JPH02261421A - 血圧モニタ装置 - Google Patents
血圧モニタ装置Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
血圧値を決定する技術に関するものである。
圧力にて該生体の皮膚に押圧することによりその動脈か
ら発生する圧脈波を検出し、その圧脈波の大きさから生
体の血圧値を決定する形式の血圧測定装置が知られてい
る。たとえば、特開昭63−293424号公報に記載
された連続血圧測定装置がそれである。上記の血圧測定
装置では、可撓性血管壁の一部を平坦となるように押し
込むと、その平坦な部分には血管壁の弾性力や張力が壁
に垂直な方向へ作用しないので、その平坦部分の外側の
圧力と内側の圧力とが等しくなるという原理に基づき、
その平坦部分の中央位置に対応する圧力検出素子からの
出力信号の大きさに基づいて血圧値を決定するように構
成されている。
検出素子を血管に向かって押圧するため、圧力検出素子
と血管壁との間に介在する皮膚および皮下組織により血
管内の圧力と圧力検出素子により検出される圧力との間
にずれが生じることが多い。
予め測定すると同時に実際の圧脈波を圧力検出素子によ
り求めた後、それらの血圧値と実際の圧脈波の大きさと
の関係を求め、次いでその関係から実際の圧脈波に基づ
いて血圧値を決定する形式の血圧測定装置が考えられる
。しかし、このような場合には、カフを用いることが必
要となるため、装置が大きくかつ取扱が複雑となる一方
、カフを用いた血圧測定法の誤差をそのまま受は継ぐた
め、その測定法の精度を超える高い精度により血圧測定
を行うことができないという不都合が生じる。
血圧決定のための関係を決定できる血圧測定装置を提供
することを目的として種々検討を重ねた結果、圧力検出
素子と血管壁との間に介在する被測定者の皮膚および皮
下組織に起因する血管内の圧力と圧力検出素子により検
出される圧力との間のずれは、上記被測定者の皮膚およ
び皮下組織の弾性的性質に主として影響される事実を見
出した。本発明は、その知見に基づいて為されたもので
ある。
上に位置させられた圧力センサを所定の圧力にてその生
体の皮膚に押圧することにより動脈から発生する圧脈波
を検出し、予め求められた関係から実際の圧脈波の大き
さに基づいて生体の血圧値を決定する形式の血圧モニタ
装置であって、(a)前記圧力センサの押圧面において
前記動脈から所定距離離隔した位置が前記皮膚からの面
圧を検出する面圧検出手段と、(b)その面圧検出手段
により検出された面圧に基づいて前記関係を補正する関
係補正手段とを含むことにある。
性力に対応して生じる面圧が面圧検出手段により検出さ
れ、関係補正手段においてその面圧に基づいて前記関係
が補正されるので、血圧決定のための関係が正確に得ら
れる。すなわち、補正後の関係から実際の圧脈波に基づ
いて血圧値を決定することにより、カフを用いることな
く血管内の圧力に正確に対応した血圧値を高精度に測定
できる。したがって、カフを用いることなく血圧が決定
されるので、装置の構造および取扱が簡単となる一方、
カフを用いた血圧測定法の精度を超える高い精度により
血圧測定を行うことができるのである。
明する。
ック線図である。図において、電動ポンプ10は配管1
2を介して押圧力制御弁14および位置制御弁16へ接
続されている。脈波検出装置18には、その押圧力を制
御するための制御圧が上記押圧力制御弁14から供給さ
れ、また、その押圧位置を制御するための制御圧が上記
位置制御弁16から供給されるようになっている。上記
押圧力制御弁14と脈波検出装置18との間の管路には
、脈波検出装置18の押圧力を制御するための制御圧を
検出するための圧力センサ20が設けられており、この
圧力センサ20から出力される圧力信号SPがA/D変
換器22を介してCPU24へ供給される。また、脈波
検出装置18から出力される圧脈波信号SMがA/D変
換器24を介してCPU26へ供給される。
AM2B、ROM30. 出力インタフェース32とと
もに本実施例の制御装置として機能するマイクロコンピ
ュータを構成している。CPtJ26は、ROM30に
予め記憶されたプログラムに従ってRAM28の記憶機
能を利用しつつ信号処理を実行し、図示しない駆動回路
をそれぞれ介して電動ポンプ10を制御する一方、押圧
力制御弁14および位置制御弁16を制御して、脈波検
出装置18の押圧位置および押圧力を適切に制御すると
ともに、脈波検出装置18から得られた脈波信号SMに
基づいて最高血圧値および最低血圧値を逐次決定し、そ
れらの血圧値を血圧表示器34に連続的に表示させる。
に示すように、生体の手首36に到着されるように構成
されている。すなわち、脈波検出装置18は有底円筒形
状を成すハウジング38を備えており、そのハウジング
38の開口端が手首36の体表面、すなわち皮膚40に
対向する状態でバンド42により手首36に着脱可能に
取り付けられるようになっている。ハウジング38の内
部には、ダイヤフラム44を介して脈波センサ46が相
対移動可能に且つハウジング3日の開口端からの突出し
可能に設けられており、これらハウジング38とダイヤ
