JPH02267874A - 非水電解液二次電池を内蔵したバッテリーパック - Google Patents

非水電解液二次電池を内蔵したバッテリーパック

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JPH02267874A
JPH02267874A JP1087721A JP8772189A JPH02267874A JP H02267874 A JPH02267874 A JP H02267874A JP 1087721 A JP1087721 A JP 1087721A JP 8772189 A JP8772189 A JP 8772189A JP H02267874 A JPH02267874 A JP H02267874A
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battery
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aqueous electrolyte
secondary battery
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は非水電解液二次電池を内蔵したハツチリーバツ
クに関する。
〔発明の概要〕
放電するときに使用する端子と充電するときに使用する
端子とを異ならせるとともに、放電電流を順方向に流す
ようにして上記放電電流が流れる回路中にダイオードを
直列に接続し、放電端子に充電電圧が与えられたときに
非水電解液二次電池が充電されないようにするとともに
、上記非水電解液二次電池の放電電圧が上記ダイオード
の順方向降下電圧以下に低下しないようにして、上記非
水電解液二次電池の放電特性を改善するとともに、従来
タイプのバッテリーパンクの代りに使用したときに誤使
用されないようにした非水電解液二次電池を内蔵したバ
ッテリーパックである。
〔従来の技術〕
負極活物質としてリチウムを使用するとともに電解液に
非水電解液を使用した、いわゆる非水電解液電池は自己
放電が少なくて保存性に優れている。このため、5〜1
0年という長期間使用が要求される電子腕時計や種々の
メモリーハックアップ用電源として広く利用されている
また近年においては、長期間経済的に使用できるように
するために、非水電解液電池を再充電できるようにする
研究が各一方面で進められている。
その中で、負極材料にリチウムや、リチウムイオンをド
ープ、脱ドープできる物質を使用する非水電解液二次電
池は、電池電圧が高く、高エネルギー密度が得られるた
め、小型電子機器などの電源として特に期待されている
負極材料としてリチウムを使用する非水電解液二次電池
としては、例えばLi/LiXMn0□電池が挙げられ
る。これは、負極に金属リチウム、正極にLi、MnO
□を用いたもので、非常に大きなエネルギー密度が得ら
れる電池である。
また、負極材料にリチウムイオンをドープ、脱ドープで
きる物質を使用する非水電解液二次電池としては、例え
ば、C/LiCo0z電池が挙げられる。
これは、コークスや高分子化合物の焼成体のような炭素
材が電気化学的にリチウムイオンをドープ、脱ドープで
きる性質を有していることを利用して電池の負極材料と
して用い、LiXCo0□を正極材料として用いたもの
で、充放電サイクルの良い電池である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このような非水電解液二次電池はその端子電圧
が0.4V以下に低下するまで深く放電すると、再充電
することができな(なる不都合がある。また、過放電後
に再充電できたとしても、その次の放電時に充分な放電
容量を得ることができなくなってしまうことがあり、こ
れらが実用化の・ための妨げとなっていた。
また、現在広く使われているニッケルカドミウム電池や
その他の二次電池と、非水電解液二次電池とでは充電方
法が異なる。したがって、これら両タイプの二次電池は
互いに誤使用されないようにしなければならない。しか
し、第14図の充放電回路に示すように、二次電池31
を内蔵したバッテリーパック30は一対の端子32a、
32bだけで放電及び充電の両方を行なっている。この
ように放電端子と充電端子とを兼用させているので、非
水電解液二次電池内蔵のハツチリーバツクと従来タイプ
の二次電池31を内蔵したハツチリーバツク30とを混
在さ−せて使用すると、ニッケルカドミウム電池用のハ
ソテリーチャージャーで非水電解液二次電池を充電して
