JPH02258899A - 自動食器洗浄機用洗浄剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動食器洗浄機用洗浄剤に関するものである
。

従来の技術 近年、自動食器洗浄機が一般家庭にも普及し始めている
が、より普及率を高めるためには、よりコンパクトで洗
浄能力が高い洗浄機の開発が望まれている。第２図に自
動食器洗浄機の構造を示す。

図において自動食器洗浄機の洗浄槽１内には洗浄する各
種食器を整理配列する食器収納カゴ２が設けられており
、その下には食器へ洗浄水を噴射する洗浄ノズル３が配
設されている。前記洗浄ノズル３に洗浄槽１内の洗浄水
を循環圧送する洗浄ポンプ４を配置し、洗浄槽１内の底
部には、洗浄中は循環水を加熱昇温し、乾燥時は空焼き
により洗浄槽１内雰囲気を昇温するヒーター６と、洗浄
水中の残菜を自動食器洗浄機外へ流出することを防止す
る残菜フイルタ−６を配設している。

発明が解決しようとする課題 従来、被洗浄物が魚、カレー等の臭気が強い食品汚染の
場合には、残菜フイルタ−６に残った残菜の臭気成分と
噴射ノズル３等の合成樹脂製部品に吸着された臭気成分
が乾燥時ヒーター６で加熱され洗浄槽１内に揮発し、充
満するために１食器を取り出す時に不快な臭気を感じる
ことがあった。

上記臭気問題は、自動食器洗浄機の構造面から生ずる課
題であると伴に、従来の自動食器洗浄機用浄剤成分に臭
気成分を除去する成分を配合していない点にも問題があ
る。しかしながら、本発明者は自動食器洗浄機用洗剤に
臭気成分を分解する酸化剤の配合を試みたが、洗剤自体
吸湿性を有することから、洗剤中で酸化剤が分解を生じ
、酵素を失活させ洗浄力の低下を招くばかりでなく、有
機酸塩類と反応し、洗剤の変色を起こした。また。

香料配合により、臭気のマスキングを試みたが。

効果は得られなかった。

本発明は、このような従来の課題を解消し、被洗浄物が
魚料理やカレー等の食器であっても、不快な臭気を感じ
させない自動食器洗浄機用洗浄剤を提供することを目的
とする。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、内部を二分した一
体の洗剤容器の一方に、過炭酸ソーダ４〜４０重量％、
残分が炭酸ソーダからなる酸化剤を収納し、もう一方に
は従来の洗剤を収納したものである。

作用 上記構成では、酸化剤と洗剤を分離収納することにより
、洗剤容器内での酸化剤中には潮解性の高い成分は含ま
れないために、吸湿分解による経日変化が少なく、洗剤
本体と分離していることから洗剤自体は何の影響も受け
ない。酸化剤量を炭酸ソーダ中に４〜４０重量％配合す
ることで５自動食器洗浄機中に洗剤と同重量かそれ以下
の投入量を設定することにより、過炭酸ソーダ投入量を
４〜２０重量係にする。これにより、洗浄中に酸化剤の
分解により発生した過酸化水素により洗浄力に影響を与
えるような酵素の失活をまねくことなく、かつ、臭気成
分を充分に分解し得るものである。尚、洗剤使用濃度は
０，１７重量％であるが、炭酸ソーダ中の酸化剤量が４
重量％より小さい場合は、洗剤と同重量より多く入れな
いと消臭効果は期待できなくなる。４０重量％より大き
い場合は、洗剤の生重量より少なく入れないと、洗浄中
に酵素が失活し、デンプンやタンパクの洗浄不良が生じ
る。しかるに好ましくは炭酸ソーダ中の酸化剤量を８〜
２Ｑ重量％とすることが好ましい。

実施例 第１図に本発明の一実施例を示す。図において。

７は内部を２分した容器、８は酸化剤、９は洗剤である
。

前記容器７より洗剤９と酸化剤８（過炭酸ソーダ、炭酸
塩）を等量投入、即ち各々０．１７重量％濃度の実施例
１〜３および比較例１，２をあげて本発明を説明する。

以下に示す洗浄試験により臭気および洗浄力を以下の方
法により評価した。結果を第１表に示す。

１）洗浄試験条件 使用済み食器をセットし、実施例１〜４の酸化剤０．１
７チ（約３１中に５））と洗剤０．１７％（約３１中に
ｓＰ）投入し、標準コースで洗浄した。

１１）評価方法 （洗浄性）タンパク質検出法はニンヒドリン検出法によ
り、脂肪分検出法はオイルレッド検出法により、デンジ
／検出法はヨード検出法によった。全く残留汚れを検出
しないものを◎、殆んど残っていないが若干着色してい
るものを○。

汚れが残っているものをＸで示す。

（臭気）標準コース終了後、自動食器洗い機の蓋を開け
、臭気強度により分け、全く臭気を感じないものを◎、
殆んど臭気を感じないものを○、若干臭気を感じるもの
を△、臭気が不快なものを×で示す。

ＩＩＩ）　ＩＷ化剤配合実施例 （１）過炭酸ソーダ　４重量％、炭酸ソーダ９６重量％
（２）過炭酸ソーダ１０重量％、炭酸ソーダ９０重量％
（３）　過炭酸ソーダ２０重量係、炭酸ソーダ８０重量
％比較例 （１）市販品人・・・・・・専用洗剤だけで酸化剤なし
。

（２）過炭酸ソーダ２６重量％、炭酸ソーダ　７６重量
係１■）結果 （以　下　余　白） 以上のように本発明に示す実施例１〜３の酸化剤配合品
を自動食器洗浄機用洗剤と同重量投入することにより、
洗浄力に支障なく魚臭を消臭することができた。また比
較例は臭気、洗浄力の一方に支障を生じた。即ち、本実
施例は洗剤容器Ｔ内を二分し一方に過炭酸ソーダ、炭酸
ソーダからなる酸化剤、もう一方に自動食器洗浄機用洗
剤を収納することにより、同一量使用するものである。

尚、過炭酸ソーダ量を増すことにより、洗剤との投入比
率が変わることは言うまでもない。また。

カレー臭についても実施例１〜３で充分消臭できた。

発明の効果 以上の実施例から明らかなように本発明によれば、内部
を二分した一体の洗剤容器の一方に酸化剤（過炭酸ソー
ダ、炭酸ソーダ）を収納し、もう一方に自動食器洗浄機
用洗剤を収納しであるので。

計量スプーンで酸化剤と洗剤を自動食器洗浄機内に投入
し、運転することにより自動食器洗浄機内の臭気は完全
に分解でき、また食器の汚れも十分に洗浄できるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す酸化剤と洗剤を一体の容
器内に分離収納した状態を示す縦断面図。 第２図は自動食器洗浄機の縦断面図である。 ７・・・・・・容器、８・・・・・・酸化剤（過炭酸ソ
ーダ、炭酸ソーダ）、９・・・・・・洗剤。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名ブー
　容器 δ　・−酸　イ’ｂ　　ｌ巳■ り

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内部を二分した一体の洗剤容器の一方に、過炭酸ソーダ
   ４〜４０重量％、残分が炭酸ソーダからなる酸化剤を収
   納し、もう一方には自動食器洗浄機用洗剤を収納した自
   動食器洗浄機用洗浄剤。