JPH0226355Y2 - - Google Patents

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JPH0226355Y2
JPH0226355Y2 JP1984033973U JP3397384U JPH0226355Y2 JP H0226355 Y2 JPH0226355 Y2 JP H0226355Y2 JP 1984033973 U JP1984033973 U JP 1984033973U JP 3397384 U JP3397384 U JP 3397384U JP H0226355 Y2 JPH0226355 Y2 JP H0226355Y2
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cylinder
annular
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gas spring
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  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は椅子等の座部昇降装置に関する。
(従来技術) ガススプリングを利用した椅子は、一般に第1
図に示すように支持部1′と、該支持部1′の下端
部に設けられた脚部2′と支持部1′の上端部に設
けられた座部3′とから構成されており、そのう
ち支持部1′は、第2図に示すようにサポートチ
ユーブ4′と、該サポートチユーブ4′に嵌合保持
されるガイドブツシユ5′と、そのピストンロツ
ド6′a先端部がサポートチユーブ4′の底部に回
転可能に保持されそのシリンダ6′bがガイドブ
ツシユ5′を貫通して上方へ突出するガススプリ
ング6′とからなつている。そして、そこで使用
されているガイドブツシユ5′は、従来、第3図、
第4図に示すようにサポートチユーブ4′に打込
み嵌合され、その後、ガイドブツシユ5′の内周
が、ガススプリング6′のシリンダ6′bがガイド
ブツシユ5′に対して摺動可能となるように機械
加工により仕上られている。
このため、ガススプリング6′のシリンダ6′b
をガイドブツシユ5′の内周に嵌合してもシリン
ダ6′bとガイドブツシユ5′の内周との間の間隙
Δδはなくすことはできず、また、椅子等の使用
時には、たび重なるシリンダ6′bのガイドブツ
シユ5′に対する摺動によりガイドブツシユ5′が
摩耗し、隙間がさらに大きくなつてしまう。さら
に、ガススプリング6′には座部3′から軸方向だ
けでなく倒される方向(第1図のA方向)の力も
加わり、この力がガイドブツシユ5′のシリンダ
6′bとの摺動部分の摩耗を早めたりガイドブツ
シユ5′を変形させる虞れがある。そのため、隙
間の増大やガイドブツシユ5′の変形などにより
ガタが生じたり、座部3′の昇降が円滑に行なわ
れなくなつて、使用者に非常に不快感を与える等
の問題点があつた。
(目的) 本考案は上記問題点を解消するもので、その目
的は椅子等の座部におけるガタを防止することに
ある。
(考案の構成) かかる目的を達成するために本考案にあつて
は、伸縮可能なガススプリングのピストンロツド
先端部を案内筒体の底部に固定保持し、該ガスス
プリングのシリンダを前記案内筒体により進退動
可能に突出させると共に該シリンダの先端部に座
部を取付けてなる椅子等の座部昇降装置におい
て、前記案内筒体の内周に環状筒体を固定し、該
環状筒体の内周に、該環状筒体の軸心方向に所定
間隔をおいてリテーナを固定保持し、該各リテー
ナを、底部と一対の側壁とからなり前記シリンダ
の外周に向けて開口する断面コ字状に形成し、該
リテーナ内に、前記ガススプリングのシリンダ外
周に摺動可能且つ拡縮可能に嵌合し、前記リテー
ナの側壁によつて軸心方向と交差する方向に移動
可能な環状ガイド部材と、該環状ガイド部材の外
周と前記各リテーナの底部との間に配され該環状
ガイド部材に縮径方向の付勢力を付与する環状弾
性体とをそれぞれ設けた構成としてある。
上述の構成により、環状弾性体が常時環状ガイ
ド部材を縮径する方向に付勢しているため、ガス
スプリングのシリンダ外周と環状ガイド部材とは
隙間なく摺動可能に嵌合し、椅子等の座部におけ
るガタが防止できる。
また、環状ガイド部材をガススプリングのシリ
ンダに常時付勢して摺動可能とする構成としてい
るため、環状ガイド部材の内周を特に機械加工に
より仕上げる必要がなくなり、製作コストの低減
を図ることができる。
さらに、たび重なるガススプリングのシリンダ
の環状ガイド部材に対する摺動により該各環状ガ
イド部材の内周が摩耗したとしても、該各環状ガ
イド部材がそれに応じて縮径するので、ガススプ
リングのシリンダの外周と各環状ガイド部材の間
には常に隙間がない状態とすることができ、ま
た、座部からガススプリングを倒す方向の力が加
わつても、環状ガイド部材はシリンダと共に傾い
て軸心と交差する方向に移動するため、その力に
よつて内周の摩耗が早めらることがなく、さら
に、ガススプリングを倒す方向の力が環状弾性体
を大きく変形させないようにリテーナの側壁が支
える。
(実施例) 以下、本考案の実施例を、第1図におけるよう
な椅子に適用した場合について図面に基づいて説
明する。
第5図〜第7図において、1は案内筒体として
