JPH02260008A - 探索空間分割装置及び探索空間分割方法 - Google Patents
探索空間分割装置及び探索空間分割方法Info
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- JPH02260008A JPH02260008A JP1083238A JP8323889A JPH02260008A JP H02260008 A JPH02260008 A JP H02260008A JP 1083238 A JP1083238 A JP 1083238A JP 8323889 A JP8323889 A JP 8323889A JP H02260008 A JPH02260008 A JP H02260008A
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Landscapes
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
- Numerical Control (AREA)
- Manipulator (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、マニプレータ等の移動物体が周囲の障害物と
の干渉を回避して初期位置から最終位置までの移動経路
を自動的に算出する移動経路探索装置で、探索空間であ
るN次元姿勢空間をセル分割する量子化の間隔を決定す
る探索空間分割装置、及び探索空間分割方法に関する。
の干渉を回避して初期位置から最終位置までの移動経路
を自動的に算出する移動経路探索装置で、探索空間であ
るN次元姿勢空間をセル分割する量子化の間隔を決定す
る探索空間分割装置、及び探索空間分割方法に関する。
(従来の技術)
従来から、障害物を回避し経路を計画するには、移動物
体の位置・姿勢を一意に定めるパラメータの組によって
張られるN次元空間あるいは姿勢空間(以下、コンフィ
ギユレーション空間という)において、障害物と干渉せ
ず移動可能な位置・姿勢と、障害物と干渉し移動不可能
な位置・姿勢を記述する方法が有効とされてきた。この
方法では、コンフィギユレーション空間の一点が位置・
姿勢を一意に定めるパラメータの組を表すため、この点
と移動物体の位置・姿勢が1対1に対応する。そのため
、コンフィギユレーション空間内で、点が初期位置から
最終位置まで、障害物と干渉せず移動可能な領域(以下
、自由空間という)を通って移動する経路を求めればよ
い。つまり、コンフィギユレーション空間を用いること
で、複雑な形状をした物体の移動問題が、簡単な点の移
動問題に帰着される。この性質を利用して、コンフィギ
ユレーション空間において移動経路を探索する方法が知
られている。
体の位置・姿勢を一意に定めるパラメータの組によって
張られるN次元空間あるいは姿勢空間(以下、コンフィ
ギユレーション空間という)において、障害物と干渉せ
ず移動可能な位置・姿勢と、障害物と干渉し移動不可能
な位置・姿勢を記述する方法が有効とされてきた。この
方法では、コンフィギユレーション空間の一点が位置・
姿勢を一意に定めるパラメータの組を表すため、この点
と移動物体の位置・姿勢が1対1に対応する。そのため
、コンフィギユレーション空間内で、点が初期位置から
最終位置まで、障害物と干渉せず移動可能な領域(以下
、自由空間という)を通って移動する経路を求めればよ
い。つまり、コンフィギユレーション空間を用いること
で、複雑な形状をした物体の移動問題が、簡単な点の移
動問題に帰着される。この性質を利用して、コンフィギ
ユレーション空間において移動経路を探索する方法が知
られている。
前記した方法では、コンフィギユレーション空間におけ
る移動可能領域と移動不可能領域を記述する必要がある
。このような方法では、コンフィギユレーション空間を
計算機等で容易に扱うことができるように、コンフィギ
ユレーション空間を有限個のセルに分割して、表現して
いる。例えば、6個の関節を持つ多関節型マニプレータ
の場合においては、各軸にそれぞれの関節角を割当てた
6次元関節角空間をコンフィギユレーション空間として
考えることができる。この空間で各軸を等間隔に量子化
して6次元配列状にセル分割する。このようにするとそ
れぞれのセルがある関節角に対応し、それに対応する姿
勢が障害物と干渉をひきおこすかどうかを調べることに
より、自由空間のセルと障害物のセルに分類することが
できる。この時には、障害物と干渉しない移動経路は、
これらのセルの列、即ち、これらのセルによって表され
る姿勢の列として表現される。
る移動可能領域と移動不可能領域を記述する必要がある
。このような方法では、コンフィギユレーション空間を
計算機等で容易に扱うことができるように、コンフィギ
ユレーション空間を有限個のセルに分割して、表現して
いる。例えば、6個の関節を持つ多関節型マニプレータ
の場合においては、各軸にそれぞれの関節角を割当てた
6次元関節角空間をコンフィギユレーション空間として
考えることができる。この空間で各軸を等間隔に量子化
して6次元配列状にセル分割する。このようにするとそ
れぞれのセルがある関節角に対応し、それに対応する姿
勢が障害物と干渉をひきおこすかどうかを調べることに
より、自由空間のセルと障害物のセルに分類することが
できる。この時には、障害物と干渉しない移動経路は、
これらのセルの列、即ち、これらのセルによって表され
る姿勢の列として表現される。
ここで、コンフィギユレーション空間と実空間の相異を
、第16図(a) 、 (b)を参照して説明する。
、第16図(a) 、 (b)を参照して説明する。
第16図(a)に示すように、実空間における実際の作
業環境においては、例えば移動物体であるN個(図では
6個)の自由度を有するマニプレータ1(このマニプレ
ータ1は、リンク7、リンク8、リンク9から成る)の
周囲に大小2つの障害物2゜3が配置されている。
業環境においては、例えば移動物体であるN個(図では
6個)の自由度を有するマニプレータ1(このマニプレ
ータ1は、リンク7、リンク8、リンク9から成る)の
周囲に大小2つの障害物2゜3が配置されている。
今、説明のために第16図(a)の矢印で示した2つの
関節のみを使用した3つのリンク7.8゜9の2次元平
面内での動きを考える。この時、リンク8とリンク9を
接続する関節角を調整して、リンク9が常に垂直方向に
なるようにする。このようにすると、マニプレータ1の
動きは関節角によって決定される2自由度の動きとなる
。コンフィギユレーション空間として、2つの関節角を
縦軸、横軸に対応させた2次元平面を考え、これを基盤
の目状にセル分割して、各セルが自由空間のセルである
か否かを調べた結果が第16図(b)に示されている。
関節のみを使用した3つのリンク7.8゜9の2次元平
面内での動きを考える。この時、リンク8とリンク9を
接続する関節角を調整して、リンク9が常に垂直方向に
なるようにする。このようにすると、マニプレータ1の
動きは関節角によって決定される2自由度の動きとなる
。コンフィギユレーション空間として、2つの関節角を
縦軸、横軸に対応させた2次元平面を考え、これを基盤
の目状にセル分割して、各セルが自由空間のセルである
か否かを調べた結果が第16図(b)に示されている。
ここに示されるように、実空間の障害物2,3が、コン
フィギユレーション空間では全く形状の異なる1つの障
害物4として表現されている。尚、6は自由空間である
。そして、マニプレータ1を動作させる時の初期位置と
最終位置は、それぞれセルA、 Bで表される。
フィギユレーション空間では全く形状の異なる1つの障
害物4として表現されている。尚、6は自由空間である
。そして、マニプレータ1を動作させる時の初期位置と
最終位置は、それぞれセルA、 Bで表される。
このように、実空間の障害物とコンフィギユレーション
空間での障害物は全く異なる形状となり、それらの対応
関係を明らかにするのは非常に困難である。
空間での障害物は全く異なる形状となり、それらの対応