フラム44とによって圧力室48が形成されている。こ
の圧力室48内には、前記電動ポンプ10から押圧力制
御弁14を経て圧力流体が供給されるようになっており
、これにより、脈波センサ46は圧力室48内の圧力P
に応じた押圧力で皮膚40に押圧される。圧力センサ2
0は上記圧力室48内の圧力Pを検出してその圧力Pを
表す圧力信号SPをA/D変換器22を介してCPU2
4へ出力する。
42の再取付部にそれぞれ対応する位置には、円弧状を
成す一対のゴム袋50.52が脈波センサ46との間に
おいてそれぞれ挾まれた状態で固着されており、これら
ゴム袋50.52内には、前記電動ポンプ10から位置
制御弁16を経て圧力流体が供給されるようになってい
る。この位置制御弁I6は、ゴム袋50および52の内
径方向への推力差を制御することによって脈波センサ4
6が撓骨動脈54と略直交する方向において位置決めさ
れるようになっている。
6の押圧面58に半導体歪ゲージ、感圧ダイオード等の
複数の感圧素子60がたとえば互違いに2列で配列され
て成るものであって、それら感圧素子60の配列方向が
撓骨動脈54と略直交するように手首36の皮膚40に
押圧されることにより、撓骨動脈54から脈拍に同期し
て体表面に伝達される圧力振動波すなわち圧脈波を各感
圧素子60においてそれぞれ検出し、その圧脈波を表す
脈波信号SMをA/D変換器24を介してCPU26へ
出力する。そして、上記感圧素子60の配列範囲R2す
なわち配列方向において両端に位置する感圧素子60間
の間隔は、撓骨動脈54の押圧時の最大外径よりも大き
くなるように設定されている。
第4図のフローチャートに従って説明する。
後、図示しない電源スィッチが投入されると、図示しな
いステップにおいて、初期処理が実行されてタイマカウ
ンタおよびフラグ等がクリアされるとともに、図示しな
い手動起動スイッチがON操作されたか否かが判断され
る。この判断が肯定されると、第4図のルーチンが実行
される。
めをするだめの位置制御ルーリンが実行される。すなわ
ち、ポンプ10が駆動されるとともに押圧力制御弁14
により圧力室48内の比較的緩やかな昇圧が開始されて
脈波センサ42による皮膚面40に対する押圧が開始さ
れると、圧力室48内の圧力Pが予め定められた圧力P
a(たとえば250+nm+Hg程度の圧力)に到達す
るまでの間、この徐速昇圧過程において1脈波に対応す
る脈波信号SMが圧力室44内の圧力Pを表す圧力信号
SPと共に逐次読み込まれる。次に、このようにして読
み込まれた各脈波の最高値Ml11!X < m v
)および最低値Mカ、。(mV)がそれぞれ求められる
とともに、それら最高値M1〜および最低(1!M7□
7の差をそれぞれ算出することにより各脈波の振幅Aが
それぞれ求められる。そして、各感圧素子60毎の振幅
への最大値がそれぞれ決定されて、それら振幅Aの最大
値のうちの最大の振幅A”の脈波を出力した感圧素子6
0が最適感圧素子60aとして決定される。次いで、こ
のようにして決定された最適感圧素子60aが感圧素子
60の配列範囲Rの略中央に位置するものであるか否か
が判断される。この判断が否定された場合には、押圧力
制御弁14により脈波センサ46の押圧が解除された後
、位置制御弁16により脈波センサ42が所定距離移動
させられて撓骨動脈54が前記配列範囲Rの略中央に位
置させられる。
配列範囲Rの略中央に位置させられると、ステップS2
の押圧力制御ルーチンが実行されることにより、脈波セ
ンサ46の最適押圧力が決定されるとともにその押圧力
が維持される。すなわち、前記ステップSlにおいて算
出され且つ記憶されているデータから、最適感圧素子6
0aからの出力が最大の振幅A“となる状態の圧力室4
8内の圧力P′が脈波センサ46の最適押圧力に対応す
る圧力として決定されるとともに、押圧力側:IO弁1
4により圧力室48内の圧力Pが圧力P“に連続的に調
圧される。これにより、脈波センサ46が最適押圧力に
て皮膚40に押圧されるのである。本実施例においては
、ダイヤフラム44、押圧力制御弁工4などが脈波セン
サ46の押圧手段に対応している。
押圧力にて押圧されると、ステ、ブS3の血圧値決定ル
ーチンが実行される。すなわち、第5図に示すように、
先ず、ステップ331にて面圧(a P *が決定され
る。この面圧値P、は、被測定者の皮膚および皮下組織
の弾性的性質に対応する圧力であり、脈波センサ46の
押圧面58において最適感圧素子60aから所定距離離
隔した位置において、すなわち撓骨動脈54の真上に位
置せずしかも骨や鍵を直接に押していない場所に位置し
ている感圧素子60により検出される9具体的には、振
幅(p−p)が小さく且つ下ピーク値(DIASTOL
ICに対応する絶対値)も小さい脈波信号SMを出力す
る感圧素子60が決定され、この感圧素子60からの出
力信号の下ピーク値或いは平均値が上記面圧値Psとし
て採用される。本実施例では、上記ステップSSIが面
圧検出手段に対応する。
ために予め記憶された次式(1)に示す関係式が、その
式の右辺第2項の補正項が算出されることにより、上記
関係式が補正される。(1)式の右辺第2項g (Pi
