JPH02258929A - 磁束密度の高い一方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents

磁束密度の高い一方向性電磁鋼板の製造方法

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JPH02258929A JP1079991A JP7999189A JPH02258929A JP H02258929 A JPH02258929 A JP H02258929A JP 1079991 A JP1079991 A JP 1079991A JP 7999189 A JP7999189 A JP 7999189A JP H02258929 A JPH02258929 A JP H02258929A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は軟磁性材料として電気機器の鉄芯として用いら
れる一方向性電磁鋼板の製造方法に関するものである。
(従来の技術) 一方向性電磁鋼板は、ミラー指数でtiio )<00
1 >方位(いわゆるゴス方位)をもつ結晶粒より構成
された通常4.5%以下のStを含有する板厚0.10
〜0.35mn+の鋼板である。この鋼板は磁気特性と
して、励磁特性と鉄損特性が優れていることが要求され
、そのためには結晶粒の方位をゴス方位に高度に揃える
ことが重要である。このゴス方位への極めて高い集積化
は、二次再結晶と呼ばれるカタストロフィツタな粒成長
現象を利用して達成される。二次再結晶を制御するため
には、二次再結晶前の一次再結晶組織の調整と、インヒ
ビターと呼ばれる微細析出物もしくは粒界偏析型の元素
の調整が必須のものである。このインヒビターは、−成
典結晶組織のなかで、ゴス方位以外の−成典結晶粒の成
長を抑え、ゴス方位粒を選択的に成長させる機能をもつ
析出物として代表的なものとしては、M、  F。
Littmann (特公昭30−3651号公報)及
びJ、  E。
May 、  D、 Turnbull (Trans
、 Met、Soc、 AIME 212(1958年
)P769/781)はMnSを、出口、坂倉(特公昭
40−15644号公報)はA7Nを、今中ら(特公昭
5113469号公報)はMnSeを、小松ら(特公昭
62−45285号公報)は(AZ、5i)Nを提示し
ている。−方、粒界偏析型の元素としては、斉秘ら(日
本金属学会誌27 (1963年) P186/195
 )は、pb、 sb。
Nb、 Ag、 Te、 Se、  S等を提示してい
るが、工業的にはいずれも析出物型インヒビターの補助
的なものとして使用されているに過ぎない。
これらの析出物がインヒビターとしての機能を発揮する
上で必要な条件は必ずしも明確ではないが、粉量(鉄と
鋼53 (1967年)  P 1007/1023)
、黒木ら(日本金属学会誌43 (1979年) P1
75/181、44 (1980年) P419/42
4の結果をまとめると、次のように考えられる。
(i)二次再結晶前に一次再結晶粒の粒成長を抑えるに
充分な量の微細析出物が存在すること。
(!i)析出物の大きさがある程度大きく、二次再結晶
焼鈍時にあまり急激に熱的変化しないこと。
現在、工業生産されている代表的な一方向性電磁鋼板の
製造法としては、3種類ある。
第一の技術は、M、  F、 Ltttmannにより
、特公昭30−3651号公報に示されたMnSを用い
た二面冷延工程によるものであり、第二の技術は出口、
坂倉により、特公昭40−15644号公報に示された
A7N+MnSを用いた最終冷間圧延率を80%以上の
強圧下とする工程によるものであり、第三の技術は、今
中らにより特公昭51−13469号公報に示されたM
nS (またはMn5e) +Sbを用いた二面冷延工
程によるものである。
これらの技術はいずれも、析出物の量の確保とその微細
化の要件を満たすために、熱延工程での高温スラブ加熱
によるインヒビクー作り込みを基本技術としている。
すなわち、スラブ加熱温度は第一の技術では1260’
C以上、第二の技術では特開昭48−51852号公報
に示すように、Si量によって異なるが、3%Siの場
合は1350℃以上、第三の技術では特開昭51−20
716号公報に示されるように1230℃以上、特に高
磁束密度が得られる実施例では1320℃といった極め
て高い温度に加熱することにより、粗大に存在する析出
物を一旦溶体化し、その後熱間圧延中あるいはそれに続
く熱処理によって各種析出物の微細化を行っている。
ところが、これらの析出物の制御は極めて困難であり、
その改善案として特公昭54−14568号公報には、
焼鈍分離剤に窒化クロム、窒化チタン、窒化バナジウム