関係を明らかにするのは非常に困難である。
またマニプレータがどのような関節によって構成されて
いるかによって、コンフィギユレーション空間の障害物
の形状では、たとえ実空間における障害物が同一であっ
ても全く異なるものとなってしまう。そのため、コンフ
ィギユレーション空間での障害物を算出するには、各セ
ル全てについて干渉チエツクを行なわなければならず、
多大な計算量を必要とする。例えば、コンフィギユレー
ション空間が6次元になった場合などでは、必要な計算
量が膨大となり、コンフィギユレーション空間における
障害物の形状を算出するのは非常に困難となる。
いるかによって、コンフィギユレーション空間の障害物
の形状では、たとえ実空間における障害物が同一であっ
ても全く異なるものとなってしまう。そのため、コンフ
ィギユレーション空間での障害物を算出するには、各セ
ル全てについて干渉チエツクを行なわなければならず、
多大な計算量を必要とする。例えば、コンフィギユレー
ション空間が6次元になった場合などでは、必要な計算
量が膨大となり、コンフィギユレーション空間における
障害物の形状を算出するのは非常に困難となる。
このように、マニプレータの自由度の増加ともに、コン
フィギユレーション空間の情報量は膨大となり、情報量
を削減する工夫が必要である。
フィギユレーション空間の情報量は膨大となり、情報量
を削減する工夫が必要である。
情報量を削減する方法としては、従来マニプレータの主
要な数自由度に着目し、コンフィギユレーション空間の
低次元化をはかる方法が知られている。この方法は、例
えば、マニプレータの6つの関節のうち、全体の移動に
与える影響の小さい手先の3つの関節を無視し、影響の
大きい根元の3つの関節のみを用いる方法で、すなわち
、移動の主要部を設定する方法である。
要な数自由度に着目し、コンフィギユレーション空間の
低次元化をはかる方法が知られている。この方法は、例
えば、マニプレータの6つの関節のうち、全体の移動に
与える影響の小さい手先の3つの関節を無視し、影響の
大きい根元の3つの関節のみを用いる方法で、すなわち
、移動の主要部を設定する方法である。
しかし、この方法でも対象とするマニプレータ毎に移動
の主要部を設定する必要があり、汎用性が非常に低い。
の主要部を設定する必要があり、汎用性が非常に低い。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、移動物体が例えば6自由度の多関節マニプレ
ータの場合、各関節を例えば5度間隔に量子化してセル
分割すると、手先(先端側)の関節の5度の動きと、根
元の関節の5度の動きとでは、マニプレータの全体の動
きに及ぼす影響が大きく異なる。このため、コンフィギ
ユレーション空間内の初期位置から最終位置まで移動す
る経路が前記セルの列として与えられると、手先の関節
が動く部分では必要以上に経路が細かく分割され、根元
の関節が動く部分では十分な近似の鞘度を得るには分割
数が不足するという問題点がある。
ータの場合、各関節を例えば5度間隔に量子化してセル
分割すると、手先(先端側)の関節の5度の動きと、根
元の関節の5度の動きとでは、マニプレータの全体の動
きに及ぼす影響が大きく異なる。このため、コンフィギ
ユレーション空間内の初期位置から最終位置まで移動す
る経路が前記セルの列として与えられると、手先の関節
が動く部分では必要以上に経路が細かく分割され、根元
の関節が動く部分では十分な近似の鞘度を得るには分割
数が不足するという問題点がある。
つまり、セルの分割数が不足して十分な近似の精度が得
られない場合、例えば、針金のような非常に細い障害物
があるような場合には、この障害物との干渉を見逃す可
能性がある。また、必要以上に細かくセル分割を行うと
、移動経路を算出するのに必要な演算量が急激に増加す
るため、移動経路を得るまでの応答時間が非常に長くな
る。このため、適切なセルの分割幅及びコンフィギユレ
ーション空間の量子化の間隔を、対象とする移動物体に
即して定めなければならないという課題があった。
られない場合、例えば、針金のような非常に細い障害物
があるような場合には、この障害物との干渉を見逃す可
能性がある。また、必要以上に細かくセル分割を行うと
、移動経路を算出するのに必要な演算量が急激に増加す
るため、移動経路を得るまでの応答時間が非常に長くな
る。このため、適切なセルの分割幅及びコンフィギユレ
ーション空間の量子化の間隔を、対象とする移動物体に
即して定めなければならないという課題があった。
本発明は上記した課題を解決する目的でなされ、対象と
する移動物体に対して、適切なセルの分割幅及びコンフ
ィギユレーション空間の量子化の間隔を自動的に算出す
る探索空間分割装置、及び探索空間分割方法を提供しよ
うとするものである。
する移動物体に対して、適切なセルの分割幅及びコンフ
ィギユレーション空間の量子化の間隔を自動的に算出す
る探索空間分割装置、及び探索空間分割方法を提供しよ
うとするものである。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
前記した課題を解決するために本発明は、移動物体の位
置・姿勢を一意に定めるパラメータによって張られるN
次元の姿勢空間を複数のセルに分割し、これらのセルが
、移動物体が障害物と干渉しない自由空間であるか、障
害物と干渉しその位置・姿勢をとることが不可能な空間
であるかを、前記N次元の姿勢空間全体にわたって或る
いは部分的に記述し、移動物体が障害物と干渉しない自
由空間において障害物と干渉しない移動経路を算出する
移動経路探索装置において、前記セル分割のためのパラ
メータの量子化の間隔を定めるための探索空間分割装置
であって、前記移動物体のすべて或るいは一部分が実際
に移動する実空間の中で占める占有空間を算出する占有
空間算出手段と、該占有空間算出手段により求めた前記
移動物体の全て或るいは一部分が実際に移動する実空間
の中で占める占有空間の、前記パラメータのそれぞれを
個々に変化させた時と変化させる前との面積又は体積の
差を求めてその値によりパラメータ影響度を算出するパ
ラメータ影響度算出手段と、該パラメター影響度算出手
段で算出されたパラメータ影響度の値と予め決められた
値とを比較考慮することにより仮に定めた量子化の間隔
を修正してN次元の姿勢空間を複数のセルに分割する量
子化間隔修正手段とを具備したことを特徴とする。
置・姿勢を一意に定めるパラメータによって張られるN
次元の姿勢空間を複数のセルに分割し、これらのセルが
、移動物体が障害物と干渉しない自由空間であるか、障
害物と干渉しその位置・姿勢をとることが不可能な空間
であるかを、前記N次元の姿勢空間全体にわたって或る
いは部分的に記述し、移動物体が障害物と干渉しない自
由空間において障害物と干渉しない移動経路を算出する
移動経路探索装置において、前記セル分割のためのパラ
メータの量子化の間隔を定めるための探索空間分割装置
であって、前記移動物体のすべて或るいは一部分が実際
に移動する実空間の中で占める占有空間を算出する占有
空間算出手段と、該占有空間算出手段により求めた前記
移動物体の全て或るいは一部分が実際に移動する実空間
の中で占める占有空間の、前記パラメータのそれぞれを
個々に変化させた時と変化させる前との面積又は体積の
差を求めてその値によりパラメータ影響度を算出するパ
ラメータ影響度算出手段と、該パラメター影響度算出手
段で算出されたパラメータ影響度の値と予め決められた
値とを比較考慮することにより仮に定めた量子化の間隔
を修正してN次元の姿勢空間を複数のセルに分割する量
子化間隔修正手段とを具備したことを特徴とする。
また、探索空間分割方法は、移動物体の位置・姿勢を一
意に定めるパラメータによって張られるN次元の姿勢空
間を複数のセルに分割し、これらのセルが、移動物体が
障害物と干渉しない自由空間であるか、障害物と干渉し
その位置・姿勢をとることが不可能な空間であるかを、
前記N次元の姿勢空間全体にわたって或るいは部分的に
記述し、移動物体が障害物と干渉しない自由空間におい