)は、前記面圧値P5の函数であり、この函数g (
Ps )は、予め実験的に求められたものであってたと
えば第6図に示す曲線により表されるものであり、デー
タマツプの形態でROM30に予め記憶されている。な
お、(1)式において、P、は前記最適感圧素子60a
により検出された実際の圧脈波の値である。また、本実
施例では、上記ステップSS2が関係補正手段に対応す
る。
・(1)上記のように、(1)弐の右辺第2項の補正項
が算出されることにより、(1)式の関係式が補正され
ると、ステップSS3において、補正後の関係から前記
最適感圧素子60aから出力される脈波信号SMに基づ
いて最高血圧値および最低血圧値が決定される。すなわ
ち、心拍に同期して脈動するその脈波信号のSMO上ピ
ーク値Prhおよび下ピーク値PrLが決定され、上ピ
ーク値Prhを(1)式に代入することにより算出され
た値P。6を最高血圧値と決定し、下ピーク値PrLを
(1)式に代入することにより算出された値P。Lを最
低血圧値と決定するのである。
otが決定されると、第4図のステップS4において
異常値であるか否かが判断される。このステップS4に
おける異常判断は、血圧値の絶対値が予め記憶された判
断規準値を超えたこと、前回の血圧値との差が予め記憶
された判UT規準値を超えたことなどに基づいて行われ
る。ステップS4において異常値であると判断されると
、脈波センサ46の押圧状態を適切にするために前記ス
テップ51以下が再び実行されるが、異常値でないと判
断されると、ステップS5において上記最高血圧値Po
hおよび最低血圧値POLが表示器34に表示された後
、再びステップ33以下が実行されて、連続的に血圧値
がモニタされる。
測定者の皮膚および皮下組織の弾性力に対応して生じる
面圧値P5が、撓骨動脈54の真上に位置せず、しかも
骨や鍵を直接に押していない場所に位置する感圧素子6
0、換言すれば、振幅(p−p)が小さく且つ下ピーク
値(DJASTOLICに対応する値)も小さい脈波信
号SMを出力する感圧素子60により検出され、その面
圧値P8に基づいて(11弐の関係が補正されるので、
血圧決定のための関係が正確に得られる。これにより、
カフを用いることなく血管54内の圧力に正確に対応し
た血圧値を高精度に測定できる。このように、カフを用
いることなく血圧が決定されるので、血圧モニタ装置の
構造および取扱が簡単となる一方、カフを用いた血圧測
定法の精度を超える高い精度によlり血圧測定を行うこ
とができ得るのである。
本発明はその他のB様においても適用される。
圧面58において撓骨動脈54の真上に位置せずしかも
骨や刀建を直接に押していない場所に位置している感圧
素子60により面圧値P5が検出されていたが、半導体
チップ56と別体に設けられた感圧素子により検出され
てもよい。
体チップ56の押圧面に二列に設けられていたが、−列
であってもよいし、三列以上であっても差支えない。
素子60aにより検出された実際の圧脈波の値P、に関
して一次式の関係であったが、多次式%式% また、前述の実施例では、撓骨動脈54を押圧するよう
に装着された脈波検出装置18により血圧値が求められ
ていたが、足背動脈などの他の部位に装着された脈波検
出装置により血圧値が決定されてもよい。
)は、線型の函数など、他の函数であってもよい。
、本発明はその目的を逸脱しない範囲において当業者の
知識により種々変更が加えられ得るものである。
である。第2図および第3図は、第1図の脈波検出装置
の構成をそれぞれ説明する図であって、第2図は一部を
切り欠いた側面図、第3図は下面図である。第4図は第
1図の実施例の作動を説明するフローチャートであり、
第5図は、第4図の血圧値決定ルーリンのステップを詳
しく示す図である。第6図は、第5図8おいて用いられ
る関係の補正項の函数式の例を示す図である。 54:撓骨動脈(動脈) 58:押圧面 SSI:面圧検出手段 SS2:関係補正手段 出願人 コーリン電子株弐会社 46;脈波センサ(圧力センサ) 第4図 第5図 1s6囚 而H島
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 生体の動脈直上に位置させられた圧力センサを所定の圧
力にて該生体の皮膚に押圧することにより該動脈から発
生する圧脈波を検出し、予め求められた関係から実際の
圧脈波の大きさに基づいて該生体の血圧値を決定する形
式の血圧モニタ装置であって、 前記圧力センサの押圧面において前記動脈から所定距離
離隔した位置が前記皮膚から受ける面圧を検出する面圧
検出手段と、 該面圧検出手段により検出された前記面圧に基づいて前
記関係を補正する関係補正手段と、を含むことを特徴と
する血圧モニタ装置。
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JP1084230A Expired - Fee Related JP2798698B2 (ja) | 1989-04-03 | 1989-04-03 | 血圧モニタ装置 |
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