JPH0226731A - 炭素繊維強化複合材料 - Google Patents
炭素繊維強化複合材料Info
- Publication number
- JPH0226731A JPH0226731A JP17678488A JP17678488A JPH0226731A JP H0226731 A JPH0226731 A JP H0226731A JP 17678488 A JP17678488 A JP 17678488A JP 17678488 A JP17678488 A JP 17678488A JP H0226731 A JPH0226731 A JP H0226731A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon
- strength
- low
- reinforced composite
- composite material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 50
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 49
- 239000000835 fiber Substances 0.000 title abstract description 18
- 239000011208 reinforced composite material Substances 0.000 title abstract description 15
- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 claims description 50
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 claims description 50
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 10
- 239000003733 fiber-reinforced composite Substances 0.000 claims description 9
- 238000000465 moulding Methods 0.000 abstract description 21
- 239000005011 phenolic resin Substances 0.000 abstract description 17
- 239000007787 solid Substances 0.000 abstract description 17
- 238000005336 cracking Methods 0.000 abstract description 8
- 238000001816 cooling Methods 0.000 abstract description 7
- 239000011347 resin Substances 0.000 abstract description 7
- 229920005989 resin Polymers 0.000 abstract description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 6
- 238000010030 laminating Methods 0.000 abstract description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 2
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 27
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 14
- 230000032798 delamination Effects 0.000 description 8
- 239000006210 lotion Substances 0.000 description 8
- KXGFMDJXCMQABM-UHFFFAOYSA-N 2-methoxy-6-methylphenol Chemical compound [CH]OC1=CC=CC([CH])=C1O KXGFMDJXCMQABM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229920001568 phenolic resin Polymers 0.000 description 6
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 5
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 5
- 238000007731 hot pressing Methods 0.000 description 5
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 5