等の窒化物を添加することにより、二次再結晶が行われ
る仕上焼鈍中の雰囲気の窒素分圧を確保すること、また
特公昭53−50008号公報にはFe、S等の硫化物
を添加することにより硫黄分圧を確保し、析出物の分解
を抑制することにより、二次再結晶を安定化する方法が
提案されている。
しかしながら、これらの改良法を以てしても、最高磁性
の製品を安定して製造するには至っていない。
これは、本質的な問題として工業的には、高温スラブ加
熱によりコイルの長平方向、幅方向の全領域に一定サイ
ズ、一定量の析出物を均一に分散させ、かつ二次再結晶
直前まで変化させずに保っておくことが事実上、不可能
であるからである。
すなわち、析出現象は非平衡状態下で行われており、そ
れ以前の熱履歴、歪履歴の影響を強く受けるものである
。実際のスラブは各部位によって熱履歴、歪履歴が異な
っており、かつスラブ自体が板厚方向の成分のマクロ偏
析、局所的なα相。
γ相の分散により不均一な結晶組織となっているからで
ある。
従って、インヒビター制御を基本技術とする一方向性電
磁鋼板の製造法は根本的に工業的な安定性を欠くもので
ある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記従来技術における問題点を解決し、磁気
特性の優れた一方向性電磁鋼板を、工業的に安定して製
造することができるプロセスを提供することを目的とし
てなされた。
(課題を解決するための手段) 本発明は、−次頁結晶集合組織と二次再結晶温度を規定
することを主眼とすることにより、インヒビターに関す
る制御を大幅に緩和させ、磁束密度の高い製品を安定し
て製造する従来法と思想を全く異にする方法を提示する
ものである。
すなわち、本発明の要旨とするところは、重量%でSi
:1.8〜4.8%、酸可溶性Aj:0.012〜0、
050%、N≦O,OI 0%、残部Fe及び不可避的
不純物からなる鋼板を、一回もしくは中間焼鈍をはさむ
二回以上の冷間圧延工程によって最終板厚とし、次いで
一次再結晶焼鈍を行った後、焼鈍分離剤を塗布し仕上焼
鈍を施す一方向性電磁鋼板において、最終冷間圧延率を
80%以上とし、一次再結晶焼鈍後から仕上焼鈍におけ
る二次再結晶開始までの間に鋼板に窒化処理を施し、更
に仕上焼鈍において二次再結晶粒を1000〜1100
℃の温度域で事実上完全に成長させることを特徴とする
磁束密度の高い一方向性電磁鋼板の製造方法にある。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明者等は、二次再結晶粒成長挙動についての詳細な
研究より、最終冷間圧延率80%以上を施すことにより
規定される(111 )  <112 >を主方位とす
る一次再結晶集合組織をもつ材料に対して、1000〜
1100℃の温度範囲で二次再結晶粒を事実上完全に成
長させることにより、ゴス方位粒を優先的に成長させる
ことができ、かつこの条件の下では窒化により単純にイ
ンヒビターを一部レベル以上にすれば良いという新しい
知見を得た。
かかる知見は、以下の実験によって得られたものである
重量比でSi : 3.3%、酸可溶性Al : 0.
027%。
N : 0.007%、C:0.054%、Mn:0.
13%。
S : 0. OO7%、残部Feおよび不可避的不純
物からなる鋼スラブを熱延して、2.3閣の熱延板とし
、これを1100℃2分間の焼鈍後、88%の圧下率で
冷間圧延を行い、0.2 trM5の最終板厚とした。
次いで脱炭を兼ねる一次再結晶焼鈍を行った後、アンモ
ニア雰囲気中で窒化処理を行い、O,OO5%。
0.018%と窒素量を増加した。上記材料にMgOを
塗布しNdO%+H290%の雰囲気中で900℃まで
30℃/hrの速度で昇温し、次いで950〜1200
゛Cの温度域の所定の温度迄夫々急熱し該所定温度で2
0時間焼鈍し、二次再結晶粒を充分成長させた。
900℃の時点で試料を一部引出して調査したところ、
この時点では一次再結晶組織の変化は見出せなかった。
こうして得られた製品の磁束密度(B、値)と二次再結
晶温度の関係を第1図に示す。
第1図から明らかなように、二次再結晶温度が1000
〜1100℃の温度域で1.90 Te5la以上の高
い磁束密度の製品が得られている。
また、窒化量が多い材料の方が、磁束密度が高くなって
いる。これらの実験結果を基に、窒化量と二次再結晶温
度に着目して次の実験を行った。
先の実験と同一の材料を用いて、0〜0.12%の範囲
で増窒化処理を行った後、MgOを塗布しN210%十
H290%の雰囲気中で次の2つのサイクルで仕上焼鈍
を行った。
(A) 1050℃迄25℃/hrで昇温し、20時間
保持し、次いで25℃/hrで1200℃迄昇温。
(B)1200℃迄25℃/hrで昇温。
