JPH02265Y2 - - Google Patents

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JPH02265Y2
JPH02265Y2 JP15164982U JP15164982U JPH02265Y2 JP H02265 Y2 JPH02265 Y2 JP H02265Y2 JP 15164982 U JP15164982 U JP 15164982U JP 15164982 U JP15164982 U JP 15164982U JP H02265 Y2 JPH02265 Y2 JP H02265Y2
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JP
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sensing
cylinder
proximity switch
safety
pair
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JP15164982U
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は印刷機において胴の清掃等に際し胴回
転による危害発生を防止するための印刷機の安全
装置に関するものである。
輪転印刷機は一般に印刷色数に応じた印刷ユニ
ツト給紙装置、排紙装置等を備えており、印刷ユ
ニツトには版胴、ゴム胴等からなる印刷胴群とイ
ンキ装置等が設けられている。そして給紙装置で
給紙された印刷紙は、これに版胴上の版からゴム
胴に転写された画像が印刷されたのち排紙装置に
よつて排紙される。
このような輪転印刷機による印刷作業において
は、印刷紙の紙粉が飛散して版やゴム胴の表面に
付着することが多く、また枚葉紙用の印刷機にお
いては、印刷直後の紙を積重ねることによつて発
生する裏移りを防止するためにスプレパウダが吹
付けられるので、これが前記紙粉に混つて付着し
印刷物の鮮明度が失われる。そこで印刷作業では
通常5000枚印刷するごとに1回程度の割合で版胴
およびゴム胴の清掃が行なわれる。この清掃は胴
の正面に立ち手元のスイツチによつて胴を寸動さ
せながら行なうものであるが、このときの作業面
が胴回転の喰込み側にあるので、手を挾まれる虞
があつてきわめて危険である。また清掃の場合だ
けでなく、版胴に対して版を着脱したり、ゴム胴
のブランケツトを巻替えたりする場合にもこれと
同じ状態で行なわれるので、同様の危険が伴な
う。
そこで、この危害を防止するための安全装置が
提案されて用いられている。第1図は従来におけ
るこの種の安全装置の側面図であつてこれを同図
に基いて説明すると、図に矢印で示す方向に回転
する版胴1とゴム胴2との回転喰込み部近傍に
は、同軸方向に平行するカバー軸3が回転自在に
軸架されており、このカバー軸3には両胴1,2
のほゞ全長にわたる断面L字形板状に形成された
カバー4が取付けられている。またカバー軸3の
軸端には、切欠部5を有するカム6が軸着されて
いてその切欠部5には、マイクロスイツチ7のア
クチユエータ8が係入されている。そして作業中
に誤つて胴間に手を挾まれそうになると、その前
にカバー4に手が触れて回動し、アクチユエータ
8がカム6の切欠部5から出てマイクロスイツチ
7を押すことによりこれを作動せるので、マイク
ロスイツチ7に接続された胴1,2の回転が停止
して危害を防止するように構成されている。
しかしながらこのような従来の安全装置におい
ては、カバー4をカバー軸3の円周方向以外の方
向から押した場合にはカバー軸3が回動せず、マ
イクロスイツチ7が作動しないので、安全装置と
しての機能を完全に果たすことができないという
欠点があつた。
本考案は以上のような点に鑑みなされたもの
で、対接胴の回転喰込み側においてこれらの胴と
平行する棒状体の両端部を検出体で保持させ、こ
の検出体をフレーム側にばね部材で各方向へ移動
自在に弾性保持させるとともに、この検出体の保
持位置に対する偏心位置に設けた感知体に近接す
るこれと同芯上の近接スイツチをフレーム側に支
持させ、棒状体の変位による感知体の変位を近接
スイツチで検出して胴を停止させるように構成す
ることにより、いずれの方向から胴に手を近づけ
ても確実に作用して胴を停止させ、胴の清掃、版
の着脱時等における安全性の向上を計つた印刷機
の安全装置を提供するものである。以下、本考案
の実施例を図面に基いて詳細に説明する。