て障害物と干渉しない移動経路を算出する移動経路探索
装置において、前記移動物体の全て或るいは一部分が実
際に移動する実空間の中で占める領域の、前記パラメー
タのそれぞれを個々に変化させた時と変化させる前との
面積又は体積の差を算出し、この算出結果に基づいて個
々の前記パラメータの量子化の間隔を定め、これにより
N次元姿勢空間を複数のセルに分割することを特徴とす
る。
意に定めるパラメータによって張られるN次元の姿勢空
間を複数のセルに分割し、これらのセルが、移動物体が
障害物と干渉しない自由空間であるか、障害物と干渉し
その位置・姿勢をとることが不可能な空間であるかを、
前記N次元の姿勢空間全体にわたって或るいは部分的に
記述し、移動物体が障害物と干渉しない自由空間におい
て障害物と干渉しない移動経路を算出する移動経路探索
装置において、前記移動物体の全て或るいは一部分が実
際に移動する実空間の中で占める領域の、前記パラメー
タのそれぞれを個々に変化させた時と変化させる前との
面積又は体積の差を算出し、この算出結果に基づいて個
々の前記パラメータの量子化の間隔を定め、これにより
N次元姿勢空間を複数のセルに分割することを特徴とす
る。
(作用)
本発明によれば、占有空間算出手段は、移動物体の全て
或るいは一部分が実際に移動する実空間の中で占有空間
を算出する。そして、パラメータ影響度算出手段は、占
有空間算出手段により求めた占有空間の、移動物体の位
置・姿勢を一意に定めるパラメータのそれぞれを個々に
変化させた時と変化させる前との面積又は体積の差を求
めてその値によりパラメータ影響度を算出する。そして
、量子化間隔修正手段によって、パラメータ影響度算出
手段で求めたパラメータ影響度の値と、予め決められた
値とを比較考慮することにより、コンフィギユレーショ
ン空間で仮に定めた量子化の間隔を修正して適切な量子
化の間隔を定め、これによりN次元姿勢空間を複数のセ
ルに分割する。
或るいは一部分が実際に移動する実空間の中で占有空間
を算出する。そして、パラメータ影響度算出手段は、占
有空間算出手段により求めた占有空間の、移動物体の位
置・姿勢を一意に定めるパラメータのそれぞれを個々に
変化させた時と変化させる前との面積又は体積の差を求
めてその値によりパラメータ影響度を算出する。そして
、量子化間隔修正手段によって、パラメータ影響度算出
手段で求めたパラメータ影響度の値と、予め決められた
値とを比較考慮することにより、コンフィギユレーショ
ン空間で仮に定めた量子化の間隔を修正して適切な量子
化の間隔を定め、これによりN次元姿勢空間を複数のセ
ルに分割する。
(実施例)
以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
。
。
第1図は、本発明に係る探索空間分割装置を有する移動
経路探索装置の構成図である。この図に示すように、例
えば移動物体として2つの回転関節(2個の自由度)を
有するマニプレータ20の移動経路を算出する移動経路
探索装置10は、自由空間算出装置30と、本発明に係
る探索空間分割装置40と、移動経路探索手段50と、
移動経路修正手段60とで構成されている。
経路探索装置の構成図である。この図に示すように、例
えば移動物体として2つの回転関節(2個の自由度)を
有するマニプレータ20の移動経路を算出する移動経路
探索装置10は、自由空間算出装置30と、本発明に係
る探索空間分割装置40と、移動経路探索手段50と、
移動経路修正手段60とで構成されている。
自由空間算出装置30は、セル選択手段31、自由空間
判断手段32及び自由空間記憶手段である自由空間管理
装置33とで構成されており、更に、自由空間判断手段
32は、形状記憶手段34、位置・姿勢算出手段35、
干渉チエツク手段36とで構成されている。
判断手段32及び自由空間記憶手段である自由空間管理
装置33とで構成されており、更に、自由空間判断手段
32は、形状記憶手段34、位置・姿勢算出手段35、
干渉チエツク手段36とで構成されている。
まず、初期状況では、姿勢空間としてコンフィギユレー
ション空間のどの部分が自由空間であるかが全くわかっ
ていないか、又はマニプレータ20の構造等により明ら
かに自由空間でない領域が部分的に分っているのみであ
る。この状態で、マニプレータ20の初期位置・姿勢及
び最終位置・姿勢が、キーボード位置・姿勢入力手段8
0から入力される。この初期情報の入力段階では、初期
位置・姿勢及び最終位置・姿勢は一般には明らかに自由
空間であるため、自由空間判断手段32は起動されずに
、直ちに自由空間管理装置33に記憶される。ただし、
入力スミ等の防止の目的で初期入力時でも自由空間判断
手段32を起動してもよい。
ション空間のどの部分が自由空間であるかが全くわかっ
ていないか、又はマニプレータ20の構造等により明ら
かに自由空間でない領域が部分的に分っているのみであ
る。この状態で、マニプレータ20の初期位置・姿勢及
び最終位置・姿勢が、キーボード位置・姿勢入力手段8
0から入力される。この初期情報の入力段階では、初期
位置・姿勢及び最終位置・姿勢は一般には明らかに自由
空間であるため、自由空間判断手段32は起動されずに
、直ちに自由空間管理装置33に記憶される。ただし、
入力スミ等の防止の目的で初期入力時でも自由空間判断
手段32を起動してもよい。
前記したコンフィギユレーション空間は、マニプレータ
20の位置・姿勢を一意に定めるパラメータ、即ち2つ
の関節角を組合わせた2次元に設定されており、自由空
間は、マニプレータ20が周囲の障害物を回避して障害
物と干渉しないで移動できる空間である。また、第2図
に示すように、このコンフィギユレーション空間120
は、マニプレータ20に対して、横軸に第1関節を対応
させ縦軸に第2関節を対応させ、各軸をそれぞれ100
等分して複数のセルに分割している。この図において、
黒色のセル121は、マニプレータ20が障害物と干渉
して移動不可能な領域を示し、白色のセル(コンフィギ
ユレーション空間120の黒色のセル121以外の部分
)は、マニプレータが障害物を回避し移動可能な自由空
間122であり、点Aと点Bは、それぞれマニプレータ
20の初期位置と最終位置である。
20の位置・姿勢を一意に定めるパラメータ、即ち2つ
の関節角を組合わせた2次元に設定されており、自由空
間は、マニプレータ20が周囲の障害物を回避して障害
物と干渉しないで移動できる空間である。また、第2図
に示すように、このコンフィギユレーション空間120
は、マニプレータ20に対して、横軸に第1関節を対応
させ縦軸に第2関節を対応させ、各軸をそれぞれ100
等分して複数のセルに分割している。この図において、
黒色のセル121は、マニプレータ20が障害物と干渉
して移動不可能な領域を示し、白色のセル(コンフィギ
ユレーション空間120の黒色のセル121以外の部分
)は、マニプレータが障害物を回避し移動可能な自由空
間122であり、点Aと点Bは、それぞれマニプレータ
20の初期位置と最終位置である。
ただし、すでに述べたように移動経路を算出しようとす
る時には、コンフィギユレーション空間が第2図に示さ
れるような状態であることは分っておらず、コンフィギ
ユレーション空間全体が未知の部分である。
る時には、コンフィギユレーション空間が第2図に示さ
れるような状態であることは分っておらず、コンフィギ
ユレーション空間全体が未知の部分である。
そして、セル選択手段31は、コンフィギユレーション
空間における未知の部分を自由空間であると仮定し、マ
ニプレータ20の初期位置・姿勢に対応するコンフィギ
ユレーション空間内のセル又はこのセルを含むセル群か
ら最終位置・姿勢のセル又はこのセルを含むセル群へ向
かって移動経路を探索し、コンフィギユレーション空間
において移動点を通ると考えられるセルを選択する。ま
た、セル選択手段31は、最終位置・姿勢のセルから初
期位置・姿勢のセルへ向かって移動経路を探索するか、
または初期位置・姿勢のセル及び最終位置・姿勢のセル
