JPH02264668A - 閉磁路を持つ誘導加熱装置 - Google Patents

閉磁路を持つ誘導加熱装置

Info

Publication number
JPH02264668A
JPH02264668A JP29958888A JP29958888A JPH02264668A JP H02264668 A JPH02264668 A JP H02264668A JP 29958888 A JP29958888 A JP 29958888A JP 29958888 A JP29958888 A JP 29958888A JP H02264668 A JPH02264668 A JP H02264668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
heated
eddy current
soft magnetic
induction heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29958888A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Yamazaki
克巳 山崎
Atsushi Ishiyama
敦士 石山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP29958888A priority Critical patent/JPH02264668A/ja
Publication of JPH02264668A publication Critical patent/JPH02264668A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrotherapy Devices (AREA)
  • Radiation-Therapy Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、金属などの場合に比べて表皮深さが深い場
合の誘導加熱、特にガンの温熱治療を1的とする人体の
誘導加熱において、被加熱物の深部にも比較的多くの発
熱を起こし、発熱の必要のない部位では発熱を起こさな
いようにする誘導加熱装置に関するものである。
(従来の技術) ガンの温熱治療を目的とする人体の電磁誘導加熱、すな
わち電磁誘導方式ハイパーサーミアが、近年注目されて
いる。これは人体に傷をつけずにガンを治療するという
点で、画期的なものである。
従来の技術として、第6図のように、被加熱物のまわり
にソレノイドを巻き、電流を流す装置がある。この装置
では、うず電流の持つ物理的な性質から、多くの発熱は
被加熱物の表面に集まり、被加熱物の深部に発熱を与え
るのが難しかった。すなわち、人体の深部に腫ggJ組
織がある場合は治療が困難であった。またこの場合、大
きな発熱を起こしてはならない組織、あるいは発熱の必
要が無い組織に発熱を与えないことも困難であった。
これらの点を解決するものとして、特公報昭62−38
179号公報並びに昭62−197073号公報に記載
されたような装置が報告されている。これらの装置は、
先に述べたソレノイドによる装置に比べ、極めて有効な
ものである。しかしながら、特公報昭62−38179
号公報に記載された装置においては、ビオ−サバールの
法則およびうず電流の影響から、交番磁界は、交番磁界
を作るコイルや磁極から離れるにしたがって急激に減衰
する。そのため被加熱物には、中心部に比べて、コイル
や磁極付近で、かなり大きい発熱が起きるという欠点が
ある。この装置は、この点を解決するために、加熱中に
コイルや磁極の位置を変える工夫を行っている。また、
この装置は4つ以上のコイルを必要とするため、装置が
複雑になる。特公報昭62−197073号公報に記載
された装置は、被加熱物が均質な円筒の場合、その中央
部で部分的な温度上昇がみられるという計算結果が報告
されているが、実際の装置では、中央部に集中するはず
のうず電流が、コイルのある平面の上下に拡散してしま
う場合もある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、誘導加熱において、容易に被加熱物の深部に
も比較的多くの発熱を起こし、発熱の不用な部位は、発
熱を起こさないようにし、また少ないコイルの数で装置
を実現可能にしようとするものである。
(課題を解決するための手段) いま、その構成を説明すると、 (イ)  被加熱物1に、励磁コイル2奔巻いた環状の
軟質磁性体3をかぶせる。
(0)  環状の軟質磁性体3のまわりを、被加熱物!
との間の少な(とも一部にすきまを作らずに、うず電流
または変位電流の流れうる物質4でおおう。
(ハ)  交流電流を流す機能を有する、電流発生源5
を励磁コイル2に接続する。
以上のように装置する。なお、環状の軟質磁性体3は、
被加熱物1のまわりに閉じた交流磁路を形成する役目さ
え果たせば、形状は任意であり、途中で途切れていても
良(、また外輪、内輪とも、必ずしも真円でなくても良
い。励磁コイル2を巻いた環状Q軟質磁性体3の代わり
に、トロイダルコイル6を用いても良い。また、励磁コ
イル2及びトロイダルコイル6は、基本的には−っでよ
いが、増やしても構わない。うず電流または変位電流の
流れうる物質4は、被加熱物Iの表面の一部との間にす
