JPH02261328A - 水耕栽培装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水耕栽培装置に係り、詳しくは果菜類、花等の
長期間栽培に適した水耕栽培装置に関するものである０ 〔従来の技術〕 トマト、メロン、キクリ等の果菜類を長期間放任栽培す
る方法として、幅／ｍ、長さ３ｍ。

深さ１５α程度の栽培槽の中央部に果菜類の苗を定植し
、栽培槽の一端よシ水耕液を供給し、他端より排出する
方法が知られている０この場合植物の根が繁茂して・く
ると栽培槽内の水耕液の流れに偏りが生じ根腐れを起す
欠点がある。

そこでこれを解決する方法として栽培槽内の底部に栽培
槽内の水耕液の液面から出入シする高さの凹凸を中心方
向から周辺方向に向けて配列した水耕栽培装置が提案さ
れている（特開昭６　　３　−　２　　　ｇ　　　７　
　　ＩＩ　　　２　　　ｇ　　）　。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、この装置では栽培槽底部に配列された凹凸が均
一な形状ではないので、栽培槽内を流れる水耕液の流速
が場所によって異なり、均質な生育を行なう上で望まし
くない。まだ、凹凸の形成が複雑であるという欠点もあ
る０本発明は水耕栽培によシ果菜類の栽培を行なうに当
り、水耕液の偏流を防ぎ植物の根腐れを防止し長期間の
栽培を可能にする装置の提供を目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

そこで、本発明者は上記の問題点を解決すべく鋭意検討
を重ねた結果、栽培槽内を仕切板でもって水平方向に区
分して栽培槽の中央部から周縁部へ向けて水耕液の流路
を形成する方法が最も望ましいことを見出し、この知見
に基づき本発明を完成した。すなわち本発明の要旨は平
面形状が多角形、円形、楕円形またはそれらを組み合わ
せた形状の栽培槽に、前記平面形状を区分けして、中央
部から周縁部へ向けた流路を形成する仕切板を設け、該
流路の上流端部に水耕液の供給部を、また下流端部に水
耕液の排出部を設けた水耕栽培装置に存する。

以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。第１図
は本発明装置の一例の平面図、第２図は第１図の一部斜
視図である。第３図は水耕液供給部の断面図、第７図は
水耕液排出部の断面図である。図中ｌは栽培槽、コは仕
切板、３は排液管開口、Ｓは供給管開口、乙は流路であ
るＯ 第７図及び第２図において、栽培槽／は水耕栽培槽ｌは
仕切板λによｐａつのブロックに仕切板コ、２′および
コ“は側壁りの高さと同一乃至は多少低い高さを有する
。

また、仕切板の数は形成する流路の幅や長さに応じて任
意に選ばれる。

仕切板コの配列方法は、流路６をダブロックに分けかつ
対称形のものを示しているが必ずしもこの方法に限られ
るものではな（／−ｇブロックの対称形又は非対称形と
することができる。

流路６の幅は栽培槽／の大きさや栽培する植物の種類等
によって異なるが、通常ｌＯ〜６０α、好ましくは２０
〜！Ｏαの範囲から選定される。

流路６の長さ（栽培籠ダの位置から排液管開口３迄の流
路乙の中心線の長さ）は、植物の栽培期間に応じて通常
ノ〜ｉｒｍ、好ましくは八！〜６ｍの範囲から選定され
る。栽培槽の底ｔは下流側へ向って／／Ａθ〜／／／コ
０の勾配で傾斜させるか、２〜５段の階段状としておけ
ば水耕液の流れが良くなるので根の生長上好ましい。

水耕液供給部は、水耕液を流路６の上流端部に供給する
ためのもので、例えば第１図に示すように供給管／／を
７〜数本、開口５が流路上流端部に蕃４≠位置するよう
に設置する。該供給管ｌ／として先端に空気吸入部を設
けたものが好ましい。水耕液供給部はこれに限定される
ものではなく単管の側壁に多数の小孔（開口Ｓに相当）
を穿孔したものを流路６上に横架する方式でもよく、或
いは流路６の上流端近＜Ｋ。

上端が水平凹凸状、鋸歯状又は波形をした堰を設け、核
種の上流側に水耕液を供給する構成等が用いられる。ま
た供給管開口を栽培籠を凹地する様に配置してもよい。

水耕液排出部は、流路６内を流れた水耕液を流路６の下
流端部から槽外へ排出するもので、例えば第７図に示す
ように流路６内の液面を任意の高さに調節するだめの水
位調節器／３を排液管ｉｏの端部にパツキン／４ｔを介
して上下動可能に装着したものである。