のサポートチユーブで、該サポートチユーブ1の
下端部には脚部(図示略)が取付けられている。
サポートチユーブ1は有底筒状とされており、そ
の底部1aには貫通孔1bが形成されている。一
方、サポートチユーブ1の開口端部側、すなわち
上端部には、その内周に環状筒体としてのガイド
ブツシユ2が固定されている。ガイドブツシユ2
の内周には、該ガイドブツシユ2の軸心方向に所
定間隔をおいてリテーナ3,3が固定保持されて
おり、この各リテーナ3,3は、底部3aと一対
の側壁3b,3bとからなり内側に向けて開口す
る断面コ字状に形成されたもので、後述する環状
ガイド部材としてのブツシユ4と環状弾性体とし
ての弾性体5とを上記一対の側壁3b,3b間に
保持している。
サポートチユーブ1内には、ガススプリング6
が配されている。このガススプリング6には、例
えばガスが封入されたシリンダ6b内にピストン
(図示略)を摺動可能に嵌挿し、該ピストンに取
付けたピストンロツド6aをシリンダ6b外へ延
出させ、ピストンに、該ピストンにより画成され
たシリンダ6b内のガス室同士を連通させるオリ
フイスを設け、ピストンにオリフイス開閉用のバ
ルブ機構を設け、該バルブ機構を操作棒(図示
略)により操作するものが使用されており、この
ガススプリング6は、ピストンに作用する受圧面
積の差により、ピストンロツド6aがシリンダ6
bより突出する方向に付勢されていて、操作棒を
操作してバルブ機構を閉とすることによりピスト
ンロツド6aのシリンダ6bからの突出量を所望
のものとしてロツクする一方、バルブ機構を開と
することにより、ピストンロツド6aをシリンダ
6bに対して自由に伸張するようにしてある。こ
のようなガススプリング6は、サポートチユーブ
1内において、そのピストンロツド6aが下方へ
伸びており、そのシリンダ6bは上方への伸びて
いる。そのピストンロツド6aの先端部は前記貫
通孔1bを貫通しており、その先端部が前記底部
1aにストツプラバー7、ワツシヤ8、スラスト
ワツシヤ9及び割りピン10によりピストンロツ
ド6aの軸心を中心として回転可能に保持されて
いる。シリンダ6bは、その一部がサポートチユ
ーブ1より上方に突出しており、そのシリンダ6
bの上端部には座部(図示略)が取付けられてい
る。このシリンダ6bは、ピストンロツド6aが
伸縮動するに伴いサポートチユーブ1より進退動
可能に突出することになり、最もピストンロツド
6aが伸張したときであつても第5図に示すよう
にシリンダ6bはその下端部においてリテーナ
3,3間に跨がつている。
前記各ブツシユ4,4は前記各弾性体5,5よ
りも内側に配されている。その各ブツシユ4,4
には該各ブツシユ4,4の軸心方向に伸びるスリ
ツト11が形成されており、その各ブツシユ4,
4の内周はシリンダ6bの外周に摺動可能に且つ
拡縮可能に嵌合し、さらに、各ブツシユ4,4は
リテーナ3,3の側壁3b,3bによつて軸心方
向と交差する方向に移動可能となつている。この
各ブツシユ4,4は、テフロン樹脂等の低摩擦材
料により形成されており、これにより、この各ブ
ツシユ4,4とシリンダ6bとの摺動抵抗は極力
小さくなつている。
前記各弾性体5,5は前記各リテーナ3,3の
底部3a,3aと前記各ブツシユ4,4との間に
それぞれ配されている。この各弾性体5,5はゴ
ム材等により形成されており、この各弾性体5,
5により各ブツシユ4,4は縮径方向に付勢され
ている。このため、シリンダ6bを各ブツシユ
4,4に嵌合しないときは、各ブツシユ4,4の
内径はシリンダ6bの外径より若干小さくなる。
また、各弾性体5,5の外周には、その周回り方
向に等間隔に複数の切欠き12形成されており、
これにより、各弾性体5,5自体の熱膨張やガス
スプリング6に曲げモーメントが発生したときの
弾性変形に対する不均衡などが緩和される。
尚、13はサポートチユーブ1とガイドブツシ
ユ2との抜け止め、14はガイドブツシユ2と各
リテーナ3,3との抜け止めを示す。
したがつて、このような構成からなる椅子にお
いては、各弾性体5,5により各ブツシユ4,4
がそれぞれその縮径方向に付勢されているため、
各ブツシユ4,4の内周とシリンダ6bの外周と
は摺動可能に密に嵌合することになり、各ブツシ
ユ4,4の内周とシリンダ6bの外周との間には
隙間が生じなくなつて、座部におけるガタが生じ
なくなる。また、同様の理由により、特にシリン
ダ6bの外周と嵌合する各ブツシユ4,4の内周
を機械加工により仕上げる必要はなくなり、製作
コストは低く抑えられることになる。さらにたび
重なるシリンダ6bの各ブツシユ4,4に対する
摺動により各ブツシユ4,4の内周が摩耗したと
してもその摩耗した分だけ各ブツシユ4,4が各
弾性体5,5により縮径されるので、シリンダ6
bの外周と各ブツシユ4,4の内周との間には間
隙が生じることはなくなり、経時変化に対して充
分に対応でき、さらに、座部からガススプリング
を倒す方向の力が加わつても、ブツシユは弾性体
を弾性変形させてガススプリングと伴に軸心と交
差する方向に移動するため、その力によりシリン
ダとの摺動部分である内周の摩耗が早められてガ
タが増大することがなく、かつ、リテーナの側壁
がガススプリングに加わる倒す方向の力を支える
ため弾性体が大きく変形させられることがなく、
へたり等により寿命が短くなるのが防止される。
