JPH02265567A - 液体搬送器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は体内等に液体を搬送するための液体搬送器具に
関する。

〔従来の技術１ 従来の液体搬送器具は、液体導入針、点滴筒、流量調節
器を夫々導液チューブにて予め一体的に連結され、使用
時又は製造時にたこ管、枝管、注射針（翼付注射針を含
む）等を連結していた。

このような液体搬送器具は、液体導入針を輸液バッグ等
に接続し注射針を患者の静脈等に刺通し、点滴筒を見な
がら流量調節器により輸液量を調節することにより、そ
の役割を果たしていた。

〔発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上述のような液体搬送器具は、液体導入
針、点滴筒、流量調節器を夫々導液チューブにて予め一
体的に連結されたものに、その必要性に応じてたこ管、
枝管、注射針等別々に作られた部品を、使用時又は製造
時に夫々連結して使用しなければならないものである。

このため、■液体搬送器具の製造面に関して、たこ管、
枝管、注射針及びこれらを連結するための部品が必要に
なり、部品点数が多く、これら部品を連結する作業自体
も必要になる。■液体搬送器具の使用面に関して、たこ
管、枝管、注射針等の連結は、通常嵌合によって行なわ
れるから、長時間の使用によって嵌合部から液漏れが生
じたり、連結時嵌合部からの汚染が生じる。

そこで１本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、
部品点数が少なく、長時間の使用等により液漏れが生じ
たり、嵌合部からの汚染がほとんどない液体搬送器具を
提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するため、本発明の液体搬送器具は、液
体導入針と、該液体導入針に直接若しくは導液チューブ
を介して連結される点滴筒と、該点滴筒の下流側に一端
が接続された液体搬送チューブと、該液体搬送チューブ
の他端に連結された注射針とを備えて成り、各構成部品
の流路の連結部は液密に固着され、分離不能になってい
るものである。

〔作　　用〕

上記構成の液体搬送器具によれば、輸液バッグ等の液体
の入った容器に液体導入針を刺通し、患者等に注射針を
刺通すると共に注射針の翼を固定して、点滴筒を見なが
ら流量を流量調節器にて調節し、患者に輸液バッグ等の
容器から液体をそのまま供給する。

〔実施例］ 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳述する。

第１図は本発明の液体搬送器具の斜視図、第２図は買付
注射針の斜視図、第３図は液体導入針の側面図、第４図
（イ）は買付注射針の平面図、第４図（ロ）は買付注射
針のＩ１１面図、第５図、第６図は買付注射針の他の実
施例を夫々示す斜視図である０図面において、ｌは液体
搬送器具を示し、該液体搬送器具ｌは、輸液バッグ（図
示せず）に接続する液体導入針２があり、この液体導入
針２の基端部と点滴筒３の一端とは導液チューブ４によ
り連結されている。この連結は接着剤等若しくは嵌合に
より強固且つ密封に行なわれる。又、この点滴筒３は、
後述のクレンメ６により液体の流量を調節する際、液体
の点滴を見るためのものである。尚、液体導入針２の基
端部と点滴筒３の一端とが、第３図に示すように直結し
たものでも良い。

点滴筒３の（ｆ！！端には液体搬送チューブ５の一端が
接着剤等若しくは嵌合により連結されており、この液体
搬送チューブ５にはクレンメ６が取り付けられている。

このクレンメ６は、前記点滴筒３と相俟って、液体搬送
チューブ５の流路の断面積を変化させることにより、流
量を調節するものである。

液体搬送チューブ５の他端と買付注射針７の基端部とは
接着剤等により直接連結されている、又、第２図に示す
ように、液体搬送チューブ５の他端と買付注射針７の基
端部とはゴムチューブ８を介して連結されていても良い
、この連結も上述の場合と同じく接着剤等若しくは嵌合
にて行なわれる。ゴムチューブ８内には濾過網があり、
液体中に混入したり、析出した固形物を事前に除去出来
るようになっている。

前記買付注射針７は、第４図に示すように、翼部９及び
タコ管部ＩＯを夫々インジェクションあるいはインジェ
クションブロー成形等により一体成形された円筒体１１
の先端に、穿刺針１２を接着剤等により接合してなる。

従って、この買付注射針７はタコ管も一体になったもの
である第５図に示す買付注射針７′は、第４図に示す買
付注射針７の他の実施例を示し、更に、タコ管部ＩＯの
上流側に混注用の枝管１３を一体成形したものであり、
他の構成は第４図に示す買付注射針７と同様である。