から他方のセルへ向かって両方向に移動経路を探索する
構成としても良い。
空間における未知の部分を自由空間であると仮定し、マ
ニプレータ20の初期位置・姿勢に対応するコンフィギ
ユレーション空間内のセル又はこのセルを含むセル群か
ら最終位置・姿勢のセル又はこのセルを含むセル群へ向
かって移動経路を探索し、コンフィギユレーション空間
において移動点を通ると考えられるセルを選択する。ま
た、セル選択手段31は、最終位置・姿勢のセルから初
期位置・姿勢のセルへ向かって移動経路を探索するか、
または初期位置・姿勢のセル及び最終位置・姿勢のセル
から他方のセルへ向かって両方向に移動経路を探索する
構成としても良い。
形状記憶手段34は、マニプレータ20や障害物(不図
示)の形状情報などを記憶し、記憶される情報は、例え
ば既存のCADソフトウェア70などで作成されたもの
を、ファイルなどを介して転送したものである。
示)の形状情報などを記憶し、記憶される情報は、例え
ば既存のCADソフトウェア70などで作成されたもの
を、ファイルなどを介して転送したものである。
位置・姿勢算出手段35は、マニプレータ20の関節角
などコンフィギユレーション空間を規定するパラメータ
の値から、実際にマニプレータ20が移動する2次元ま
たは3次元実空間におけるマニプレータ20の位置・姿
勢を算出する。
などコンフィギユレーション空間を規定するパラメータ
の値から、実際にマニプレータ20が移動する2次元ま
たは3次元実空間におけるマニプレータ20の位置・姿
勢を算出する。
干渉チエツク手段36は、位置・姿勢算出手段35で算
出された結果に基づいて形状記憶手段34に記憶された
形状情報を移動させ、その情報を利用してマニプレータ
20と障害物が干渉するか否かを判断し、ある特定のコ
ンフィギユレーション空間において障害物と干渉しない
自由空間の点であるかを調べる。干渉チエツク手段36
による干渉チエツクは、例えば凸条面体が半空間の積集
合で表わせるという性質を利用した公知のアルゴリズム
を用いるこで容易に行うことができる。即ち、例えば2
つの凸条面体同士の干渉チエツクは、一方の多面体のす
べての頂点が他方の多面体の各面に対して、この多面体
の反対側に位置しているか否かを判断することによりな
される。
出された結果に基づいて形状記憶手段34に記憶された
形状情報を移動させ、その情報を利用してマニプレータ
20と障害物が干渉するか否かを判断し、ある特定のコ
ンフィギユレーション空間において障害物と干渉しない
自由空間の点であるかを調べる。干渉チエツク手段36
による干渉チエツクは、例えば凸条面体が半空間の積集
合で表わせるという性質を利用した公知のアルゴリズム
を用いるこで容易に行うことができる。即ち、例えば2
つの凸条面体同士の干渉チエツクは、一方の多面体のす
べての頂点が他方の多面体の各面に対して、この多面体
の反対側に位置しているか否かを判断することによりな
される。
このように、形状記憶手段34、位置・姿勢算出手段3
5、干渉チエツク手段36とで構成される自由空間判断
手段32は、セル選択手段31によって選択された各セ
ルが自由空間に位置するか否かをチエツクする。そして
、自由空間判断手段32で得られた判断結果は、自由空
間記憶手段である自由空間管理装置33に記憶される(
自由空間管理装置33の説明は後述する)。
5、干渉チエツク手段36とで構成される自由空間判断
手段32は、セル選択手段31によって選択された各セ
ルが自由空間に位置するか否かをチエツクする。そして
、自由空間判断手段32で得られた判断結果は、自由空
間記憶手段である自由空間管理装置33に記憶される(
自由空間管理装置33の説明は後述する)。
以上で述べたように、セルの選択、自由空間であるか否
かの判断、およびその判断結果の記憶という動作を初期
位置と最終位置が自由空間のセルによって連結されるま
で繰り返して実行し、必要な自由空間を算出する。
かの判断、およびその判断結果の記憶という動作を初期
位置と最終位置が自由空間のセルによって連結されるま
で繰り返して実行し、必要な自由空間を算出する。
また、以下ではセルを選択し、そのセルについて自由空
間であるか否かを判断し、結果を記憶する動作のうち、
隣接するセルの干渉チエツクを行なうことをセルの展開
と呼ぶ。セルの展開によって新しく自由空間のセルであ
ることが判明したセルは、その後、そのセルをさらに展
開して自由空間の算出を継続することになるので、これ
らのセルは未展開のセルとしての属性を付加して記憶さ
れ、後に自由空間の算出に利用される。
間であるか否かを判断し、結果を記憶する動作のうち、
隣接するセルの干渉チエツクを行なうことをセルの展開
と呼ぶ。セルの展開によって新しく自由空間のセルであ
ることが判明したセルは、その後、そのセルをさらに展
開して自由空間の算出を継続することになるので、これ
らのセルは未展開のセルとしての属性を付加して記憶さ
れ、後に自由空間の算出に利用される。
移動経路探索手段50は、自由空間管理装置(自由空間
記憶手段)33に記憶されている情報(初期位置と最終
位置を含む連結した自由空間のセルの情報)を入力して
、マニプレータ20の移動経路を算出する。また、この
結果は必要に応じて移動経路修正手段60(詳細は特願
昭63−180304号参照)でより望ましい移動経路
に修正され、この算出結果をロボットコントローラ90
に出力してマニプレータ20を動作させたり、コンピュ
ータグラフィクス装置100に出力じて表示装置110
に表示する。
記憶手段)33に記憶されている情報(初期位置と最終
位置を含む連結した自由空間のセルの情報)を入力して
、マニプレータ20の移動経路を算出する。また、この
結果は必要に応じて移動経路修正手段60(詳細は特願
昭63−180304号参照)でより望ましい移動経路
に修正され、この算出結果をロボットコントローラ90
に出力してマニプレータ20を動作させたり、コンピュ
ータグラフィクス装置100に出力じて表示装置110
に表示する。
次に、セル選択手段31のセル処理動作について説明す
る。セル選択手段31は、自由空間装置(自由空間記憶
手段)33に記憶されている未展開の自由空間のセルか
ら最も移動経路の探索に関連の深そうなセルを選択する
。この実施例では、以下のような評価関数を考慮し、こ
の評価関数が最も小さいセルを選択することとする。こ
こで、評価関数fは、 r =c +h ・・・
(1)と表わされる。ただし、Cは、初期位置点A或る
いは最終位置点Bのいずれか一方のセルから現在展開さ
れた中間位置までに通過したセルの数であり、hは、中
間位置(現在位置)から最終位置点B或るいは初期位置
点Aまでの予想通過セル数である。このhは、例えば中
間位置から最終位置点Bまでの直線距離の2倍に設定さ
れる。
る。セル選択手段31は、自由空間装置(自由空間記憶
手段)33に記憶されている未展開の自由空間のセルか
ら最も移動経路の探索に関連の深そうなセルを選択する
。この実施例では、以下のような評価関数を考慮し、こ
の評価関数が最も小さいセルを選択することとする。こ
こで、評価関数fは、 r =c +h ・・・
(1)と表わされる。ただし、Cは、初期位置点A或る
いは最終位置点Bのいずれか一方のセルから現在展開さ
れた中間位置までに通過したセルの数であり、hは、中
間位置(現在位置)から最終位置点B或るいは初期位置
点Aまでの予想通過セル数である。このhは、例えば中
間位置から最終位置点Bまでの直線距離の2倍に設定さ
れる。
セル選択・手段31は、自由空間管理装置33に記憶さ
れている未展開のセルの中からこの評価関数fが最小の
ものを選択し、このセルに隣接して、且つ干渉チエツク
がまだ行なわれていないセルを、次の自由空間の候補と
して選出する。
れている未展開のセルの中からこの評価関数fが最小の
ものを選択し、このセルに隣接して、且つ干渉チエツク
がまだ行なわれていないセルを、次の自由空間の候補と
して選出する。
上記のように、セル選択手段31によりセルの選択、自
由空間判断手段32による干渉チエツク及び自由空間管