(効果) 本考案は以上述べたように、環状ガイド部材を
環状弾性体により縮径する方向に常時付勢してガ
ススプリングのシリンダ外周に摺動可能に密に嵌
合させているので、ガススプリングのシリンダ外
周と環状ガイド部材の内周との間には隙間が生じ
ることはなくなり、座部におけるガタを防止する
ことができ、椅子に座る人に不快感を与えること
はなくなる。
また、環状ガイド部材をガススプリングのシリ
ンダに常時付勢して摺動可能とする構成であるた
め、特に環状ガイド部材の内周を機械加工により
仕上げる必要はなくなり、製作コストの低減を図
ることができる。
さらに、たび重なるガススプリングのシリンダ
の環状ガイド部材に対する摺動より該環状ガイド
部材の内周が摩耗したとしても、該環状ガイド部
材がそれに応じて縮径するので、それに伴う座部
のガタを防止することができ、また、座部からガ
ススプリングを倒す方向の力が加わつても、環状
ガイド部材はシリンダと共に傾いて軸心と交差す
る方向に移動するため、その力によつて内周の摩
耗が早められガタが増大することが防止され、さ
らに、ガススプリングを倒す方向の力が環状弾性
体を大きく変形させないようにリテーナの側壁が
支えて、環状弾性体のへたり等を防止し、寿命の
向上が図れる。そのため、経時変化にも充分に対
応して、常に、ガタがなく円滑な昇降が行なえる
椅子等の座部昇降装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係る椅子を示す一部断面正
面図、第2図は従来技術に係る支持部を示す拡大
縦断面図、第3図は従来技術に係るサポートチユ
ーブ及びガイドブツシユを示す拡大縦断面図、第
4図は第3図のA−A線断面図、第5図は本考案
に係る支持部を示す拡大縦断面図、第6図は本考
案に係るサポートチユーブ、ガイドブツシユ、リ
テーナ、弾性体及びブツシユを示す拡大縦断面
図、第7図は第6図のB−B線断面図である。 1……サポートチユーブ、1a……底部、2…
…ガイドブツシユ、3……リテーナ、3a……底
部、3b……側壁、4……ブツシユ、5……弾性
体、6……ガススプリング、6a……ピストンロ
ツド、6b……シリンダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 伸縮可能なガススプリングのピストンロツド
    先端部を案内筒体の底部に保持し、該ガススプ
    リングのシリンダを前記案内筒体より進退動可
    能に突出させると共に該シリンダの先端部に座
    部を取付けてなる椅子等の座部昇降装置におい
    て、 前記案内筒体の内周に環状筒体を固定し、 該環状筒体の内周に、該環状筒体の軸心方向
    に所定間隔をおいてリテーナを固定保持し、 該各リテーナを、底部と一対の側壁とからな
    り前記シリンダの外周に向けて開口する断面コ
    字状に形成し、 該リテーナ内に、前記ガススプリングのシリ
    ンダ外周に摺動可能且つ拡縮可能に嵌合し、前
    記リテーナの側壁によつて軸心方向と交差する
    方向に移動可能な環状ガイド部材と、該環状ガ
    イド部材の外周と前記各リテーナの底部との間
    に配され該環状ガイド部材に縮径方向の付勢力
    を付与する環状弾性体とをそれぞれ設けたこと
    を特徴とする椅子等の座部昇降装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載におい
    て、前記環状ガイド部材は拡縮するためにスリ
    ツトを有することを特徴とする椅子等の座部昇
    降装置。
JP3397384U 1984-03-09 1984-03-09 椅子等の座部昇降装置 Granted JPS60146448U (ja)

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JPS60146448U JPS60146448U (ja) 1985-09-28
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Families Citing this family (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0716356Y2 (ja) * 1987-07-27 1995-04-19 株式会社小松製作所 運転座席のガタ防止装置
DE8800976U1 (de) * 1988-01-28 1989-06-01 Fritz Bauer + Söhne oHG, 8503 Altdorf Blockierbare Hubvorrichtung zum stufenlosen Verstellen von Möbelteilen und Führungsbüchse für eine solche Hubvorrichtung
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57190924U (ja) * 1981-05-30 1982-12-03

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JPS60146448U (ja) 1985-09-28

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