171と最
も優れた耐摩耗性を有する。
従来のクレーを配合した比較例2のゴム板は耐摩耗指数
が61、また、シリカを配合した比較例3のゴム板は耐
摩耗指数が100とそれぞれと劣る結果を示した。
J I S−に−1410に規定する3号酸化亜鉛を1
0重量部配合した比較例4のゴム板は耐摩耗指数が11
5であり、耐摩耗性の顕著なる改善効果が見られない。
逆に、J Is−に−1410に規定する3号酸化亜鉛
を50重量部配合した比較例4のゴム板は耐摩耗指数が
120であり、これまた耐摩耗性の顕著なる改善効果が
見られない。
これらに対してJ IS−に−1410に規定する3号
酸化亜鉛を15〜45重量部配合置部実施例1〜11の
ゴム板は耐摩耗指数がいずれも140以上の優れた耐摩
耗性を示した。また、活性酸化亜鉛を30重量部配合し
た実施例12のゴム板は耐摩耗指数がいずれも170と
最も優れた耐摩耗性を示した。しかも実施例1〜12の
紙送りロールは優れた耐汚染防止性を発揮した。
なお、本発明の非黒色ゴム組成物は紙送りロール以外の
ゴム製品、例えばゴムシート、ゴムホース、その他にも
適用することができる。
[発明の効果コ 本発明の非黒色ゴム組成物及びそれを被覆した紙送りロ
ールは、非黒色系でありながら、成形、加硫後には優れ
た耐摩耗性を発揮してカラフルなニーズに応えると共に
オフィスオートメーション機器用プリンター等の紙送り
ロールに応用したときには優れた耐汚染防止性を発揮で
きるものであり、工業上有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の紙送りロールの一実施例の断面図、第
2図は本発明の紙送りロールの他の一実施例の断面図、
第3図は紙汚染試験装置の正面説明図である。 に紙送りロール、 2:軸芯材、 3:黒色ゴム層、 4:非黒色ゴム層、 5:固定台、 6:バランス荷重、 7:駆動モーター 8:調整荷重、 9:試験紙、 lOニドラム。 第 目 第 閏 ¥31

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ゴム100重量部に対して、酸化亜鉛を15〜45
    重量部配合して成ることを特徴とする非黒色ゴム組成物
    。 2、ゴムが天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジ
    エンゴムの3種の中から選ばれた1種のゴム又は2種以
    上のブレンドゴムであることを特徴とする請求項1記載
    の非黒色ゴム組成物。 3、軸芯材の外周上に加硫ゴム被覆が設けられて成る紙
    送りロールにおいて、該加硫ゴムはゴム100重量部に
    対して酸化亜鉛を15〜45重量部配合して成る非黒色
    ゴム組成物が成形、加硫して成ることを特徴とする紙送
    りロール。 4、軸芯材の外周上に加硫ゴム被覆が設けられて成る紙
    送りロールにおいて、該加硫ゴムは軸芯材の直上に被覆
    したカーボンブラック配合黒色ゴムと該カーボンブラッ
    ク配合黒色ゴムの上層に被覆した非黒色ゴムとから成り
    、該非黒色ゴムはゴム100重量部に対して酸化亜鉛を
    15〜45重量部配合して成る非黒色ゴム組成物が成形
    、加硫して成ることを特徴とする紙送りロール。
JP9026089A 1989-04-10 1989-04-10 非黒色ゴム組成物及びそれを被覆した紙送りロール Pending JPH02269139A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009138182A (ja) * 2007-11-16 2009-06-25 Mitsui Chemicals Polyurethanes Inc ポリウレタンエラストマーおよび成形品
JP2009534486A (ja) * 2006-04-20 2009-09-24 コンティテヒ・アントリープスジステーメ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング ラジカル的に加硫されたゴム混合物を含むエラストマー製品
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