JPH02263185A

JPH02263185A - 核医学診断装置用放射線検出器のコリメータ交換装置

Info

Publication number: JPH02263185A
Application number: JP1084057A
Authority: JP
Inventors: Chiyuuichi Kurakake; 蔵掛　忠一; Koji Kataoka; 片岡　孝司
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-04-04
Filing date: 1989-04-04
Publication date: 1990-10-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）この発明は、被検体内に投与された放射性同位元素（以
下ＲＩと称する）からの放射線を対外にて検出し、被検
体内ＲＩ分布情報を得る核医学診断装置に係り、特にこ
の装置における放射線検出器に使用されるコリメータを
交換する放射線検出器のコリメータ交換装置に関するも
のである。

（従来の技術）核医学診断装置の代表例として例えばシンチレションカ
メラ（ガンマカメラとも言う）、エミツションＣＴ等を
挙げることができる。これらの装置は被検体内から放射
される放射線（ガンマ線）を検出するため放射線検出器
を備えている。この検出器は一般に、特定方向の放射線
のみ通過させるコリメータと、このコリメータを通過し
た放射線を受けてシンチレーションを発生するシンチレ
ータと、このシンチレータで発生されたシンチレーショ
ンに基づく光をライトガイド３を介して受ける複数の光
電子増倍管とで構成されている。

この検出器のコリメータは、診断１］的に応じた所望の
性能のコリメータを使用する必要がある。

従って従来は、検出器のコリメータの交換を第２図に示
す手段によって行っていた。すなわち、゛放射線検出器
１に取り付けられたコリメータ２の交換を行うために、
１つのコリメータのみ運搬可能な交換台車３を設けてい
る。また検出器１の設置位置から離れた場所に、複数の
コリメータ４を収納できるコリメータ収納棚５を備えた
コリメータ収納庫６を設けている。従って、操作者７が
交換台車３を、検出器１とコリメータ収納庫６との間で
往復させることによってコリメータの交換が行われるも
のである。

（発明が解決しようとする課題）上記したような従来装置では次のような欠点を有してい
る。すなわち、検出器のコリメータは、診断目的に応じ
て例えば、低エネルギー用、中エネルギー用、高エネル
ギー用、ｌ−１２３用等のような多種類のコリメータが
選択的に使用されるのが一般的である。従って第２図に
おいて、１人の患者であっても診断Ｉ］的が段数ある場
合は、それぞれの目的について上述した面倒な交換作業
を行う必要があり、診断開始までの準備時間が長くなる
。このような欠点は次の患者の診断を実施する場合にも
同様に発生することは明らかである。

上記したシンチレーションカメラの検出器のように検出
器が１つの場合はまだ良いか、診断目的に従って検出器
がもう１つ追加されるような場合は、コリメーク交換作
業は一層面倒で時間のかかるものとなる。このような観
点からすると、エミッションＣＴにおいてスキャン時間
短縮を目的として検出器の数が更に３つ、４つ、・・・
と増やされる場合は、それにまた拍車がかかることにな
る。

この発明は上記課題に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、核医学診断装置用放射線検出器のコリ
メータの交換を、簡単な構成、且つ簡単な作業のもとて
実施でき、従って診断開始前の準備時間を極力短縮可能
な核医学診断装置用放射線検出器のコリメータ交換装置
を提供するにある。

［発明の構成コ（課題を解決するための手段）この発明は上記目的を達成するために、被検体内に分布
する放射性同位元素（ＲＩ）から対外に放射される放射
線を検出し前記ＲＩの体内分布状態に関連した電気信号
を出力し、且つ前記被検体に対向する部位に特定方向に
向く放射線のみ通過させるコリメータを着脱可能とした
放射線検出器と、少くとも核医学診断装置か所有する放
射線検出器の数にプラス１した数のコリメータ収納棚を
備え、これらの収納棚が前記検出器のコリメータの取付
は部位に対して１つずつ接近可能とされるコリメータ収
納部とから構成されたことを特徴とするものである。

（作用）核医学診断装置の放射線検出器のコリメータを交換する
にあたり、操作者はコリメータ収納部を検出器の辺部ま
で移動し、コリメータ収納部の空コリメータ収納棚の位
置が検出器のコリメータ位置に接近されるようにする。

この状態で検出器のコリメータを空コリメータ収納棚に
移し、次に所望のコリメータが収納されたコリメータ収
納棚を検出器のコリメータ取付は位置に接近させる。こ
の状態で所望のコリメータを検出器に取り付ける。

装置が検出器を複数備えている場合は、コリメータの交
換を必要とする次の検出器の位置を先ず交換に便利な位
置に移動して、この状態のもとに上記した交換作業を繰
り返えすことによって、コリメータの交換が実施される
。

（実施例）この発明の一実施例の構成を第１図を参照して説明する
。この実施例は３つの検出器（図面の簡略化のため１つ
の検出器を省略して示す）を備えたエミッションＣＴで
あり、はぼ１／３回転分のデータ収集を行えば被検体内
のＲＩ分布断層像が得られる。省略された検出器以外の
２つの検出器１１．１２は、省略されたものを含めて図
示しない架台の回転装置に取り付けられている。尚１３
゜１４が、それぞれの検出器１１．１２の放射線入射側
に着脱可能に取り付けられたコリメータである。

それらのコリメータ１３．１４の交換を目的として、コ
リメータ交換台車１５を設ける。このコリメータ交換台
車は自在車輪１６によって任意方向に走行可能の台車部
１７を備え、この台車部の上面に昇降装置１８が取り付
けられる。この昇降装置は支柱１９に支持筒２０が案内
されるように構成され、この支持筒の昇降動作のための
動力を付与するための回転ハンドル２１を備えている。