しまったり、また逆に非水電解液二次電池用パンテリー
チャージャーでニッケルカドミウム電池を充電したりす
る恐れがある。このような誤充電が行なわれると電池が
破壊されてしまうことがある。
したがって、内蔵されている電池の本数を調整すること
により、ニッケルカドミウム電池等の従来タイプの電池
が使用されている電子機器に非水電解液二次電池を用い
たバッテリーパンクを使用することは可能であるが、従
来は取扱い上の問題から使用できなかった。
本発明は上述の問題点にかんがみ、放電特性を改善する
とともに、従来タイプのハツチリーバツクの代りに使用
したときに誤使用されないようにすることを目的とする
〔課題を解決するための手段〕
上述の課題を達成するために、本発明の非水電解液二次
電池を内蔵したバッテリーパックは、負荷に電力を供給
するための非水電解液二次電池3が収納されるバッテリ
ーパックケーシング2と、上記非水電解液二次電池3と
上記負荷とを接続するために上記バッテリーパックケー
シング2に設けられた一対の放電用端子10a、10b
と、上記非水電解液二次電池3を充電する充電器13と
上記非水電解液二次電池3とを接続するための端子とし
て上記放電用端子10a、10bとは別に上記バッテリ
ーパックケーシング2に設けられた一対の充電用端子1
4a、14bと、上記非水電解液二次電池3の放電電流
を順方向に流す極性で上記非水電解液二次電池3と上記
放電用端子10aとの間に直列に接続されたダイオード
17とを具備している。
また、本発明の他の特徴とするところは、上記非水電解
液二次電池3a、3b、3cが直列に接続されて複数個
設けられているとともに、上記複数個の非水電解液二次
電池3a、3b、3cの放電電流を順方向に流す極性で
上記複数個の非水電解液二次電池のそれぞれ−に直列に
接続された第1のダイオード21と、上記各非水電解液
二次電池3a(3b、3c)と上記各第1のダイオード
21とからなる複数個の直列回路のそれぞれに対して並
列に接続され、上記非水電解液二次電池3a(3b、3
c)の放電電圧が低下したときにオンされて上記非水電
解液二次電池3a(3b、3c)に放電電流が流れるの
を防止する第2のダイオード22と、上記充電用端子1
4a、14bから供給される充電電流が流れる回路中に
挿入されている上記第1のダイオード21と並列に接続
された第3のダイオード23とを具備している。
〔作用〕
非水電解液二次電池3と直列に接続したダイオード17
(21)で過放電を防止するとともに、放電用端子10
a、10bから非水電解液二次電池3に充電電流が供給
されないようにして、従来タイプの二次電池を充電する
ためのハフテリーチャージャーによって非水電解液二次
電池3が充電されないようにする。
また、非水電解液二次電池3を直列に複数個接続する場
合は、3種類のダイオード21〜23を設け、放電電圧
が所定値まで低下した二次電池3には放電電流が流れな
いようにするとともに、放電用端子10a、10bから
与えられた充電電流はカントして、充電用端子14a、
14bから与えられた充電電流だけを非水電解液二次電
池3に供給する。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示すハツチリーバツクの斜
視図、第2図は回路図、第3図は使用状態を示す斜視図
である。実施例のハツチリーバツク1は第3図に示すよ
うにビデオカメラ4の電源として使用されるもので、パ
ンテリーケーシング2の内部に非水電解液二次電池3を
設けて構成されている。非水電解液二次電池3は上述し
たように、負極に金属リチウムを用いるとともに正掻に
Li、MnO2を用いたもので、1個について約4Vの
電圧が得られる。
バッテリーパックケーシング2の形状は、例えばニッケ
ルカドミウム電池のような従来タイプの電池を内蔵した
ハツチリーバツクと略同様に形成されている。すなわち
、ケーシング2の左右側面11.12に沿って保合溝5
がそれぞれ2個ずつ設けられていて、ビデオカメラ4の
後面の所定位置に突設されている複数の係合突起6がこ
れらの保合a5にそれぞれ係合する。
各係合溝5は垂直部5a及び水平部5bから成る略逆り
字状に形成されている。そして、その−面(底面)2a
とビデオカメラ4側の装着面とを対面させた状態で、−
側面ll上に標記されているラインlをビデオカメラ4
に標記されているライン(図示せず)に合わせる。これ
により、保合突起6が垂直部・5aに保合可能となりパ
ッチIJ−パック1をビデオカメラ4の装着面に密着す