理装置33による自由空間の記憶といった処理のサイク
ルを、初期位置点Aと最終位置点Bとが自由空間のセル
によってつながるまで実行する。この処理の過程で展開
されるセルは、移動経路の探索に関係するセルであり、
移動経路は移動経路探索手段50を用いてここで算出さ
れた自由空間内で探索すればよい。
由空間判断手段32による干渉チエツク及び自由空間管
理装置33による自由空間の記憶といった処理のサイク
ルを、初期位置点Aと最終位置点Bとが自由空間のセル
によってつながるまで実行する。この処理の過程で展開
されるセルは、移動経路の探索に関係するセルであり、
移動経路は移動経路探索手段50を用いてここで算出さ
れた自由空間内で探索すればよい。
第3図は、このようにして展開された自由空間の状態を
示している。同図において、コンフィギユレーション空
間120内において探索に関係するのは一部のみである
ことがわかる。
示している。同図において、コンフィギユレーション空
間120内において探索に関係するのは一部のみである
ことがわかる。
第4図は、前記した自由空間算出装置30の処理動作の
フローチャートであり、ステップSl。
フローチャートであり、ステップSl。
S2.S5は自由空間管理装置33、ステップS3はセ
ル選択手段31、ステップS4は自由空間判断手段32
でそれぞれ処理される。
ル選択手段31、ステップS4は自由空間判断手段32
でそれぞれ処理される。
上記したように、この実施例では2次元のコンフィギユ
レーション空間内において、実際の移動経路の探索に必
要な部分のみ干渉チエツクを行なうため、干渉チエツク
が少くてすみ効率が高い。
レーション空間内において、実際の移動経路の探索に必
要な部分のみ干渉チエツクを行なうため、干渉チエツク
が少くてすみ効率が高い。
このため、多次元のコンフィギユレーション空間におい
ても、実際の移動経路の探索に必要な部分のみ干渉チエ
ツクを行なって必要な自由空間を算出することができ、
干渉チエツク回数を少なぐすることができる。
ても、実際の移動経路の探索に必要な部分のみ干渉チエ
ツクを行なって必要な自由空間を算出することができ、
干渉チエツク回数を少なぐすることができる。
しかも、個々のマニプレータ毎に移動の主要部を設定す
ることなく干渉チエツク回数を低減することができるた
め、主要部の設定作業が不要になる共に、マニプレータ
の機構的な特徴に左右されず異なるマニプレータに対し
ても一般的に通用できて汎用性が高い。
ることなく干渉チエツク回数を低減することができるた
め、主要部の設定作業が不要になる共に、マニプレータ
の機構的な特徴に左右されず異なるマニプレータに対し
ても一般的に通用できて汎用性が高い。
次に、本発明に係る移動経路探索のための探索空間分割
装置40の構成と動作について説明する。
装置40の構成と動作について説明する。
探索空間分割装置40は、第5図に示すように、自由空
間管理装置33に記憶・管理されるコンフィギユレーシ
ョン空間を、どのような間隔で量子化し、どのような配
列としてセル分割するかを定めるものであり、占有空間
算出手段41と、パラメータ影響度算出手段42と、量
子化間隔修正手段43とで構成されている。
間管理装置33に記憶・管理されるコンフィギユレーシ
ョン空間を、どのような間隔で量子化し、どのような配
列としてセル分割するかを定めるものであり、占有空間
算出手段41と、パラメータ影響度算出手段42と、量
子化間隔修正手段43とで構成されている。
占有空間算出手段41は、マニプレータ20が移動する
2次元または3次元空間におけるマニプレータ20の位
置・姿勢を算出する位置・姿勢算出手段35の結果に基
づき、形状記憶手段34に記憶された形状情報を移動さ
せ、その結果を参照して算出された位置・姿勢について
マニプレータ20の占有空間を算出する(詳細は後述す
る)。
2次元または3次元空間におけるマニプレータ20の位
置・姿勢を算出する位置・姿勢算出手段35の結果に基
づき、形状記憶手段34に記憶された形状情報を移動さ
せ、その結果を参照して算出された位置・姿勢について
マニプレータ20の占有空間を算出する(詳細は後述す
る)。
この占有空間算出手段41を用いて、例えば初期位置・
姿勢や最終位置・姿勢など、あるコンフィギユレーショ
ン空間を規定するパラメータの値が与えられた時に、こ
のパラメータを用いた場合の占有空間と、それぞれのパ
ラメータを一つだけ仮に定めた量子化の間隔分変化させ
た場合の占有空間を、位置・姿勢算出手段35を利用し
て形状記憶手段34に記憶された形状を移動させ、その
情報により算出される。
姿勢や最終位置・姿勢など、あるコンフィギユレーショ
ン空間を規定するパラメータの値が与えられた時に、こ
のパラメータを用いた場合の占有空間と、それぞれのパ
ラメータを一つだけ仮に定めた量子化の間隔分変化させ
た場合の占有空間を、位置・姿勢算出手段35を利用し
て形状記憶手段34に記憶された形状を移動させ、その
情報により算出される。
パラメータ影響算出手段42は、占有空間算出手段41
で求まった占有空間面積または体積の差を算出し、その
値を各パラメータの影響度とするパラメータ影響度を求
める。
で求まった占有空間面積または体積の差を算出し、その
値を各パラメータの影響度とするパラメータ影響度を求
める。
量子化間隔修正手段43は、パラメータ影響度算出手段
42で求められたパラメータ影響度と、予め設定した値
とを比較考慮して仮に定めた貰子化の間隔を修正し、新
しい量子化の間隔を算出する。
42で求められたパラメータ影響度と、予め設定した値
とを比較考慮して仮に定めた貰子化の間隔を修正し、新
しい量子化の間隔を算出する。
占有空間算出手段42としては、例えば以下に示す2つ
の方法がある。
の方法がある。
第1の方法は、移動物体であるマニプレータ20が移動
する2次元または3次元実空間を、配列状に等しい正方
形(長方形)または立方体(直方体)に分割する方法で
ある。第6図、第7図(a)。
する2次元または3次元実空間を、配列状に等しい正方
形(長方形)または立方体(直方体)に分割する方法で
ある。第6図、第7図(a)。
(b)、第8図(a)、(b) 、第9図(a)、(b
)は、それぞれ2自由度のマニプレータ20が2次元空
間を移動する場合の一例を示したものである。このマニ
プレータ20は第1関節21と第2関節22を持ち、こ
れにより張られた2次元コンフィギユレーション空間を
考えることができる。そして、第6図に示すように、マ
ニプレータ20の作業空間である2次元平面は、正方形
に等分割されており、この時、第7図(a) 、 (b
)はそれぞれ、パラメータである第1関節21と第2関
節22の関節角を変化させる前のマニプレータ10の姿
勢と、その占有空間を等分割した正方形を示している。
)は、それぞれ2自由度のマニプレータ20が2次元空
間を移動する場合の一例を示したものである。このマニ
プレータ20は第1関節21と第2関節22を持ち、こ
れにより張られた2次元コンフィギユレーション空間を
考えることができる。そして、第6図に示すように、マ
ニプレータ20の作業空間である2次元平面は、正方形
に等分割されており、この時、第7図(a) 、 (b
)はそれぞれ、パラメータである第1関節21と第2関
節22の関節角を変化させる前のマニプレータ10の姿
勢と、その占有空間を等分割した正方形を示している。
この正方形を算出するには、例えば配列状に分割された
正方形を順次走査し、それぞれがマニプレータ20を含
むかどうかを調べることによって識別される。第8図(
a) 、 (b)は、それぞれ第2関節22のみを変化
させた場合のマニプレータ20の姿勢と、それに対応す
る正方形を示している。ここで、ハツチングがしである
3つの正方形は、第7図(b)の場合(第1関節21と
第2関節22の関節角を変化させる前の状態)との差に
対応する正方形である。また、第9図(a) 、 (b
)は、それぞれ前記同様に第1関節21のみを変化させ
た場合のマニプレータ20の姿勢と、それに対応する正
方形を示しており、ハツチングがしである7つの正方形