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 description 4
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003628 erosive effect Effects 0.000 description 2
- 230000006355 external stress Effects 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 230000035882 stress Effects 0.000 description 2
- 238000009941 weaving Methods 0.000 description 2
- HMUNWXXNJPVALC-UHFFFAOYSA-N 1-[4-[2-(2,3-dihydro-1H-inden-2-ylamino)pyrimidin-5-yl]piperazin-1-yl]-2-(2,4,6,7-tetrahydrotriazolo[4,5-c]pyridin-5-yl)ethanone Chemical compound C1C(CC2=CC=CC=C12)NC1=NC=C(C=N1)N1CCN(CC1)C(CN1CC2=C(CC1)NN=N2)=O HMUNWXXNJPVALC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野)
この発明は、高比強度、高比剛性、高#熱性。
低熱膨張率等の優れた特性を有していることが要求され
る例えば宇宙航空機器構造物の素材として好適に利用さ
れる炭素m雄強化複合材料に関するものである。 (従来の技術) 従来、この種の炭素fa維強化複合材料としては、例え
ば高強度炭素Fj&雄からなるクロスや高弾性炭素m維
からなるクロスを積層状態で複合化したカーボン/フェ
ノール樹脂、グラファイト/フェノール樹脂系のものが
知られていた(例えば、「鉄と鋼」 第70年(198
4) 第14号 第29頁〜第35頁等)。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような炭素la維強化複合材料では
、一種類の高強度または高弾性炭素繊維からなるクロス
を積層したものであり、炭素繊維が繊維方向に負の熱膨
張係数を有していると共にフェノール樹脂が正の熱膨張
係数を有しているため、フェノール樹脂の硬化温度(1
50〜160°C位)から冷却される過程で層間割れを
発生したり、冷却される過程で層間割れを発生しないと
しても内部歪を有していることから外部応力によって割
れを生じやすいものであったりするという課題を有して
いた。 そして、このような層間割れや内部歪に対する影響は、
使用する炭素繊維が高強度および/または高弾性のもの
であるほど、そして連続糸であるほど、さらにはクロス
のJNFe数が多い厚肉状のものほど受けやすいもので
あった。 したがって、従来の場合にはクロスの積層数が少ない薄
肉状の成形体が一般的であり、高強度および/または高
弾性炭素繊維を用いて厚肉状の成形体を成形することは
、上述した層間での剥離や内部歪の残留等の問題から、
困難であるという課題を有していた。 (発明の目的) この発明は、上述した従来の課題を解決するためになさ
れたもので、樹脂の成形および硬化温度から冷却される
過程で居間割れを発生することがなく、かつまた外力に
よっても割れを発生しがたく、厚肉部材の製作も容易に
可能である炭素繊維強化複合材料を提供することを目的
としているものである。
る例えば宇宙航空機器構造物の素材として好適に利用さ
れる炭素m雄強化複合材料に関するものである。 (従来の技術) 従来、この種の炭素fa維強化複合材料としては、例え
ば高強度炭素Fj&雄からなるクロスや高弾性炭素m維
からなるクロスを積層状態で複合化したカーボン/フェ
ノール樹脂、グラファイト/フェノール樹脂系のものが
知られていた(例えば、「鉄と鋼」 第70年(198
4) 第14号 第29頁〜第35頁等)。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような炭素la維強化複合材料では
、一種類の高強度または高弾性炭素繊維からなるクロス
を積層したものであり、炭素繊維が繊維方向に負の熱膨
張係数を有していると共にフェノール樹脂が正の熱膨張
係数を有しているため、フェノール樹脂の硬化温度(1
50〜160°C位)から冷却される過程で層間割れを
発生したり、冷却される過程で層間割れを発生しないと
しても内部歪を有していることから外部応力によって割
れを生じやすいものであったりするという課題を有して
いた。 そして、このような層間割れや内部歪に対する影響は、
使用する炭素繊維が高強度および/または高弾性のもの
であるほど、そして連続糸であるほど、さらにはクロス
のJNFe数が多い厚肉状のものほど受けやすいもので
あった。 したがって、従来の場合にはクロスの積層数が少ない薄
肉状の成形体が一般的であり、高強度および/または高
弾性炭素繊維を用いて厚肉状の成形体を成形することは
、上述した層間での剥離や内部歪の残留等の問題から、