その後、8g100%の雰囲気に切りかえ、20時間純
化焼鈍を行った。こうして得られた製品の磁束密度CB
s値)を第2図に示す。
第2図より、従来法(B)と比較して、二次再結晶温度
を最適温度域に規定する熱サイクル(A)により高磁束
密度の製品が得られることが分る。
更に重要なことは、従来法(B)では1.90Tesl
aを超える磁束密度が得られる増窒素量はO,OO5〜
0.040%の狭い範囲であるのに対し、二次再結晶温
度を規定することにより増窒素量が0.005%以上と
いう広い範囲で高い磁束密度が得られることである。
これは、従来法においては、窒化量が少ないと、二次再
結晶粒は低温で成長し、逆に窒化量が多いと高温で成長
しゴス方位粒が優先成長する温度域から逸脱してしまう
からである。
窒化についての効果を調べたところ、インヒビターの減
少速度を抑制することが分った。そこで、脱窒速度の影
響を支配するものとして1000〜1100℃の温度域
での窒素分圧についての実験を行った。
第3図は窒化処理により0.018%増窒化した材料を
1050℃で二次再結晶粒を成長させた時の雰囲気の窒
素分圧と製品の磁束密度(B s値)の関係を示したも
のである。
第3図より窒素分圧10%以上で1.90 Te5la
以上、特に75%以上で1.95 Te5laを超える
高磁束密度の製品が得られることが分る。この1000
〜1100℃の最適温度域については、冷間圧延率80
%以上という工程によって規定される(111 )<1
12 >方位を主方位とする一次再結晶集合組織に対し
て、尖鋭なゴス方位を優先成長させるものと考えられる
。すなわち、最終冷間圧延率50〜90%の材料を仕上
焼鈍において1050℃の温度で二次再結晶粒を成長さ
せたところ、第4図、第5図に示すように圧下率80%
以上の材料で尖鋭なゴス方位粒が優先成長し、磁束密度
の高い製品が得られた。これらの材料の一次再結晶集合
組織を調査したところ、第6図に示すように、高磁束密
度の製品が得られた圧下率80%以上のものは(111
)  <112 >方位を主方位とする集合組織となっ
ている。
このように、−成典結晶集合組織に対して、特定の温度
域でゴス方位粒が優先成長するという知見はこれまでに
ない新しいものである。
以上述べたように、本発明の主眼は、80%以上の圧下
率を施す工程によって規定される一次再結晶集合組織に
対し1000〜1100℃の温度域でゴス方位粒が優先
成長するという事実をもとに、この温度域で二次再結晶
粒を成長させるという条件の下では、単に窒化もしくは
雰囲気の窒素分圧を高めインヒビターを一部レベル以上
にし、かつ二次再結晶時の減少速度を抑制することによ
りインヒビターの場所的不均一性に起因する問題を解消
し磁束密度の高い製品を安定して製造することができる
というものであり、これは従来法と思想を全(異にする
ものである。二次再結晶温度を1000〜1100℃に
規定するという技術は特開昭48−72025号公報に
も記載されているが、−次頁結晶組織に対する思想がな
くかつインヒビターとして用いているMnSはW、 M
、 Swfft(Net、Trans、4(1973年
)P153/157)に示されるように、この温度域に
おいては熱的に不安定なものであるので得られている製
品の磁束密度は1.8 Te5laという低いものであ
る。
次に本発明の実施形態を説明する。
本発明において、スラブが含存する成分としては重量%
でSi : 1.8〜4.8%、酸可溶性IV:0.0
12〜0.050%、N≦0.010%と残部Feおよ
び不可避的不純物であり、これらを必須成分として、そ
れ以外は特に限定しない。
Siは含装置が4.8%を超えると、冷間圧延時に材料
が割れ易くなり、圧延不可能となる。一方St量を下げ
ると仕上焼鈍時にα→T変態が生じ結晶の方向性が破壊
されてしまうので、α→γ変態により実質的に結晶の方
向性に影響を及ぼさない1.8%以上を限定範囲とする
酸可溶性NはNと結合してAjNとなり、インヒビター
として機能する。特に、後工程で窒化する場合には、フ
リーのMとして存在させておくことが有効である。磁束
密度が高くなる0、012〜0、050%を限定範囲と
する。Nば0.010%を越えるとブリスターと呼ばれ
る鋼板の空孔を生じるので0.010%以下を限定範囲
とする。
更に、インヒビター構成元素としてMn、  S、 S
e。
B* Bll Nb+ Sll、 TI等を添加するこ
ともできる。
このスラブの加熱温度は特に限定されるものではないが
、本発明においては後工程の窒化によってインヒビター
を作り込むことも可能なので従来の方法のように高温に
する必要はない、コスト面から考えると1300℃以下
とすることが望ましい。
過熱されたスラブは引き続き熱間圧延を施される。
上記熱延板は、必要に応じて750−1200℃の温度