第６図に示す買付注射針７“は、第４図に示す買付注射
針７の他の実施例を示すもので、タコ管部ｌＯを取り除
いたものである。

次に、上記構成になる液体搬送器具ｌの使用方法につい
て説明する。

まず、第７図に示すように、必要とする輸液バッグ２０
を患者Ｐの近辺に設置された輸液スタンド２１に吊し、
本発明になる液体搬送器具１を包装袋から取り出し、輸
液バッグ２０に液体導入計２を刺通することにより連結
する１次に患者Ｐに買付注射針７を刺通し、更に患者Ｐ
に買付注射針７の翼部９を粘着テープなどにより固定す
る。そして、クレンメ６を緩めながら点滴筒３内の点滴
量を見て輸液バッグ２０からの輸液量を調節する。輸液
量を調節された状態で、患者Ｐに輸液バッグ２０から輸
液をそのまま供給するこの際、輸液中に混入したり、析
出したりした固形物は、ゴム管８内の濾過網により除去
され、又、輸液中に混入した空気はタコ管１０によりそ
のほとんどが除去される。

又、第１図、第４図に示す買付注射針７を第５図に示す
買付注射針７′に代え、これを連結した液体搬送器具ｌ
にすると、輸液中に混入した空気をほとんど除去出来る
と共に、輸液バッグ２０内の輸液以外の薬液を同時にし
かも輸液と共に患者Ｐに供給することが可能になる。

又、輸液中に空気等の気体が混入する虞がない場合には
、第１図、第４図に示す買付注射針７の代わりに、第６
図に示すタコ管部】０が無い買付注射針７”を連結した
液体搬送器具ｌを使用しても良い。

従って、上述のような構成の実施例によれば、液体搬送
器具ｌは、予め上記各部品が液密且つ分離不能に連結さ
れているから、使用する現場でのセットの手間が省け、
長時間の使用によっても連結部から液体が漏れたり、連
結部からの汚染もほとんど生じることが無い、又、タコ
管部ＩＯが買付注射針７に一体成形されていると、液体
に混入した空気をほとんど除去出来、且つ、別にタコ管
やこれを連結する部品を用意する必要がなくなり、これ
らをセットする手間も省ける。更に、Ｒ付注射針７に枝
管１３が一体に成形された買付注射針７°を使用すると
、液体に混入した空気をほとんど除去出来、加えて他の
薬液等を同時にしかも輸液と共に患者Ｐに供給出来、且
つ、別に枝管やこれを連結する部品を用意する必要がな
くなり、これらをセットする手間も省ける。

［発明の効果］ 以上詳述したように、本発明は、液体導入針と、該液体
導入針に直接若しくは導液チューブを介して連結される
点滴筒と、該点滴筒の下流側に一端が接続された液体搬
送チューブと、該液体搬送チュ・−ブの他端に連結され
た注射針とを備えて成り、各構成部品の流路の連結部は
液密に固着され、分離不能であるから、輸液バッグ等の
液体の入った容器に液体導入針を刺通し、患者等に注射
針を刺通すると共に、注射針の翼を固定して、点滴筒を
見ながら液量を調節すれば、患者に輸液バッグ等の容器
から液体をそのまま供給出来る。従って、予め上記各部
品が液密且つ分離不能に連結されているから、使用する
現場でのセットの手間が省け、長時間の使用等により連
結部から液漏れが生じたり、連結部からの汚染がほとん
どない等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は本発明の
液体搬送器具の斜視図、第２図は買付注射針の斜視図、
第３図は液体導入針の側面図、第４図（イ）は買付注射
針の平面図、第４図（ロ）は買付注射針の側面図、第５
図、第６図は買付注射針の他の実施例を夫々示す斜視図
、第７図は液体搬送器具の使用状態を示す斜視図である
。 ｌ・・・・・・液体搬送器具　　２−・・・・・液体導
入針３−・・・・−点滴筒　　　　　４・・・−・・導
液チューブ５・・・・・・液体搬送チューブ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）液体導入針と、該液体導入針に直接若しくは導液
   チューブを介して連結される点滴筒と、該点滴筒の下流
   側に一端が接続された液体搬送チューブと、該液体搬送
   チューブの他端に連結された注射針とを備えて成り、各
   構成部品の流路の連結部は液密に固着され、分離不能で
   あることを特徴とする液体搬送器具。