困難であるという課題を有していた。 (発明の目的) この発明は、上述した従来の課題を解決するためになさ
れたもので、樹脂の成形および硬化温度から冷却される
過程で居間割れを発生することがなく、かつまた外力に
よっても割れを発生しがたく、厚肉部材の製作も容易に
可能である炭素繊維強化複合材料を提供することを目的
としているものである。
(課題を解決するための手段)
この発明に係る炭素H&維強化複合材料は、高強度炭素
m雑および/または高弾性炭素繊維と、低強度炭素繊維
および/または低弾性炭素繊維とが積層状態となってい
ることを特徴としており、このような炭素繊維強化複合
材料の構成を上述した従来の課題を解決するための手段
としている。 (作用) この発明に係る炭素Fa雄強化複合材料は、上述した構
成を有するものであり、高強度炭素繊維および/または
高弾性炭素繊維と、低強度炭素amおよび/または低弾
性炭素m維とが積層状態となっていることにより、炭素
繊維と樹脂とにおける熱膨張係数の違いによって、樹脂
成形後の冷却に至る過程で内部歪を伴うとしても、この
内部歪は低強度および/または低弾性炭素繊維によって
吸収されるので、層間割れや外部応力による割れを発生
しがたいものとなっている。 また、高強度炭素繊維や高弾性炭素繊維は、良好なる耐
二ローション性(耐浸食性)が期待できるので、接触摩
耗の少ない耐二ローション性に優れた炭素繊維強化複合
材料となっている。 (実施例) 実施例1 高強度炭素m維として、強度;360kgf/mm2
、弾性率; 24 t o n/mm2の連続糸を用い
、この高強度炭素繊維を朱子織したクロスを用いた。ま
た、低強度炭素Fa雄として、強度;65 k g f
/ m m 2.弾性率;3.5ton/m m 2
の短FIi維紡績糸を用い、この低強度炭素繊維を朱子
織したクロスを用いた。 そして、高強度炭素繊維クロスにフェノール樹脂(固形
分;60%、粘度;360cps、比重(25℃);1
.072)を35.1%含浸させて高強度炭素1i11
維プリプレグを製造した。また、低強度炭素繊維クロス
に上記フェノール樹脂を35.8%含浸させて低強度炭
素amプリプレグを製造した。 次に、前記高強度炭素繊維プリプレグを3層に対し、前
記低強l′!炭素織雄プリプレグを1層の割合で交互に
合計260枚積層し、成形温度;150℃、成形時間;
120m1n、成形圧力;200kgf/cm’の条件
でホットプレスして加熱・加圧成形することにより、第
1図に示すような固体推進ロケット1のノズルインサー
ト部に配置サレるバックアップ部材2として使用される
成形肉厚80mmのカーボン/フェノール樹脂よりなる
炭素[k強化複合材料を得た。 ここで得られた炭素繊維強化複合材料は、ホットプレス
型から取り出して冷却した後の状態において層間剥離の
発生は全く認められず、またバックアップ部材2の形状
に加工した後の状態においても層間割れの発生は認めら
れず、良好な加工性を有するものであった。 次に、上記バックアップ部材2を固体推進ロケット1の
ノズルインサート部に配置して燃焼前後のスロート径の
変化を調べることにより二ロージ1ン速度を求めたとこ
ろ、0.016mm156Gであり、目標とする0、2
5mm/secをかなり下回る良好なる耐二ローション
特性を有するものであった。 実施例2 高弾性炭素mmトI、−T:、強1f;280kgf/
mmノ 1弾性率; 40 t o n/mm2の連続
糸を用い、この高弾性炭素繊維を朱子織したクロスを用
いた。また、低強度炭素mmとして、弾性;65kgf
/mm2 、弾性率;3.5ton/m m 2の短識
維紡績糸を用い、この低強度炭素繊維を朱子織したクロ
スを用いた。 そして、高弾性炭素Fa維ツクロスフェノール樹脂(固
形分;60%、粘度;360cps、比重(25℃);
1.072)を37.2%含浸させて高弾性炭素amプ
リプレグを製造した。また、低強度炭素繊維クロスに上
記フェノール樹脂を35.8%含浸させて低強度炭素t
j&雄プリプリプレグ造した。 次に、前記高弾性炭素Faraaリプレグを3層に対し
、前記低強度炭素繊維プリプレグを1層の割合で交互に
合計260枚積層し、成形温度;150℃、成形時間;
120m1n、成形圧カニ200kgf/cm2の条件
でホットプレスして加熱・加圧成形することにより、第
1図に示したような固体推進ロケット1のノズルインサ
ート部に配置される/へツクアップ部材2として使用さ
れる成形肉厚80mmのカーボン/フェノール樹脂より
なる炭素繊維強化複合材料を得た。 ここで得られた炭素繊維強化複合材料は、ホットプレス
型から取り出して冷却した後の状態において層間剥離の
発生は全く認められず、またバックアップ部材2の形状
に加工した後の状態においても居間での割れは発生して
おらず、加工性の良好なものであった。 次に、上記バックアップ部材2を固体推進ロケット1の
ノズルインサート部に配置して燃焼前後のスロート径の
変化を調べることにより二ロージョン速度を求めたとこ
ろ、0.021mm/SeCであり、目標とする0、2
5mm/seeをかなり下回る良好なる耐二ローション
特性を有するものであった。 比較例1 高強度炭素繊維として、強度、360kgf/mm2.