域で30秒〜30分間焼鈍される。次いで一回もしくは
中間焼鈍をはさむ二回以上の冷間圧延により最終板厚と
する。この際、所定の−次再結晶集合組織を得るために
、最終冷間圧延率を80%以上とすることが必須の要件
である。
冷間圧延後の材料は、通常鋼中に含まれる炭素を除去す
るために、脱炭を兼ねる一次再結晶焼鈍を行う。このよ
うにして得られた材料に焼鈍分離剤を塗布した後、二次
再結晶と純化を目的とする仕上焼鈍を施す。
ここで、−次回結晶焼鈍後、仕上焼鈍時の二次再結晶開
始までの間に窒化処理を施し、かつ仕上焼鈍において1
000〜1工00℃の温度域で二次再結晶粒を事実上完
全に成長させることが必須の要件である。窒化の方法に
ついては、特に限定されるものではなく、アンモニア等
の窒化能のある雰囲気ガスによる方法、窒化マンガン、
窒化クロム等窒化能のある金属窒化物を焼鈍分離剤に添
加し、仕上焼鈍中で窒化する方法等いずれの方法によっ
ても良い。
また仕上焼鈍において、二次再結晶粒を成長させる温度
を規定する方法については何ら限定されるものではなく
、該当温度域での保持・徐加熱等が考えられる。
(実施例) 実施例1 重量%で、Si:3.3%、酸可溶性AZ : 0.0
30%、Ni:0.008%、C:0.05%、 Mn
 : 0.14%。
S : 0. OO7%、残部Feおよび 不可避的不
純物からなるスラブを熱延して1.8画の熱延板とした
。この熱延板を1100’Cの温度で2分間焼鈍した後
圧下率88%で0.20 mmの最終板厚とした。この
冷延板を830℃で脱炭を兼ねて一次再結晶焼鈍を施し
た。その後、窒化を目的にフェロ窒化マンガンを0%、
3%、5%、15%添加したMgOを塗布した。仕上焼
鈍はN225%+H275%の雰囲気ガスで1070℃
迄昇温しN275%+H225%の雰囲気ガスに切り替
え20時間保持し、二次再結晶粒を事実上完全に成長さ
せた。その後11□100%の雰囲気ガス中で1200
℃l2O時間焼鈍し純化を行った。
得られた製品の特性は表1の通りである。
表1 フェロ窒化マンガン  磁束密度  備 考添加量  
      (B、) 0%       1.88 T   比較例3%  
     1.94 T   本発明例5%     
  1.96T    115%       1.9
7T    〃(発明の効果) 本発明は、以上述べたように、最終冷間圧延率と二次再
結晶温度を規定することにより、従来制御が困難であっ
たインヒビターに対する許容範囲を広げることが可能と
なり、磁束密度が高い製品を工業的に安定して製造する
ことができるので、その効果は甚大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、磁束密度(Bs値)と二次再結晶温度の関係
を示す図、第2図は磁束密度(13+値)と窒化処理に
よる増窒素量の関係を示す図、第3図は磁束密度(B、
値)と雰囲気ガス(窒素分圧)の関係を示す図、第4図
は磁束密度(Bs値)と最終冷間圧延率の関係を示す図
、第5図は、最終冷間圧延率(a)7Q%、(b)80
%、(C)90%の製品の二次再結晶粒の方位分布を示
す図、第6図は、最終冷間圧延率(a)70%、(b)
80%、 (C) 90%の一次再結晶集合組織を示す
(200)極点図である。 第2図 0イ士上説鈍サイクルA ×            8 θ05 1O 壇g素量 △N (Z) 望系分圧 (%) /θθ 7θ θ0 最終々延キ 第5図 ((1> R−70’1 (b) +1?−flO% (C) E!−905C 手 続 補 正 書 (自発)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量%でSi:1.8〜4.8%、酸可溶性Al
    :0.012〜0.050%、N≦0.010%、残部
    Fe及び不可避的不純物からなる鋼板を、一回もしくは
    中間焼鈍をはさむ二回以上の冷間圧延工程によって最終
    板厚とし、次いで一次再結晶焼鈍を行った後、焼鈍分離
    剤を塗布し仕上焼鈍を施す一方向性電磁鋼板において、 最終冷間圧延率を80%以上とし、一次再結晶焼鈍後か
    ら仕上焼鈍における二次再結晶開始までの間に鋼板に窒
    化処理を施し、更に仕上焼鈍において二次再結晶粒を1
    000〜1100℃の温度域で事実上完全に成長させる
    ことを特徴とする磁束密度の高い一方向性電磁鋼板の製
    造方法。
  2. (2)二次再結晶粒を成長させる1000〜1100℃
    の温度域において、窒素分圧を10%以上とする特許請
    求の範囲1記載の方法。
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