は、第7図(b)の場合との差に対応する正方形である
。
正方形を順次走査し、それぞれがマニプレータ20を含
むかどうかを調べることによって識別される。第8図(
a) 、 (b)は、それぞれ第2関節22のみを変化
させた場合のマニプレータ20の姿勢と、それに対応す
る正方形を示している。ここで、ハツチングがしである
3つの正方形は、第7図(b)の場合(第1関節21と
第2関節22の関節角を変化させる前の状態)との差に
対応する正方形である。また、第9図(a) 、 (b
)は、それぞれ前記同様に第1関節21のみを変化させ
た場合のマニプレータ20の姿勢と、それに対応する正
方形を示しており、ハツチングがしである7つの正方形
は、第7図(b)の場合との差に対応する正方形である
。
第8図(a) 、 (b)及び第9図(a) 、 (b
)に示した第1関節21と第2関節22の関節角を変化
させる前と変化させた時の正方形の面積の差、即ち正方
形の個数の差(第8図(a) 、 (b)では3、第1
0図(a) 、 (b)では7)はパラメータ影響度算
出手段42によって求められ、この例では、第2関節2
2の影響度は3、第1関節21の影響度は7となる。
)に示した第1関節21と第2関節22の関節角を変化
させる前と変化させた時の正方形の面積の差、即ち正方
形の個数の差(第8図(a) 、 (b)では3、第1
0図(a) 、 (b)では7)はパラメータ影響度算
出手段42によって求められ、この例では、第2関節2
2の影響度は3、第1関節21の影響度は7となる。
また、本例では、第1、第2関節21.22の変化の影
響を移動物体であるマニプレータ20全体の移動として
評価したが、必要に応じて評価する対象を限定すること
も可能である。例えば、第7図に示したマニプレータ2
0において、第2関節22の動きに注目しているのであ
れば、正方形のうち先端のリンクを含むものだけを考え
、それに基づい影響度を評価する方法が考えられる。
響を移動物体であるマニプレータ20全体の移動として
評価したが、必要に応じて評価する対象を限定すること
も可能である。例えば、第7図に示したマニプレータ2
0において、第2関節22の動きに注目しているのであ
れば、正方形のうち先端のリンクを含むものだけを考え
、それに基づい影響度を評価する方法が考えられる。
また、第2の方法は、クワドトリーまたはオクトトリー
に基づく方法である。第10図に示すようにクワドトリ
ーでは、先ず2次元平面を大きな正方形で表し、それを
4つに等分割する。そして、分割された空間が対象とす
るマニプレータ20の境界を含めば、この面を更に4つ
に等分割する。
に基づく方法である。第10図に示すようにクワドトリ
ーでは、先ず2次元平面を大きな正方形で表し、それを
4つに等分割する。そして、分割された空間が対象とす
るマニプレータ20の境界を含めば、この面を更に4つ
に等分割する。
このような正方形の再分割を分割幅が決められた値にな
るまで続ける。このように、細かく近似すべき境界部分
では細かく分割し、移動物体であるマニプレータ20を
含まない部分は大きな正方形の集合として表す。2次元
の場合はこのように4分割し、それぞれがまた4分割さ
れるので、4つづつに分れる木構造になることからクワ
ドトリーと呼ばれる。そして、第2関節22を変化させ
た時のマニプレータ20の姿勢とそれに対応する占有空
間は、前記したクワドトリ一方法によって第11図(a
) 、 (b)のように示され、3つの大きめの正方形
と7つの小さめの正方形によって表現される。
るまで続ける。このように、細かく近似すべき境界部分
では細かく分割し、移動物体であるマニプレータ20を
含まない部分は大きな正方形の集合として表す。2次元
の場合はこのように4分割し、それぞれがまた4分割さ
れるので、4つづつに分れる木構造になることからクワ
ドトリーと呼ばれる。そして、第2関節22を変化させ
た時のマニプレータ20の姿勢とそれに対応する占有空
間は、前記したクワドトリ一方法によって第11図(a
) 、 (b)のように示され、3つの大きめの正方形
と7つの小さめの正方形によって表現される。
また、3次元空間の場合では、3次元空間を8分割して
前記同様の処理を行なうことができる。
前記同様の処理を行なうことができる。
この場合の処理は、オクトトリーと呼ばれる。この場合
のパラメータの影響度は、前記した第1の方法と同様に
、パラメータ影響度算出手段42によってクワドトリー
の情報に基づいて面積の差(オクトトリーの場合は体積
の差)を算出することによって求められる。
のパラメータの影響度は、前記した第1の方法と同様に
、パラメータ影響度算出手段42によってクワドトリー
の情報に基づいて面積の差(オクトトリーの場合は体積
の差)を算出することによって求められる。
上記のようにしてパラメータの影響度が求まると、量子
化間隔修正手段43により、予め望ましい影響度として
定められた値となるように、仮に定めた量子化の間隔を
比例配分することにより新しい量子化の間隔を算出する
。また、必要に応じて、量子化の間隔の範囲を定め、比
例配分の結果がこの範囲を外れた場合には、量子化の間
隔の範囲の上限または下限の値を用いるなど付加処理を
行うことも可能である。
化間隔修正手段43により、予め望ましい影響度として
定められた値となるように、仮に定めた量子化の間隔を
比例配分することにより新しい量子化の間隔を算出する
。また、必要に応じて、量子化の間隔の範囲を定め、比
例配分の結果がこの範囲を外れた場合には、量子化の間
隔の範囲の上限または下限の値を用いるなど付加処理を
行うことも可能である。
次に、自由空間判断手段32の判断結果を記憶する自由
空間管理装置33の構成と動作について説明する。自由
空間管理装置33は、第12図に示すように、第1記憶
手段37と第2記憶手段38とで構成されている。
空間管理装置33の構成と動作について説明する。自由
空間管理装置33は、第12図に示すように、第1記憶
手段37と第2記憶手段38とで構成されている。
そして、自由空間管理装置33は、各セルの状態を、す
でに展開された自由空間のセル、未展開の自由空間のセ
ル、干渉チエツクの結果障害物と干渉することは明らか
になったセル及び自由空間であるか否かが不明なセルの
いずれの状態であるかを記憶する。
でに展開された自由空間のセル、未展開の自由空間のセ
ル、干渉チエツクの結果障害物と干渉することは明らか
になったセル及び自由空間であるか否かが不明なセルの
いずれの状態であるかを記憶する。
前記した第3図は、展開されたコンフィギユレーション
空間内におけるセルの判断情報を示しているがここで、
本発明の自由空間管理装置33によればコンフィギユレ
ーション空間は、例えば第13図に示すように複数のグ
ループに分類されている。1つのグループHは、各軸に
対して10セルづつの100セルを有している。コンフ
ィギユレーション空間は、例えば第14図に示すような
第1の記憶手段37としてのテーブルにより、判断情報
を有するグループの位置が管理される。
空間内におけるセルの判断情報を示しているがここで、
本発明の自由空間管理装置33によればコンフィギユレ
ーション空間は、例えば第13図に示すように複数のグ
ループに分類されている。1つのグループHは、各軸に
対して10セルづつの100セルを有している。コンフ
ィギユレーション空間は、例えば第14図に示すような
第1の記憶手段37としてのテーブルにより、判断情報
を有するグループの位置が管理される。
第14図に示すテーブルにおいて、判断情報を有するグ
ループは、コンフィギユレーション空間内の一部のみで
あることがわかる。そして、このテーブルにおいて判断
情報を有するグループには第2の記憶手段38たるメモ
リが割り当てられ、割り当てられたメモリの位置を示す
番号(■〜■)が書かれている。尚、判断情報を有して
いないグループには、メモリが割り当てられず、第14
図中では“X”で示されている。
ループは、コンフィギユレーション空間内の一部のみで
あることがわかる。そして、このテーブルにおいて判断