支持筒２０に、少くとも検出器１１．１２の数プラス１
の数（この例では４箇）のコリメータ収納棚２２〜２５
を、コリメータ交換作業に支障を来さない間隔を有して
固定する。各コリメータ収納棚（コ字形を呈している）
２２〜２５にはそれぞれコリメータスライド機構２６が
設けられる。

（図ではコリメータ収納棚２２のもののみ示し、他のも
のについては省略しである）このコリメータスライド機
構はコリメータ収納棚２２の対向腕部２２ａ、２２ｂに
それぞれ取り付けられた一対の伸縮腕２３ａ、２３ｂを
備えている。これらの伸縮腕はコリメータ収納棚の対向
腕２２ａ。

２２ｂに取り付けられた固定片２４ａ、２４ｂと、これ
らの固定片に設けられた長溝２５ａ、２５ｂに案内され
て摺動する可動片２６ａ、２６ｂを備えている。またこ
の可動片の先端部に一対のピン２７ａ、２７ｂが設けら
れている。一方、各コリメータの側面にはそれらの一対
のピン２７ａ。

２７ｂが挿入される一対の孔（例えば１４ａ。

１４ｂ）が設けられる。コリメータ収納棚２３゜２４．
２５には交換用コリメータ２９，３０゜３１がそれぞれ
収納されている。尚図中、２８はコリメータ交換台車１
５を操作者が走行させるための操作ハンドルである。ま
た、コリメータに付した記号Ａは検出器に据え付けられ
ているもの、Ｂはコリメータ収納棚に収納されているも
のをそれぞれ示している。

次に上記構成の作動について説明する。第１図において
、ある被検体に対し体内のＲＩ分布断層像の撮影を実施
するに当たり、架台に取り付けられた３台の検出器１１
．１２のコリメータ１３゜１４を所望のものと交換する
。図示状態では検出器１２がコリメータ交換位置にある
。操作者はコリメータ交換台車１５を走行させ、図示位
置にて図示しない固定手段によって固定させる。この際
の交換台車１５は最上段のコリメータ収納棚２２がコリ
メータが収納されていない空き状態にあり、その他のコ
リメータ収納棚２３〜２５には対応するコリメータ２９
〜３１がそれぞれ収納されている。

最上段の空きコリメータ収納棚２２が検出器１２のコリ
メータ取付は部位とほぼ同一面となるように、回転ハン
ドル２１を回転操作する。この状態で、コリメータ収納
棚２２の一対の伸縮腕２３ａ、２３ｂを伸張、すなわち
固定片２４ａ。

２４ｂに対し可動片２６ａ、２６ｂを図示左方向に摺動
させる。一方、検出器１２上のコリメータ１４の図示し
ない取付けねじを外して、その側面に設けられた一対の
孔１４ａ、１４ｂに、伸縮腕２３ａ、２３ｂの端部に設
けられた一対のピン２７ａ、２７ｂを挿入する。この状
態で伸縮腕２３ａ、２３ｂを収縮させることによって、
検出器１２上のコリメータ１４はコリメータ収納棚２２
に収納される。

次に回転ハンドル２１を回転操作して、所望のコリメー
タを収納しているコリメータ収納棚２３を、この位置が
検出器１２のコリメータ取付は部とほぼ同一平面となる
まで上昇させる。この状態でコリメータ収納棚２３の伸
縮腕を伸張させることによってコリメータ２９を検出器
１２のコリメータ取付は部に位置させ、図示しない固定
手段によって検出器１２とコリメータ２９を一体化する
。

このようにして検出器１２のコリメータの交換作業を完
了させることができる。次に検出器１１のコリメータ１
３を交換する場合は、先ず検出器１１の位置を検出器１
２の現在位置まで移動し、後は前述した検出器１２の場
合と全く同様にして所望コリメータとの交換を実施する
ことができる。

図示されていない検出器のコリメータについても、全く
同様にしてその交換作業を実施することができる。

［発明の効果］以上記載したようにこの発明の核医学診断装置用放射線
検出器のコリメータ交換装置によれば、少くとも核医学
診断装置が所有している放射線検出器の数にプラス１し
た数のコリメータ収納棚を巧みに利用して検出器のコリ
メータを交換するようにしたので、検出器のコリメータ
の交換が簡単な構成且つ簡単な作業のもとて実施でき、
その結果診断開始前の準備時間を極力短縮することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の構成を概略的に示す斜視
図、第２図は従来例を示す概略説明図である。１１．１２・・・検出器、１３．１４・・・コリメータ
１５・・・コリメータ交換台車、１７・・・台車部１９
・・・支柱、２０・・・支持筒、２１・・・回転ハンド
ル２２〜２５・・・コリメータ収納棚２９〜３１・・・コリメータ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）被検体内に分布する放射性同位元素（ＲＩ）から
対外に放射される放射線を検出し前記ＲＩの体内分布状
態に関連した電気信号を出力し、且つ前記被検体に対向
する部位に、特定方向に向く放射線のみ通過させるコリ
メータを着脱可能とした放射線検出器と、少くとも核医
学診断装置が所有する放射線検出器の数にプラス１した
数のコリメータ収納棚を備え、これらの収納棚が前記検
出器のコリメータの取付け部位に対して１つずつ接近可
能とされるコリメータ収納部とから構成されたことを特
徴とする核医学診断装置用放射線検出器のコリメータ交
換装置。
（２）前記コリメータ収納部が、走行可能な台車部と、
この台車部に設けられ昇降可能な支持部材と、この支持
部材に取り付けられる少くとも核医学診断装置が所有す
る放射線検出器の数にプラス１した数のコリメータ収納
棚とを備えてなることを特徴とした請求項１に記載され
た核医学診断装置用放射線検出器のコリメータ交換装置
。