きまが無ければ良く、環状の軟質磁性体3、励磁コイル
2、及びトロイダルコイル6との間にすきまがあっても
構わない。
(作用) 上記のように装置し、励磁コイルに交流電流を流した場
合、うず電流または変位電流が環状の軟質磁性体3の周
りを、交流電流の周期で逆回転と逆回転を繰り返す。う
ず電流または変位電流の流れうる物質4を適切に選択す
ることで、うず電流の一部は、物質4から被加熱物1へ
と進入し、比較的深部を通って、再び物質4へと戻る。
この現象は、被加熱物lの、うず電流または変位電流の
流れうる物質4ですきまなくおおわれた部分の、全てで
起こる。そのため、加温する対象lの深部には、うず電
流が集中して流れる。
その結果、被加熱物lの深部にも比較的多くの発熱が起
こるのである。第5図のように、被加熱物が均質な円筒
で、筋肉と等価な電気的定数を有する場合、3次元場の
理論計算によると、中央部の発熱mは最大の発熱を有す
る部位のおよそ4分の1程度に達する。
また、物質4ですきまなくおおわれていない被加熱物l
の一部分では、うずjf3流の進入がなく、発熱が起き
ない。
よって、発熱が不用である被加熱物lの部位では、物質
4ですきまなくおおわなければ良いまた、渦電流または
変位電流の流れうる物質4に液体を用いれば、それを入
れ換えてゆくことによって、被加熱物1の表面付近の温
度上昇を抑えることができる。
(実施例) 実施例1 第1図の様な構成で、 環状の軟質磁性体3はニッケル系フェライトを用いる。
環状の磁性体3に励磁コイル2を数回巻(。
うず電流または変位電流を流しつる物質4は液体を用い
る。
電流発生源5は高周波電源とインピーダンス整合装置を
用いる。
被加熱物1の表面は、液体を適当な量で還流させること
により、冷却する。
実施例2 第2図は実施例2を示す 励磁コイル2を巻いた環状の軟質磁性体3の代わりにト
ロイダルコイル6を用いる。
実施例3 第3図は実施例3を示す うず電流または変位電流の流れうる物質4が、被加熱物
1とすきまを作っていない部分を更に限定し、発熱の不
用な部位8での発熱を抑えることを狙っている。
この場合、環状の軟質磁性体3を用いた場合に限り、励
磁コイル2を、うず電流または変位電流の流れうる物質
4の外側に配置することもできる。
実施例4 第4図は実施例4を示す。
発熱の不用な部位8での発熱を抑えるために被加熱物l
の表面の一部に絶縁物7を貼っている。
実施例5 実施例1において、 寸法、形状は、第5図に従い、軸対称とする。
被加熱物lは筋肉と等価な電気的定数を有する物質(以
後ファントムと呼ぶ)を・選ぶ。
うず電流または変位電流の流れうる物質4は、0.02
[%]食塩水とする。
励磁コイル2は8回巻く。
高周波電源の周波数は13.56 [Mz]とする。
実効値で0. 5 [A]の電流を励磁コイルに流すO ファントムの表面は、食塩水を適当な量で還流させるこ
とにより、加泥中初期温度より1〜2ドC]低い温度に
保つ。
なお、この場合の実験結果を、次の(発明の効果)のと
ころで述べる。
実施例6 実施例5において、実施例4で述べたように、ファント
ムの一部に絶縁物7を貼る。但し、絶縁物の材質は厚さ
1 [mm]の塩化ビニルとする。
塩化ビニルを貼る部分は、円筒座標系でr=0、z=0
をファントムの中心としたときの、−600≦θ≦60
° −10[cm] <z<10 [cm]とする。
なお、この場合の実験結果を、次の(発明の効果)のと
ころで述べる。
(発明の効果) 実施例5、実施例6の実験値で発明の効果を立証する。
実施例5の場合の1時間後の上昇温度の実験データを第
7図に示す。なお測定点は、円筒座標系でz=0、rw
oの点をファントムの中央として、z=o [cm]、
r=0. 2. 4. 6. 8 [cm]である。
また、比較のため、第6図に示すような、ソレノイドを
用いた誘導加熱装置で同様の実験を行ったので、その実
験データを同時に示す。被加熱物lの表面は、加温中、
初期温度より2〜3[℃]低い温度に保ち、被加熱物1
及び励磁電流の周波数も同じにした。
これを見ると本装置が深部にも比較的多(の発熱を与え
ていることが分かる。
実施例6の場合の1時間後の温度上昇の結果を第8図に
示す。測定点はz=o [cm]、θ=O[0]、r=
0. 2. 4. 6. 8 [cm]と2−〇[cm
]、θ=180[’l、r=2. 4. 6゜8 [c
m]である。
これを見ると塩化ビニルを貼った側の温度上昇が抑えら
れているのが分かる。
以上の事から、容易に被加熱物の深部にも比較的多くの
発熱を起こし、発熱の不用な部位は、発熱を起こさない
ようにし、また少ないコイルの数で装置を実現可能にし
ようとするという、本発明の効果が立証できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の斜視図 第2図は本発明の実施例2の斜視図 第3図は本発明の実施例3の上面図 第4図は本発明の実施例4の上面図 第5図は本発明の実施例5の断面図 第6図は、実験データの比較に用いた、ツレ/イドによ
る誘導加熱装置の断面図 第7図は、本発明及びツレ/イドによる誘導加熱装置の
実験データ 第8図は、本発明の他の実験データ 1、被加熱物 2、励磁コイル 3、環状の軟質磁性体 4、うず21流または変位?U流の流れうる物質5、電
流発生源 6、トロイダルコイル 7、絶縁物 8、発熱の不用な部位