情報を有するグループには第2の記憶手段38たるメモ
リが割り当てられ、割り当てられたメモリの位置を示す
番号(■〜■)が書かれている。尚、判断情報を有して
いないグループには、メモリが割り当てられず、第14
図中では“X”で示されている。
各メモリは、例えば第15図に示すように1グル一プ分
すなわち100セル分のメモリを1つの単位として区切
られ、順に番号(■〜[株])が附されている。このメ
モリの番号は前記テーブルに書かれた番号と一致してお
り、そのメモリに対応するグループのセル情報が書き込
まれている。
すなわち100セル分のメモリを1つの単位として区切
られ、順に番号(■〜[株])が附されている。このメ
モリの番号は前記テーブルに書かれた番号と一致してお
り、そのメモリに対応するグループのセル情報が書き込
まれている。
このように、自由空間管理装置33では、例えば2次元
のコンフィギユレーション空間内において、実際の移動
経路の探索に必要な10グループのみにメモリを割り当
てて自由空間を管理するため、記憶容量を小さくするこ
とができる。このため、多次元のコンフィギユレーショ
ン空間においても、実際の移動経路の探索に必要なグル
ープのみの情報を記憶するだけで必要な自由空間を管理
することができ、記憶容量を少なくすることができる。
のコンフィギユレーション空間内において、実際の移動
経路の探索に必要な10グループのみにメモリを割り当
てて自由空間を管理するため、記憶容量を小さくするこ
とができる。このため、多次元のコンフィギユレーショ
ン空間においても、実際の移動経路の探索に必要なグル
ープのみの情報を記憶するだけで必要な自由空間を管理
することができ、記憶容量を少なくすることができる。
尚、マニプレータの初期位置と最終位置とが自由空間で
接続されるセルを探索する方法として公知の迷路法等を
適用しても記憶容量を少なくできることはいうまでもな
い。
接続されるセルを探索する方法として公知の迷路法等を
適用しても記憶容量を少なくできることはいうまでもな
い。
また、コンフィギユレーション空間を多段のグループに
分類しても同様な効果が得られる。例えば、前記グルー
プをコンフィギユレーション空間の各軸に対して5セル
づつの25セルを有する4つのサブグループに分類し、
第3の記憶手段が前記メモリが割り当てられたグループ
が有するサブグループの判断情報の有無を検出し判断情
報を有するサブグループの位置を検出して記憶すること
ができる。この場合、例えば、精度を向上させるために
コンフィギユレーション空間の各軸に対するセル数を増
大させたときでも必要なグループ及びサブグループのみ
の情報を記憶するだけで必要な自由空間を管理すること
ができる。
分類しても同様な効果が得られる。例えば、前記グルー
プをコンフィギユレーション空間の各軸に対して5セル
づつの25セルを有する4つのサブグループに分類し、
第3の記憶手段が前記メモリが割り当てられたグループ
が有するサブグループの判断情報の有無を検出し判断情
報を有するサブグループの位置を検出して記憶すること
ができる。この場合、例えば、精度を向上させるために
コンフィギユレーション空間の各軸に対するセル数を増
大させたときでも必要なグループ及びサブグループのみ
の情報を記憶するだけで必要な自由空間を管理すること
ができる。
このように、前記した自由空間管理装置33により、異
なる移動物体(例えばマニプレータ)への汎用性が高い
構成でありながら、実際の移動経路の探索に必要なグル
ープのみの情報を記憶することで多自由度を有する移動
物体の自由空間を管理する際の記憶容量を少なくするこ
とができる。
なる移動物体(例えばマニプレータ)への汎用性が高い
構成でありながら、実際の移動経路の探索に必要なグル
ープのみの情報を記憶することで多自由度を有する移動
物体の自由空間を管理する際の記憶容量を少なくするこ
とができる。
[発明の効果]
以上、実施例に基づいて具体的に説明したように本発明
によれば、パラメータの量子化の間隔が実際の作業空間
である実空間において、移動物体のどれ程の動きに対応
するかを定量的に評価することが可能になり、いかなる
移動物体に対しても適切な分割幅及び量子化の間隔を算
出することができる。
によれば、パラメータの量子化の間隔が実際の作業空間
である実空間において、移動物体のどれ程の動きに対応
するかを定量的に評価することが可能になり、いかなる
移動物体に対しても適切な分割幅及び量子化の間隔を算
出することができる。
第1図は、本発明に係る探索空間分割装置を有する移動
経路探索装置を示すブロック図、第2図は、2次元の姿
勢空間を示す説明図、第3図は、第2図の例について自
由空間を算出した結果を示す説明図、第4図は、自由空
間判断手段の処理動作を示すフローチャート、第5図は
、本発明に係る探索空間分割装置を示すブロック図、第
6図は、マニプレータの作業空間を等分割した様子を示
す図、第7図(a) 、 (b)は、それぞれ2次元平
面内を移動する2自由度マニプレータの姿勢と、その占
有空間を等分割された正方形の集合として近似表現した
状態を示した図、第8図(a) 、 (b)は、それぞ
れ前記マニプレータの第2関節のみを変化させた時の姿
勢と、その占有空間を等分割された正方形の集合として
近似表現した状態を示した図、第9図(a) 、 (b
)は、それぞれ前記マニプレータの第1関節のみを変化
させた時の姿勢と、その占有空間を等分割された正方形
の集合として近似表現した状態を示した図、第10図は
、マニプレータの作業空間をクワドトリーで分割した様
子を示す図、第11図(a) 、 (b)は、それぞれ
2自由度マニプレータと、それをクワドトリーで近似表
現した様子を示す図、第12図は、自由空間管理装置(
自由空間記憶手段)を示すブロック図、第13図は、第
3図に示された姿勢空間をグループ化した図、第14図
は、姿勢空間に対する第1の記憶手段の配置図、第15
図は、第2の記憶手段の配置図、第16図(a) 、(
b)は、それぞれ実空間とコンフィギユレーション空間
を示す説明図である。 10・・・移動経路探索装置 20・・・マニプレータ
30・・・自由空間算出装置 21・・・セル選択手段
32・・・自由空間判断手段 33・・・自由空間管理装置(自由空間記憶手段)4・
・・形状記憶手段 5・・・位置・姿勢算出手段 6・・・干渉チエツク手段 0・・・探索空間分割装置 1・・・占有空間算出手段 2・・・パラメータ影響度界8手段 3・・・量子化間隔修正手段 0・・・移動経路探索手段 0・・・移動経路修正手段 0・・・CADソフトウェア 0・・・位置・姿勢入力手段 0・・・ロボットコントローラ 00・・・グラフィクス装置 10・・・表示装置
経路探索装置を示すブロック図、第2図は、2次元の姿
勢空間を示す説明図、第3図は、第2図の例について自
由空間を算出した結果を示す説明図、第4図は、自由空
間判断手段の処理動作を示すフローチャート、第5図は
、本発明に係る探索空間分割装置を示すブロック図、第
6図は、マニプレータの作業空間を等分割した様子を示
す図、第7図(a) 、 (b)は、それぞれ2次元平
面内を移動する2自由度マニプレータの姿勢と、その占
有空間を等分割された正方形の集合として近似表現した
状態を示した図、第8図(a) 、 (b)は、それぞ
れ前記マニプレータの第2関節のみを変化させた時の姿
勢と、その占有空間を等分割された正方形の集合として
近似表現した状態を示した図、第9図(a) 、 (b
)は、それぞれ前記マニプレータの第1関節のみを変化
させた時の姿勢と、その占有空間を等分割された正方形
の集合として近似表現した状態を示した図、第10図は
、マニプレータの作業空間をクワドトリーで分割した様
子を示す図、第11図(a) 、 (b)は、それぞれ
2自由度マニプレータと、それをクワドトリーで近似表
現した様子を示す図、第12図は、自由空間管理装置(
自由空間記憶手段)を示すブロック図、第13図は、第
3図に示された姿勢空間をグループ化した図、第14図
は、姿勢空間に対する第1の記憶手段の配置図、第15