第2図および第3図は本考案に係る安全装置の
実施例を示し、第2図はその側面図、第3図は第
2図のAA断面図である。本実施例は本考案を枚
葉輪転印刷機のゴム胴と圧胴との回転喰込み部に
実施した例を示し、第2図において符号11で示
すものは図に矢印Bで示す方向に回転するゴム
胴、符号12で示すものは図に矢印Cで示す方向
に回転する圧胴である。周面を対接させて回転す
る両胴11,12の回転喰込み部近傍には、左右
一対のブラケツト13がボルト14によつて左右
のフレーム15に固定されている。各ブラケツト
13は基板13aとこれにフレーム15から遠ざ
かる方向に突設された円筒状のばねケース13b
とで一体形成されており、基板13aのばねケー
ス13b基部にはばねホルダ16がノツクピン1
7で固定されてばねケース13b内へ係入されて
いる。符号18で示すものはレバー状に形成され
た左右一対の検出体であつて、そのボスにはばね
ホルダ19が嵌入されてノツクピン20で固定さ
れており、このばねホルダ19と前記ブラケツト
13側のばねホルダ16との間にばね部材の一例
として示すコイルばね21を介装することによ
り、検知体18はいずれの方向へも移動可能なよ
うに弾性保持されている。また符号22で示すも
のは、パイプとその両端部に嵌着された端軸とか
らなる棒状体としての安全バーであつて、左右の
検知体18に0リワグ23,24を介して支持さ
れており、したがつて安全レバー22は、これに
いずれの方向から手を触れても検知体18ととも
にコイルばね21を撓ませるか圧縮させるかさせ
ながら移動する。
ブラケツト13にビス25で止着されたL字状
のホルダ26には、近接スイツチ27が、ねじと
ナツトとの螺合によつて安全バー22と平行する
方向へ移動調節自在に装着されており、この近接
スイツチ27の軸芯は、前記検知体18の遊端部
に穿設した透孔である感知体28孔芯と同一軸芯
上にあつてこれと近接するように位置決めされて
いる。近接スイツチ27は両胴11,12の回
転、停止を含む原動側の電気回路との間を電線コ
ード29で接続されており、安全バー22の移動
とともに変位する感知体の近接または軸芯の変位
を検出して作動し、電気回路を閉成させて両胴1
1,12の回転を含む機台の回転を停止させるよ
うに構成されている。符号30で示すものは、近
接スイツチ27と感知体28とのすき間tを調節
するときに近接スイツチ27の感度によつて点減
して調節位置の適正度を報知する発光ダイオード
である。
以上のように構成された安全装置の動作を説明
する。例えば印刷作業の合間にゴム胴11上の紙
粉やスプレパウダを除去する清掃作業を行なう場
合には、両胴11,12の回転喰込み側正面に立
ち、手元のスイツチによつて胴11,12を寸動
させながら行なう。そしていま誤つて胴11,1
2の正面側からその喰込み部に手を突つ込み掛け
たとすると、その前に手が安全レバー22に触れ
る。この場合安全レバー22の軸方向中央部を押
したときは安全レバー22がコイルばね21を撓
ませながら胴11,12に対して平行移動し、検
知体18の感知体28が移動してその軸芯と近接
スイツチ27の軸芯とが偏心する。したがつて近
接スイツチ27が作動して両胴11,12を停止
させるので、その回転喰込み部に手を挾まれるこ
とがない。同様にして安全バー22の軸方向に左
右へ片寄つた位置を押した場合には、押された側
のコイルばね21が大きく撓み、安全バー22お
よび検知体18が傾斜して感知体28が近接スイ
ツチ27に近接するので、近接スイツチ27が作
動して両胴11,12の回転が停止する。また例
えば安全バー22に斜め方向から触れてこれを軸
方向へ移動させる力が作用した場合には、押され
た側のコイルばね21が圧縮され、感知体28が
近接スイツチ27に近接するので、近接スイツチ
27が作動して両胴11,12の回転が停止す
る。このようにいずれの方向から安全バー22に
触れても胴11,12を確実に停止させることが
できる。
なお、本実施例では安全バー22と検知体18
とをブラケツト13に弾性保持させるばね部材と
してコイルばね21を例示したが、コイルばね2
1の代りに、ばねホルダ16とばねホルダ19と
をトーシヨンバーで連結して弾性保持させるよう
にしてもよい。また、本実施例では近接スイツチ
27を支持するホルダ26をブラケツト13に固
定した例を示しが、ホルダ26をフレーム15に
直接固定してもよい。さらに安全バー22とこれ
を弾性保持するばね部材とは必らずしもこれらを
同芯上に設ける必要はなく、安全バー22をばね