ることができる。このようにして密着させたら、その表
面に標記されている矢印(図示せず)に沿ってバッテリ
ーパック1をスライドさせ、保合突起6を水平部5bに
嵌合させることにより、バッテリーパック1がビデオカ
メラ4にしっかりと装着される。したがって、係合溝5
と係合突起6とが係合しないとパンテリーパック1がビ
デオカメラ4に装着されないので、逆向きに装着された
り、規格が異なるバッテリーパックlが誤ってビデオカ
メラ4に装着されるのが防止される。
装着時にビデオカメラ4と対面するケーシング2の一面
2aに所定の間隔を明けて開口部7が2個形成されてい
る。これらの開口部7は従来タイプのバッテリーパック
1の充放電端子が設けられている位置と同じ位置に形成
されている。したがって、バッテリーパック1をビデオ
カメラ4に装着したときにビデオカメラ4に設けられて
いるプラス用及びマイナス用の電源入力端子T(1)T
2がこれらの開口部7に嵌合する。これにより、ケーシ
ング2の内側から開口部7を塞ぐようにして設けられて
いるプラス用及びマイナス用の一対の放電用端子10a
、10bと電源入力端子TT2とが導通する。
一方、−面2aの他側■12に近い位置に一対の開口部
8が形成されている。これらの開口部8の間隔及び形状
は開口部7と異ならされている。
また、各開口部8はプラス用の充電端子14a及びマイ
ナス用の充電端子14bによってケーシング2の内側か
ら塞がれている。第4図の充電状態を示す斜視図のよう
に、パンテリーパック1を充電器13に装着するときに
、充電器13に設けられている係合突起6と係合溝5と
が係合し、充電器13のプラス用及びマイナス用の電源
供給端子T、 、T、が開口部8に嵌合する。したがっ
て、プラス用及びマイナス用の電源供給端子T3、T4
と充電用端子14a、14bとがそれぞれ導通ずる。す
なわち、係合溝5と係合突起6とで端子の誤接続防止装
置9が構成されている。
第2図に示すように、非水電解液二次電池3のプラス電
極と放電用端子10aとが放電用電源ライン15aで接
続され、二次電池3のマイナス電極と放電用端子10b
とが放電用電源ライン15bで接続されている。また、
二次電池3のプラス電極と充電用端子14aとが充電用
電源ライン16aで接続されているとともに、二次電池
3のマイナス電極と充電用端子14bとが充電用電源ラ
イン16bで接続されている。そして、順方向降下電圧
が0.4Vのダイオード17が非水電解液二次電池3と
放電用端子10aとの間に挿入されている。このダイオ
ード17は放電電流を順方向に流す極性で挿入されてい
て、放電用端子10aから非水電解液二次電池3に充電
電流が流れないようになっている。
実施例のバッテリーパック1はこのように構成されてい
るので、バッテリーパックケーシング2に内蔵する非水
電解液二次電池3の個数を調整し、放電用端子10al
Obの出力電圧をビデオカメラ4等の外部機器が必要と
する電圧に合わせることにより、ニッケルカドミウム電
池やその他の電池を内蔵している従来のバッテリーパッ
クの代りに使用することができる。
また、実施例のバッテリーパック1は放電用電源ライン
15aに順方向降下電圧が0.4■のダイオード17を
挿入してあ−るので、非水電解液二次電池3の放電電圧
が0.4Vに低下するとグイオード17がオフとなる。
したがって、放電電流が大幅に抑制されて非水電解液二
次電池3の過放電が確実に防止される。
ダイオード17を設けた本実施例の回路と、ダイオード
17を設けていない第14図の回路とを用い、放電負荷
7.5Ωで非水電解液二次電池を放電させたときの放電
電圧特性を第5図に示す。なお、第5図において実線で
示す特性曲線Aはバッテリーパック1の出力電圧、すな
わち第2図の放電用端子10a、10b間の電圧を表わ
し、破線で示す特性的vABは非水電解液二次電池3の
放電電圧、すなわち第2図における接続点20a、zo
b間の電圧を表わしている。また、−点鎖線で示す特性
曲線Cは、第14図の充放電端子32a、32b間の電
圧を表わしている。
第5図から明らかなように、従来の回路で放電させると
、非水電解液二次電池3の出力電圧は、過放電として問
題となる0、4V付近まで約4時間で低下する。これに
対し、本実施例の回路は負荷への出力電圧が従来回路よ
りも低くなるが、特性曲線Bで示したように電池3の出
力電圧は30時間放電させても0.4Vに達しておらず
、本実施例の回路で放電させると過放電が防止されるこ
とが判る。
これら第2図及び第14図の回路を用い、放電負荷7.