弾性率; 24 t o n/mm2の連続糸を用い、
この高強度炭素Fa雌を朱子織したクロスを用いた。 そして、高強度炭素繊維クロスにフェノール樹脂(固形
分;60%、粘度;360cps、比重(25°0);
l 、072)を約35%含浸させて高強度炭素ia
維プリプレグを製造した。 次いで、上記高強度炭素amプリプレグを260枚積層
し、成形温度;150℃、成形時間;120m1n、成
形圧力; 200kgf/cm’の条件でホットプレス
して加熱−加圧成形することにより、第1図に示したよ
うな固体推進ロケット1のノズルインサート部に配aさ
れるバー7クアツプ部材2として使用される成形肉厚8
0mmのカーボン/フェノール樹脂よりなる炭素Fa維
強化複合材料を得た。 ここで得た炭素繊維強化複合材料は、ホットプレス型か
ら取り出して冷却した後の状態において層間剥離を生じ
ておらず、またバックアップ部材2の形状に加工した後
の状態においても層間割れの発生は認められず、加工性
は一応良好なものであった。 次に、上記バックアップ部材2を固体推進ロケット1の
ノズルインサート部に配置して燃焼前後のスロート径の
変化を調べることにより二ロージョン速度を求めたとこ
ろ、0.699mm/secであり、目標とする0、2
5mm/secを上回る耐二ローション特性のあまり良
好でないものであった。 ル(む1ヱ 高弾性炭素繊維として、強度、280kgf/mm’
、弾性率; 40 t o n/mm2の連続糸を用
い、この高弾性炭素amを朱子織したクロスを用いた。 そして、高弾性炭素ta維ツクロスフェノール樹脂(固
形分;60%、粘度;360cps、比重(25℃);
1.072)を約40%含浸させて高弾性炭素繊維プリ
プレグを製造した。 次いで、上記高弾性炭素繊維プリプレグを260枚積層
し、成形温度;150℃、成形時間;120m1n、成
形圧力; 200kgf/cm2の条件でホットプレス
して加熱・加圧成形することにより、第1図に示したよ
うな固体推進ロケット1のノズルインサート部に配置さ
れる/ヘックアップ部材2として使用される成形肉厚8
0mmのカーボン/フェノール樹脂よりなる炭素1a維
強化複合材料を得た。 ここで得た炭素m維強化複合材料は、ホットプレス型か
ら取り出して冷却した後の状態において層間剥離は生じ
ていなかったが、バッファー2ブ部材2の形状に加工し
た後の状態においては居間剥離による割れを発生してお
り、加工性はあまり良好でないものであった。このよう
な層間剥離による割れは、繊維と樹脂の接着性および樹
脂の特性(強度、伸び)に起因するものと考えられる。 さらに、割れを助長するのは繊維の弾性率であると考え
らえる。 次に、上記バックアップ部材2ではノズルインサート形
状に加工できなかったため、ノズルスロート部をストレ
ート状に加工して、固体推進ロケット1のノズルインサ
ート部に配置して燃焼前後の内径の変化を調べることに
より二ロージ1ン速度を求めたところ、0.128mm
/secであり、上記のような加工性についてはあまり
良くなかったものの耐二ローション特性については比較
的良好なものであった。 比較例3 低強度炭素繊維として1強度;65kgf/mm2 、
弾性率;3.5ton/mm2の短繊維紡績糸を用い、
この低強度炭素繊維を朱子織したクロスを用いた。 そして、低強度炭素繊維クロスにフェノール樹脂(固形
分;60%、粘度;360cps、比重(25℃);1
.072)を35.8%含浸させて低強度炭素繊維プリ
プレグを製造した。 次いで、上記低強度炭素misプリプレグを260枚積
層し、成形温度;150℃、成形時間;120m1n、
成形圧力;200kgf/cm”の条件でホットプレス
して加熱・加圧成形することにより、第1図に示したよ
うな固体推進ロケット1のノズルインサート部に配置さ
れるバックアップ部材2として使用される成形肉厚80
mmのカーボン/フェノール樹脂よりなる炭素繊維強化
複合材料を得た。 ここで得た炭素mwb強化複合材料は、ホットプレス型
から取り出して冷却した後の状態において層間剥離を生
じておらず、バックアップ部材2の形状に加工した後の
状態においても居間割れの発生は認められず、加工性は
一応良好なものであった。 次に、上記バックアップ部材2を固体推進ロケット1の
ノズルインサート部に配置して燃焼前後のスロート径の
変化を調べることにより二ロージョン速度を求めたとこ
ろ、0.537mm/SeCであり、目標とする0、2
5mm/seeを上回る゛耐エロージヨン特性のあまり
良好でないものであった。
m雑および/または高弾性炭素繊維と、低強度炭素繊維