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(イ)被加熱物1に、励磁コイル2を巻いた環状の
    軟質磁性体3をかぶせる。 (ロ)環状の軟質磁性体3のまわりを、被加熱物1との
    間の少なくとも一部にすきまを作らずに、うず電流また
    は変位電流の流れうる物質4でおおう。 以上の構成を特徴とする閉磁路を持つ誘導加熱装置 2、励磁コイル2を巻いた環状の軟質磁性体3の代わり
    に、トロイダルコイル6を用い た、請求項1の閉磁路を持つ誘導加熱装置 3、うず電流または変位電流の流れうる物質4が、被加
    熱物1に比べて高温でない液体 である、請求項1または請求項2の閉磁路を持つ誘導加
    熱装置 4、被加熱物1が生体である、請求項1または請求項2
    または請求項3の誘導加熱装置 5、うず電流または変位電流の流れうる物質4が食塩水
    である、請求項3または請求項4の閉磁路を持つ誘導加
    熱装置 6、被加熱物1の表面の一部に貼るための絶縁物7を用
    意する、請求項3または請求項4 の閉磁路を持つ誘導加熱装置
JP29958888A 1988-11-29 1988-11-29 閉磁路を持つ誘導加熱装置 Pending JPH02264668A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29958888A JPH02264668A (ja) 1988-11-29 1988-11-29 閉磁路を持つ誘導加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29958888A JPH02264668A (ja) 1988-11-29 1988-11-29 閉磁路を持つ誘導加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02264668A true JPH02264668A (ja) 1990-10-29

Family

ID=17874575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29958888A Pending JPH02264668A (ja) 1988-11-29 1988-11-29 閉磁路を持つ誘導加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02264668A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Wu et al. Numerical analysis of electromagnetically induced heating and bioheat transfer for magnetic fluid hyperthermia
JP3677399B2 (ja) 患者の病変組織の部位特異的な治療方法に使用するための磁性体及びヒステリシス療法に使用するための装置
Babincova et al. In vivo heating of magnetic nanoparticles in alternating magnetic field
KR20030016417A (ko) 말초 신경들을 자극하기 위한 자기 신경 자극기
ATE227147T1 (de) Magnetfeldapplikator zur aufheizung von magnetischen oder magnetisierbaren substanzen oder festkorpern in biologischem gewebe
WO2001007111A2 (en) Magnetic toroids for the stimulation of biological tissue
Ho et al. Design and analysis of a novel targeted magnetic fluid hyperthermia system for tumor treatment
US6235251B1 (en) System and method for treating cells using electromagnetic-based radiation
Matsuki et al. High quality soft heating method utilizing temperature dependence of permeability and core loss of low Curie temperature ferrite
Nieskoski et al. Comparison of a single optimized coil and a Helmholtz pair for magnetic nanoparticle hyperthermia
KR101477085B1 (ko) 초상자성 콜로이드를 이용한 유도발열장치
US9320912B2 (en) Deep magnetic field generating apparatus
JPH02264668A (ja) 閉磁路を持つ誘導加熱装置
TWI711425B (zh) 非侵入式熱消融裝置
Jojo et al. Consideration of handy excitation apparatus for the inductive hyperthermia
RU170891U1 (ru) Индукционное устройство для гипертермии
JPH1157031A (ja) 生体内部加熱装置
US5232433A (en) Hyperthermia device
Matsuki et al. An optimum design of a soft heating system for local hyperthermia
Sato et al. Heat characteristics of micro magnetic heat elements for advanced hyperthermia
Syrek et al. Eddy Currents Distribution in Upper Extremities During Magnetotherapy
Sawaya et al. Examination of the exciting condition for the high-temperature magnetic hyperthermia
WO2023092072A1 (en) Generating electromagnetic waves for transcranial magnetic stimulation
Kato et al. Physical basis of RF hyperthermia for cancer therapy (4) a device for non-invasive local deep heating in hyperthermia treatment
RU2074749C1 (ru) Магнитотерапевтическая установка