JPH0226190Y2 - - Google Patents

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JPH0226190Y2
JPH0226190Y2 JP16194184U JP16194184U JPH0226190Y2 JP H0226190 Y2 JPH0226190 Y2 JP H0226190Y2 JP 16194184 U JP16194184 U JP 16194184U JP 16194184 U JP16194184 U JP 16194184U JP H0226190 Y2 JPH0226190 Y2 JP H0226190Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電源の正負出力に生じる過電圧を保
護する回路に関し、更に詳しくは、定電圧化する
ための制御部を制御するスイツチ素子としてトラ
イアツクを使用した正負出力の過電圧保護回路に
関するものである。
[従来の技術] 電源電圧の異常上昇、定電圧電源に主要各部に
おける故障の発生、あるいはスイツチングレギユ
レータにおける負荷電圧の急減等により定電圧電
源の出力電圧が定格範囲を超えた場合には、過電
圧を直ちに低下させなければ負荷や電源自体に大
きな損傷を与えてしまう。そこで、このような過
電圧状態が生じたならばそれを検出して直ちに保
護回路を作動させ、出力を一旦遮断する等により
電源や負荷を保護する必要がある。
ところで実際のアプリケーシヨンにおいては装
置全体をすべて単一電源だけで済ますことは難し
く、そのため一台の電源から同時にいくつかの電
圧を取り出せるような所謂多出力の電源が多用さ
れている。従つて、本来各出力ラインにそれぞれ
独立に過電圧保護回路を取り付ければよいわけで
あるが、そうすると部品点数が非常に多くなり、
回路は著しく複雑化し、広いスペースも必要で高
価になつてしまう。
そこで正負出力を有する電源における過電圧保
護回路は、従来、例えば第2図に示すように構成
されていた。まず正出力ライン20とグランドラ
イン24との間に抵抗R7と定電圧ダイオードD5
とゲート抵抗R8とが直列に接続され、該ゲート
抵抗R8の両端にはサイリスタSCRのゲート端子
とカソード端子が接続される。また該サイリスタ
SCRのアノード端子は制御部28と接続される。
他方、正出力ライン20と負出力ライン22との
間には抵抗R4,R5と定電圧ダイオードD4との直
列回路が接続され、抵抗R4の両端にはトランジ
スタQのエミツタとベースが接続されて、コレク
タが抵抗R6を介して前記サイリスタSCRのゲー
ト端子に供給される構成である。
いま正出力ライン20が過電圧になつたとする
と、定電圧ダイオードD5が導通して抵抗R7定電
圧ダイオードD5、ゲート抵抗R8の経路を通つて
電流が流れ、該ゲート抵抗R8での電圧降下にに
よつてサイリスタSCRがトリガされて制御部2
8を制御する。また負出力ライン22に過電圧が
生じた場合には、定電圧ダイオードD4が導通し
て抵抗R4,R5および定電圧ダイオードD4を通る
経路に電流が流れる。その結果、抵抗R4の電圧
降下によりトランジスタQが導通し、抵抗R6
よびゲート抵抗R8を通つて電流が流れる。従つ
て、前記の場合と同様、ゲート抵抗R8の端子電
圧によつてサイリスタSCRがトリガされて制御
部28を制御することができる。制御部28で
は、上記の過電圧保護の指令を受けて、例えばス
イツチング電源であればそのスイツチング動作を
停止させるなどして出力を遮断する。かくして過
電圧保護動作が行われる。なおコンデンサC2は、
誤動作防止用のものである。
[考案が解決しようとする問題点] 上記のように、第2図に示すような従来技術に
よつても正負出力の過電圧保護を行うことができ
るが、各出力についてそれぞれ独立に過電圧保護
を行う場合に比べれば回路が簡素化されるもの
の、未だ部品点数が多いという欠点がある。特に
負出力ラインに過電圧が生じた場合には、間にト
ランジスタが介在していて直接サイリスタを駆動
できないため、まずこのトランジスタを導通さ
せ、その出力でサイリスタを駆動するという二段
構成となる。過電圧保護回路のように緊急事態発
生時に作動する分部は、十分な信頼性を確保する
必要があるので、できるだけ単純な構成が好まし
い。その点において、前記のようにスイツチ素子
が1個余分に介在する従来技術は改良の余地が残
されている。
本考案の目的は、上記のような従来技術の欠点
を解消し、部品点数が非常に少なく、回路構成の
極めて簡単な、信頼性の高い正負出力の過電圧保
護回路を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、ゲート電流の極性が正負いずれであ
つてもトライアツクがトリガされるという点に着
目しなされたものである。即ち、前記のような目
的を達成することのできる本考案は、電源の定電
圧化を図るための制御部を、過電圧発生時にトラ
イアツクによつて制御するように構成したもので
あつて、正出力ラインと負出力ラインとの間に接
続した複数の定電圧ダイオードと抵抗との直列回
路と、該直列回路の中間点とグランドラインとの
間に接続したゲート抵抗を備え、該ゲート抵抗の
端子電圧によつて前記トライアツクを駆動するも
のである。
[作用] このような構成とすると、正出力ラインあるい
は負出力ラインのいずれかに過電圧状態が生じた
ならば、前記の直列回路が導通してゲート抵抗に
電流が流れる。該ゲート抵抗を流れる電流の向き
は正出力ラインに過電圧が生じたか負出力ライン
に過電圧が生じたかによつて全く逆の方向となる
が、該ゲート抵抗に接続されているスイツチ素子
がトライアツクであるため、いずれの場合であつ
ても導通でき、それによつて過電圧保護を実現す
ることができる。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案について更に詳しく
説明する。第1図は本考案に係る過電圧保護回路
の一実施例を示す回路図である。正出力ライン1
0と負出力ライン12との間に抵抗R1、定電圧
ダイオードD1、抵抗R2、および定電圧ダイオー
ドD2からなる直列回路13が接続され、前記直