および/または低弾性炭素繊維とが積層状態となってい
ることを特徴としており、このような炭素繊維強化複合
材料の構成を上述した従来の課題を解決するための手段
としている。 (作用) この発明に係る炭素Fa雄強化複合材料は、上述した構
成を有するものであり、高強度炭素繊維および/または
高弾性炭素繊維と、低強度炭素amおよび/または低弾
性炭素m維とが積層状態となっていることにより、炭素
繊維と樹脂とにおける熱膨張係数の違いによって、樹脂
成形後の冷却に至る過程で内部歪を伴うとしても、この
内部歪は低強度および/または低弾性炭素繊維によって
吸収されるので、層間割れや外部応力による割れを発生
しがたいものとなっている。 また、高強度炭素繊維や高弾性炭素繊維は、良好なる耐
二ローション性(耐浸食性)が期待できるので、接触摩
耗の少ない耐二ローション性に優れた炭素繊維強化複合
材料となっている。 (実施例) 実施例1 高強度炭素m維として、強度;360kgf/mm2
、弾性率; 24 t o n/mm2の連続糸を用い
、この高強度炭素繊維を朱子織したクロスを用いた。ま
た、低強度炭素Fa雄として、強度;65 k g f
/ m m 2.弾性率;3.5ton/m m 2
の短FIi維紡績糸を用い、この低強度炭素繊維を朱子
織したクロスを用いた。 そして、高強度炭素繊維クロスにフェノール樹脂(固形
分;60%、粘度;360cps、比重(25℃);1
.072)を35.1%含浸させて高強度炭素1i11
維プリプレグを製造した。また、低強度炭素繊維クロス
に上記フェノール樹脂を35.8%含浸させて低強度炭
素amプリプレグを製造した。 次に、前記高強度炭素繊維プリプレグを3層に対し、前
記低強l′!炭素織雄プリプレグを1層の割合で交互に
合計260枚積層し、成形温度;150℃、成形時間;
120m1n、成形圧力;200kgf/cm’の条件
でホットプレスして加熱・加圧成形することにより、第
1図に示すような固体推進ロケット1のノズルインサー
ト部に配置サレるバックアップ部材2として使用される
成形肉厚80mmのカーボン/フェノール樹脂よりなる
炭素[k強化複合材料を得た。 ここで得られた炭素繊維強化複合材料は、ホットプレス
型から取り出して冷却した後の状態において層間剥離の
発生は全く認められず、またバックアップ部材2の形状
に加工した後の状態においても層間割れの発生は認めら
れず、良好な加工性を有するものであった。 次に、上記バックアップ部材2を固体推進ロケット1の
ノズルインサート部に配置して燃焼前後のスロート径の
変化を調べることにより二ロージ1ン速度を求めたとこ
ろ、0.016mm156Gであり、目標とする0、2
5mm/secをかなり下回る良好なる耐二ローション
特性を有するものであった。 実施例2 高弾性炭素mmトI、−T:、強1f;280kgf/
mmノ 1弾性率; 40 t o n/mm2の連続
糸を用い、この高弾性炭素繊維を朱子織したクロスを用
いた。また、低強度炭素mmとして、弾性;65kgf
/mm2 、弾性率;3.5ton/m m 2の短識
維紡績糸を用い、この低強度炭素繊維を朱子織したクロ
スを用いた。 そして、高弾性炭素Fa維ツクロスフェノール樹脂(固
形分;60%、粘度;360cps、比重(25℃);
1.072)を37.2%含浸させて高弾性炭素amプ
リプレグを製造した。また、低強度炭素繊維クロスに上
記フェノール樹脂を35.8%含浸させて低強度炭素t
j&雄プリプリプレグ造した。 次に、前記高弾性炭素Faraaリプレグを3層に対し
、前記低強度炭素繊維プリプレグを1層の割合で交互に
合計260枚積層し、成形温度;150℃、成形時間;
120m1n、成形圧カニ200kgf/cm2の条件
でホットプレスして加熱・加圧成形することにより、第
1図に示したような固体推進ロケット1のノズルインサ
ート部に配置される/へツクアップ部材2として使用さ
れる成形肉厚80mmのカーボン/フェノール樹脂より
なる炭素繊維強化複合材料を得た。 ここで得られた炭素繊維強化複合材料は、ホットプレス
型から取り出して冷却した後の状態において層間剥離の
発生は全く認められず、またバックアップ部材2の形状
に加工した後の状態においても居間での割れは発生して
おらず、加工性の良好なものであった。 次に、上記バックアップ部材2を固体推進ロケット1の
ノズルインサート部に配置して燃焼前後のスロート径の
変化を調べることにより二ロージョン速度を求めたとこ
ろ、0.021mm/SeCであり、目標とする0、2
5mm/seeをかなり下回る良好なる耐二ローション