部材に対する偏心位置で支持してもよい。
以上の説明により明らかなように、本考案によ
れば印刷機の安全装置において、対接胴の回転喰
込み側においてこれらの胴と平行する棒状体の両
端部を検出体で保持させてこの検出体をフレーム
側にばね部材で各方向へ移動自在に弾性保持させ
るとともに、この検出体の保持位置に対する偏心
位置に設けた感知体に近接するこれと同芯状の近
接イツチをフレーム側に支持させ、棒状体の変位
による感知体の変位を近接スイツチで検出して胴
を停止させるように構成することにより、胴の清
掃や版、ブラケツトの着脱などの作業において誤
つて胴の回転喰込み部へ手を突つ込み掛けてもそ
の前に棒状体に触れ、その触れる方向がいずれの
方向であつても感知体が近接スイツチに近接する
かあるいは感知体と近接スイツチとが偏心して近
接スイツチの作動により胴の回転が確実に停止す
るので、胴間に手を挾まれることがなく従来より
も安全性が著しく向上する。また、近接スイツチ
を移動調節自在に形成することにより、近接スイ
ツチの感度を最も作動の確実な位置に調節するこ
とができるので、信頼性が高くさらに安全性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の印刷機の安全装置の側面図、第
2図および第3図は本考案に係る印刷機の安全装
置の実施例を示し、第2図はその側面図、第3図
は第2図のAA断面図である。 11……ゴム胴、12……圧胴、13……ブラ
ケツト、15……フレーム、18……検出体、2
0……ホルダ、21……コイルばね、22……安
全バー、27……近接スイツチ、28……感知
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周面を対接させて回転する一対の胴の回転喰込
    み側に近接し左右のフレーム側にばね部材を介し
    て各方向へ移動自在に弾性保持され保持位置に対
    する偏心位置に感知体を備えた左右一対の検知体
    と、胴軸方向に平行して前記左右の検知体に両端
    部を保持された棒状体と、前記感知体と同芯上に
    位置してこの感知体に対する遠近方向へ移動調節
    自在に左右のフレーム側に支持され前記感知体の
    変位を検出して前記胴の回転停止回路を閉成させ
    る左右一対の近傍スイツチとを設けたことを特徴
    とする印刷機の安全装置。
JP15164982U 1982-10-06 1982-10-06 印刷機の安全装置 Granted JPS5956037U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15164982U JPS5956037U (ja) 1982-10-06 1982-10-06 印刷機の安全装置

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JP15164982U JPS5956037U (ja) 1982-10-06 1982-10-06 印刷機の安全装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5956037U JPS5956037U (ja) 1984-04-12
JPH02265Y2 true JPH02265Y2 (ja) 1990-01-08

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ID=30335994

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JP15164982U Granted JPS5956037U (ja) 1982-10-06 1982-10-06 印刷機の安全装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE3735302A1 (de) * 1987-10-17 1989-04-27 Roland Man Druckmasch Vorrichtung zum reinigen eines uebertragungszylinders einer rotationsdruckmaschine

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JPS5956037U (ja) 1984-04-12

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