列回路13の中間点a、すなわち定電圧ダイオー
ドD1のアノード端子とグランドライン14との
間にゲート抵抗R3が接続される。またトライア
ツク16のゲート端子Gと残りのT1もしくはT2
端子の一方(ここでは、T1端子)とが前記ゲー
ト抵抗R3の両端にそれぞれ接続される。つまり
ゲート端子Gが前記直列回路13の中間点aに、
またT1端子がグランドライン14にそれぞれ接
続されるのである。トライアツク16の残りの
T2端子は制御部18に接続される。
このように構成された過電圧保護回路の動作は
次の如くである。正出力ライン10あるいは負出
力ライン12のいずれか一方が過電圧状態になる
と、定電圧ダイオードD1,D2が導通して直列回
路13に電流が流れる。説明を簡単にするため正
負両出力ラインともその定格出力電圧値は絶対値
が等しいものとし、定電圧ダイオードD1とD2
びに抵抗R1とR2は特性が同じものを用いている
とする。いま、正出力ライン10が過電圧状態に
なつたとすると、前記の如く直列回路13に電流
が流れ中間点aの電圧はグランドレベルに対して
高くなる。そのためゲート抵抗R3には中間点a
からグランドライン14に向かつて電流が流れ込
み、トライアツク16のゲート端子Gには正の電
圧が印加される。この電圧によつてゲート電流が
流れ、トライアツク16は導通し、制御部18を
制御することができる。逆に負出力ライン12側
が過電圧となつた場合には、同様に直列回路13
に電流が流れるが、その中間点aの電圧はグラン
ドレベルに対して負の状態となる。従つて電流は
グランドライン14から抵抗R3を通つて中間点
aに至る向きに流れる。従つてトライアツク16
のゲート端子Gには負電圧が印加される。トライ
アツク16は、前記のように正負いずれのゲート
信号でもトリガさせることができるから、この場
合にも導通し、それによつて制御部18を制御す
ることができる。
ここで制御部18は、例えばスイツチング電源
のパルス幅制御部あるいはスイツチング素子その
ものなどであつて、前記トライアツク16が導通
したとき電源の出力電圧を遮断もしくは低下させ
るように構成されていれば、その詳細な構造は全
く任意のものであつてよい。
なおゲート抵抗R3と並列に取り付けられてい
るコンデンサC1は、従来技術におけるコンデン
サC2と同様、トリガの誤動作を防止する雑音吸
収用のものであり、この回路において本質的なも
のではない。
以上本考案に一実施例について詳述したが、本
考案はこのような構成のみに限定されるものでな
く、例えば直列回路13の構成等については出力
電圧レベルの状態等に応じて適宜変更することが
可能であることは言うまでもない。
[考案の効果] 本考案に係る正負出力の過電圧保護回路は、上
記のように制御部を制御するスイツチ素子として
正負いずれのゲート電流であつてもトリガするこ
とができるという特性を持つトライアツクを使用
しているため、部品点数が極めて少なくなり、回
路構成が大幅に簡略化され、動作の信頼性も向上
する等の極めて優れた実用的効果を有するもので
ある。
因みに第2図に示す従来回路と第1図に示す本
考案に係る回路とを対比すれば明らかなように、
本考案ではトランジスタ1個と抵抗2本を削減す
ることができ、価格、スペース、あるいは組み立
て工数等の低減の点で顕著な効果を有することが
判るであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る正負出力の過電圧保護回
路の一実施例を示す回路図、第2図は従来技術を
示す回路図である。 10……正出力ライン、12……負出力ライ
ン、13……直列回路、14……グランドライ
ン、16……トイアツク、18……制御部、D1
D2……定電圧ダイオード、R1,R2……抵抗、R3
……ゲート抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 正出力ラインと負出力ラインとの間に接続した
    複数の定電圧ダイオードと抵抗との直列回路と、
    該直列回路の中間点とグランドラインとの間に接
    続したゲート抵抗と、該ゲート抵抗の両端にゲー
    ト端子と残りのT1端子もしくはT2端子の一方が
    接続されて制御部を制御するトライアツクとを備
    えている正負出力の過電圧保護回路。
JP16194184U 1984-10-26 1984-10-26 Expired JPH0226190Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16194184U JPH0226190Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16194184U JPH0226190Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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JPS6177631U JPS6177631U (ja) 1986-05-24
JPH0226190Y2 true JPH0226190Y2 (ja) 1990-07-17

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ID=30719837

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JP16194184U Expired JPH0226190Y2 (ja) 1984-10-26 1984-10-26

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JP5330548B2 (ja) * 2009-04-28 2013-10-30 盧東方 スイッチ電源サイクル毎の過電圧保護回路

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JPS6177631U (ja) 1986-05-24

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