特性を有するものであった。 比較例1 高強度炭素繊維として、強度、360kgf/mm2.
弾性率; 24 t o n/mm2の連続糸を用い、
この高強度炭素Fa雌を朱子織したクロスを用いた。 そして、高強度炭素繊維クロスにフェノール樹脂(固形
分;60%、粘度;360cps、比重(25°0);
l 、072)を約35%含浸させて高強度炭素ia
維プリプレグを製造した。 次いで、上記高強度炭素amプリプレグを260枚積層
し、成形温度;150℃、成形時間;120m1n、成
形圧力; 200kgf/cm’の条件でホットプレス
して加熱−加圧成形することにより、第1図に示したよ
うな固体推進ロケット1のノズルインサート部に配aさ
れるバー7クアツプ部材2として使用される成形肉厚8
0mmのカーボン/フェノール樹脂よりなる炭素Fa維
強化複合材料を得た。 ここで得た炭素繊維強化複合材料は、ホットプレス型か
ら取り出して冷却した後の状態において層間剥離を生じ
ておらず、またバックアップ部材2の形状に加工した後
の状態においても層間割れの発生は認められず、加工性
は一応良好なものであった。 次に、上記バックアップ部材2を固体推進ロケット1の
ノズルインサート部に配置して燃焼前後のスロート径の
変化を調べることにより二ロージョン速度を求めたとこ
ろ、0.699mm/secであり、目標とする0、2
5mm/secを上回る耐二ローション特性のあまり良
好でないものであった。 ル(む1ヱ 高弾性炭素繊維として、強度、280kgf/mm’
、弾性率; 40 t o n/mm2の連続糸を用
い、この高弾性炭素amを朱子織したクロスを用いた。 そして、高弾性炭素ta維ツクロスフェノール樹脂(固
形分;60%、粘度;360cps、比重(25℃);
1.072)を約40%含浸させて高弾性炭素繊維プリ
プレグを製造した。 次いで、上記高弾性炭素繊維プリプレグを260枚積層
し、成形温度;150℃、成形時間;120m1n、成
形圧力; 200kgf/cm2の条件でホットプレス
して加熱・加圧成形することにより、第1図に示したよ
うな固体推進ロケット1のノズルインサート部に配置さ
れる/ヘックアップ部材2として使用される成形肉厚8
0mmのカーボン/フェノール樹脂よりなる炭素1a維
強化複合材料を得た。 ここで得た炭素m維強化複合材料は、ホットプレス型か
ら取り出して冷却した後の状態において層間剥離は生じ
ていなかったが、バッファー2ブ部材2の形状に加工し
た後の状態においては居間剥離による割れを発生してお
り、加工性はあまり良好でないものであった。このよう
な層間剥離による割れは、繊維と樹脂の接着性および樹
脂の特性(強度、伸び)に起因するものと考えられる。 さらに、割れを助長するのは繊維の弾性率であると考え
らえる。 次に、上記バックアップ部材2ではノズルインサート形
状に加工できなかったため、ノズルスロート部をストレ
ート状に加工して、固体推進ロケット1のノズルインサ
ート部に配置して燃焼前後の内径の変化を調べることに
より二ロージ1ン速度を求めたところ、0.128mm
/secであり、上記のような加工性についてはあまり
良くなかったものの耐二ローション特性については比較
的良好なものであった。 比較例3 低強度炭素繊維として1強度;65kgf/mm2 、
弾性率;3.5ton/mm2の短繊維紡績糸を用い、
この低強度炭素繊維を朱子織したクロスを用いた。 そして、低強度炭素繊維クロスにフェノール樹脂(固形
分;60%、粘度;360cps、比重(25℃);1
.072)を35.8%含浸させて低強度炭素繊維プリ
プレグを製造した。 次いで、上記低強度炭素misプリプレグを260枚積
層し、成形温度;150℃、成形時間;120m1n、
成形圧力;200kgf/cm”の条件でホットプレス
して加熱・加圧成形することにより、第1図に示したよ
うな固体推進ロケット1のノズルインサート部に配置さ
れるバックアップ部材2として使用される成形肉厚80
mmのカーボン/フェノール樹脂よりなる炭素繊維強化
複合材料を得た。 ここで得た炭素mwb強化複合材料は、ホットプレス型
から取り出して冷却した後の状態において層間剥離を生
じておらず、バックアップ部材2の形状に加工した後の
状態においても居間割れの発生は認められず、加工性は
一応良好なものであった。 次に、上記バックアップ部材2を固体推進ロケット1の
ノズルインサート部に配置して燃焼前後のスロート径の
変化を調べることにより二ロージョン速度を求めたとこ
ろ、0.537mm/SeCであり、目標とする0、2
5mm/seeを上回る゛耐エロージヨン特性のあまり
良好でないものであった。