図は、第2の記憶手段の配置図、第16図(a) 、(
b)は、それぞれ実空間とコンフィギユレーション空間
を示す説明図である。 10・・・移動経路探索装置 20・・・マニプレータ
30・・・自由空間算出装置 21・・・セル選択手段
32・・・自由空間判断手段 33・・・自由空間管理装置(自由空間記憶手段)4・
・・形状記憶手段 5・・・位置・姿勢算出手段 6・・・干渉チエツク手段 0・・・探索空間分割装置 1・・・占有空間算出手段 2・・・パラメータ影響度界8手段 3・・・量子化間隔修正手段 0・・・移動経路探索手段 0・・・移動経路修正手段 0・・・CADソフトウェア 0・・・位置・姿勢入力手段 0・・・ロボットコントローラ 00・・・グラフィクス装置 10・・・表示装置
Claims (4)
- (1)移動物体の位置・姿勢を一意に定めるパラメータ
によって張られるN次元の姿勢空間を複数のセルに分割
し、これらのセルが、移動物体が障害物と干渉しない自
由空間であるか、障害物と干渉しその位置・姿勢をとる
ことが不可能な空間であるかを、前記N次元の姿勢空間
全体にわたって或るいは部分的に記述し、移動物体が障
害物と干渉しない自由空間において障害物と干渉しない
移動経路を算出する移動経路探索装置において、前記セ
ル分割のためのパラメータの量子化の間隔を定める探索
空間分割装置であって、前記移動物体のすべて或るいは
一部分が実際に移動する実空間の中で占める占有空間を
算出する占有空間算出手段と、該占有空間算出手段によ
り求めた前記移動物体の全て或るいは一部分が実際に移
動する実空間の中で占める占有空間の、前記パラメータ
のそれぞれを個々に変化させた時と変化させる前との面
積又は体積の差を求めてその値によりパラメータ影響度
を算出するパラメータ影響度算出手段と、該パラメータ
影響度算出手段で算出されたパラメータ影響度の値と予
め決められた値とを比較考慮することにより仮に定めた
量子化の間隔を修正してN次元の姿勢空間を複数のセル
に分割する量子化間隔修正手段とを具備したことを特徴
とする探索空間分割装置。 - (2)前記占有空間算出手段は、前記移動物体が移動す
る実空間を配列状に等しい正方形又は長方形又は立方体
又は直方体のいずれかに分割して、前記移動物体が実際
に移動する実空間の中で占める領域を前記正方形又は長
方形又は立方体または直方体のいずれかの集合として近
似し、前記パラメータのそれぞれを個々に変化させた時
と変化させる前との面積又は体積の差を、前記正方形又
は長方形又は立方体又は直方体の個数として評価するこ
とにより個々のパラメータの量子化の間隔を定め、これ
によりN次元姿勢空間を複数のセルに分割することを特
徴とする請求項(1)記載の探索空間分割装置。 - (3)前記占有空間算出手段は、前記移動物体が移動す
る実空間をそれぞれオクトトリー或るいはクワドトリー
として表現し、前記パラメータのそれぞれを個々に変化
させた時と変化させる前との面積又は体積の差を、オク
トトリー或るいはクワドトリーに基づいて評価すること
により個々のパラメータの量子化の間隔を定め、これに
よりN次元姿勢空間を複数のセルに分割することを特徴
とする請求項(1)記載の探索空間分割装置。 - (4)移動物体の位置・姿勢を一意に定めるパラメータ
によって張られるN次元の姿勢空間を複数のセルに分割
し、これらのセルが、移動物体が障害物と干渉しない自
由空間であるか、障害物と干渉しその位置・姿勢をとる
ことが不可能な空間であるかを、前記N次元の姿勢空間
全体にわたって或るいは部分的に記述し、移動物体が障
害物と干渉しない自由空間において障害物と干渉しない
移動経路を算出する移動経路探索装置において、前記移
動物体の全て或るいは一部分が実際に移動する実空間の
中で占める領域の、前記パラメータのそれぞれを個々に
変化させた時と変化させる前との面積又は体積の差を算
出し、この算出結果に基づいて個々の前記パラメータの
量子化の間隔を定め、これによりN次元姿勢空間を複数
のセルに分割することを特徴とする探索空間分割方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1083238A JPH02260008A (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 探索空間分割装置及び探索空間分割方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1083238A JPH02260008A (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 探索空間分割装置及び探索空間分割方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02260008A true JPH02260008A (ja) | 1990-10-22 |
Family
ID=13796744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1083238A Pending JPH02260008A (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 探索空間分割装置及び探索空間分割方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02260008A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1097316A (ja) * | 1996-08-06 | 1998-04-14 | Trw Inc | 多数の移動物体を伴うシステムの移動計画及び制御方法 |
JP2009148850A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Denso Wave Inc | ロボットの動作制御装置及びその動作制御方法 |
JP2011093058A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 対象物把持領域抽出装置および対象物把持領域抽出装置を用いたロボットシステム |
JP2012056026A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | Denso Wave Inc | ロボットの評価制御方法及びロボットの制御装置 |
-
1989
- 1989-03-31 JP JP1083238A patent/JPH02260008A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1097316A (ja) * | 1996-08-06 | 1998-04-14 | Trw Inc | 多数の移動物体を伴うシステムの移動計画及び制御方法 |
US6004016A (en) * | 1996-08-06 | 1999-12-21 | Trw Inc. | Motion planning and control for systems with multiple mobile objects |
JP2009148850A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Denso Wave Inc | ロボットの動作制御装置及びその動作制御方法 |
JP2011093058A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | 対象物把持領域抽出装置および対象物把持領域抽出装置を用いたロボットシステム |
JP2012056026A (ja) * | 2010-09-09 | 2012-03-22 | Denso Wave Inc | ロボットの評価制御方法及びロボットの制御装置 |
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