5Ωで30時間電池を放電させた後に充電・電流をIA
、上限電圧4.1Vで2時間充電し、放電負荷7.5Ω
で再度放電させたときの放電電圧特性を第6図に示す。
なお、第6図における各特性曲線の符号A、B、Cは第
5図で説明したものと同じである。
第6図の特性曲線Cから明らかなように、第14図の従
来回路で放電された電池は放電能力がほとんどなくなっ
ている。これに対し、特性曲線A、Bで示すように第2
図の本実施例の回路で放電された電池は充分な放電特性
が得られる。
上記したように、非水電解液二次電池3の個数を調整す
ることにより放電用端子10a、10b間に所望の出力
電圧が得゛られる。例えば第3図のビデオカメラ4の動
作電源が12Vならば、第7図の充放電回路に示すよう
に非水電解液二次電池3を直列に3個接続すればよい。
また、この場合、順方向降下電圧が1.2Vのダイオー
ドを放電電流制限用のダイオード17として使用し、接
続点20aと20bとの間の電圧が1.2■まで低下し
たときに外部負荷への放電を停止させるようにする。
したがって、第7図の回路の場合も非水電解液二次電池
3は、1個当たりについて0.4V以下に放電されない
実施例のバッテリーパック1を充電するときは、第4図
に示したように専用の充電器13に装着する。このとき
、上記したように充電用の開口部8に設けられた充電用
端子14a、14bと充電器13に設けられている電源
供給端子T、 、T、とが導通し、充電器13から出力
される充電電流が充電端子14a、14bを介して非水
電解液二次電池3に供給される。これに対し、従来タイ
プの二次電池を内蔵したバッテリーパンクは、一対の充
放電端子32a、32bで放電及び充電の両方を行なう
ようになっていて、これらの端子32a、32bは上記
したように本実施例における開口部7に設けられている
。したがって、従来タイプのバッテリーパンクを充電器
13に誤って装着しても、その充放電端子32a、32
bと充電器13の電源供給端子T、 、T、とが導通し
ないので、充電器13で従来タイプのバッテリーパック
を誤充電する恐れはない。
また、これとは逆に実施例のバッテリーパックlを従来
タイプの二次電池用のバッテリーチャージャー(図示せ
ず)に装着した場合について考える。この場合、従来タ
イプのバッテリーチャージャーに設けられている電源供
給端子が実施例のバッテリーパック1に設けられている
放電用端子10a、10bと導通する。しかし、非水電
解液二次電池3と放電用端子10aとの間に、充電電流
が流れるのを制限する極性でダイオード17が設けられ
ているので、放電用端子10a、10bに充電電圧が加
えられても非水電解液二次電池3に充電電流が流れない
。まプこ、誤接続防止装置9によって常に正常な装着が
行われるようにしである。
このため、従来タイプのバッテリーチャージャーの電源
供給端子と実施例のバッテリーパックlの充電用端子1
4a、14bとは導通しないので、従来タイプのバッテ
リーチャージャーで非水電解液二次電池3を誤充電する
不都合が防止される。
したがって、充電方法が異なるバッテリーパックを混在
させても、これらを誤充電する恐れは全くない。これに
より、誤使用によって電池が破壊されてしまう心配をす
ることな〈従来タイプのバッテリーパンクが使用されて
いる電子機器に対して非水電解液二次電池を内蔵した本
実施例のバッテリーパック1を使用できるようになる。
なお、本実施例では一対の充電用端子14a、14bの
間隔を放電用端子10a、10bの間隔と異ならせたり
、開口部8の形状を開口部7と違えることでも誤接続を
防止している。したがって、例えば係合突起6が破損し
ても、誤充電する恐れがない。
複数個の非水電解液二次電池3を直列に接続する場合、
個々の電池の容量にばらつきがあることがある。このよ
うな場合、第7図に示したように放電電流制限用のダイ
オード17を非水電解液二次電池3と直列に1個設けた
だけでは、個々の電池3においては放電電圧が0.4V
以下に低下する恐れがある。このような不都合が発生す
るのを防止するようにした充放電回路を第8図に示す。
第8図の充放電回路は、3個の非水電解液二次電池3a
、3b及び3cを直列に設けている。また、この回路で
は3種類のダイオード21.22.23を設けている。
第1のダイオード21は上述のダイオード17と同様な
作用を行なわせるため、すなわち放電電流制限用及び放
電端子10a、10bからの充電電流阻止用として設け
られたもので、本実施例では非水電解液二次電池3a、
3b、3cのそれぞれに、順方向降下電圧が0.8Vの
ダイオード21を1個ずつ直列に接続しである。そして
、各非水電解液二次電池3a(3b、3c)と第1のダ
イオード21との直列回路と並列に、順方向降下電圧が
0.4Vの第2のダイオード22を接続し、各二次電池
単位で放電ユニット24a  (24b、24c)を構
成している。
このように構成することにより、各放電ユニット24a
、24b、24cにおける非電解液二次電池3a、3b
、3cの放電電圧が、第1のダイオード21の順方向降
下電圧0.8Vと第2のダイオード22の順方向降下電
圧0.4Vとの差電圧0.4Vと等しくなると、各二次
電池3a、3b、3Cには放電電流が流れなくなる。し
たがって、容量にばらつきがあった場合でも各二次電池
3a、3b、3cの端子電圧が0.4V以下に低下しな
いようにすることができる。
第1のダイオード21の順方向は放電電流が流れる方向
なので、放電ユニット24bのように充電電流が流れる
回路中に第1のダイオード21が設けられていると、充
電端子14a、14bがら与えられる充電電流を二次電
池3に流せなくなる。
そこで、放電電流が流れる回路中に設けられている第1
のダイオード21と並列に、順方向を充電電流が流れる
方向にして第3のダイオード23を接続し、第1のダイ
オード21をバイパスさせて二次電池3bに充電電流を
流している。この第3のダイオード23として、例えば
順方向降下電圧が0.4Vのダイオードが用いられる。
第8図の回路における非水電解液二次電池3a及び3b
に100%充電された電池を用いるとともに、二次電池
3cに50%充電された電池を用い、放電負荷13Ωで
放電させたときの放電特性を第9図に示す。また、第1
0図に示す従来の充放電回路を用いて同様な放電を行な
ったときの放電特性を第11図に示す。第9図及び第1
1図において実線で示す特性曲線Aは電池3a、破線で
示す特性曲線Bは電池3b、1点鎖線で示す特性曲線C
は電池3cの放電特性をそれぞれ示している。
第11図から明らかなように、従来の回路で放電すると
50%しか充電されていない電池3cは、充電末期には
電池3a、3bによってOV以下にまで過放電される。
これに対し、第8図の実施例の回路で放電すると、第一
9図に示されるように50%しか放電されていない電池
3cの電圧は放電末期においても0.4V以上を保って
いる。
第8図の回路及び第10図の回路を用い、13Ωの負荷
で30時間放電させた後で、充電電流をIA、充電電圧
の上限を12.7Vとして2時間充電した。その結果、
従来回路で放電した電池は過放電によって内部短絡して
しまい、充電不能であった。しかし、第8図の回路の電
池3a、3b、3Cは過放電されていないので、問題な
く充電することができた。また、第8図の回路を用いて
再度13Ωで放電させたところ充分な放電容量を得るこ
とができ、電池に容量ばらつきがあっても個々の電池が
過放電されないことが確認された。
なお、第8図では非水電解液二次電池を3個直列に接続
した例を示したが、第12図の充放電回路に示すように
任意の個数を直列接続することができる。
上述の実施例では放電用端子10a、10bや充電用端
子14a、14b等をバッテリーパックケーシング2上
に設けたが、これらの端子10a、10b、14a、1
4bは必ずしもバッテリーパックケーシング2上に設け
なくてもよい。すなわち、第13図に示すように、ラジ
コン自動車29の動力源として広く用いられているバッ
テリーパック1に本発明を適用してもよい。このバッテ
リーパック1は、放電用電源ライン15a、15b及び
充電用電源ライン16a、16bがバッテリーパックケ
ーシング2から導出されている。そして、放電用電源ラ
イン15a、15bの先端に放電用レセプタクル25が
取付けられ、充電用電源ライン16a、16bの先端に
充電用レセプタクル26が取付けられている。これらの
レセプタクル25.26には所定の断面形状を有する差
込口がそれぞれ2個ずつ形成されていて、これらの差込
口の内部に放電用端子10a、10b及び充電用端子1
4a、14b等が設けられている。実施例では、放電用
レセプタクル25は一方の差込口25aが矩形に形成さ
れるとともに、他方の差込口25bが円形に形成されて
いる。また、充電用レセプタクル26は一方つ差込口2
6aが矩形に形成され、他方の差込口26bが三角形に
形成されている。差込口の形状がこのように形成されて
いるので、先端のチップが対応する形状に形成されてい
るプラグだけが各レセプタクル25.26に接続可能と
なる。
すなわち、ラジコン自動車29に駆動電力を供給するた
めに放電用レセプタクル25に接続する放電用プラグ2
7は、一方のチップ27aを矩形にするとともに他方の
チップ27bを円形にすればよい。プラグ27をレセプ
タクル25に接続すると、プラグ27の各チップ27a
、27b内に設けられている電源入力端子T、 、T2
が放電用端子10a、10bと導通する。
また、充電器13の充電電流を非水電解液二次電池3に
供給するために充電用レセプタクル26に接続する充電
用プラグ28は、一方のチップ28aを矩形にするとと
もに他方のチップ28bを三角形にすればよい。このよ
うに、第13図の例ではレセプタクル25.26の差込
口を所定の形状にすることにより誤接続防止装置9を構
成している。なお、この場合各差込口の間隔や大きさ等
を変えることによっても誤接続防止装置9を構成するこ
とができる。
〔発明の効果〕
請求項1の発明は、バッテリーバックケーシング内に非
水電解液二次電池を設けるとともに、放・電相端子と充
電用端子とを別々に設け、かつ上記非水電解液二次電池
と上記放電用端子との間に、放電電流が順方向に流れる
ようにしてダイオードを挿入した。したがって、ダイオ
ードの順方向降下電圧を選定することにより、非水電解
液二次電池を過放電させないようにすることができ、過
放電によって再充電できなくなったり、また再充電でき
てもその次の放電では充分な容量を取り出すことができ
なくなったりする欠点を簡単な電気回路で補償できる。
また、非水電解液二次電池のバッテリーチャージャーで
ニッケルカドミウム電池やその他の従来タイプの電池を
充電した゛す、その逆に従来タイプの電池を充電するパ
ンテリーチャージャーで非水電解液二次電池を充電した
りする誤使用をさけることができ、内蔵する電池の種類
が異なるバッテリーパックを混在させても、誤使用によ
って例えば電池を破壊してしまう不都合を無くすことが
できる。したがって、内蔵する電池の本数を調整するこ
とにより、従来タイプの電池を内蔵したバッテリーパン
クが使用されている電子機器に対しても不都合なく使用
することができ、良好な互換性が得られる。
また、請求項2の発明は、3種類のダイオードを使用し
て、放電電圧が所定値に低下した非水電解液二次電池に
は放電電流が流れないようにしたので、複数個の非水電
解液二次電池を直列に接続して使用するときに、個々の
非水電解液二次電池に容量ばらつきがあっても、各々の
二次電池が過放電されないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すバッテリーバックの斜
視図、第2図は二次電池が1個設けられているバッテリ
ーパックの回路図、第3図は使用状態を示す斜視図、第
4図は充電状態を示す斜視図、第5図は第2図の回路を
用いて非水電解液二次電池を放電させたときの放電特性