以上説明してきたように、この発明に係る炭素繊維強化
複合材料は、高強度炭素fa維および/または高弾性炭
素M&雄と、低強度炭素繊維および/または低弾性炭素
繊維とが積層状態となっているものであるから、樹脂の
成形および硬化温度から冷却される過程で生ずる熱膨張
係数の差による内部応力は低強度および/または低弾性
炭素m維で吸収されるため従来のような熱膨張係数の差
による層間割れを生ずることがないとともに冷却後に大
きな内部応力が残留していないため外力によって容易に
割れを生ずることもなく、加工性が良好であると共に厚
肉部材の製作も容易に可能であり、さらには高強度およ
び/または高弾性炭素繊維がもつ優れた耐二ローション
性を活かすことができるため耐二ローション特性にも優
れたものであるという著大なる効果がもたらされる。
複合材料は、高強度炭素fa維および/または高弾性炭
素M&雄と、低強度炭素繊維および/または低弾性炭素
繊維とが積層状態となっているものであるから、樹脂の
成形および硬化温度から冷却される過程で生ずる熱膨張
係数の差による内部応力は低強度および/または低弾性
炭素m維で吸収されるため従来のような熱膨張係数の差
による層間割れを生ずることがないとともに冷却後に大
きな内部応力が残留していないため外力によって容易に
割れを生ずることもなく、加工性が良好であると共に厚
肉部材の製作も容易に可能であり、さらには高強度およ
び/または高弾性炭素繊維がもつ優れた耐二ローション
性を活かすことができるため耐二ローション特性にも優
れたものであるという著大なる効果がもたらされる。
第1図はこの発明に係る炭素繊維強度複合材料が使用さ
れる固体推進ロケットの断面図である。 特許出願人 日産自動車株式会社
れる固体推進ロケットの断面図である。 特許出願人 日産自動車株式会社
Claims (1)
- (1)高強度炭素繊維および/または高弾性炭素繊維と
、低強度炭素繊維および/または低弾性炭素繊維とが積
層状態となっていることを特徴とする炭素繊維強化複合
材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63176784A JP2621380B2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 炭素繊維強化複合材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63176784A JP2621380B2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 炭素繊維強化複合材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0226731A true JPH0226731A (ja) | 1990-01-29 |
JP2621380B2 JP2621380B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=16019788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63176784A Expired - Fee Related JP2621380B2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 炭素繊維強化複合材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2621380B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59111839A (ja) * | 1982-12-20 | 1984-06-28 | 三菱レイヨン株式会社 | 炭素繊維強化複合中間体 |
-
1988
- 1988-07-15 JP JP63176784A patent/JP2621380B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59111839A (ja) * | 1982-12-20 | 1984-06-28 | 三菱レイヨン株式会社 | 炭素繊維強化複合中間体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2621380B2 (ja) | 1997-06-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2704737B2 (ja) | 金属シート及び連続フィラメントで強化された熱可塑性合成材料のラミネート及びそのようなラミネートの製造方法 | |