あるいは第３図及び第６図に示すように、流路乙の下流
端部に上端が水平、凹凸状、鋸歯状又は波形をした堰９
を取外し可能又は固定して設け、核種９の下流側に排液
管ｉｏを接続したもの等が用いられる０槽外へ排出され
た水耕液は貯槽へ戻され再度水耕液として使用される。

なお、栽培槽ｌとしては正方形・以外に種々の形状のも
のが使用される。代表的なものを第５〜７図に示す。

第５図に示す平面図は平面形状が縦と横の比／：θ、／
〜ノの長方形の栽培槽の例でｌ）、第６図はその一部斜
視図である。

第５．６図の例に於ては、流路乙の下流端部に堰ワを設
は更にその下流に排液管ｉｏを設けて水耕液排液部を構
成している。

第７図は平面形状が円の栽培槽の例を示す。

この外構円形あるいはこれらを組み合せた直線と円弧か
らなる形状も採用される。また、同じ形状の栽培槽に設
ける仕切板の配置方法も種々ある。例えば第を図〜第１
Ｏ図に平面構造が正方形の栽培槽の場合につき仕切板の
配置例を示す。

（作　用） このように構成された本発明装置では、植物の苗を定植
した直径７０〜．）ＯｃｆＩＬ程度の籠グを流路の上流
、好ましくは第１図の如く栽培槽ｌの中央部の仕切板コ
が交差する部分の凹部に載置し、供給管／／より水耕液
を連続又は間欠的に供給することにより植物の栽培が行
われる。

供給された水耕液は流路ｔに沿りて流れ水耕液排出部よ
シ貯槽（図示せず）へ戻され、再び供給管／／へ循環さ
れる。流路６内の液深は水位調節器／３又は堰デの高さ
を変えることＫよシ所定の深さに調節される０ 生長した植物の根は水耕液と接触しなから流Σ 路６内／伸長する。

水耕液の肥料濃度、１ｘＨ，温度及び供給速度等の栽培
条件は、従来水耕栽培に用いられている条件と同様の条
件を採用すればよい。

（実施例） 以下、本発明を実施例忙よシ具体的に説明するが、本発
明は以下の例に限定されるものではない。

実施例１ 栽培槽ｌの一辺の長さが２ｍである第１図、第２図、第
３図及び第り図に示す構造の装置を用いトマトの水気耕
栽培を行った。まず、第１表に示す組成の水耕液（ｐＨ
１，，０、温度コｏ℃）を供給管開口５よυｌ流路当り
１０１／分の流量で連続的に供給する。次に栽培槽ｌの
中央部の仕切板コが交差する部分の凹部に、トマトの苗
を定植した栽培能ダを載置した。生長するトマトの茎葉
は栽培槽ｌの上方に張架した水平棚（図示せず）忙誘引
し生育速度を測定した。得られた結果を第１／図に実線
で示す。図中横軸は播種後の栽培期間、縦軸は南北水平
方向の枝の長さを示す。

第　　　ｌ　　表 比較例１ 実施例１に用いた第１図、第二図、第３図及び第９図に
示す構造の装置から仕切板コ２Ｚ　２１１を全て除いた
装置を用いること以外は、実施例１と全く同様にしてト
マトの水気耕栽培を行った。生育速度の測定結果を第１
／図に点線で示す。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明装置は仕切板を設けるとい
う簡単な手段であるが、第１／図に示す生育曲線から明
らかなように、従来装置に見られる栽培後半の生育の低
下がなく、長期間弘 はソ一定の速度で生育させることができ、かつ根腐れも
防止できるので、植物を長期間栽培する場合の装置とし
て優れている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一例の平面図、第４図は第１図の
斜視図、第３図は本発明装置の水耕液供給部の断面図、
第９図は水耕液排出部の断面図、第５図は他の例の平面
図、第６図は第５図の一部斜視図、第７〜１０図は栽培
装置の更に他の例を示す平面図である。第１／図は実施
例１及び比較例１におけるトマトの生育曲線図である。 ｌ　栽培槽　　　　コ　仕切板 ３　排液管開口　　Ｓ　供給管開口 ６　流路　　　　　り　側壁 ｔ°底　　　　　ｑｌ ｉｏ　　排液管　　　　／／　　供給管ｌコ　水耕液　
　　　１３　　水位調節器ｌダ　パッキン り 藁 目 第６図 第 凪 昂３図 第５図 あ８固 第ｑ回 纂 １０　巳 ／ν

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）平面形状が多角形、円形、楕円形またはそれらを
   組み合わせた形状の栽培槽に、前記平面形状を区分けし
   て、中央部から周縁部へ向けた流路を形成する仕切板を
   設け、該流路の上流端部に水耕液の供給部を、また、下
   流端部に水耕液の排出部を設けてなる水耕栽培装置。
2. （２）栽培槽が中央部に栽培篭の載置部を有することを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の水耕栽培装置。