図、第6図は従来の回路を用いて井水電解液二次電池を
放電させたときの放電特性図、第7図は非水電解液二次
電池を3個直列に設けた例を示す回路図、第8図は第7
図とは異なる例を示すハツチリーバツクの回路図、第9
図は第8図の回路で非水電解液二次電池を放電させたと
きの放電特性図、第10図は第8図の回路に対応する従
来の充放電回路の回路図、第11図は第10図の回路で
非水電解液二次電池を放電させたときの放電特性図、第
12図は非水電解液二次電池をn個直列に接続した充放
電回路の例を示す回路図、第13図は別の実施例を示す
バッテリーパンクの斜視図、第14図は二次電池が1個
設けられている従来のハツチリーバツクの回路図である
。 なお図面に用いた符号゛において、 1−・・−・−−−−−−−−−−バッテリーパンク0
a 0b 4a 4b 23−・−・ である。 バッテリーパックケーシング 非水電解液二次電池 放電用端子 放電用端子 充電用端子 充電用端子 ダイオード 第1のダイオード 第2のダイオード 第3のダイオード 昼vr性 第5図 時間 代 理 人 土 屋 勝 第6図 L放電回路 第8図 旅電腎桟 第9図 昆未の′を旅電回S各 第10図 第11図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)負荷に電力を供給するための非水電解液二次電池
    が収納されるバッテリーパックケーシングと、 上記非水電解液二次電池と上記負荷とを接続するために
    上記バッテリーパックケーシングに設けられた一対の放
    電用端子と、 上記非水電解液二次電池を充電する充電器と上記非水電
    解液二次電池とを接続するために上記放電用端子とは別
    に上記バッテリーパックケーシングに設けられた一対の
    充電用端子と、 上記非水電解液二次電池の放電電流を順方向に流す極性
    で上記非水電解液二次電池と上記放電用端子との間に直
    列に接続されたダイオードとを具備することを特徴とす
    る非水電解液二次電池を内蔵したバッテリーパック。
  2. (2)負荷に電力を供給するために直列接続された複数
    個の非水電解液二次電池が収納されるバッテリーパック
    ケーシングと、 上記複数個の非水電解液二次電池と上記負荷とを接続す
    るために上記バッテリーパックケーシングに設けられた
    一対の放電用端子と、 上記複数個の非水電解液二次電池を充電する充電器と上
    記非水電解液二次電池とを接続するために上記放電用端
    子とは別に上記バッテリーパックケーシングに設けられ
    た一対の充電用端子と、上記複数個の非水電解液二次電
    池の放電電流を順方向に流す極性で上記複数個の非水電
    解液二次電池のそれぞれに直列に接続された第1のダイ
    オードと、 上記各非水電解液二次電池と上記各第1のダイオードと
    からなる複数個の直列回路のそれぞれに対して並列に接
    続され、上記非水電解液二次電池の放電電圧が低下した
    ときにオンされて上記非水電解液二次電池に放電電流が
    流れるのを防止する第2のダイオードと、 上記充電用端子から供給される充電電流が流れる回路中
    に挿入されている上記第1のダイオードと並列に接続さ
    れ、上記第1のダイオードをバイパスさせて上記充電電
    流を上記非水電解液二次電池に流す第3のダイオードと
    を具備することを特徴とする非水電解液二次電池を内蔵
    したバッテリーパック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2730872A1 (fr) * 1995-02-17 1996-08-23 Aglo Sa Ensemble batterie et dechargeur-chargeur

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