KR930003894B1 (ko) | 신규한 프리프레그와 복합 성형체, 및 복합 성형체의 제조방법 | |
Mahajan et al. | Composite material: A review over current development and automotive application | |
CA1286584C (en) | Ballistic materials | |
Tanabe et al. | Fracture behavior of CFRPs impacted by relatively high-velocity steel sphere | |
JPH0344570B2 (ja) | ||
US20180066797A1 (en) | Fiber reinforced polymer matrix composite structure and high pressure container, and method of manufacturing the same | |
JP2001064406A (ja) | 繊維強化複合材用プリフォームおよびこれを用いてなる繊維強化複合材ならびにこれらの製造方法 | |
CN100358708C (zh) | 自增强层间剪切强度树脂基纤维增强复合材料的制备方法 | |
JPH0226731A (ja) | 炭素繊維強化複合材料 | |
Dhami et al. | Carbon-carbon composites made with oxidised PAN (Panex) fibers | |
EP3233481B1 (en) | A method to manufacture an article of a fiber made reinforced thermostructural composite | |
GB2041824A (en) | Composite materials | |
KR101783080B1 (ko) | 섬유 보강 수지 복합재 | |
US5092948A (en) | Fiber reinforced laminated ceramic composites and method thereof | |
TWI779294B (zh) | 碳纖維強化塑料板以及碳纖維強化塑料板的製造方法 | |
Ikbal et al. | Effect of glass/carbon ratios and laminate geometry on flexural properties of glass/carbon fiber hybrid composites | |
KR101639982B1 (ko) | 고강도 하이브리드 일방향 프리프레그의 제조방법 | |
Bersee et al. | The role of the thermoplastic matrix in forming processes of composite materials | |
JPH05293919A (ja) | 炭素繊維強化樹脂複合材料とその製造方法 | |
CN214462010U (zh) | 一种新型复材隔声隔热内饰板 | |
KUTENEVA et al. | Adhesive and impact strength of hybrid layered metal-polymer composites reinforced by basalt fiber | |
KATOGI et al. | Thermal fatigue effects on tensile properties of surface-treated natural fiber/polylactic acid green composite | |
Liu et al. | Research on the Joint Strength of 6061 Aluminum Alloy/CFRP Multi-layer Laminate Made by Stamping-Joining Integrated Process | |
Subagia et al. | Influences Stacking of Basalt-Glass Fabrics Reinforced Epoxy Matrix Hybrid Composites towards Tension Loads |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |